Parfum Satori

春の花・植物の最近のブログ記事

花の毛氈(もうせん)cherryblossom

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春の日差しが木立を透かし、花の毛氈(もうせん)にまだらな光を落としている。
ときおり風にゆすられて、あたらしい花びらがまたひと群れ、ふた群れと積もっていく。


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冬が、いよいよ遠ざかっていく。

ソメイヨシノの時期は去り、代わりに八重桜が咲き始める。
もう寒くなることはないと、安心させるような優しいさくら。

一葉(いちよう)という。




菜の花 ナタネ Turnip rape, Chinese colza

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「なのはな」はとても親しまれている春の花だ。

葉の若い頃はお浸しにして食べたり、花を鑑賞したり、種を搾ってナタネ油とする。
食用にする頃は「アオナ」といわれ、花が咲くころは「菜の花」と、そして種子ができれば「ナタネ」と名が変わる、まるで出世魚ならぬ出世植物のようである。


菜の花の広がる畑は、春の景色としても愛され、歌や詩に数多く詠まれている。

ああそれなのに!
私のアルバムに、まともな菜の花の写真がないなんて?あまりに身近すぎて軽んじていたのかな。


思いおこせば6つの年の学校へ通う道すがら。春ともなれば電車を待つ駅のホームも、風が和らぐのを感じたものである。そして線路沿いの日当たりのよい土手や空き地は、菜の花とムラサキハナナの2色のじゅうたんで染められる。

いつのまにか日差しがまばゆく思われ、しかしその春の光景は、何十年たった今でもあまり変わらないのが不思議な気持ちである。



菜の花は幼馴染のような花だ。寂しい時に会いたくなり、あえばそこにいて笑っている。
美しいとも、魅了されるとも違う。

ただ、いつもあたたかい。









抹茶の香り
織部(おりべ)

ほろ苦い抹茶のグリーンとふわっとした泡立ち。すっきりとした甘さが残ります。

桜坂 スペイン坂  アークヒルズ

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今日はどこもかしこも桜が満開。
雨の後の、しっとりとしたぬるい空気に、はや花びらのちらほらと散る夜。

市兵衛町の方から六本木一丁目駅の横を通り、スペイン坂、桜坂へと、アークヒルズを囲むように続く桜並木をぶらぶらと歩く。

あんまりきれいすぎて哀しくなる。



スペイン大使館の裏手、桜並木の交差する場所は、どちらへ行くかの迷い道。
坂を下りるのか、前に進むのか?

迷ったところで私はいつも、ここにいる。どこに行っても、いるところが私。


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サクラ小 50×.jpg

"日本人にとっての「さくら」を作りたい"という思いから誕生した、パルファンサトリのさくら-Sakura-。日本の美意識を香りに託し、丁寧に処方を組みました。明るくみずみずしい花の甘さが、うすべに色のふんわりパウダリーに変化する、匂い袋のような和の花の香りです。

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フリージアの香り freesia

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フリージア(freesia)は昔からある、お馴染みの春の花だ。

黄色いフリージアが居間に飾ってあると、「春が来たな~」と子供心に嬉しかった。
また香りがとてもいいのでとても印象深い花である。
最近では品種改良がすすんだのか、花色も増えたし大きくなった気がする。


花のつき方に特徴があるので、「フリージアってこんな姿形」とよく知っているつもりでいたが、最近じっくりと見たところ、一輪ずつの花はクロッカスにも似ている。


その蕊(しべ)の姿がまるで「フィラメント」を思い起こさせ、そういえばなんだかぷっくりと膨らんだ白い花はランタンのようである。

(ランタンだったらフィラメントではなく「マントル」になるのだろうけれど)



香気成分はリナロールやα-ターピネオールだが、香料でフリージアを作るならジメトールのほうが近い。

黄色が香りが強く、白、紫やピンクと続く。
原種に近い程本来の匂いがあるのだろうか。




花はいいなあ。
口きかなくていいもんな。


黙ってても、周囲を明るくを照らすような女性になりたいものである。

シダレザクラ咲き始めました 2017 Cerasus spachiana f. spachiana

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新宿御苑の大きなシダレザクラは、ソメイヨシノに先駆けて春の庭を飾る。

今日はまだ咲き始めたばかりなので、カメラを持った人たちもまばらである。

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春の嵐にはまだ早すぎるのに。

花は乱れ髪のように揺れ、根元に群れ咲く白い水仙も身を伏せている。

その向こう、池の水面にはさざ波が立ち、キラキラと光を反射する。
3月の陽はもうまばゆいけれど、まだ風は冷たい。







ヨモギ(蓬) Artemisia indica

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これは、1月20日のヨモギ(蓬)。
ちょうど、福寿草が咲き始めるころ、地面にぴったりと這うように生えていた。


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で、3月15日に同じ場所に成長度合いを見に行ったら、たいして大きくなっていない。
生えるたび採られて、草餅にでもされちゃったのかな?


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草餅を食べると、ほんのりミンティな味がする。




そういえば、ヨモギ(Artemisia indica)に近い香料で、アルモアズ(Artemisia herbaalba)があるが、これもビターなグリーンの中に、ミントでないミンティな香りがある。香水の処方中にしばしば使われる。


ワームウッド(ニガヨモギ、アブサン、Artemisia absinthium)の香料も同じ系統だが、アルモアズが女性的なら、こちらは男性的。より骨太でパワーがある。


高校生の時に読んでいた中に、「あぶさん」という野球漫画があった。プロ野球ファンではなかったので記憶があいまいではあるが、長いバットを持つ伝説的なバッターが飲んでいたのがこのニガヨモギを漬けた「アブサン酒」だったと思う。ニックネームだったのかも。アルコール度数が高く強い。



ヨモギ類は薬草として使用された。ヨモギ属についた学名の「アルテミシア」は、月の女神(ダイアナ、ディアーナともいう)を指す。
女性の月のものを司ったり、狩猟と潔癖の処女神とも、死をもたらすとも言われている。



最近ではヨモギの花粉症が問題になっているそうだが、昔から春のうちに草餅を食べたり、お浸しを食べていたのは、減感作療法の一種だったのでは?とか思う。(ただの推測)


菊の花のお浸しなども馴染みの料理だが、海外の人にとっては毒になると聞いた。日本人は小さい頃から少しづつ食べることで、耐性があるのかもしれない。






抹茶の香り
織部(おりべ)

ほろ苦い抹茶のグリーンとふわっとした泡立ち。すっきりとした甘さが残ります。

さくら、待つ cherryblossom

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新宿御苑には桜の木が約65種1100本あるそうだ。
多いのはやっぱりソメイヨシノ。広い芝生の庭をソメイヨシノが取り囲んでいる。

春はむしろ曇りの日の方が暖かい。しっとりと水気を含んだ大気の向こうに、つい先ごろまで細い枝先を黒々と震わせていた桜の木が、なんだか白くもやっとして見える。

そうか、蕾がふくらんでいるのだ。

ひとつづつはちいさくても、たくさんの蕾で覆われて、樹は一回り膨張したようだ。


夜明け前、咲く直前、前夜祭。きっとそんなときが一番楽しい。ひとたび始まってしまえば、幸せを噛みしめる暇なんかないだろうから。








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➤さくら


明るくみずみずしい花の甘さが、うすべに色のふんわりパウダリーに変化します。やさしくもきりっと美しい日本の「さくら」。匂い袋のような和の花の香りです。

クロモジ(黒文字)の花 Lindera umbellata

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クロモジ、黒文字の花。
毎年この時期になると、散歩の途中には必ず見に行って、蕾が咲くのはいまかいまかと心待ちにしている。

直径1センチに満たない小さな花の集まりだけれども、白いうぶげの生えた葉の若い緑が映えて、遠目でもよく目立つ。
過去のブログを見ると、決まって3月の半ばくらいである。花は季節をたがわない。


蝋のように透けて愛らしい花よりも、その材に芳香がある。
お茶席では、このクロモジの小枝を切ったものが主菓子(おもがし)につけられる。4寸ほどの長さのよい香りのする楊枝(ようじ)である。古田織部が始まりとも聞いているが定かではない。

また、料亭などでも食後にクロモジの小さな楊枝を出される。人前ではできないが、化粧室にも備えてあったりして、噛むと口中がさっぱりとする。


こうして乾したたクロモジは、ちょっと山椒のようなスパイシー感があるシトラスの香り。

生の枝葉の香気成分は、リナロールやバラの成分ゲラニオール、森林調のシネオールなど。スパイシー感もやはりある。樹皮の部分の芳香が強いようだ。


庭からちょっと小枝を手折って、樹皮をナイフで斜めにそぎ、毎朝の一服に添えれば風流なものだと思う。


ハクモクレン撮りかねて、思わずたたむ赤い傘。

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今日は冷たい雨が降っている。
「三寒四温」の三寒の方、こんな日の新宿御苑は人がすくない。

池のほとりにはだれもおらず、次々とちいさな輪が広がっては消える様子を、ひとり飽かず眺めている。



「するべき」「せねばならない」「やめるべき」「してはならない」

自分の言葉が、忙しい心に落ちるのを、この波紋が身代わりになって消してくれる。いつまでもここから去り難いのに、やがて雨は小やみになる。


「人ひとりでできることなんか、たかがしれてる。」

そうひとりごちて、水辺を離れ歩き始める。また、細かい雨がしっとりと降ってくる。


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ハクモクレンは、祈りである。
白い小鳥が、枝に羽を休め、一斉に羽ばたくのである。


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大きな木を見上げてカメラを構えれば、肩に挟んだ傘の柄が邪魔になる。
ふと横をみれば、同じように傘を持て余してる人がいる。


「ハクモクレン仰いでみれば撮りかねて思わずたたむ赤い傘。」







青いアネモネ  Anemone coronaria

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高校生の頃からこの花が好き。毎年春になると、母は白と紺の染付の小ぶりな壺に、たくさんのアネモネを活けていた。

桃、さくら、たんぽぽ。どちらかといえば春はふんわりした黄色やピンクの花が多いようだが、そんな中でアネモネのはっきりとした色合いは新鮮だし、どことなくエキゾチックでもある。

「もう春なのだ!」
リビングにこの花を見つけると、その艶やかさに、心をぎゅっと掴まれるような気がしたものである。



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「和」と「オリエンタル」は違う。この花はオリエンタル。

黒目がちの瞳の少女が、漆黒の髪を後ろで束ね、鮮やかな赤や紫のプリントの木綿の、ひだをたっぷりとった衣装を着ているような、って、思う。




▶ 植物事典  アネモネ  キンポウゲ科 イチリンソウ属  学名:Anemone coronaria

  別名 ハナイチゲ ボタンイチゲ ベニバナオキナグサ






菜の花忌(なのはなき)伊藤静雄 春のいそぎ

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アスファルトの道路の脇にも、菜の花が咲いている。
もこもこと鮮やかな緑と黄色のコントラスト。


3月12日は、伊藤静雄の命日「菜の花忌」。

伊藤静雄は中原中也らとともに同人誌で活動した詩人で、三島由紀夫にも影響を与えたという。
正直この人の名はあまり知らなかったのだが、菜の花を調べているうちに行き当たった。


「春のいそぎ」という詩集のタイトルに惹かれて読んでみた。
春という明るい響きに反して、戦争という時代の哀しさ、憤りを抒情的に記している。


こうした、耽美的な詩なり文章を書く作家は、早世する人が多いような気がする。
世の中を渡っていくには、感情の襞(ひだ)が柔らかすぎるのだろうか。
はたまた、健康すぎるものには、詩情がわかないものなのか?


あるひ、伊藤静雄を年少の友人、それも剣道二段の、かつ詩人志望の受験生が訪ねて来る。
彼は勉強中に、裏山の蝉の声に耐えられなくなると語る。

静雄は言う。
「蝉の声がやかましいようでは日本の詩人にはなれないよ」

といいつつも、その心情を理解するのである。


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「なづな花さける道たどりつつ
家の戸の口にはられししるしを見れば
若者や勇ましくみ戦に出で立ちてここだくも命ちりける
手にふるるはな摘みゆきわがこころなほかり 」
伊藤静雄 春の急ぎ 「山村遊行」より一部抜粋






ハチジョウキブシ (木五倍子)Stachyurus praecox

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ハチジョウキブシ。

毎年この時期に新宿御苑に行くと、広がる芝生の向こうに、薄緑色の鎖のようなものがシャラシャラと揺れているのが、まだ花の少ない景色によく目立つ。

もう少しすると、樹の下はレンギョウの黄色と、雪柳の白で覆われ、この地味な花は目立たなくなってしまうだろう。


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香りをかぐと、思いもかけぬ上品な香り。柔らかくクリーミーなグリーンである。
リナロールの爽やかさ、ラクトニックな甘さ。

その香りは「ヒイラギナンテン」の香りを少し淡くしたような...と言っても、ヒイラギナンテンの香りを知っている人は少ないだろうから、あまりいい例えとは言えないかもしれない。


毎年嗅いでいるはずなのに、今年は特に濃く感じる。
もう春だけど、「もっと春よ」早く来い。






ミモザの日 FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ)

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3月8日は、FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ)ミモザの日だそう。

今日、新宿高島屋の前を通ったら、ミモザ(銀葉アカシア)が咲いていた。
ミモザと桜は一緒に咲くような気がしていて、いつも予想外の早さにびっくりする。

そういえば、いつも風が強く寒い日にミモザが咲いているのに気がついて、写真を撮るときに花が揺れて撮りにくいなあと思う、そんな記憶がある。

毎年同じ時期に咲くに違いないのに、刷り込みってなかなかぬぐえないものである。前のブログを読むと、なんと、ほぼ同じようなことを書いているのであった。

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とはいえ、これはミモザでも、「銀葉アカシア(Acacia baileyana)」。
ただ、ミモザの香料はこの「銀葉アカシア」からは採れない。

本当のミモザは、「オジギソウ」のことで、フランスでいうミモザの木は「合歓の木」を指す。

どれも、マメ科植物ではあるのだが、見た目が全然違う。

なんかとてもややこしいことになっているので、毎年自分の過去のブログを読んで記憶の整理をしているのだが。

➤ミモザとアカシアとネムの木と


➤ 黄色のミモザ アカシア 2012-3-26


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ミモザは黄色くてポワポワしていて春っぽい。
幸せの色、春の色。

オレンジジュースとシャンパンのカクテル、シャンパーニュ・ア・ロランジュ(Champagne à l'orange)も、「ミモザ」って名前で呼ぶと
「パアー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」
っていう感じがする。


大寒桜(おおかんざくら)Prunus ×kanzakura 'Oh-kanzakura'

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大寒桜、オオカンザクラ。

3月半ばころに咲く、中型のさくら。
花びらの切れ込みが深く、フリフリしたところがロマンティック。




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毎年毎年、飽きもせず似たような写真...と思ったりするのだが、やっぱり花を見れば嬉しくて、嬉しければ写真を撮りたくなり、撮れば誰かに見てもらいたくなる。。。



花簪(はなかんざし)のような桜の枝。私がまだ乙女であったら、髪に挿して飾ってもらいたいものよ。


「おとめらのかざしのために、みやびをのかずらのためと、しきませる、くにのはたてにさきにける、さくらのはなの、にほひはもあなに」 万葉集

さわらび 早蕨 Pteridium aquilinum

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石(いわ)ばしる、垂水(たるみ)の上の、さ蕨(わらび)の、萌え出づる春になりにけるかも
志貴皇子(しきのみこ)

