Q&A|強く香らせない。 香水3レイヤー のコツ|PARFUM SATORIの考え方 香水3レイヤー とは 香水を使い慣れてくると、一度は浮かぶ疑問があります。「重ねて使ってもいいのだろうか?」「レイヤーって、どうやるのが正解なのだろう?」 今回は、その問いにQ&A形式でお答えします。 Q:香水は…
常盤の松 — 新しい年に寄せて 年頭のご挨拶 新しい年を迎えました。皆さまにとって、穏やかで健やかな一年となりますよう、お祈り申し上げます。本年も、香りとともに、静かに考える時間を大切にしていきたいと思います。 松について 松は冬でも葉を落とさない常緑…
塩野のゆず饅頭から始まる、 柚子の香り ——冬至と暮らしの節目を結ぶ ふたを開けた瞬間の、柚子の香り お菓子の箱の蓋を開けると、ふわっと 柚子の香り が立ちます。 今日、塩野のゆず饅頭を久しぶりに買いました。四十年以上前になりますが、冬になると父のお使いで、ここの柚子饅頭を買いに来たもので…
ひとりで過ごす 大人のクリスマス |静かな香りのご褒美時間 行事を卒業した 大人のクリスマス 12月になると、街はクリスマスの飾りでにぎやかになります。クリスマスからお正月へとイベントが続くこの季節、若いころとは少し違う「 大人のクリスマス 」の過ごし方を考えるようになりました。…
”捉え直す”という捉え方 オリエンタリズムを引きながら 先日グランドツアーを題材とした映画を鑑賞した。 (※グランドツアー:”近世英国の習慣として、貴族や裕福なジェントリ層の子弟の多くが、外国語を学び、一流の芸術や古代遺跡などの異文化に触れて教養を高め、洗練したマナーを身につ…
和菓子 に見る芸術──日本の四季と香りが奏でる美のかたち 暑かった夏も終わり、すっかり秋らしい季節になりました。 芸術の秋に食欲の秋、秋は人の感性を静かに呼び覚ます時季でもあります。 身近な存在にあって、芸術と食欲の両方を満たしてくれるものは何だろうと考えた時、私が真っ先に思い…
This is の正体— パルファンサトリ の香りの語彙をめぐって — 日本人の感性に寄り添う香りを探求し続けてきたパルファンサトリ。アトリエで生まれる香りと、その背景にある美意識を「This is」の言葉から読み解きます。
牡丹の華 ――表象としての美と香りへの陶然 一斉に 弾け、飛び散る 深紅の鮮血 いつか枯れる じきに枯れる 跡形もなく 瞬く間もなく 枯れることでは朽ちはしない 形を保ち、そこに在ること かつての殷賑 その相貌に影を落とす 万の理 真の交わり 冷笑を湛えた腹の奥底…
たとう和紙 で文庫本を包む| パフューム バスソルト ブックカバー ガイド たとう和紙を ブックカバー として楽しむ方法 ここでは、たとう和紙を ブックカバー に仕立てる手順と、きれいに仕上げるコツをご紹介します。 お風呂あがりに、好きな香りで満たされたまま本を開く――。パフューム バスソルトの…
『複雑な“香りの強さ”との付き合い方』-そして、香りが心に残る仕組みをめぐる小さな試み- 後編 「香りはシーンを特別にする“隠し味”」 香りを足したり引いたりとかきましたが、そもそも香りがある時とない時とで、何が違うのでしょう。 個人的な感覚から言えば、香りや匂いがある時の記憶は、良くも悪くも、その時の感情がより鮮…
『複雑な“香りの強さ”との付き合い方』-そして、香りが心に残る仕組みをめぐる小さな試み- 前編 香りの強さは気温・体温・濃度・つけ方などで大きく変わり、人によって感じ方も異なります。強さは体験を通じて適量を学ぶことが大切。香りは「ふと漂う瞬間」が心地よく、記憶や感情と結びつきやすいため、プルースト効果のように人生の記憶を鮮やかに残します。日常に香りを仕込み、未来の思い出と重ねる試みについても考えます。
陰翳と絢爛 ─ 牡丹の香に映す日本の美と谷崎文学 陰翳(いんえい)と絢爛 (けんらん) 「美というものは常に生活の実際から発達するもので、 暗い部屋に住むことを余儀なくされたわれわれの先祖は、 いつしか陰翳の内に美を発見し、やがては美の目的に沿うように陰翳を利用するに至…