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2008.11.06

「HERS」ハーズ

婦人雑誌「ハーズ」12月号取材記事掲載

歌舞伎大沢さとりさん

鑑賞のツボ
目が離せないのは海老蔵
彼の「伽羅先代萩」は見逃せない

勢いのある若手を見るのは歌舞伎の楽しみの一つ。海老蔵、獅童、菊之助が顔を揃える11月の新橋演舞場「花形歌舞伎」は、歌舞伎に馴染みのない方にもお勧めできる華やかな舞台。

今年5月の「團菊祭」、7月の大歌舞伎で海老蔵が演じた「義経千本桜」は歌舞伎舞踊の中でも屈指の名作。桜が咲き誇る吉野山を背景に義太夫節が鳴り響き、実に華やかです。

チケット押さえました!
「伽羅先代萩」
新橋演舞場11/1~11/25

大沢さんの新作香水とも同じ香り「伽羅」が題目となっている「伽羅先代萩」は伊達騒動ものの代表作です。女形の最高の役・政岡=菊之助、弾正=海老蔵。

私の指定席
歌舞伎座
いろはになぞらえ、通称「とちり」と言われる、前から7~9列目中央あたりは、役者の顔も舞台全体も見渡せるいいお席だと思います。年に一度は座敷席も。


七つ道具
歌舞伎座鑑賞の時には質の良い薫りを控えめに

「隣の方との距離が近いので、香りが邪魔にならず、自分が仄かに楽しめるように着衣の下に少量つけます」。
黒とシルバーのロールオンタイプはオリジナル、ゴールドのネックレス式香水入れはご主人の作品。バッグには象牙の扇子とアンティークの懐中時計を。
 少し口淋しいときの必需品は、小さなゴディバのチョコレート。ポルシェのキャンディはパッケージが気に入っています。

ファッション
香りは着衣の下に仄かに、ジュエリーは演目に合わせて
服はシンプルに抑え、「義経千本桜」など演目に合わせた指輪でアクセントを。大沢さんんのご主人がデザインされた宝飾「YAMAYOSHI」のジュエリー。
團十郎夫人の堀越希実子さんプロデュースの着物と、和装にも合う大沢さんの香水の合同展示会でのひとこま。ここで團十郎さんにオリジナル香水の箱書きをお願いしました。伽羅の香りの新作「さとり」は茶壷型。


ビフォア歌舞伎
成田屋御用達の鮨どころで職人の技を堪能します

鮨 かねさか
歌舞伎座の夜の部に出かける時は「かねさか」でお昼をいただくのも楽しみ。ご主人は海老蔵さんと親しく、鮪好きの海老蔵さんにはお化粧が剥がれないよう小指ほどの鮪の握りを折りに詰めて差し入えることもあるとか。大沢さんは好みで。写真は自慢の本鮪の握り。独自の煮切り醤油で。昼のおまかせ握り¥15,000

ホテル西洋 銀座 プレリュード
優雅な雰囲気の「プレリュード」。「かねさか」の後は、ここでお茶やスフレを楽しみながら6:30時の開演を待ちます。約2カ月毎に替わる「季節のスフレ」、11月からは「柚子のスフレ」が登場。他にアフタヌーンティーなど。

大ベテランの娘役やこしらえものの馬・・・それが自然に見えてくるのも歌舞伎の妙ですね

美しい舞いや唄い、そして絢爛な衣装で、日本の一つの様式美を表す歌舞伎。3歳から日舞を習い、今は自身のブランド、パルファン サトリの調香師として香りを追求する大沢さんにとって、歌舞伎はある種自分の求める世界を凝縮した場でもあるようです。「年に5,6回は歌舞伎座に足を運びます。子供のころ「藤娘」はよくお稽古しました。今は香りを題材にした演目に特に心惹かれます。「本朝廿四孝」には八重垣姫が許嫁の武田勝頼を思い香をたく場面がありますが、客席にも仄かに香の匂いが漂い、その繊細な演出には心打たれました。私の香水を通し團十郎夫人の希実子さんとご縁ができ、それ以来團十郎さん、海老蔵さんの舞台は欠かさず拝見しています。歌舞伎にあまり馴染みのない方も典雅な踊りの演目なら十分に楽しめるはず。またお歳を召した方の娘役や、作り物の馬など、無理のある設定も、巧みな所作で自然に見せてしまうのも歌舞伎の面白さだと思います」。