春の喜びを詠う歌、蕨(わらび)の歌は万葉集からただ一首。


ちいさな拳骨(げんこつ)を握ったような形は赤ちゃんの手にも似て、なんだか夢をいっぱい握っているような気がする。


こういう小さな草を野に見つけて食べたり、器のモチーフにしたリ、詩に詠んだりするところに、冬を耐えて、春を楽しもうという気持ちが表れていると思う。



この日の毎朝の一服は、鶴屋吉信の「さわらび(早蕨)」と春草の茶碗にて。




「わらび」と「ゼンマイ」と「こごみ」はよく似ていて、一瞬混乱してしまう。
(わらびは、カタカナのワラビでは感じが出ないと思っている。こごみも、コゴミじゃない・・・)


春になって、スーパーに山菜が並ぶようになると、「あ、そうそうこれがゼンマイ」「これがわらびだっけ」とか思い出す。

わらびは茎の上の方に固まっていくつかの巻きがあり、成長すると茎が伸びて、その途中から羊歯状の葉が交互に開いていく。

一方、ゼンマイは根元から1本だけ立ち上がっている。成長した葉も、根元から開いていく。



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この写真は「ゼンマイ」。

こごみの写真は見つからないのだけど・・・時計の中のばね仕掛けを、こごみではなく「ゼンマイ」と呼んだのがなんとなくわかる(ような気がする。

ゼンマイは茶色や、濃い緑をしている。
グイグイと巻きが持ち上がって、こごみよりちょっと強そうだ。





「ぜんまいばね)」は15世紀のヨーロッパで作られ、16世紀になってフランシスコザビエルによって日本にもたらされた。

時計の中を開けて、渦を巻いた部品を見た日本人は、植物の「ゼンマイ」から名を付けた。


ぜんまいばねは英語で「Mainspring」だ。
ヨーロッパの人は「Osmunda(ゼンマイ)」とか、「Pteridophyte(シダ)」とかいう名前をどうして付けなかったのかな?って思ったりする。







ふきのとう(蕗の薹)みつけた Petasites japonicus

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枯れ葉の中にある、緑のギザギザした丸い葉っぱは、ふき(蕗)の葉。さて、どこに「ふきのとう(蕗の薹)」があるのでしょう?





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ふきのとう(蕗の薹)の天ぷらは大好きなんだけど、地面から芽をだしてるのをみたのは初めて。

すでに大きく育って董(とう)のたった花はみたことがあるのだけど・・・。気がついたときは、いつもフキノトウにはちょっと遅い。


ふきのとうは、落ち葉にくるまれて暖かな陽だまりの下にひっそりと生えていた。葉をそっとのけてあげると、淡いみどりのやわらかそうなふきのとうの芽が。

春がもう近いな~って、思わずひとりでに笑みがこぼれる、三寒四温の今日この頃。









カラスノエンドウ ヤハズエンドウ Vicia sativa subsp. nigra

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小さいのに思いのほか目を引くかわいいピンクの花。
よく見ればスイトピーに似て。

形は、紫の藤(ふじ)にも、ピンクの萩(はぎ)にも、黄色のエニシダにも似ている。
なんとなればみんな豆科(まめか)の植物だから。



「悲しいかな!翼があると唯一知られている花は蝶であり、ほかの花々はすべて、破壊者の前になすすべもなく立ちつくしているのです。(引用:現代語で読む茶の本:岡倉天心 黛敏郎訳)」



とすれば、飛べるようにという想いが、蝶の形に結んだのが豆の花かもしれない。








ホシノヒトミ オオイヌノフグリ Veronica persica

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この花の名前が「オオイヌノフグリ」というのは、結実した種子の形が犬のふぐりに似ているからだという。
しかし、その実を見たことがないのは不思議だ。

春になり、凍えた地面がやがて柔らかい緑でおおわれるころ、青い可憐な花がぱっちりと咲く。
花はごく小さいのに思いのほか目立ち、春のウキウキ感と重なって印象深い花だ。


子供のころは、学校帰りの道草の途中で、まだ舗装されていない道の、しかし人が踏みしめることのない両脇に点々と咲いているのを、しゃがんでつくづくと眺めたのを覚えている。

「オオイヌノフグリ」という名前も知っていたが、ふぐりが陰嚢のことだと知ったのはもう少し大きくなってからだ。

いかにもひどい命名だとは思ったが、本当に種子がそのような形なのかは、今になっても確かめたことがない。


愛らしい花に比べて、実はとても目立たないのか。

もしくは種子ができる頃はきっと、もっと背の高い草に追い越され、初夏の訪れにいつしか存在を忘れてしまうからかもしれない。



先駆けというものは、人の心に喜びをもたらすものではあるが、そのようなものである。


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さくら 駿河台匂い SAKURA Prunus lannesiana 'Surugadai- odora

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新宿御苑には、いい香りの桜が何本かある。


スルガダイニオイ(駿河台匂い)はその中の一つ。

清楚な白の一重で、ハニーグリーンノート。



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もともと終わりかけの桜だったから、昨日の嵐で散ってしまっただろう。
春が駆け足で去っていく。




βフェニルエチルアルコール,Prunus lannesiana 'Surugadai- odora

さくら、cherryblossom

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ソメイヨシノを中心に、大島桜や山桜、駿河台においなど、たくさんの桜がつぎつぎと咲く。


人も集まる。

を見ているのか花を見ているのか、わからないくらいだけど、みんなの顔もほっこりほころんでいる。


私は山桜系が好き、

白い花に添えられた緑の葉が清楚で、香りもいい、

新宿御苑のどの桜の木がよい香りか、はいくつかチェックしていて、その中でもどの花がいい匂かも、またあって、それをかぐのが楽しみである。


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雪のように満開で、しかももう、散りはじめている。


風に散る様はきまぐれで。

天上からひらひらと落ちてくる複雑な動きを、エイッとばかりにつかんでみる。


「やった!」

童心に帰るなあ。。。


そっと手を開くと、花弁はまた飛んで行ってしまう、

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花びらがほしいわけではなく、動きを捕まえてみると云ううことが面白いのであって、つかんだものは、また手離してやる。

でなければ次の花びらを捕まえることはできない。






匂へどもしる人もなき桜花 Cherry Blossoms

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匂へどもしる人もなき桜花 ただひとり見て哀れとぞ思ふ


慶政上人 風雅和歌集

 

Cherry Blossoms


Beautifully in full bloom

Without being seen by anyone but me

What a magnificent view

 

 

It is expressing feelings of excitement and loneliness when enjoying the beauty of cherry blossoms alone.  Isolated beauty.

 

 

匂うように美しく咲き誇っているのに、それを知る人もいない桜花

たった一人、素晴らしい風情だと思いながら見る


ヒヨドリと桜 cherryblossom_&_Hypsipetes

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修善寺寒桜(しゅぜんじかんざくら)は、ソメイヨシノよりもかなり早く咲く。
2週間ほど前のことだから、もう満開を過ぎ葉桜になりかけているだろう。



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満開の修善寺寒桜には、たくさんのヒヨドリが忙しく飛び回っている。
ヒヨドリがいるときは、メジロはやってこない。

代わりに?
大勢のギャラリーがヒヨドリと桜を見に集まっている。


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桜を散らして花の蜜を食べている。

ヒヨドリは可愛いけれど、作物を荒したりすることもあって、害鳥とされることもあるらしい。


ソメイヨシノの開花宣言も出たことだし、一気に春がやってくる。
追いかけているうちに、追い越されていきそうである。






ヒヨドリ,鵯、Hypsipetes amaurotis

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我が家のヒヨドリちゃん
朝、私が一番にカーテンを開けると、ちゃんとベランダの手すりにつかまって待っている。

朝茶の支度をして、部屋の中をうろうろすると、彼(彼女?)も、手すりの上を行ったり来たり。


林檎の切ったのを投げてやると、すぐには食べない。

右を見て

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左上も見て

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おもむろに

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食べる!
ぱっくり。




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ふふ、まだこんなにあるぜ。。。
どいつから喰ってやるかな。


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そんで、ぱっくり。


ヒヨドリは、冬に食料がないときに、赤い実などを食べている姿の印象があるので、冬の渡り鳥かと思ったが、日本には一年中いるらしい。

馴染になると情が移るというもの。


はじめは箱の中の古くなった林檎をあげていた母なのが、
このつぶらな黒い瞳に期待されて、新しく林檎を買ってきたりして!














白いヒヤシンス hyacinth

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うわー、白いヒヤシンスいっぱいの、花束をいただいた!

花束が届いて白い包みをほどくと、なかにはヒヤシンスのつぼみがぎっしり。



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なんて素敵なのでしょう!

私は白い花が大好き。
そして、ヒヤシンスもとても好きな花。


こんなに贅沢な花束ってあるかしら?



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お部屋が暖かいので、みるみる蕾が開いていく。


清冽な緑から、白へ。
凛とした香りは春の息吹。



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ちょうど大きな染付の入れ物があったので、たっぷりという感じで活けてみた。

これ、全部咲いたら、花びんからこぼれそう・・・♡



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そして二日後には、ほら、こんなにあふれんばかりの花が咲いて、
私のオルガン台を飾っている。

開花に伴い、香りはボリュームのある焦げてビターなグリーン・ロージィノートへ。


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お花は実用品ではないけれど、、、。
実用ではないからこそ愛されて、そして心を慰めてくれる。

おしゃれが気持ちを浮き立たせるように、香りが私を美しくしてくれるように、
人が、ひとらしくいられるのは、無用の用を愛するから。


ヒヤシンス、風を信じる子と書いて、風信子ともいう。
春はそこまで来ていると告げてくれる、希望の花。





スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)春の妖精

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スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)、すなわち春の妖精である。


落葉樹林の冬、大きな木の葉はすっかり落ちて、日差しを遮るものがない地面は暖かい。
まだ他の植物が眠りから覚める前に、スプリング・エフェメラルは葉を伸ばし始め、早春に花を咲かせる。

花のあとは、翌年まで養分を貯蔵するために、しばらくは葉が残って光合成を行なう。


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背の高い草が生い茂る、夏頃には消えてしまうこれらの植物は「春の妖精」、スプリング・エフェメラルと呼ばれる。


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スプリングエフェメラルと呼ばれるのは、ムラサキケマン、イチリンソウ、ニリンソウ、バイモなど。
わずか2ヶ月ほどしか姿を地上に表さない。

先日載せたアマモもその仲間だ。



この時期は一気に花が咲き、次々と終わってしまうので香りを追いかけるのに忙しい。
昨年のブログや記録を見て、毎年香りをチェックし記憶を更新しようとするのだけれどタイミングを逃してしまったものもある。

香りは無いと思っていた花が匂ったり、強いと思っていたのがそうでもなかったり・・・。
嗅ぐたびにぶれながら記憶を修正して、標準をとるみたいな作業だ。


この連休はずっと仕事はしていたけれども、合間には新宿御苑にもたっぷり行けたので少しはリラックスできたような気がする。


一年中、お花の香り三昧(ざんまい)、してみたい。







ホソバオオアマナ Ornithogalum orthophyllum

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ホソバオオアマナ(細葉大甘菜)は、春先に咲く白い清純な花。
茎の途中から分枝して、いくつも花をつける。

もとはヨーロッパのものが観賞用に輸入されたものが、丈夫な性質のため徐々に里山に広がって行ったのだという。

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落羽松(ラクウショウ)の林床いちめんにさくホソバオオアマナ。

ユリ科オオアマナ属のホソバオオアマナ(Ornithogalum orthophyllum)、とユリ科のアマナ(Amana edulis)とは、名前は似てても、別種の植物。


夏から秋に咲き始めるタマスダレという花もよく似ている。
しかし、タマスダレは1本の茎に一輪しか咲かない。
花の時期は9月である。

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上はホソバオオアマナの花。下はタマスダレの花。


150429タマスダレ.jpg



シデコブシ,Magnolia stellata,マグノリア,四手拳、

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ちょうど、白蓮と同じ頃に咲くシデコブシ。
こちらの方が少し早く咲き始め、やや長持ちするようだ。

ピンクの花は開くにつれて白くなっていく。


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同じマグノリアの仲間、白蓮に比べてシデコブシは細い花びら。
香りは甘く爽やかで、少しジリっとしたジメトールとか、それより少し甘いリナロールのような匂いだ。

白い肉厚の夏の花、ホワイトフローラルタイプはとても流行っており、マグノリアをテーマにした香水も多い。

ただ、一口でマグノリアと言っても、マグノリア類は種類がいろいろあり、少しづつ違う香りである。


マグノリアの天然香料は銀厚朴(ギンコウボク)から採られたもので、とてもフルーティ・ハーバルな香りだ。




コブシ,マグノリア属,Kobushi magnolia

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辛夷(コブシ)は、よく似た白蓮(ハクレン)より早く咲き、桜が咲き始める頃には終わる、そんな順番だろうか。

これは3月下旬の写真だから、ほんの半月ほど前のこと。

その桜も、ソメイヨシノの次の八重桜(ヤエザクラ)の時期に移っていて、本当に春は毎日が早い。

この辛夷の木は円錐形をしていてとてもきれいなのだが、そばに近づくことができない。



辛夷(コブシ)も、木蓮(モクレン)も、白蓮(ハクレン)も、泰山木(タイサンボク)も、朴の木(ホオノキ)も、唐種招霊(カラタネオガダマ)も、シャンパカも、みんなマグノリア属で、どれもいい匂いがする。

しかしそれぞれの花の香りには、共通の部分と異なる部分があって、それが特徴となっている。


例えば、同じシトラス(柑橘)の香りでも、レモンとオレンジとライムは、共通の爽やかな瑞々しさを持つ一方、レモンはグリーン感があり、オレンジは甘く、ライムは炭酸のような発泡感あるというような固有のキャラクターがある。


先日書いたように、白蓮の咲き始めはシトラス感とヘディオンのようなグリーン、それは泰山木(タイサンボク)に似ている。そして次第にミルクラクトン、ゴム調の甘いボリュームのある香りに変わっていく。

唐種招霊(カラタネオガダマ)はバナナのような匂いで、メロンやベリーの熟した朴の木の花の匂いに近い。

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こちらのコブシは倒れかけた枝にパラパラとしか咲かないのだが、
低いので近くによって香りをみることができる。

コブシの咲き始めはシャープで、まるでスースーするシップ薬のような、メチルサリシレート(サリチル酸メチル)の匂いがする。
大山蓮華(オオヤマレンゲ)もそのような匂いがする。

かと思えば、終わりかけの別のコブシの木を嗅いでみれば尖ったところが少なくなって、甘ずっぱい匂いに変わっていた。



毎年毎年、繰り返し花の香りを匂ってみれば、思い違いに気がついたり新しい発見がある。
印象はときにぶれるのだが、最終的には統合されて、その花の持つ本質的な部分に近づいていくのだと思う。








白妙(しろたえ)という名の桜 Cerasus serrulata 'Sirotae'

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白妙(しろたえ)は、八重のさくら。
やさしくて夢見るような花。

花の重さに耐えかねて、うつむく姿が可憐である。

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大きなサクラというよりも、まるで小輪バラのように見えるけれども、悲しいことに棘(とげ)がない。

