ジャパニーズウイスキー『ミズナラ』から生まれた香水:芳醇な樽香の世界 『ミズナラ-MIZUNARA』香水は、2018年に「パルファン サトリ」から発表され、日本固有のミズナラの木とその木で熟成されたジャパニーズウイスキーの豊かな香りからインスピレーションを受けています。新緑の風と芳醇な樽の香りが融合したこのシェアフレグランスは、幅広い層に支持されています。特に群馬県赤城山でのフィールドリサーチから得た自然の美しさが、香調に繊細で深みのあるエッセンスを加えています。
暁の茶事に宿る侘び寂びの香り:新作香水の物語 序章:侘び寂びの精神 茶道の「侘び寂び」とは、シンプルさや静けさの中に潜む美しさを表現する哲学です。今回の香水は、利休の侘び茶に触発され、その精神を香りで表現して作られました。 特別な茶会を場面に、夜明け前の静寂と、日の…
思い出が蘇る:キンモクセイの香水「ソネット-SONNET-」 2011年、東日本大震災の深い悲しみの中で誕生した香水「ソネット」。家族の絆を感じさせるキンモクセイの香りが、世代を超えて愛され続ける理由を紐解きます。
合歓の香水:万葉の夢を紡ぐフローラルパウダリー 2008年に制作されたパルファンサトリの香水「ネム-NEMU-」は、万葉集に詠まれた合歓の花にインスパイアされ、ライチとローズの香りが織りなす、日本の情緒を感じさせるフローラルパウダリーの香りです。
水面に揺れる夢:スイレン-SUIREN-の香水とその物語 モネの庭と「スイレン-SUIREN-」の香水 2007年制作 イメージ 「スイレン-SUIREN-」の香りは、モネの庭に触発されて作られました。水面に揺蕩う、露を含んだ睡蓮の花。きらめく陽の光と木影の反射、風とさざなみ。…
「ヒョウゲ-HYOUGE-:抹茶香水の魅力と秘密」 抹茶香水の魅力「ヒョウゲ -HYOUGE-」2008年制作 ヒョウゲ、それは物心ついた頃から慣れ親しんできた、茶室で感じる雰囲気や文化そのものを香りで表現したものです。こんにち、「日本の緑茶」は海外でも定番の飲み物となり…
自然を歩く香り「苔清水-KOKE SHIMIZU-」メイキングストーリー 苔の種類 苔類は四億年の歴史を持つ、あらゆる植物の祖先です。世界中には一万種類を超えるとか。 中でも日本は雨が多く、湿度も高いため苔がよく育ち、約1,800種が自生すると言われています。日本庭園でもよく利用される身近な植…
解放感のある香り「ノビヤカ-NOBIYAKA-」メイキングストーリー のびやかに 「ノビヤカ」の意味は『振る舞いなどに束縛がなく、あるがままで、ゆったりしているさま』:小学館 類語例解辞典 より 香りのインスピレーションをビジュアル化するために製作へ至る道、浮かんだ香料やイメージをスケッチ…