[香水の知識] トップノート(TOP NOTE):香水の匂い立ち その2

トップノートとは

「匂い立ち」とは、「時間が経つにつれて香りが変化すること」です。

一番初めに匂い立つ香り、これをトップノート(TOP NOTE)と言います。
香りの第一印象になります。

ボトルをあけ、シュッとつけて、最初の5分から30分くらいの間に上がってくる香りです。

たくさんの成分の入った香水の中で、比較的早く蒸発する香料が中心になって香ってきます。
匂いの特徴としては、フレッシュで軽い印象のことが多いでしょう。

様々なトップノート

トップノートには①シトラス・ノート(かんきつ類の香り)や、②グリーン・ノート、③ハーバル・ノートが主として感じられるほか、フルーティ・ノートや一部のフローラル・ノートなどがあります。

①シトラスノート

レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツなどの柑橘の果実の香りです。(これは、フルーティ・ノートの果物とは別扱いになります。)

②グリーンノート

青葉をつぶした時に感じるような匂いや、キュウリのような野菜の匂い、緑茶のような苦味のある匂いなどがあります。

③ハーバル・ノート

ハーブ類の香りをさします。ヨーロッパ、地中海沿岸地方を原産とする香草・薬草です。ローズマリー、ラベンダー、マジョラム、ミントなどすっきりとした匂いが特徴です。

香りの構成

これらは単独で、またはいくつかが合わさって、匂い立ちの初めの部分である「トップノート」を構成します。

他に、イチゴやピーチ、メロン、マスカットなどの果物のジューシーな香りで始まるものも最近の香水のトレンドです。

香水全体の構成によって、トップノートは変わってくることもありますが、基本的には以上のような香りが中心となっています。

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