こんなに従順では「世の荒波に蹂躪(じゅうりん)されてしまうよ」と心配になる。



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オオシマザクラ系のサトザクラ。
はじめは薄紅がさしているが、開くにつれて真っ白になる。




タイハクというサクラ,太白,cherryblossom

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その名の通り、大きくて白い、太白(タイハク)という名のサクラ。
ほんわりとした香りがする。


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花柄の長さに対して花びらが大きいので、他のサクラより密度が高くみっしりと咲く。
ポンポン手毬のよう。

花びらが散るときは、ゆったりと、大きな曲線を描いてく。


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ほんのりピンクが純白に咲く、太白は乙女なサクラ。



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Premium Collection さくら「SAKURA」  オードパルファン 50ml ¥16,000(税別)

2015年3月5日、プレミアムコレクションとしてリニューアル。

香調

明るくみずみずしい花の甘さが、うすべに色のふんわりパウダリーに変化します。やさしくもきりっと美しい日本の「さくら」。匂い袋のような和の花の香りです。

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万葉の時代から、日本のアートの中に描かれ続けてきたさくら。

雅やかに春を告げ、散りぎわも美しいこの花を、私たちはこよなく愛してきました。

花びらが風に舞うごとく、より軽やかに匂い立つように、日本特有の美意識を香りに託し、丁寧に処方を組みました。


詳しい説明はこちら→オードパルファン さくら

お買い物ページはこちら→オードパルファン さくら

桜の園,新宿御苑,散り際 cherryblossom

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桜の園の、ピンクのドームのベンチの下でぼんやりと過ごす。
包まれ感いっぱい♡

風がやさしく枝を揺らし、はなびらとお日様がもつれ合って流れるとき、時は止まってしまう。


でも、あっという間に時間は経って、もうアトリエに帰らなくちゃ。


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振り返れば、もう散ってるよ~。
吹雪いている、桜の園。

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普段は雑木林と言った風情の桜の林。
白やピンク、濃い紅色、そして花びらのじゅうたん。


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一日ごとに季節が進んで、あの八重紅枝垂(やえべにしだれ)の回りも、今を盛りと咲き乱れている。
今を盛りと。



ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ベニシダレ cherry blossom 2015

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はじめの1輪を発見してから、わずかな間にすっかり開花したソメイヨシノ。
白い花が重なって、うすべに色になる。

ソメイヨシノはフェイントピンク。



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オオシマザクラは匂いがある。
白い花びらが少し大きくて、明るい葉の緑が花をいっそう清純に見せている。

個体差というか、同じオオシマザクラでも木によって匂いの強さは違う。
このオオシマザクラはハニーグリーン(ローズPとフェニルアセトアルデヒドのような)な匂いがする。


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最初のシダレザクラがほぼ終わりに近づき、今はベニシダレが咲き始めている。

シダレはこんな風に乱れた感じがいっそうあでやかだ。



ハクモクレン 白木蓮② Magnolia denudata 2015

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このハクモクレンの樹がいかに大きいかは、右下の人物の大きさを見ればわかる。
都内随一の大木といわれ、立て看板には樹高約14メートル、幹周約2メートルと書いてある。

昨日の、20メートルはありそう、というのはちょっと大げさだったかも。


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すみれについて、
「小さな花の香りをかぐ為には、跪(ひざまず)かなければならないので、花の王様である」
とつい最近書いたばかりだが、

大木の花は高く、香りをかぐことが難しい。
だから、
「背の高い樹の花は、手の届かない星である」

せめて落ちてきた一片を、急いで口もとにあてて香りを吸う。


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花びらとガクは同じ白なので、どこからが花なのかよくわからない。
外側3枚がガクだったと思う。

純白の肉厚の花は、咲き始めはタイサンボクにも似た爽やかなシトラスの香りと、ヘディオンのようなグリーンだが、次第に甘くボリュームのあるクリーミー感が強くなってくる。

特に、やや茶色味を帯びた花の末期にその下を通れば、香りは深くゴムのようである。

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昔に読んだのでちょっとあいまいな記憶だが、
「蒼穹の昴(浅田次郎)」という小説のなかで、この花の印象的なシーンがあった。
英国に留学経験もある、清国第11代光緒帝のいとこ戴沢(ツァイゾォ)は、自邸の広い庭の中央に立つハクモクレン(コブシだったかも)を前に紅茶を飲んでいる。
樹を眺めながらその花の崇高な美しさをたたえた直後、「花の終わりが茶色く汚くなってしまうのを見たくない」と言って旅立ってしまう。
清朝の最後と重なるその行く末を、育ちのよさゆえ正視することができないのだろうか。


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地中深く根を張って、取り込んだ栄養。
そこから血管のように分岐した枝の先に花をつける。
一年の養分を、香りと共に一気に放出する。

花の純粋さと対照的な、幹の節くれだった老練な様子が美しさを引き立たせている。

あっというまに満開になるさまはすばらしく気高いのに、花のいのちは短い。
わずか3日後、気がつけば花は褐色になりその花びらを地面に散らす。

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累々(るいるい)たる屍骸からも立ち上るアニマリックな臭い。
でも、それは地に還り再び蘇(よみがえ)るための礎(いしづえ)。




ハクモクレン 白木蓮① Magnolia denudata 2015

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この暖かさで、新宿御苑のハクモクレンの花が一気に満開になった。
ほんの2~3日前のことである。

今の時期は花が次々と咲き、2日も出かけなければ、苑の様子はすっかり変わってしまう。

とても見事なハクモクレン。
ここ新宿御苑には、大きなハクモクレンの木が何本もある。
新宿口ゲートのあたりと、日本庭園の木はとても見事。

この木は樹齢130年、高さも14メートルとあるが、表示の古さから推測するとそれから何年も経っているだろうから、20メートルはあるのではなかろうか。

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あたりに漂う香りが強い。

ハクモクレン、コブシ、シデコブシと、同じ種類のマグノリアだけれども、香りはずいぶん違う。
このことについては、ページを改めて比較して書いてみたいと思っている。

ハクモクレンのこんな大きな木を仰いでいると、花は崇高な使命を持っているように思えるし、そうではなくて、存在自体が崇高なだけのようでもある。

まるで、白い鳥が羽を休めていて、風が吹くと一気に飛んでいってしまいそうだ。



スミレ,菫,Viola mandshurica

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スミレ。やわらかくふくらんだ野の道を歩いていて、足元にふと気がつくと、もう紫の小さな花があちらこちらにぽっちりと咲いている。

あでやかな桜だけではなく、こんなささやかなところにも、春の喜びが溢れている。


スミレの学名、Viola mandshuricaマンジュリカというのは満州の、という意味からきているそうだ。
口に出すととてもかわいくて、スミレの姿にぴったりなように思える。

スミレの香りは甘く粉っぽい、しゅっと収斂するような香りだ。
ただし香りをかぐためには、跪(ひざま)づいて顔を近づけなくてはならない。

だから、香りのある小さな花は「王様」なのである。




桜 ソメイヨシノ 開花 yedoensis 'Somei-yoshino'

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桜の開花宣言が出された昨日今日、
ここのソメイヨシノもずいぶんほころんできた。

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この桜の最初の一輪は18日だったのだが、ぱらぱらと開いている。

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それにしても、つぼみがぎっしり。
もう、咲く気満々のソメイヨシノ。





シダレザクラ,新宿御苑,2015年3月22日,Cerasus spachiana

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日曜日、とても暖かかったので新宿御苑にシダレザクラを見に行った。
3月18日にはほんの数輪だったのに、ほんの1週間立たずしてこんなに咲いている。

ざっと、3分咲きだろうか。


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毎年繰り返される行事のようなものだけれど、サクラの開花は胸踊るものである。


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もう少し開花が進むと、メジロがたくさんやってくるだろう。

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日曜日ということもあって、今日はたくさんの人出。
枝垂れ桜はどこから見ても妖艶である。





アセビ馬酔木 ピンク Pieris japonica subsp

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アセビは、ピンクの風鈴のような花なの。
普通のアセビ(アシビ・馬酔木)は白いけれども。

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ドウダンツツジのピンク、サラサドウダンと間違えそうになっちゃうけどね。

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馬がこの葉を食べると酔っ払った様にふらふらするから、馬酔木っていうんだって。
こんなにかわいい花なのに、葉には毒がある。



御苑のタヌキ(Raccoon dog)

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タ、タヌキ!
びっくり、新宿御苑にタヌキ(狸)がいるなんて?

雑木林の中の道を、写真をとりながら歩いていると、後ろの方に気配を感じ、振り返るとそこには小動物が。

『大きい猫かな?』

と思った一瞬の後に見えた顔が尖っていて、目のあたりを中心に黒い。
全体に毛が長く、尻尾がふさふさと。

「これって狸?」

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急いで写真を撮ろうとしたが、そのときはクロモジの花を撮るために接写モードになっていて、モードを変えているうちに小川の横の繁みに入ってしまった。

あわてていたので、もたもたしてしまう。


しばらく隠れていたので、そろそろと近づこうとしたところ、
あっというまにせせらぎを渡って対岸の土手を登り、築山(つきやま)の向こうへ駆けていくまではすごく早かった。

いったい、新宿御苑のどこの穴から出てきたんだろう?
それに、ある程度の数がいなかったら繁殖できないはずだから、もっとどこかに潜んでいるのだろうか?

大都会の真ん中に住むタヌキ。

新宿御苑では、鼈(すっぽん)もしばしば見かけるけど、本当に珍しい生き物に出会える。

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歴代中国王朝数え歌、というのを中学日本史の授業で覚えさせられた。

それは猩々寺(ショウジョウジ)のタヌキ囃子の節回しにあわせて、

「夏、夏、夏・殷・周・秦・漢・魏・晋・南北朝・隋・唐・宋・元・明・清、清、清(か、か、かいんしゅう、しんかんぎしんなんぼくちょう、ず-い-、と-うそ-う、げ-んみ-んしんしんしん)♪」

と歌う。

授業の最初に3人ほどが当てられて、黒板の前に立って唄わなければならない。

常に恥ずかしい思い出だったので、もしかすると、忘れ物をすると歌うのだったのかも?

今はコレ、体罰になるのかなあ?


しかし、大人になり中国の歴史小説を読んでいて、この歌がとても役に立っている。



 


キブシ(木五倍子)Stachyurus praecox

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ハチジョウキブシ、ひとつひとつはとても地味な花なのだけれど、房状になってたくさんぶら下がっているとまるで鎖のようで目を引く。

玄人受けする渋い、藤のような。

と思ったら、別名をキフジとも言うらしい。なるほど。


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淡い黄緑のチェーンが幾房も。
まわりに花がないせいか、一段明るい色調が浮き上がって見える。


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ほんのり淡い匂いがする。

ハチジョウキブシ キブシ科 キブシ属  Stachyurus praecox

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Premium Collection さくら「SAKURA」  オードパルファン 50ml ¥16,000(税別)

2015年3月5日、プレミアムコレクションとしてリニューアル。

香調

明るくみずみずしい花の甘さが、うすべに色のふんわりパウダリーに変化します。やさしくもきりっと美しい日本の「さくら」。匂い袋のような和の花の香りです。

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万葉の時代から、日本のアートの中に描かれ続けてきたさくら。

雅やかに春を告げ、散りぎわも美しいこの花を、私たちはこよなく愛してきました。

花びらが風に舞うごとく、より軽やかに匂い立つように、日本特有の美意識を香りに託し、丁寧に処方を組みました。


詳しい説明はこちら→オードパルファン さくら

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☆3月、さくらのサンプルをお送りさせて戴きます。
ご希望のお客様は、サンプル送付のお申込みページから→ こちら。 
※予定数なくなり次第終了させていただきます。

ソメイヨシノ咲きました!2015年3月18日Cerasus × yedoensis

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新宿御苑のソメイヨソノ、開花。
2015年3月18日、ことし初めての一輪だ。

霧の晴れた暖かい春の午前。

Cerasus × yedoensis


シダレザクラ、咲いています!2015Cerasus spachiana

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シダレザクラ(枝垂桜)が少し咲きはじめている!

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ほんの一週間前は固いつぼみで、遠目には冬枯れのもの寂しい風景だったのに!

つぼみがふっくらと色づいている。
あともうほんの少しの太陽があれば、サクラはすっかり心を許して、小さく畳まれた花びらを伸ばすだろう。

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新宿御苑の池のほとり、見事なシダレザクラの一角には、毎年たくさんの人が訪れる。

御苑の開園9時に合わせて、門から全速力で場所とりに走るカメラをもった人たちも、今はまだいない。

祭りの前の、一瞬の静寂。


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3月11日、鎮魂の中にいたシダレザクラ。




クロモジ,黒文字,リナロール,Lindera umbellata

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まだ浅い春に、こんな風に明るい朝の日差しを浴びて、うっすらとうぶげが光るような、みずみずしい、みどりの小さい芽吹きが好きだ。


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➤クロモジについての詳しい記事 2014/3/18 今咲いていますクロモジの花

➤自分で読み返しても面白かった。

春の黄色い花 サンシュユ、山茱萸、Cornus officinalis


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遠くから、黄色がふんわりかすむ樹が見える。
サンシュユ、もう咲いている!

春は黄色い花が多いような気がする。
でも、ピンクの花も、白い花も多いよ。

だから、いっぱいいっぱい咲いているってことかな。

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サンシュユは、細かい地味な花がたくさん固まってついている。
香りは本当に淡く、ほのかに粉っぽい。

花がまだ少ない早春じゃなかったらあまり目をひかなかったかも。

先がけって、得だなあ。。



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ずっと辛い冬だと思っていたのに、なにもかもがいっぺんに花開きはじめる3月の嬉しさ!


