香りに出会うための場所──PARFUM SATORI 香りジャーナル 

新宿御苑の疏水沿いに続く静かな小径

書きたい気持ちがあふれて

香水のブランド設立後、2009年に、個人で「パルファンサトリの香り紀行」というブログを始めました。そこでは、香水のことだけでなく、読書、植物、和のこと、食べもの、音楽、芸術など、さまざまな事柄を、香りというテーマを通して語ってきました。

日本では、香水がまだ日常的に使われていなかった時代のことです。
統計でも、香水をまったく使わない、あるいはほとんど使わない人が
約8割にのぼっていた頃でした。

日本にニッチな香水ブランドがあるということ自体も、
まったくと言っていいほど知られていなかった時代でした。


少し変わったルートの、香水の入り方

当時、このブログを訪れてくださった読者の多くは、
香水そのものではなく、
一緒に登場する本のタイトルや、香料の名前、花の説明などを
検索のきっかけに、サイトに辿り着いていました。

印象に残っているのは、
「アンバーって何?」という検索から記事を見つけ、
「実物を見てみたい」とアトリエを訪ねてくださった方のことです。

そうした方々が、記事を通して香水にも興味を持ち、
どんな人が作っているのか、
日本人の調香師がいることを知り、
アトリエを訪れ、初めて香水をつけ始める──
そのような流れで出会えたお客様が、かなりの割合を占めています。

香水以外のことを書くことに、ためらいを感じた時期もありました。
けれど結果として、香りに隣接する言葉や事柄を入口に、
そこから香りそのものへと関心を深めていただけたこと、
そして香水と出会うきっかけになれたことを、
今ではとてもうれしく思っています。

香りジャーナル について

この「香りジャーナル」は、個人のブログとは少し異なります。
表層的な香水の説明にとどまるのではなく、
さまざまな角度から香りに触れていただき、
私たちが大切にしてきた理念や哲学を、

香りの背景から感じ取っていただけたらと考えています。

編集スタッフ・ライター

また、筆者は私一人ではありません。
パルファンサトリのブランドカラーを理解する、
複数のライターによって運営されています。

このブログでは、週ごとに異なる視点を設けています。
香りを記録する週、制作の裏側を書く週、
そして、調香師自身の言葉で綴る週もあります。

更新は、毎週水曜日です。


発信:PARFUM SATORI
創業者・調香師 大沢さとり

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