アルモアズ オイル Artemisia herbaalba 

英名:white wormwood 学名:Artemisia herbaalba  キク科 ヨモギ属

アルモアズ(Artemisia herbaalba)オイルは、ヨモギ(Artemisia indica)に近い植物からとれる天然香料です。ビターなグリーンの中に、ミントとは異なるミンティな香りがあります。この香料は、香水の処方にしばしば使われます。

さらに、ヨモギ類は古くから薬草として使われてきました。ヨモギ属の学名「アルテミシア」は、月の女神(ダイアナ、ディアーナ)に由来します。アルテミシアは、女性の月のものを司る神であり、狩猟と潔癖の処女神とも言われています。さらに、死をもたらすとも言われます。

最近、ヨモギの花粉症が問題になっています。しかし、昔の人々は春にヨモギを摘んで草餅にして食べていました。これは今でいう減感作療法に似ています。

また、菊の花のお浸しは日本では馴染みの料理ですが、欧米の人には毒になることがあるそうです。日本では小さい頃からこのような食事で少しずつ摂取することで、この成分に耐性ができているのかもしれません。

草餅の材料になるヨモギ

香水の中の働き

パルファンサトリの香水の中で、アルモアズは「コケシミズ」や「ヒョウゲ」のキーマテリアルとして使われています。

働きとしては、コケシミズ-KOKESHIMIZU-では、異なる色合いの苔のみずみずしさを出しています。また、ヒョウゲ-HYOUGE-では、抹茶のすっきりとした味わいを表現するために、トップノートに使用されています。

アルモアズ を使っている香水

KOKESHIMIZU

HYOUGE