枝垂れ梅(しだれうめ)

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枝垂れ梅(シダレウメ)は、普通の梅より一拍遅れて咲く。
ピンクの枝垂れ梅。

枝垂れ桜(シダレザクラ)の時期のように、春爛漫とまでは行かないけれど、枝垂れ梅の咲くここは、満開の白梅と河津桜(カワヅザクラ)と水仙に囲まれた夢の国。


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まだ寒い時期に咲く梅の枝垂れはオリエンタル。
19世紀末にヨーロッパで流行したジャポニズムを感じさせる。

この枝垂れ梅が咲くたびに、思いだすのは古いデコのポスター。

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これはフランスの古書店で見つけた、大きなアンティーク本の中の1ページ。
古い香水ブランドGIROTのものである。

花は、ごつごつした樹の姿から、枝垂れ桜ではなく、枝垂れ梅だろう。
浮世絵を思わせる色と線、デコ調のロマンチックなポスターは私のお気に入り。

100年経っても、とってもモダンだ。



花から花へ flit from flower to flower

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こんなにゆっくり梅の花が楽しめるなんて。
最初の一輪から今日まで1ヶ月以上、今まさに、満開の梅林。

梅と桜の違いは、その樹の枝ぶりと花つきですぐそれとわかる。
折れ曲がりながら上に伸びる新しい若い枝に、梅の花は一輪ずつ、花柄がない花をつける。


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ここの園には、最も大きな日本庭園や小さな庭園の梅林、薄暗い雑木林中から開けた広場のすみにまで、いたるところに梅の樹が有る。

順々に開花し、その姿かたちと香りを堪能することができた。

近づくにつれ、雨上がりのしっとりした空気の中に爽やかなグリーンの香りがたちこめる。
そして顔を近づければ、ひとつづつの花は濃く甘いスパイシーな匂い。


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白い梅、淡い桃色の梅、きりっとした濃い紅色。
同じ白でも、今日の梅は甘くスパイシーなクローブ(ユゲノール)が香る。

別の場所の、2月に咲き始めの梅はシンナミックだったのに。


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この淡いピンクの八重は匂いが薄い。
江戸街娘のよう。


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鼻の上に花粉をつけて、花から花へと香りを吸いながら歩き回ると、自分がハチドリになった気分になる。



そして林のなだらかな小道を登りながら、紅白の細かい花びらが地面に散っているのに気がつく。
高い木々の日陰ではあるが、数本の梅が立ち、花はもう終わりを告げている。
桜ほどの派手さはないが、梅の散り際も風情のあるものだ。

その横では辛夷(こぶし)の固いつぼみが、少しずつ膨らんでいる。
季節が進んでいく。




白花沈丁花の匂い しろばなじんちょうげ Daphne

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朝10時頃、明治通りを足早に歩いていると、突然フックのある香りに遭遇。
「んー、何の香りだっけ?」

『そういえば、確かこのあたりに白いジンチョウゲがあったはず』と思い出して、来た道を2~3m引き返す。

「フックがある」というのは鼻に引っかかるというか、特徴のあるというような意味によく使うが、この時はむしろ沈丁花らしくない香りだったので、「あれっ?」と違和感を感じたのである。



毎年その春一番のジンチョウゲは、夜暗い道を歩いていると気がつくものだ。
その闇の中のジンチョウゲは、爽やかなグリーンフローラルで、シトラスっぽいローズ系メタリックの香りがする。

それが今朝のジンチョウゲは、ジャスミンやチュベローズに通じる、やや重いラクトン様の匂いがした。

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近寄って香りを吸う。
花の中心からは、確かにあの紅花種のジンチョウゲと同じ、爽やかなグリーンフローラルがキンと匂い立つ。
ローズのシトロネロールや、オキサイド系のキラキラした匂いだ。


普通なら軽い香りが遠くまで届きそうなものだが・・・。
それなのに離れた場所で感じたのは、ボディ感のあるホワイトフローラル。

きっと、軽い香りは空中に揮散して消えてしまい、重い香りだけが風に乗ってやってきたのだろう。
それとも日中の紫外線で、軽い芳香分子は壊れてしまったのかも。


そういえば、花の中で一番遠くまで香りが届くというキンモクセイも、主な芳香性分は、γーデカラクトンやβーヨノンという、決して軽い香りではないから。
そういうこともあるのかもと改めて実感したのであった。

花の香りの不思議。





梅 Japanese apricot

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暖かいかと思うとすぐまた寒くなり、桜と思えばまた梅の花。

今年は咲き始めが遅かったためか、まだ梅も見ごろが続いている。

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似たような写真ではあるけれど、どの梅も表情が愛らしい。


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この三枚の写真の梅はガクの部分が赤い。
寒さに耐えて凛と咲く。


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でもこの梅は遠めに見ると緑の梅に見える。
近寄ってみると、伸びた枝先がグリーンで、ガクも緑なのでそう見えるのだろう。

近寄れば、やはりはなびらは白い梅。



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紅梅、八重。
可愛くはあるのだけど。
幼い。




さくら咲く Cherryblossom,Cerasus lannesiana Carrière,

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河津桜、カワヅザクラ Cerasus lannesiana

寒緋桜(カンヒザクラ)と大島桜(オオシマザクラ)の自然交配種だという。
緋桜よりは淡いけれどもしっかりとピンク色。

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一足早く桜の便り。


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同じカワズザクラだけど、異なる樹の、異なる色合い。少し濃い目。


サクラサク、ウメ咲く。SAKURA

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サクラサク、ドコモ。
寒桜

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ウメサク、ドコモ。
白梅。

同じ日の、新宿御苑。


白梅 Ume

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今年の梅はかなり遅く、ようやく満開を迎えるところ。
白い梅は、上品ないい香り。

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▶ 梅の香りの香水。パルファンサトリ「夜の梅」
オードパルファン  Yoru no Ume  50ml 12000円(税抜)

始まりはせつない甘さが妖艶にも香りますが、天然ローズを中心としたフローラルから、徐々に石鹸のような清潔な香りになっていきます。女性の2面性を持つミステリアスな香り。


春の花スイトピー Sweet pea

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今年もまた、箱いっぱいのスイートピーを頂いた。

白、薄いピンク、ショッキングピンク、ブルー、絞り、オレンジ、黄色。。。
全色そろって華やか♡

アトリエに、一足先に春がやってきた。



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このくらいのボリュームになると、香りもかなり強く感じる。

さわやかなリナロール、
ヒヤシンスのようなハニーグリーンノート、
透明感のあるローズのようなフローラルノート、
ちょっと大人っぽいオレンジフラワー調の香りが少し、
ホワイトフローラルのキーノート、インドールちょっぴり。

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明るいイエローからオレンジ。
フリフリ感がたまらなく可愛い。

スイートなピー。
同じ豆の花である「藤(ふじ)の花」もいい匂いだ。

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白、ピンク、ブルー。
一番寒いこの季節には、このロマンチック感が心を浮き立たせる!


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サロンにも飾ってみました。
スイートピーに埋もれるオルガン。

お花大好き!!





雪うるい ギボシ Hosta montana

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少し前から気になっていた野菜、雪うるい。
みずみずしい茎とやわらかそうな葉がとても美味しそうだ。

「どうやって食べるのかな?」なんて思いながら、デパ地下の野菜売り場でしばらく眺めていたが・・・買った。

あけてみて、葉の形にどうも記憶がある。
「そういえば、、、うるい・・・?」
あれ、ウルイと言えばギボシのことじゃない?

調べてみるとやはりギボシの若い葉で、それを光を遮断して白くやわらかく育てたのがこの「雪うるい」だそうだ。

以前お料理屋さんで出てきたウルイのお浸しはもっと緑色でぬめりもあったが、これは癖がなくサラダでも食べられるというので、ナマで食べてみた。

シャキシャキと歯ざわりがよいが、やはり食べているとヌルっとする。
若干の辛味も感じるが、香りは特に癖が無い。

オクラでも、山芋でもヌルヌルに有効成分が多いのだが、このぬめりの苦手な人はちょっと無理かもしれない。



ざく切りでは食べにくかったので、少し細かく刻んで酢味噌で合えたり、さっとゆがいてお浸しにするのもいいかなと思う。



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初夏にはこんなきれいな花を咲かせる。
もとは山菜だったが、今は華やかな園芸種もいろいろできて、ガーデニングでも人気があるようだ。




ウメ,紅梅,Plum Blossom

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もう、次々と梅がほころび始めた。
今日はピンクと白が数本咲いている。

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白は遠くて。






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寒桜(カンザクラ)咲いています Prunus × kanzakura

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カンザクラ(寒い桜)が咲いた。

温かい日和に誘われて新宿御苑を散歩していると、満開の蝋梅(ろうばい)の横にある、寒桜のつぼみがだいぶ大きくなっている。

もうすぐ咲きそう。
このつぼみなんか大きいなあ・・・。

そう思って、さらに(こずえ)をみてみれば、ぽちっと一輪が咲いている。



150125寒桜2.jpg

いかにもまだ咲いたばかりという風情である。

まだ1月なのに、いくら寒桜とはいえ早いのでは?
これから寒い日もあろうというのに。

気が早い子はどの植物にもいるものだ。

春の、準備。



►バラ科 サクラ属  寒桜(カンザクラ) 学名 Prunus × kanzakura




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一番の紅梅 Plum Blossom

150123水滴梅3.jpg

雨上がりの暖かい朝、新宿御苑に梅の様子を見に行った。
毎年、この時期はつぼみのふくらみ具合をいつもチェックするのが習慣になっている。


日本庭園の梅林はまだ固いつぼみ。
そこで、玉藻池の小さな梅林へ足を運ぶ。

ここでも、ほとんどの梅の木がまだ開く気配もないのに、その中の一本だけが数輪を咲かせている。

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一本の梅の木の、さらに一枝のつぼみだけがふっくらと。

まんべんなく咲くのではなく、最初の一輪に木のエネルギーを注ぐのだろうか?


かわいい、濃いピンクの梅の花。

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古木の枝ぶり、緑青(ろくしょう)の様にふいた苔のみどり。
梅の美しさは、花だけではない。

150123水滴梅.jpg

そして、香りは甘くやさしい。

蝋梅(ろうばい)は、そのフルーティな甘酸っぱさが遠くまで届くほど強いが、梅はもう少しやわらかく、クローブのようなウッディ・スパイシーな甘さがある。

そして、紅い梅にはシナモンのようなピリッとした甘さもある。

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いつだって、梅の花は高貴な花だ。









150205 夜の梅.jpgのサムネール画像

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福寿草 ふくじゅそう Fukuju sou/ adonis ramosa


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福寿草が咲いている。

冬の陽だまりを集めてそこに灯(とも)ったような、暖かい光の花。

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こぼれ松葉の掛け布団の中からつぼみがほら、あっちにも、こっちにも。


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気がつけば水仙(ペーパーホワイト)の間に、群れ咲いているよ。
ここは、小さな春。


►植物事典 学名:adonis ramosa,植物,草花,フクジュソウ,福寿草,


季節はずれのレンギョウとユキヤナギ

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もうすっかり景色は冬枯れの寂しい色。

レンギョウも枯葉の茶色と細い枝ばかり・・・。
しかし、遠目にみてどうも黄色いものがパラパラとついている。

こんな時期に・・・まさか?


141210renngyou.jpg


近寄ってみると、あらやっぱりレンギョウ(連翹)の花。
本当ならば、3月に春を呼ぶ花なのに。

寒さのせいか、春のレンギョウよりもずっと小ぶりだ。

なんか間違えちゃったのかな?




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レンギョウのブッシュと並んで、ユキヤナギもこんもりと茂っているこの場所。
よくみると、ここにも白い花がほんの数輪。

せっかく咲いても、冷たい冬の風が吹きつけては辛かろう。

世の中というものは、人より一歩早いだけでも受け入れられないと言うのに、こんなに早くては。



ラズベリーの花,raspberry

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暗い藪の影に少し光がさして、灌木に白い花が浮かんでいる。ラズベリーかな。

モミジのような形をした葉は、ラズベリーの仲間の、たぶんモミジチゴ。


イチゴやラズベリーの花はバラ科らしい姿かたちで、一重のバラに似ている。

細かいうぶげの様なトゲがあると思っていたが、あとでもう一度確かめたらトゲではないみたいだ。



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半分以上は散ってしまった花の後に、まだ未熟な黒い果実がついている。

 

 10140423ラズベリー3.jpg

2週間後。

また見に行くと、花はもう終わりいくつかの実が色づいている。
モミジイチゴの果実は黄色いはずだがこれは赤い。

帰って写真を整理しているうちに気なって、翌日も行ってみたら前の日よりも少し黄色くなっているようだ。

果物といえばふつうは緑→黄色→赤→黒 の順で熟れるものだと思っていたけど、これは逆なのかな?


また、少し経ったら見に行こうと思う。


ラズベリーの葉は長持ちして形も面白いので、生け花の花材としてもよく使う。



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フレグランスデザイン講座 体験教室

調香体験教室 バラの香り  

日時:5月10日(土)13:00~14:30  

場所:パルファンサトリ 11F アトリエ

費用:10000円(税別)/10800円(税込)

春 プリマヴェーラ Primavera Botticelli

10140426春の訪れ 八重桜とアマナ.jpg10140426春の訪れ 八重桜とアマナ2.jpg

春の木漏れ日が射す、若草の緑。
明るいところ、影のところ、白の花に、紫と桃色を散らして。

ヴィーナスのまわりの、きれいなピンクの花はなに?

人の手によって織られたかとみまごうタペストリー は、
まるでボッティチェリの「プリマヴェーラ・春」。

10140426春の訪れ 八重桜とアマナ3.jpg

あれ、これは...よく見たら桜じゃない?
はっとして頭上を見れば、そこには満開の八重桜が。

枝の上から下草のベッドに、散らさずに花の姿のまま、ふんわりと落としているのだ。

フローラを散らしたのは西風の神ゼピュロスのしわざ。

 

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八重桜は野暮ったいと思っていたけど、春の最後に知った八重の美しさ。

人里に並べて植えられたら人工的だけど、こんなみどり深い林の中に咲いていると、ことのほか野趣がある。

鄙(ひな)にもまれな美人といった風情だ。

 

10140426春の訪れアマナ4.jpg

白い花はホソバオオアマナ。
紫の可愛い花はセリバヒエンソウ。

その上に八重のピンクが落ちてくるように、計画して植えたならすごいけど、たぶん不作為のなせる業(わざ)。

 

    ゼピュロスは春を呼ぶ強風を吹き立て、
    フローラは色とりどりの花々と芳香を周囲に満ちあふれさせる

                                  -ルクレティウス

植物への祝福は、誰も見ていないところでそっと為されている。

こんなところに遭遇したら、もう神様の存在を疑うことはできないね。

 

 

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「青い鳥」ラショウモンカズラ,Meehania urticifolia,

10140421羅生門葛.jpg

明るい春の雑木林の下草に、青い花が群れている。

目に鮮やかなブルーがとてもきれい。


ラショウモンカズラ(羅生門蔓)なんて、ちょっと名前がハードな感じだ。

渡辺綱が羅生門で落とした鬼女の腕にみたてたというが...。発想がすごい飛躍してる。

 

でも、よく見ると花の下唇に細かな毛が密生していて、そこが毛むくじゃらの鬼の腕といえば鬼。
その物語も美しい女性が怖ろしい鬼に変身するというから、きれいな花にふさわしからぬ、その剛毛が連想させたのだろう。

10140421羅生門葛3.jpg
 

「私の母は『童話というものは、子供の時と大人になってからと2度読むといいのよ』と言っています。最近はメーテルリンクの青い鳥を読みました。」 

或る日、若い生徒さんから聞いた言葉に、なるほどと思った私も、もう一度メーテルリンクの青い鳥を読むことにした。

 

幸せの象徴「青い鳥」を探すチルチルミチルの物語は、読んだことのない人もきっと結末だけはみんな知っている。
幸せを探し求めて旅に出たものの「もともと自分の家にあった」という教えは、すでに新しい発想ではない。

 

昔、私も読んだ「青い鳥」だけれど、改めて手に取って開いてみたら、それは意外にも戯曲だった。

読み進むうちにいつのまにか、自分はチルチルになってミチルと一緒に物語を旅していた。

 

比ゆ的な、寓話的なエピソードの数々を、自分の生きてきた道や、周りの人々に何度もなぞらえている。

本を閉じたとき、何かモヤモヤしたものが整理され、薄皮が一枚剥がれたような気持ちになった。

 

 10140421羅生門葛2.jpg

大きな出来事があって、心持ちが劇的に変わるとは限らない。
こんな風に日常の中に 小さな発見があり、それが少しずつ自分を整えていく。

人生が修行だとしたら、そこで習ったことをおさらいするための、散歩と読書は促進剤の役割をする。

 

