PARFUM SATORI

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INSIGHT

香りにおける余白や調和、日本的な感性についての考えを綴るカテゴリです。
ブランドの背景にある価値観や視点をご紹介します。
PARFUM SATORIの思想や価値観に触れていただけます。

真紅の侘助椿が一輪、静かに咲く姿。日本的な簡素美と内に秘めた強さを感じさせる花

ありのままが美しい──究極のシンプル、「 侘び寂び 」という美意識

ありのままが美しいという感覚 私たちはいつから「完璧であること」を美しいと思うようになったのでしょうか。 一方、それとは対照的に、慎ましく質素なものや不完全なものにこそ趣や魅力を見出す美意識があります。 それが「侘び寂び…

朴(ホオ)の木の巨大な花のクローズアップ( HANAHIRAKU-ハナヒラク- の着想

HANAHIRAKU-ハナヒラク- メイキング —濃度設計 (賦香率) という調香

HANAHIRAKU-ハナヒラク- 初夏に咲く朴(ホオ)の木の花は、子どもの頭くらいはある。 この巨大な花は、崇高と言ってもいい。遠くに木の姿が見えるころから、香りはもう届いている。あたり一帯に拡散しているのだ。私は近づ…

新宿御苑の疏水沿いに続く静かな小径

香りに出会うための場所──PARFUM SATORI 香りジャーナル 

書きたい気持ちがあふれて 香水のブランド設立後、2009年に、個人で「パルファンサトリの香り紀行」というブログを始めました。そこでは、香水のことだけでなく、読書、植物、和のこと、食べもの、音楽、芸術など、さまざまな事柄を…

明治神宮で展示されていた 松の盆栽 の一部。ジンシャリ(神舎利)と呼ばれる白く露出した幹と、丁寧に整えられた松葉が対比的に写っている。

常盤の松 — 新しい年に寄せて

年頭のご挨拶 新しい年を迎えました。皆さまにとって、穏やかで健やかな一年となりますよう、お祈り申し上げます。本年も、香りとともに、静かに考える時間を大切にしていきたいと思います。 松について 松は冬でも葉を落とさない常緑…

塩野の柚子饅頭(ゆずまんじゅう)。木の丸盆にのせた黄色い饅頭から 柚子の香り

塩野のゆず饅頭から始まる、 柚子の香り——冬至と暮らしの節目を結ぶ

ふたを開けた瞬間の、柚子の香り お菓子の箱の蓋を開けると、ふわっと 柚子の香り が立ちます。 今日、塩野のゆず饅頭を久しぶりに買いました。四十年以上前になりますが、冬になると父のお使いで、ここの柚子饅頭を買いに来たもので…

白いクリスマスツリーに揺れるゴールドのオーナメントは 大人のクリスマス にふさわしい

ひとりで過ごす 大人のクリスマス |静かな香りのご褒美時間

行事を卒業した 大人のクリスマス 12月になると、街はクリスマスの飾りでにぎやかになります。クリスマスからお正月へとイベントが続くこの季節、若いころとは少し違う「 大人のクリスマス 」の過ごし方を考えるようになりました。…

オリエンタルの香りを東洋的視点から再解釈するための象徴的ビジュアル

”捉え直す”という捉え方 ―オリエンタリズムを引きながら

先日グランドツアーを題材とした映画を鑑賞した。 (※グランドツアー:”近世英国の習慣として、貴族や裕福なジェントリ層の子弟の多くが、外国語を学び、一流の芸術や古代遺跡などの異文化に触れて教養を高め、洗練したマナーを身につ…

金と墨が交わる筆の軌跡。香りが空気と交わり、形を描く「 香りの設計 」を象徴する。

PARFUM SATORI コレクション|香りの設計 ─時間と空間の中で生きる香り─

香りの設計 ― 時間と空間の中で生きる香り ― BASIC(ベーシックコレクション)で確立された“ 香りの設計 ”は、香りがどのように立ち上がり、空気の中でどのように変化し、やがてどのように静かに消えていくかという、時間…

和菓子 の木型とパルファンサトリ「ワサンボンEX」

和菓子 に見る芸術──日本の四季と香りが奏でる美のかたち

暑かった夏も終わり、すっかり秋らしい季節になりました。 芸術の秋に食欲の秋、秋は人の感性を静かに呼び覚ます時季でもあります。 身近な存在にあって、芸術と食欲の両方を満たしてくれるものは何だろうと考えた時、私が真っ先に思い…

パルファンサトリのアトリエに置かれた香料オルガン

This is の正体 —パルファンサトリ の香りの語彙をめぐって—

日本人の感性に寄り添う香りを探求し続けてきたパルファンサトリ。アトリエで生まれる香りと、その背景にある美意識を「This is」の言葉から読み解きます。

牡丹の華が象徴する富貴と死生の美を辿り、中国から日本へと受け継がれた花の表象を香りの中に見る。

牡丹の華――表象としての美と香りへの陶然

一斉に 弾け、飛び散る 深紅の鮮血 いつか枯れる じきに枯れる 跡形もなく 瞬く間もなく 枯れることでは朽ちはしない 形を保ち、そこに在ること かつての殷賑 その相貌に影を落とす 万の理 真の交わり 冷笑を湛えた腹の奥底…

『複雑な“香りの強さ”との付き合い方』-そして、香りが心に残る仕組みをめぐる小さな試み-(後編)

「香りはシーンを特別にする“隠し味”」 香りを足したり引いたりとかきましたが、そもそも香りがある時とない時とで、何が違うのでしょう。 個人的な感覚から言えば、香りや匂いがある時の記憶は、良くも悪くも、その時の感情がより鮮…

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