夕暮れ時の透明な日差しが 部屋の奥まで伸びて
花の香りが呼んだから 庭のテラスへおりてみた
橙色の星の花を 白いハンカチに包んで
私と似た面差しの 6つの少女が笑っている
花は時を告げるように 季節とともに巡ってくる
追憶のとき 少し褪せた家族の写真に
思い出が韻を踏んで 幾世代も訪れる
くり返し ソネット(叙事詩)のように
トップはマンダリンのシトラスと、クラリセージのティーノートから爽やかに始まります。そして甘い桃のようなオスマンサス(キンモクセイ)の香りは、やわらかいフローラルの広がりに、やがて、木の暖かいラストノートへと移ろっていきます。