このことをいつか書きたいと思っていたのだが、この物語にふさわしい写真がなかった。

このたび羅生門蔓の写真を見ているうちに、青い鳥に見えてきた。


きれいなだけじゃなくて、ちくっと針のある物語。

 

 

 

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ハマダイコンの花 Raphanus sativus var. raphanistroides 

10140426大根の花?.jpg

それはたいてい忙しくて、それどころじゃない時に限って急に読書がしたくなって、近所の紀伊国屋書店に走ったり、アマゾンで手あたり次第に買ってしまう。

 

そんな時はあっちこっちの本を読み齧(かじ)ったりして、行儀が悪い。
わけが解らなくなったりするのは消化不良してしまうから。

混沌が秩序へ、読んだものが本当に血肉になるまでには、やっぱり数年、または数十年単位で考えないといけない。

 

 

今更乍ら心をとらえているのは谷崎潤一郎。
さらに三島由紀夫、丸谷才一、井上ひさし・・・。と言えば、読み物の共通項はすぐにわかる「文章読本」。

読み書きをわかりやすく説いた随筆で、読んだからといってすぐ文章がうまくなるわけじゃない。
実用本と呼ぶような安っぽいものでなし、これ自体は「へえ」とか「はあ」と、感心しながら読むばかりの趣味の本。

 

「陰翳礼賛」で傾倒していた谷崎読本を最初に読んだ。三島はちょっと鼻につく。丸谷才一の読本が面白かった。井上自家製文章読本は現在読書中。

 

文中に挿入されている例文、これがすごい。名だたる文豪の文章を選んでいるから、さすがに引きこまれてしまう。

「今、自分は文章読本を読んでいる最中」

ということすら忘れて、そのたった一ページの引用文の世界に引き込まれてしまう。三島の文章読本では、川端康成の短編「夏の靴」。あっという間に馬車の横を走っている自分がいた。。


、文豪という人たちはやはりすごいなあ。全作品を何度も読まないと批評なんかおそれ多くてできないや。

 

そういった引用元の小説もまた読んでみたくなる。 森鴎外とか漱石とか、大人になって再読するとまた新鮮。

 

10140426大根の花?2.jpg

でも、よくわからなくても子供のころや若いころに一度名作を読んでおくのはいいことだ。
モリモリと、栄養を詰め込んでおく。

そして、成長の過程で2度、3度、読み返して咀嚼する。

それにしても、名作本だけでも読み切れないくらいあるし、植物の名前も覚えきれないくらいたくさんある。知るほどに知る己れが無知。

おまけに9割忘れるから、まるで「ザル」で水をすくうようだ。なにがザルの穴に引っかかるかはその時の心境次第。その一粒が、砂金であればよし・・・。

実用の役には立たぬかもしれない。
読むこと自体が楽しかったらそれもいい。

 

写真はハマダイコン。

ピンクの花の、親しみやすく丈夫な春の花。

花は派手だがあまり根は太らず、食用にはならない。

 

 

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ユリノキ Liriodendron tulipifera

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みるみる新緑が濃くなっていく。

四月も下旬、ゴールデンウィークがもうすぐなんて!

 

ユリの木はとても大きくて、

どのくらい大きいかは、人影と木の下のベンチの大きさを見ればわかる。

 

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4月の初めのユリの木。 
まだ萌え。

 

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オドリコソウ 踊り子草 Lamium album L. var. barbatum

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オドリコソウ,踊り子草,Lamium album L. var. barbatum

ヒメオドリコソウより、大きくてふんわりした感じ。

 

シソ科。

 

確かに、青ジソのような葉。
手で触れるとグリーンハーバルな刺激臭がする。

 

10140420オドリコソウ2.jpg

思春期頃に伊豆の踊子は読んだ。映画も見た。他にも2冊くらいは読んだと思う。

私の読書は子供っぽい嗜好により偏っていた。川端康成はその風評、人物像のイメージが娘心に嫌だということが先行して、あまり作品を読んでいない。若いということは浅いということだな。

 

あまりに緻密で、粘りすぎるものは好きじゃない。沼地的な。自分が植物なら、そうした土壌にはたぶん馴染まない。育たず枯れちゃうんじゃないかな。


繊細で水彩のような淡淡(あわあわ)としたもの、涼しげなもの、または歯切れよく乾いたものがいい。
そんな風な分類で好き、キライと振り分けていた。


読書は現実から非日常へいざなう舟。楽しい旅のほうが良いと思うが。

途中は悩んでも最後さっぱりする結末ならばいいが、鬱(うつ)になって終わるような本の方が、何となく上等な、インテリっぽいものと世間に評価されているとしたら、それははなはだ疑問である。

 

 

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「君の名は?」 ムレスズメ Caragana chamlagu

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ムレスズメという黄色い花。

  

一輪だけをみると、一見して豆の花とわかる。
たとえば藤(ふじ)、萩(はぎ)、アカシアなんかもこんな形をしている。

黄色といえばエニシダとか?

でも、花の付き方がちょっと違うし、何だろう?と調べたら、「ムレスズメ」だって。

春に咲くマメ科の小低木。

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すごく変な、可哀そうな名前の植物もあるけれど、名前は大切。

このムレスズメという名前は秀逸だ。

枝先に並んだ雀の囀(さえず)りが聞こえてきそうじゃない?

 

もしその花に魅(ひ)かれたら、「君の名は?」と問いたくなる。
それは恋愛に似て。 

 

名前を知らなければただのゆきずり。
名を呼ぶことで、その花となじみになる。 

ムレスズメはもう、雑踏の誰かでも、背景の一部でもない。

会えば挨拶する、私のともだち。

 

 

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桜の園 市原虎の尾 イチハラトラノオ,Prunus jamasakura

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白く小振りの八重桜。
花柄が短いので、枝にびっしりついて咲いているように見える。

この名前はその長く続く姿が虎の尾のようだから?
それは定かではないようだ。

 

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こちらは濃いピンクの関山(セキヤマ・カンザン)という八重桜。
かわいらしいが、ぽってりとしていて野暮ったい。

しかし、この関山は塩漬けにして桜茶(さくらちゃ)にするそうである。
紅が濃くないと、塩漬けにしたときに色が出ない。
桜茶がお湯の中で開いていく様子は、ほんのりとした色合いで上品。


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ソメイヨシノの喧騒は去り、今はもう静かな桜の園。

桃源郷(とうげんきょう)という言葉があるが、ここは桜源郷。

 

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歩くたびに景色が移り、淡いピンク、濃いピンク、重なり合う色がどんどんと変化していく。

 

ああ、もう春が行ってしまう。惜しいなあ。。。惜しい。

 

 

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ギョイコウ,御衣黄,緑の桜,Cerasus lannesiana 'Gioiko'

ギョイコウ.jpg

 

ギョイコウの咲き初めは緑色で、葉と区別がつきにくく目立たない。

次第に緑の中に白い筋がはいって・・・いやむしろ白い花弁に緑が混ざっていると言った方が正しいのかもしれない。

中央は次第に赤みを帯び、満開の頃は白、緑、濃い紅色の変わった感じの花になる。
花弁の細長さが、縦線と相まって、

桜といわれなければ、ちょっと見過ごしてしまうかもしれない。

 

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➤ 緑の桜 御衣黄(ぎょいこう) Cerasus lannesiana 'Gioiko'

 

 

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道草 side trip

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今日、たった今、この時間のこの角度の光。

明日の朝にもう一度ここに来ても、同じ像を瞳の奥に結ばない。

24時間のうちに木の枝は成長し、葉は開き、陽の高さも、私も変わっていて、過ぎ去ってしまったものには二度と会えず、今日は永遠に来ない。
それを知っているから全てが輝いている。

何も所有できない。
ただ瞬間の映像だけが積み重なり、ホログラムとなって記憶庫に保管される。

 

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小さいころから道草が好き。
花が好き、本が好き、「ナゼ?」が好き。

何百万枚の残像が今の私を作っている。

 

時が記憶を濾過(ろか)して、
むしろ濾紙に残った澱(おり)の模様が私を、

私を描いている。

 

 

 

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桜 スルガダイニオイ Cerasus lannesiana 'Surugadai-odora' Miyoshi

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スルガダイニオイ(駿河台匂)はオオシマザクラの仲間で、特によい香りがする。

桜餅のような甘くパウダリーなクマリンの香りと、爽やかなローズの香り(βフェニルエチルアルコール)。淡いグリーン感や、ほんのりフルーティな要素もある。

 

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新宿御苑では今が満開。
すぐ間近まで花が降りてきているので、香りも能(よ)く観ることができる。

中央に小さな花弁がついている。これを旗弁(きべん)という。
本来は一重の5枚花弁なのだが、中央の雄蕊(おしべ)が花弁になりかけている。
(花が開く途中で蕊が花弁に成長するわけではない)

 

花びらの多い八重のバラも、雄蕊が花びらに変化したものだという。

 

10140415スルガダイニオイ3.jpg

ソメイヨシノが終わったあと、このスルガダイニオイが咲く。

家康の旗本であった駿河衆が、多く住んだことから名づけられた江戸の駿河台。
その武家屋敷の中に、香りが良いヤマザクラがあり 、スルガダイニオイ(駿河台匂)と名付けられたそうである。

 

 

10140415スルガダイニオイ4.jpg

神田駿河台にそのスルガダイニオイの並木があると、数年前に聞いた時からずっと観たいと思っていた。
神田の近くに用事のある時に通ってみたこともあるが、いつも早かったり遅かったり、タイミングが合わない。


今年になってようやく、その並木を訪れることができた。
先週の半ばである。
まだ花の付き方がちょっと寂しいかな。。。そんな咲き始めのころであった。

花は背の高い所にしか咲いていなかったので香りを観ることはできなかったが、清楚なたたずまいが好ましいと感じた。

ほんの1週間たらず。今日の新宿御苑では、すでに蕾はなく満開。 

 

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その道は、太田姫稲荷から始まる「駿河台道灌道(どうかんどう)」という。
通り抜ければあっという間の、短い並木道である。

 

 10140415太田姫稲荷.jpg

ちなみに太田姫稲荷(おおたひめいなり)は、太田道灌(おおたどうかん)ゆかりの神社である。

七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき

この山吹の歌は「実のない」山吹と、「蓑がない」をかけたもの。
国語の教科書にそのいきさつが載っていたのを思い出す。 

散策するといろいろ思い出したり、勉強になって面白いなあ。 

 

 

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春の花 flower arrangement

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桜の時期の、日曜日の新宿御苑はこみこみだから...。
今日は、みんな休みのアトリエで一人、春の花を眺めながら仕事。

 

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ムスカリ、パンジー、リューココリネ、チューリップ。もしゃもしゃ。

資料用の香料植物は別として、通常はアトリエには香りのない花を置く。
ユリなんかが飾ってあったら、気が散ってしまう。

 

生きている花はいいなあ。

ここに造花は絶対に持ち込みたくない。
成長して、やがて枯れていく。

それがいい。

 


 

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山吹、ヤマブキ,Kerria japonica

140411ヤマブキ.jpg

 山吹の咲きたる野辺のつぼすみれこの春の雨に盛りなりけり  高田女王 万葉集

 

140411ヤマブキ2.jpg

 

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クリスマスローズ,Christmas rose, Helleborus,

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クリスマスローズとは言うけれど、クリスマスでも、ローズでもない。
年明けから春まで長く咲き続けるキンポウゲ科の花。

 

明るい林の下草に、うつむき加減で群生する。
「さくら」に目を奪われて見過ごしがちだけど、味わいのある花。

 

140401クリスマスローズ3.jpg

中学生の頃のこと、

お茶の先生が庭からクリスマスローズを切って活けたのを見て、その名を教えてもらったときは、あまりの地味さ、名前とのギャップにがっかりしたものだ。

「侘び」のわからない年齢である。

 

今ほど園芸種はなかったと思う。
もしかしたら原種だったかもしれないが...昔すぎて忘れた。

 

140401クリスマスローズ2.jpg

しかしその後だいぶ経ってから、パリのお花屋さんのウインドウに、白いクリスマスローズの切り花を見つけた。

無造作に飾られていたのがとても新鮮だった。

 

クリスマスローズは庭に咲いているより、ガラスの花瓶に活けたほがステキな気がする。
飾り棚は目線より高い方がいい。

窓の光がガラス瓶ごしに透けて見えるようだと、もっといいと思う。

 

 

➤2012/3/19 同じようなことを書いていた。クリスマスローズの記事

 

 

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河の流れ 花 Houjouki

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ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

方丈記

 

河の水の流れは絶える事がなく流れ続ける。
しかしながら、そこにあるのはもとの水ではない。

 

無常感と普遍性は対極にあるようだが、同じもののように思う。

 

10140406ソメイヨシノ.jpg

 

季節は巡り、繰り返しながらそれは去年と同じ景色ではない。
いつも、少しづつ何かが変わっている。

それは、見る者が変化しているから。
ひとはそれを成長と呼ぶ。

 

違うことなのだけれども、同じことのように思う。

 

 

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濡れそぼつヤマザクラ Cerasus jamasakura

10140406ヤマザクラ2.jpg

濡れそぼつやまざくら

今日は雨

 

うなだれるやまざくら

雨の似合うさくら

 

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ヤマザクラ、雨桜 Cerasus jamasakura

140405ヤマザクラ.jpg

この3月の大雪で倒れた桜の木。

チェンソーで解体し、どんどん片付けている中、
「このままにしておいてください」という張り紙がしてある倒木があった。

残った枝先の桜がやがて咲いた。

 

そして雨。

 

遠くからも花びらが降ってくる。黒々と濡れた幹に白い花びらがとまって、まるで着物の柄のようだ。

粋な柄。昔の人はこんな身近なところに美を見出して、絵や工芸品に描いたのだろう。

 

母子森の入り口に、若いやまざくらが立っている。ちょうど花が目の高さなのでアップで撮ることができた。

おりしも雨の後、しずくをまとって純白の白い花。赤褐色の葉が渋めでよい。

 

 

140406ヤマザクラ.jpg

 

雨と雨の合間の短い時間に、ちょっと新宿御苑に行ってみた。
4月の塵は洗い流され、まだはなびらは初々しい。

ヤマザクラはローズPの匂いがするものだが、ここの木はまだ若いせいか淡いようだ。

 

別の場所、日本庭園に倒れ掛かるヤマザクラの古木は非常に甘く、コスメティックな香りがして、思わず自分の手や服に香料が付いているではとクンクンしてしまった。

 

かおりはやっぱり花からしているようである。

ヤマザクラは、1本1本が異なる色合いや開花時期で面白い。

 

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ヒメオドリコソウ Lamium purpureum

10140402ヒメオドリコソウ2.jpg

ヒメオドリコソウなんて、名前は素敵だけど、そのへんの道端に咲いている小さな花。
高さ10センチほどの、雑草と言ってもいい。

でも、よく見ればあんがい可愛い花だ。


10140402ヒメオドリコソウ.jpg

姫、といっても、お姫様的というより、小さいという意味だろう。

踊り子草というのがあって、それを小さくしたような花。

 

ラベンダーも、ローズマリーも、タイムも、ハーブと呼ばれるものはシソ科の植物が多い。

このヒメオドリコソウもシソ科の花らしい形をしている。

 

 

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シデコブシ,コブシ Magnolia stellata ,Magnolia Kobus

140403コブシ.jpg

花散らしの雨がうらめしい。
本当にひどい降りだ。


雨の中、散る桜を見に行こうかな・・・と思ったりしたけれど、スマホから豪雨警報もなるし、おとなしくアトリエで仕事をしていることにした。

 

よって今日は、少し前だけどコブシの写真を載せてみた。
コブシはソメイヨシノの少し前に咲いて、いよいよ春!というときに咲く花。
とても好きな花。


 

ハクモクレンが小鳥の群が休む木だとしたら、コブシは蝶々がとまっているようだ。

ちょっと小振りな花。
これは木の姿がとてもいい。

 

10140331コブシ.jpg

 

こっちはピンクのシデコブシ。 

10140331シデコブシ2.jpg

マグノリアの仲間はいい匂いがする。

一気に咲いて、一度に枯れてしまう。

はなびらは肉厚で大きいので、桜のように花びらがひらひら落ちることはなく、
茶色くなって地にポトリポトリと落ちていく。

土に還っていくんだなあと思う。
また、来年の春まで。

 

▶ 植物事典 こぶし モクレン科 モクレン属  学名:Magnolia kobus

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シナミズキ・トサミズキ Corylopsis sinensis Corylopsis spicata

140328トサミズキ.jpg

 こっちのほうが匂いが強い。

グリーンフローラルで、ヘディオンのにおい。

 

名札がなかったので、今一つはっきりしないけど、シナミズキじゃないかと思う。
日当たりがよく、早くから満開である。

140328シナミズキ.jpg

こっちはトサミズキという名札がついている。

遠目で見ると花の付き方の雰囲気が、シナミズキと異なる。

こちらは日陰なので、そのせいで咲き方が遅く、花もこぶりなだけで、もしかしたら両方トサミズキなのかも。

 

 

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ヒマラヤ緋桜. Cerasus carmesina (Hara) Tritsv. & Matinyan

140330ヒマラヤヒザクラ2.jpg

ヒマラヤヒザクラ(喜馬拉緋桜)は、まだ日本ではとても珍しい種類だそうだ。
中国南部からネパールにかけて分布している。

カンヒザクラによく似た釣鐘状の濃いピンクの花。
カンヒザクラのほうは最近日本でも栽培箇所が増えてきているらしい。

ソメイヨシノよりも少し早めに咲く。

 

140330ヒマラヤヒザクラ.jpg

喜馬拉と書いてヒマラヤと読むとは知らなかった。
意太利(イタリア)、葡萄牙(ポルトガル)くらいならなんとなくわかるけど、 羅府(ロサンゼルス)なんて、調べなくちゃ絶対わからないな。

 

ヒマラヤヒザクラ,(喜馬拉緋桜 )Cerasus carmesina (Hara) Tritsv. & Matinyan,植物,花木,サクラ,

 

 

 

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ヤマザクラ 山桜 Cerasus jamasakura

10140331ヤマザクラCerasus jamasakura .jpg

うわー、やっぱりヤマザクラは最高だわ~!

ごてごてしていなくて、その風情に気品がある。

 

とか言ってる私も、ヤマザクラの美しさをわかったのは大人になってから。

子供のころはやっぱりピンクの八重桜のフリフリが好きだったし、
ソメイヨシノが一斉に咲く様子にもウキウキしたものだけど。

 

背の高い木の上に、赤味のさした葉と一緒に白い花がパラパラと咲く。

 

 

10140331ヤマザクラCerasus jamasakura2.jpg

 

今日は風が強かったから。

ざわっといいながら枝が大きく揺れる。
背が高ければ、受ける風も大きい。

でも咲きたての花はまだ散らない。

 

 

 

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サクラ、陽光、Prunus yoko zakura

10140331さくら陽光.jpg

サクラ、陽光(ようこう)は割と早く咲くのだけれども・・・。
このサクラは花の持ちが長いような気がする。

 

年が明けたと思ったらもう3か月、一年の四分の一が終わってしまった。この分じゃ10年、20年あっという間・・・。ってそんなに生きるつもりなのかって感じだけど。

 

出会ったときに、いろんなさくらの写真を少しづつ。
アップしておきたい。

 

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サクラ、アメリカという品種 prunus yadoensis matsumura america  

10140331アメリカ.jpg

アメリカ、という品種。
色が濃くて丈夫そうで、海外風な感じ。

風情はちょっと異なるけれど、これもまた可愛い。

 

そもそも、ヒマラヤで生まれ、アジアに広がり、極東の日本で独特の文化の中で愛されたサクラ。

それがまた欧米に広まって、世界中で愛でられている。

 

10140331アメリカ2.jpg

 

サクラは誰のものでもない、花は誰のものではない。
たとえこの国にあるものでも、自分の庭にあるものでも、
形の奥にあるそれは預かり物。

 

命の起源の所有なんてできないな。

 

 

 

 

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高遠小彼岸桜,タカトオコヒガン,Cerasus×subhirtella (Miq.)Masam. & S.Suzuki

10140331高遠小彼岸桜.jpg

高遠小彼岸桜,タカトオコヒガン。ああー、急がないとどんどん桜が終わっちゃう!

今日は雨になってしまったが、これは金曜日の新宿御苑。うらうらといい天気だった。

 

なんといっても、ここ新宿御苑には65種類の桜がある。そのうちで私が発見できたのはまだ半分くらいしかないし。

 

桜は交配種が多く、それに従って学名もどんどん長くなるみたい。

Cerasus×subhirtella (Miq.)Masam. & S.Suzuki

 

 

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ヨコハマヒザクラ 横浜緋桜 Prunus x kanzakura 'Yokohamahizakura'

10140331ヨコハマヒザクラ.jpg

うわー!これもプリティー♡ ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)だって。

あんずとか、スモモの花みたいに大きい。

まだ若い木だから、幹もすらっとしている。

 

 

新宿御苑にて。

10140331ヨコハマヒザクラ2.jpg

ヤマザクラ系の兼六園熊谷と、寒緋桜の交配種。

ヨコハマヒザクラ 横浜緋桜 Prunus x kanzakura 'Yokohamahizakura'

 

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シダレザクラ Cerasus spachiana f. spachiana

10140331枝垂れ桜2.jpg

やっぱり、シダレザクラ(枝垂桜)はきれいだな~。
毎年同じようなアングルから撮るけれど、この角度が好き~!

 

10140331枝垂れ桜.jpg

明日はあまり天気が良くないそうだけれど・・・。

ちょうど満開。
花のドームの中にいたら「ハアーっっっ」て感じ。

 

シダレザクラ。
ベニシダレより早く咲く。

 

 

 

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春の花 flora

140329キズイセンとムラサキハナナ.jpg

ラッパ水仙はリトルプリンセス。。これ冠(かんむり)っぽい。

ムラサキハナナ 。大根の花的な。

 

140402レンギョウとユキヤナギ.jpg

 レンギョウは黄色い蝶の大群

ユキヤナギ、サクラ(陽光)

140402ハチジョウキブシ.jpg

ハチジョウキブシ、ビーズのような。

レンギョウと。

 

春の花々。

 

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クロモジ(黒文字)の新芽 Lindera umbellata

140327クロモジ新芽.jpg

なんだかドキドキしてしまう一枚。

生まれたばかりのクロモジの新芽は幼くて、産毛(うぶげ)がフワフワしている。

 

 

140327クロモジ2.jpg

花も、ソフトワックスで作ったみたい。
自然の作品ってすごいなあ。。。

 

➤クロモジについての詳しい記事 2014/3/18 今咲いていますクロモジの花

 

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ヒサカキ Eurya japonica

140326ヒサカキアップ.jpg

ヒサカキの花は小さくて地味、でもアップでよく見るとなかなか可愛かったりする。

枝にびっしりと咲くヒサカキの花は姿よりむしろそのにおいの方が目立つ。

異臭といってもよいだろう。

 

 

140326ヒサカキ.jpg

毎年、桜の時期に公園を歩いていると、都市ガスの漏れたようなにおいがする。
これは、ヒサカキの花のにおい。

この時期はガス漏れと間違えた通報も多くなるそうである。

 

 

近づけば「臭い(くさい)」といったほうがいいのだが、遠ざかるほどになにか親しんだ食べ物のにおいにも感じられる。

しばし頭の中で反芻し記憶をたどると、それは大根の漬物、タクアンとかべったら漬けとかであった。

 

140326ヒサカキ3.jpg

いたるところに生えているので、歩くたびにおってくる。
新宿御苑でもあちこちで見ることができる。

 

春の花よりも、むしろ秋に結実する黒い実の方が目立つかもしれない。
ブルーベリーのような丸い小さな実がびっしりと生る。

 

 

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ソメイヨシノ sakura  cherry blossom

140325ソメイヨシノ.jpg

ソメイヨシノ、開花。
東京でも、予報より1日早く咲いた。これは新宿御苑のソメイヨシノ。

 

ソメイヨシノはやっぱり桜の代名詞的な種類だもの。

 

140325ソメイヨシノ2.jpg

今日はうらうらと暖かく、本当に春を満喫した。

花は誰かのために咲いているわけではない。
でも、実用でないものほど愛しいものはない。

 

 

SOMEIYOSHINO Cerasus × yedoensis 

 

 

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三寸アヤメ Iris sanguinea

110325三寸アヤメ2.jpg

矮性種の三寸菖蒲、ちっちゃいアヤメ。

花だけを見ると、立派なあやめなのだけれども。
この場所は日当たりが良く暖かいので、3月の早い時期にもう咲いている。

 

110325三寸アヤメ.jpg

色変わり。

これも三寸ほどしかないので、三寸アヤメかと。

班のある蝶の羽のようだ。

 

 

 

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シルクイリス アヤメの香り

シンプルなシルクのシャツに、パールのネックレスをさらりと着けた美しいひと。
月のきらめきのように細やかな光の粒子が、白いオーラとなって、その素肌から匂い立ちます。 

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ハクモクレン 白木蓮 Magnolia denudata

140322こぶし2.jpg

ハクモクレン(白木蓮)は辛夷(コブシ)とよく似ているので間違えやすい(実際私も混同していた)。

ハクモクレンは大ぶりで花弁が広い。
過去の写真を見て確かめたところ、コブシは花の付け根に葉がぴろっとついている。

 

このマグノリア類の白い花には特別なムードがあって、なにやら敬虔な気持ちに打たれる。(こんな私でも。)

 

 

140322こぶし.jpg

一度にこんなにたくさんの花を咲かせるのは、ものすごいエネルギーを必要とするんじゃないか。

そして、咲きはじめてほんの数日で、木の花は茶色くなって散ってしまう。
花には芳香があって、 それがまた寿命を短くするのではないかと思う。

 飛ばない白い鳥は、囀(さえず)りに祈りを乗せて儚く死ぬ。

140322こぶし3.jpg

見上げるような大きな木なので、よけいに青空が際立つ。
木は花に希望を託しているのだろうか。

 

140321コブシ.jpg

 

そして見下ろせばその花の命を支える幹の苦労も。

 

 

Magnolia denudata, ハクモクレン,

 

蕗の薹 フキノトウ Petasites japonicus

140320フキ.jpg

これはフキノトウ(蕗の董:Petasites japonicus)。すっかり伸びて花が咲いた。


野菜など成長しすぎて、食べごろを過ぎてしまうことを「董(とう)がたつ」というが、まさに董がたって食べられないフキノトウ。


 

 

蕗のとう.jpg

フキノトウが雄花と雌花と異株ということは、小説の中で知った。
そうはいってもどちらなのか、まだよくは判別できないのだが、星のような小さな花の形から、これは雄花ではないかと思われる。

 

早春、葉が出るより先に蕾が地面から生えてくる。
これがフキノトウで、摘んで食用にする。
摘まぬとこのように伸びて花が咲く。

 

蕗のとうてんぷら.jpg

ふきのとうの天ぷらは大好き。タラの芽も好きだ。
春の山菜の天ぷらは、ほろ苦さがすがすがしい。 

こういう味覚の嗜好は、日本に生れて育った中にあると思う。


140321蕗の葉.jpg

フキの葉は形が面白い。
コロボックルはこの蕗の葉の下に住むという、小さいころに読んだ伝説があった。
「筋(すじ)の通ったふーき♪」という歌もあったけ。


でもきゃらぶきとか煮付けとか、茎や葉の方は本当はあまり好きではなくて、お弁当の中に入っていると残したりしてしまう。

 

身近な暮らしにありながら、いろんな知識が断片的で、よく考えたこともなかったことって多い。
フキについては、ようやく繋がってきた。

 こうして書いたり人に話したりするとき、アレ?どうだっけ、とか考えて調べたりして改めて気がつく。
貯め込んだ知識のおさらいのようなもの。


140321つわぶき.jpg

これは秋から冬にかけて咲くツワブキ(Farfugium japonicum )。
葉の形こそ似ているが、花の色も形も全然違う。
ツワブキは黄色い菊のような花だ。


フキとツワブキは同じキク科だが、こちらはツワブキ属。

 

 

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ユキヤナギ 雪柳 Spiraea thunbergii

140318ユキヤナギ2.jpg

ユキヤナギがぽっちりと。
枯れたような枝に初めての一輪が咲いた時は本当に心が明るくなる。

群舞の美しさがユキヤナギの身上(しんじょう)。
本来はこんな風にアップで大きく撮るような花ではないのだけれども。

ユキヤナギは丈夫な木で、特に手をかけなくても毎年ちゃんと咲いてくれる。

というようなことを昨年もおととしも書いたっけ。
 

140318ユキヤナギ.jpg

寒い寒いと言っていた寂しい冬景色から一転、次々と春の花が咲きはじめ、めまぐるしいこの1カ月。

ウメから始まって、ミモザ、ジンチョウゲ、ミツマタ、マンサク、サンシュ、ユキヤナギ、サクラ、クロモジ、アブラチャン、ムラサキハナナ、コブシ、クリスマスローズ、ハチジョウキブシ、シナミズキ、、、

ええと、順番はどうだったかな。思いついただけでもこのくらい、でももっともっとたくさんある。

あれやこれや観察したり、花から花へ観賞したりが忙しい。
けど楽しい。

  

長く日記(ブログ)を続けていると、過去の記事が蓄積となって、知識の整理に役に立つということに改めて気がつく。

小学校の頃は毎日の絵日記を書くのがあんなに嫌だったのに・・・。
やっぱり、やらされている感があると続かないのかなあ。

 ▶ 花事典 ユキヤナギ バラ科 シモツケ属  学名 Spiraea thunbergii

 

 

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今咲いています!クロモジ(黒文字)の花 Lindera umbellata

140319クロモジ2.jpg

クロモジと言えば、お茶席で出される主菓子(おもがし)につけられる、4寸ほどの長さのよい香りのする楊枝(ようじ)である。

また、料亭などでも食後にクロモジの小さな楊枝を出される。

人前のお席ではいくらなんでもシーハーできないのであるが、そういうお店はたいていお化粧室にも置いてあったりするので、うがいをした後でこのクロモジを噛むと口中がさっぱりする。

 

クロモジは落葉樹林の中に生える低木で、めだたない地味な植物だ。

生の枝葉の香気成分はリナロールやバラの成分ゲラニオール、森林調のシネオールなど。サンショのようなスパイシー感もわずかにある。

140319クロモジ.jpg

 

春の始めに先駆けて、クロモジは花をつける。
きみどりの小さな花そのものからは香りはしない。

雌雄異株で、この写真の株に咲いているのは雄花とみられる。

 

 

クロモジの香料は今はあまり製造されていないが、昔は輸出までされたそうである。
くろもじを見ると決まって思い出すのは初夏のあの日。

クロモジの香料を採っていた香料会社の人と五日市の山に入り、遭難しかけたこと。(ちょっと大げさ)
ちなみにその時の記事、3回に分けて書いてある。

2009年7月 2日 くろもじ採り①

2009年7月 2日 くろもじ採り②

2009年7月 2日 くろもじ採り③

山に登ったのは2007年だったからもう8年になるのかあ。今となってはいい思い出だ。

 

アブラチャン.jpg

 

同じクスノキ科のクロモジ属には、シロモジ:Lindera triloba 、ダンコウバイ:Lindera obtusiloba 、アブラチャン:Lindera praecoxなどがある。

この上の写真は、クロモジによく似ているがアブラチャン。 


花だけをアップにしてみれば似ているが、何度も見ているうちに花の付き方で違いがわかってくる。どれも材を折ると、弱いながらもクロモジのような香りがする。

 

アオモジは同じクスノキ科だが、分類的にはちょっと遠い。 
この時期の蕾の付いた枝ものがお花屋さんで売っている。
やはり枝葉をもむとシトラスのようないい香りがする。
香料ではリトセアキュベバ(Litsea cubeba 、リツェアキュベバ)と呼ばれている。

 

 

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銀葉アカシア Acacia baileyana とミモザとネムの木と

140318ミモザアカシア2.jpg

春一番が吹いて、木が大きく揺れている。

毎年、ギンヨウ(銀葉)アカシアの黄色い花に気がつくのは、なぜかこんな風の強い日だ。
暖かさに油断して、薄着をしたとたんの風でちょっと肌寒い。


なぜそう覚えているかというと、写真を撮るのにいつも花が揺れ動いて、なかなかシャッターを押せないから。

 

この上下の写真のミモザはギンヨウアカシア(Acacia baileyana )、匂いがない。
香料を採るミモザではないが、でも、本当に可愛い花だ。

140318ミモザアカシア.jpg

ミモザとアカシアとネムの木の関係はとてもややこしい。

今までも4-5回ほどこれについて書いたりしたが、自分でも誤解していることがあったので、
この機会にまた自分の整理のためにおさらいしてみたいと思う。

呼び方っていうのは、国や時代によって変わったりさまざまだから、学名で見分けるのが本当は正確だ。

 

20110909ネム3.jpg

本当のミモザはピンクのオジギソウのこと。あの、ちょんちょん突つくと葉を閉じる、とげのある草だ。


でも、フランスでは「ミモザの木」と言えば上の写真、ピンクのフワフワのネムの木(学名 Albizia julibrissin)をさす。色と大きさは違えども、花の構造は似てるっぽい。
匂いは最初青い果実のような香りでだんだんと甘く粉っぽくなってくる。

 

120326ミモザつぼみ.jpg 

ミモザの香料を採るのはフサアカシア(学名 Acacia dealbata)から。
花の香りは最初爽やかなグリーン感があり、ポワポワっと粉っぽくて甘い。

香料はパウダリー。スミレのようでもあり、ウッディで、豆のモソモソした詰まった感じもある。
わかるかな?でも香りを一度見たら、なるほどと思うだろう。


花は黄色、ギンヨウアカシアより背が高くなり、葉がフサフサとしてネムの木の葉に似ている。

上1枚と下の2枚がフサアカシア。オノマトペが多いけど...。

140319ミモザacacia dealbata.jpg

ほら、フサアカシアの葉はこんな風に、柔らかい羽のような葉をしている。 

140319ミモザacacia dealbata2.jpg

 

また、アフリカ原産のミモザ(Acacia Karroo)はとげがとても大きい。
時期はずれであいにく花が咲いていなかったが黄色くていい香りがするという。(下2枚の写真)
これからも香料を採るのかな。

 

140319ミモザacacia karroo.jpg

140319ミモザacacia karroo2.jpg 

 

整理しようと思ったのに、読んだ人はますますこんがらがったかもしれない。

それに謎がまだ残っているし、どれが正しいのか今後またよく調べてみたい。

 

 

さらにややこしいことに、歌謡曲などで歌われ、一般にアカシアとの花と思われている白い花は、今はニセアカシア と呼ばれている。(私はエニシダと混乱していた。)


和名をハリエンジュ(針槐)、学名 Robinia pseudoacacia という。
アカシア蜂蜜はこのニセアカシアから採る。
白い藤に似た花で、木の下を歩くととてもいい匂いがする。

半蔵門の近くのお花屋さんの前にハリエンジュのおおきい木がある。
5月の爽やかな日、道に白い花がいっぱいこぼれている頃、上から香りが降ってくる。

今年はきっと、このハリエンジュの写真を撮りたいと思っている。

外来種で繁殖力が旺盛らしい。

 

 

 

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青いヒヤシンス,Hyacinthus orientalis

140315ヒヤシンス2.jpg

青い花は少し悲しい。
そしてヒヤシンス。

 

 140315ヒヤシンス3.jpg

ヒヤシンスは茎もきれい。

野菜のような緑がきれい、みずみずしくて。

140315ヒヤシンス4.jpg 

一輪ずつのヒヤシンスの横顔を見ていたら、何かに似ている。
この、くるんと反り返ったはなびら・・・。

 

それはお弁当に入っている、タコの形に細工したソーセージだった。

 

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ミツマタ 三叉 Edgeworthia chrysantha

140317ミツマタ.jpg

ミツマタはねちっとしたハニーノート。
満開の時期に近くによると、甘くて重い、そして少し鼻に痛い匂いがする。

今年もまた、ミツマタの咲く時期になった。
そしてこの花が咲くとついに春がやってくる。

去年も同じようなアングルで写真を撮って、同じような香りのコメントを書いている。
大いなるマンネリ。

季節だけはマンネリ結構。春が来ないと困るもんね。


それに、毎年香りを嗅ぐたびに印象が同じということは、
もうこの花の香りは自分の中でぶれてないということだ。

花によっては、「あれ?こんな香りの面があったっけ?」というようなことがよくあるものだけど。

 

みつまたは枝のところが三つに分かれている。
冬にはそれがよくわかるが、花が枝いっぱいに咲くとそちらに目が行ってしまう。

 

グレイの枝に白と黄色のボールがびっしりとつくと、どことなく面白げな様子だ。

葉は花の後に出てくるので、繁った様子はあまり印象にない。

 

 

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マンサク 万作  Hamamelis japonica

140311マンサク.jpg

春の朝、まだ桜にはちょっと早いほんのり芽ぶきの季節。

遠目でもうっすらと黄色くもやもやした木があったら、それはマンサク。

 

春一番に「まんず咲く」花、→マンサクとなまったらしい。

 

140311マンサク2.jpg

花はビニールのようなオゾングリーンの香り。

まるで「ヒドラ」か「くもの子」のようにもみえる、ユーモラスな形。

 

 

 

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ジンチョウゲ 沈丁花,Daphne

ジンチョウゲ.jpg

 

場所によってはもう満開になっているジンチョウゲもあるけれど、(私の中では)御苑の沈丁花を標本木として、これが咲くのをもって春と判定している。勝手にマイ標本木。

最初のジンチョウゲの香りは、冷たい空気の中にピンっと流れてくる.。
だから春というにはまだ寒い時期なのだが、黎明というか、これを境に希望が見えてくるような気持ちになるのだ。

 

高く透明で甘酸っぱいグリーンフローラルと、低い方に感じるやや重いバルサミックのハーモニー。
それは寒暖のせめぎ合いにも似ている。

暑苦しいチュベローズに比べ涼しげな香り。

 

本来の「標本木」は、開花情報などを発表するときに指標として定めている観察の対象の木。

さくらの、うめ、イチョウのほか、ツバメ、あぶらぜみ、ほたるなど、全国の気象台で、決められた動植物の開花日や現れた日などの観測を行っているが、これを「生物季節観測」というのだそうだ。

「うぐいすが鳴いています」とか「啓蟄」など、天気予報で節気や歳時記とともによく耳にする。
気温だけでなく、季節をこういった身近なもので感じるというのが四季のある日本らしさじゃないかしら。

海外でもこういうものってあるのかな。

 

気が付けばキッチンに朝日の射す時間帯が早くなっている。
日没もおそくなり、夕方6時でもぼんやりと明るい。

春分ももうすぐだもの。

 

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紫の花のアレンジ wedding arrangement

140301アネモネ.jpg

うちのスタッフのL子ちゃんが、先週ウェディングパーティーだったの。

花嫁さんのブーケは紫のアネモネで、可愛くてシックだったわぁ。
アネモネはL子ちゃんが大好きなお花。

 140225ウェディングアレンジ2.jpg

会場は紫が基調のお花がテーブルに。最高に洗練されている。

 

 

140225ウェディングアレンジ.jpg

 

ロマンチックな紫のキャンドルリース、ヒヤシンスのグリーンがとってもいい匂い。
そのテーブル・アレンジを帰りにいただいたので、ウィンドウに飾らせてもらった。

この年ではブーケ・トスの資格はないけど、アレンジいただいてとても嬉しい。

お花大好き。

 

➤おすすめ商品  淡く優しい日本の桜。 オードパルファン さくら

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▶ オードパルファン ブラックラベル「satori」

やわらかなお香の香り

 

寒ざくら カンザクラ SAKURA

20140228カンザクラ3.jpg

まだ2月も終わりだというのに、濃いピンクのカンザクラはもう散りかけている。

ぬるい、一日。

 

20140228カンザクラ2.jpg

降る降る、はなびらの雪。

 

風もないのに、ひと群れ、ふた群れとたくさんの花が舞い続ける。

梢(こずえ)では何が起こっているのだろう?

 

 

20140228カンザクラ4.jpg

おやまあ、メジロやツグミ?
たくさんの鳥たちが枝から枝へと飛びまわり、カンザクラの花を揺すっている。

ツボミを食べているのかしら。

 

20140228カンザクラ.jpg

小鳥たちの蹂躙の跡、はなびらのじゅうたん。

 

 

 

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➤バラの体験講座 最新情報 http://parfum-satori.com/jp/topics/2014/02/281300rose.html

➤バレンタインのお返しに 10本レフィルA

 

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ヒース ジャノメエリカ Erica canaliculata ,

140211エリカ.jpg

寒い中、ジャノメエリカの花が咲いている。
黒い点が蛇の目のようだからジャノメエリカ。この種は南アフリカ原産だという。


ヒース(heath)というのはアイルランドの荒地のことを指すのだが、そこに生える植物そのものもヒースとも呼ぶ。

それは特にエリカが多いので、エリカのことをヒース、ヘザーという。

 

昔の記事にも書いたことがあるが、有名な小説「嵐が丘」を十代のころ読んだ。
アイルランドの荒野を舞台にした物語である。

主人公のヒースクリフの意味は「荒地の崖」という意味の名。
執念深い彼の
復讐劇で、読んでいるうちに気持ちが悪くなってきたのを覚えている。
人間はそこまで憎悪し続けることができるのか、と思う。

おぼろながら、白黒の古い映画も見た記憶もある。
たぶんローレンス・オリヴィエ。

主人公のヒースクリフが復讐の一環のために結婚したイザベラに、「お前の髪はなぜあのヒースの匂いがしないのだ!」と激しくののしるシーンがあった。

そこが特に印象的だったので「ヒースはどんな匂いがするのだろう?」と思っていた。

 

140211エリカ2.jpg

大人になって初めて見たヒースは、ちっとも匂いがしなかった。
背丈は50センチくらいで、公園のプランター細かな花がびっしりと咲いていたのに。
このジャノメエリカも匂いがない。

 

荒れた土地で咲くアイルランドのヒースは背丈が低いそうだ。
それは風に運ばれて甘い匂いをさせているという。

 

 

➤記事 2010年4月4日 ジャノメエリカ

 

 

 

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紅白梅 ウメ Prunus mume

140207紅梅.jpg

1月の下旬、古い友人と食事をした。

よもやま話の中に、家の梅の木が一輪咲いたと彼がいう。

 

彼の家の庭にはお稲荷さんがあって、その横に一本の紅梅が立っている。
部屋の窓からその蕾が、日、一日とふくらんでいくのを楽しみに眺めていたが、その朝ようやく開いたのだそうだ。

 

それまでの彼の旬日が、「花がひらいた」一瞬に凝縮され、パラパラマンガのように目の前に浮かぶ。

 

学生のころから癖のないまっすぐな性格で、スポーツマンらしからぬ?雅味のあるところがあった。

年取っても、そういうところはあんまり変わんないなあ。 

 

140207白梅3.jpg

 

「もしかしたらもう咲いているかも?」

その話を聞いた翌日、勇んで梅林に行った。やはり、茶室の裏の白梅が一本咲いている。
すでに三分咲きである。

この梅林には、毎年いち早く咲く白梅があって、いつも一輪目の咲くのを楽しみにしていたというのに、今年は今までチェックを怠っていたのが悔やまれる。

2月に入ってから咲くのが常なのだが、これは翌1月25日の早朝の白梅。
他の梅の木はまだ固い。

 

こんな日に限ってちゃんとしたカメラがなく、スマホで撮ったらやっぱりあまりよくない。
明日、もう一度デジカメを持ってこよう、と思っているうちに風邪をひいてしまい、1週間も会えなかった。

 


140207白梅2.jpg

今日は日本庭園ではなく玉藻池に行くことにした。

日本庭園は柵があってそばに寄れないのだが、玉藻池のほとりの梅は匂いも吸える。

 

私はこのすっきりとした白の一重が一番好きだ。
潔い感じがする。

 

140207白梅.jpg

八重も可愛いのだけれど、梅にしては飾りが多い気がする。

 

 

 

 

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➤梅の香りの香水「よるのうめ」

 

 

榠樝 (かりん)Chaenomeles sinensis

130414カリン2.jpg

かりんという字は、「花梨」をあてるとずっと思っていた。
だって、そのほうが可愛いし、実も梨のようでしょう?

 

花梨という字はマメ科の別の植物。
写真の、この榠樝(かりん)はバラ科。

 

シャガ 射干、胡蝶花 Iris japonica

130415シャガ2.jpg

シャガ。胡蝶花というように、蝶々がとまっているようだ。
小さなアヤメの花。

 

つぎつぎと咲く群れた蝶たち。
 

オドリコソウ 踊子草 Lamium album L. var. barbatum

130416おどりこそう2.jpg

オドリコソウ。

背丈30センチほど。

つくし スギナの子 horsetail

130415つくし2.jpg

つくし、土筆、つくしんぼ。

つくしはいわばスギナの花のようなもの。
ふさふさとした緑のスギナと地下茎でつながっていて、スギナの胞子を飛ばすために伸びた茎である。

山吹の匂い 万葉集 Kerria japonica

130413ヤマブキ.jpg

山吹の にほへる妹が はねず色の 赤裳の姿 夢に見えつつ

 

意:山吹のように美しいあの娘のはねず色の赤裳(も)の姿が夢にでてきました。

 

 

花の迷宮 labyrinth

130411春の野原.jpg

 

春の野にわかなつまむと来しものをちりかふ花に道はまどひぬ

 

春の野に若菜を摘もうとやって来たが、花びらがあとからあとから散ってきて道もわからなくなってしまった。
                                          『古今和歌集』巻二 116 紀貫之

鬱金(うこん) 八重桜 Cerasus serrulata 'Grandiflora'

130410桜ウコン.jpg

緑がかった淡い黄色の八重桜、鬱金(うこん)。

数百ある桜の中でも、黄色はこのウコンザクラのみ。

大輪でフリルの花びらが華やかだが、この時期に咲くピンクの八重桜の中では遠目に白く見え、やや地味目。

ヤマザクラ 山桜 yamazakura

130407ヤマザクラ1.jpg

ヤマザクラ(山桜)は花の時期が長いので、ソメイヨシノよりも少し遅くまで咲く。

花と葉が一緒に開くところに野趣があってよい。
時に葉の色は臙脂(えんじ)色をしているので華やかというより渋めである。

花びらもやや細くすっきりとして上品である。

 

中学生の頃に読んだ小説に、大実業家の老人が花柳界のひいきの名妓を指して、「おまえは山桜のようだね」と称賛するシーンがあった。染井吉野(ソメイヨシノ)は品がないと彼は云う。

 

私はまだ幼くて、ソメイヨシノよりさらに華やかな、八重桜のようなぽってりと紅い桜が好きだったので、なぜ山桜がよいか理解できなかったが、今はよさがわかる。

何という本だったかも忘れてしまったが、印象に残る言葉だった。
やはりこのような好みは年を取ってからの趣味なのかもしれない。

 

130407ヤマザクラ3.jpg

純白やピンク色の差した花びらなど、同じ木に咲く花でも変化がある。

 

オオシマザクラ、琴平など、ヤマザクラ系は匂いの良い系譜である。
神田にあるスルガダイニオイの並木道では、さわやかなグリーン系の香りが降り注ぐように薫る。

 

山桜は花をそばで嗅ぐことができないほど背が高くなるが、この新宿御苑の母子森にあるのはまだ若木で、すぐそばで鑑賞することができる。

 

130407ヤマザクラ4.jpg

 山桜の樹皮はまた模様が面白く、印籠などの表面に使われる。
これもまた、若いころはいいと思わなかったが、ようやく興(おもしろ)みがわかるようになってきた。

樺(かば)細工というが、使われる樹皮は白樺などの樺類ではない。

 

130407ヤマザクラ5.jpg

 きょうは青空もきれいでうららかな天気。

春もまっただ中である。

 

 

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▶パルファンサトリ  "Nuage Rose(ニュアージュローズ・ばら色の雲)"

南仏コートダジュールの夕暮れどき、空のキャンバスいっぱいにバラ色とスミレ色が交差し、やわらかな雲の波間から海へと光が差し込む...そんな美しい情景を香りに託しました。
目を閉じて香りをまとうと、心にやさしい色と輝きがひろがり、新しい旅へと誘われる...。
ニュアージュローズは人生の喜びや美しさを情緒豊かに感じる女性のための香りです。

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桜雨(さくらあめ) SAKURAAME

130403雨桜3.jpg

夜桜と雨。

帰り道、あんまりきれいだから携帯で撮ってみた。
ちゃんとしたカメラがあったらなあ。。。

 

 桜雨(さくらあめ)という言葉があるのかな、と思ったらこの季節に降る雨を指す季語らしい。

抒情的な言葉。

桜満開 新宿御苑 SAKURA

ソメイヨシノ2.jpg

毎年さくら、それでも桜。

いつ咲くかいつ咲くかと待っているときが楽しいのだけど、
もう、満開になっちゃったなあ。

 

黄色い春の花 レンギョウ golden bell flower

120329レンギョウ.jpg

春は黄色い花が多い。
連翹(レンギョウ)  モクセイ科 レンギョウ属 学名: Forsythia

匂いはほとんど感じられない。

 

2013 枝垂れ桜 新宿御苑Cerasus spachiana f. spachiana

130320しだれ桜.jpg

2013年、今日の新宿御苑の枝垂れ桜は満開。

人も満員だ!

対岸の橋の上から眺めると、大きな枝垂れ桜が池に映っている。
毎年この姿を見ると、待ちに待った春がようやくやってきたんだなあと実感する。

2013.3.11 黄水仙

20130311スイセン.jpg

凍てついたような花壇には何もないように見えたが、丈低く黄水仙の花が咲いていた。

明治神宮の北参道門、春の日差しを落ち葉の下に溜めて、暖かな布団からふっくらと芽が出たのだ。

 

もう2年、まだ2年、それぞれの心時計は速度が違う。

祈るしかできないけれども。

 

 

 

沈丁花 白 ダフネ Daphne odora

| コメント(1)

130310沈丁花白.jpg

道を歩いていて香りで気がついた、ここには白い沈丁花が咲いている。

先週の暖かさで、沈丁花が一気に満開に。

透明感のあるメタリックなグリーンフローラルが遠くまでよく届く。
近づくと沈丁花特有のバルサミックな甘さがある。

白は少しグリーン感が強く、紅花種のほうが甘いように思うが、単なる個体差かもしれない。

クリスマスローズ Helleborus

130302クリスマスローズ1.jpg

クリスマスローズというが、クリスマスに咲くニゲラ種から春の時期のオリエンタリスまで、たくさんの種類がつぎつぎと咲き、花期は長い。

沈丁花のつぼみ ジンチョウゲ Daphne odora

130228沈丁花.jpg

沈丁花のつぼみがそろそろ膨らんだのではないかと、新宿御苑の管理室のそばにある木を見に行った。

やはり、べにいろが濃くなっている。

 

もうすぐ、春を連れてこの明るいキラキラした香りがやってくる。

本当にうれしい!

 

2013/02/28の記事 沈丁花 ダフネ オドラ

 

 

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雪柳(ゆきやなぎ)の芽 Spiraea thunbergii

130209雪柳.jpg

あれあれ、枯れていると思った枝に、ぽっちりと緑の芽が。雪柳(ゆきやなぎ)だ!

新宿御苑は春の予感でいっぱい。
ああ、もう少しで本当に春がやってくるんだなあ。。。

 

白梅 2013 新宿御苑 Prunus mume

130209白梅1.jpg

待ちに待った梅が咲いた!新宿御苑の白梅。

このところずっと新宿御苑に散歩に行けなくて、梅がどうなったかとても知りたかったのだけど。。。
パラパラと咲いている。

タンポポ 蒲公英 dandelion

120514タンポポ.jpg

神戸に行く前に、新宿御苑で撮ったタンポポの綿毛を載せようと思っていたのに、 うっかりしている間に5月も終盤にさしかかってしまった。

これはとってもきれいなままのタンポポの種。

ドウダンツツジ 灯台躑躅 Enkianthus perulatus 新宿御苑

120424ドウダンツツジ1.jpg

ドウダンツツジ。

爽やかな黄緑の葉が出ると、すぐに白い花が咲きはじめる。

散るさくら 琴平(ことひら) 新宿御苑 sakura

120423琴平桜2.jpg

花びらの重さに耐えかねて、手を離す白い桜、琴平(ことひら)。

風もないのに、花びらが音もなくあとからあとから降って来る。

シデサクラ ザイフリボク Amelanchier asiatica

120421シデサクラ2.jpg

シデザクラ(四手桜)、ザイフリボク(采振木) ともいう。

遠目で見ると、真っ白い雪が積もっているかのように清楚な白い花がさく。
光を透かして、やや細長い5枚の花びらがしゃらしゃらとしている。

 

セイヨウバクチノキ Prunus laurocerasus

120419セイヨウバクチノキ2.jpg

西洋博打の木(セイヨウバクチノキ)なんて!

珍しいさくら 黄色のウコン(鬱金) 緑のギョイコウ(御衣黄)sakura

120418ウコン桜3.jpg

八重のプリーツィーな桜、黄色い鬱金(うこん)

桜もだんだんと八重の時期になってきたが、変わり種の黄色の鬱金と緑の御衣黄は新宿御苑でも人気が高い。

人はやっぱり珍しいものを見たがるものらしい。

甘い春のやさしさ、でいえばピンクがきれいだと思うのだが、渋い好みの鬱金(ウコン)も乙なものである。

柊南天(ヒイラギナンテン)の香り hiiragi

120415ヒイラギ.jpg

柊南天(ヒイラギナンテン)の花は地味だ。

 

葉が地味だからかな。
この花の黄色はあまり目立たない。 

しかし、近寄ってかいでみると思いのほかよい香りがする。

ジャスミンのようなクリーミーで甘い匂い。
でも、濃厚というより、グリーンが勝ってさっぱりしている。

 

シデコブシが匂う 新宿御苑 kobushi

120414シデコブシ.jpg

シデコブシは、マグノリアに似た芳香がある。
ホワイトフローラル特有のクリーミーな甘さと、さわやかなグリーンノート。


マグノリアはモクレン科モクレン属の総称。
モクレン属の花は、みないい匂いがする。

コブシ、ハクモクレン、タイサンボクホオノキ、オオヤマレンゲ。
ちょっと縁の離れた
カラタマオガダマも、小ぶりだが香りが強い。

 

山吹(やまぶき)の花のにおい yamabuki

120415ヤマブキ.jpg

ヤマブキは晩春から初夏の花だと思っていたが・・・。
いろんな花が、自分の思っていた時期より早く咲く。

学校へ行く通学路、雨にぬれるヤマブキの印象が残っているので、ヤマブキは5月の花のイメージがあった。
もしかして新宿御苑は日当たりがよいので早く咲くのかな・・・。

いい匂いのさくら 太白(たいはく)新宿御苑 sakura1202

120413太白.jpg

その名の通り、太白(たいはく)は白くて大きい桜。

花の雰囲気はオオシマザクラをもっと大輪にしたような感じだ。
葉より花が先に咲くので、枝の上に大きな丸い花てまりがポンポンと付いているようにも見える。

花筏 はないかだ さくら hana-ikada

120412ハナイカダ.jpg

はないかだ、地にも水にもピンクの魔法がかけられる。

優しい春の風が水面を撫で
さざ波に打ち寄せられる桜の花びら

 

春の花 地味め vernal flowers

120411黄色.jpg

春の花でも地味めな花もたくさんある。
梅よ桜よと浮かれている陰で、草木の緑に溶け込んでひっそりと咲く木の花、野の花たち。

春の花はたくさんあって、一日一種類ではとても間に合わないうちに次の季節がやってきてしまう。

とりあえず、いっぺんに載せてみた。

 

すみれ 菫  violet mandshurica

120411スミレ.jpg

わあすみれ、わあコブシ、わあやまぶき!

一足ごとに出会う春の花。
乾いた落ち葉の間から、スミレが顔をのぞかせている。

ほんの2-3日で、地面の様子がすっかり変わってしまう。

 

お花見 半蔵門から千鳥ヶ淵 sakura hanami

20120408半蔵門4.jpg

ソメイヨシノだけが桜じゃないと言っても、この一斉に咲くソメイヨシノにはやはりワクワクとしてしまう。

今日は夕方、お出かけの前に近所の半蔵門公園に寄ってみた。

ここから千鳥が淵まで、石垣のお堀に沿って延々と咲く、本当に見事な桜。
反対側の英国大使館の桜も素晴らしい。

 

ハナニラ ベツレヘムの星 The Star of Bethlehem

120409ハナニラ1.jpg

ハナニラが白い小さい花を咲かせています。

葉はニラのにおいだけど、

花は甘いかおりがします。

 

どうぞ手で摘んだりしないで、

暖かい土の上にひざまづいて、

風に震えるその花の

香りを吸ってみてください。

ソメイヨシノ 新宿御苑2012 somei yoshino

120406ソメイヨシノ.jpg

2012年のソメイヨシノ、新宿御苑。

まあ、文句言わずに「とにかく見て!」という見事さ。 

しだれざくら 枝垂れ桜 cherry blossom

120405しだれ桜1.jpg

昨日までの風が気になって、新宿御苑に早くに桜を見に来た。
日曜日はまだあまり咲いていなかったから、散ってはいないだろうと。
 

ナズナ、ペンペン草 Capsella bursa-pastoris

120402ペンペングサ.jpg

あのペンペン草はどうなっただろう。

今日は午後から強い風と雨。
早めに仕事を切り上げて、先週の写真の整理をする。

 

沈丁花(じんちょうげ) ダフネ Daphne odora

120331ジンチョウゲ.jpg

 

新宿御苑の沈丁花(じんちょうげ)は今満開。

毎年思うのは、ここのは葉の色が黄ばんでいること。
日当たりがよすぎるのかなあ。

どっちかっていうと家の北側の庭や、木の下の明るい日陰などでよく育つ木だから。

三月さくら オカメ桜 2012 新宿御苑 sakura

120331オカメザクラ2.jpg

この桜は少し濃いめのピンク。
「オカメ」という。


 

心温まる春の花、サンシュ/新宿御苑 sanshu

120330サンシュ2.jpg

サンシュユと桜が咲くと、「野も山ものどかな春の景色」といった風情のピンクと黄色。

さすがに今日は空気が緩んで、花曇りの下で春の花が咲いている、新宿御苑。
明日からの花見客に備え、門の警備は慌ただしかったけど、中の道は静か。

風の音がさやさやと木々を揺らすばかり 。。。

和紙の素材 ミツマタ 三又 mithumata

120327三俣.jpg

コウゾと並んで、和紙の原料として使われるミツマタ。
木の枝が三つの股に分かれているから、「みつまた」という。

ラッパスイセン 黄色い水仙 Narcisse

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白い日本水仙は終わり、黄色のラッパスイセンが開きはじめると、春も本番という感じがする。
これから、次々と咲く花を追いかけるのに忙しい忙しい。

野の花② ハコベ ホシノヒトミ  hakobe

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まあどうでしょう、こんなに愛らしいハコベ。

白い花はうすみどりの柔らかいマントにくるまれて、まだつめたい風から身を守っている。

 

黄色のミモザ アカシア mimosa Acacia

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代々木駅から紀伊国屋書店に行く途中、小さな広場にミモザ(アカシア)の木が何本かある。

ここのミモザは背が高いフサアカシア。
ちょうど今、咲き始めたところだ。

フサアカシアの葉の雰囲気は、同じマメ科の合歓(ねむ)の木によく似ている。
羽根のように軽く柔らかい葉が、春の風になびいている。

野の花①ホトケノザ  新宿御苑の春

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小さな雑草の花が咲いている。

ホトケノザ、ホシノヒトミ、ささやかな花に癒される。

 

椿 つばき カメリア 新宿御苑

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椿は陰樹。
あまり日当たりのよくない場所によく植えられる。

新宿御苑でも、薄暗い森の中にある。
大輪で華やかなのに、暗い感じがするのはそのせいだろう。

ようやく、梅の開花 新宿御苑2012

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こんな日をずーっと待ちわびていたけれど、ようやく春の陽気になって梅がだいぶ咲いてきた。
本当に待ちくたびれてしまった。

クリスマス・ローズ ヘレボルス

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これから盛りを迎える新宿御苑のクリスマス・ローズ、まだつぼみもたくさんある。

 

クリスマス・ローズと言っても、バラの仲間でもない。
また、原種のヘレボルス・ニゲルは確かにクリスマスの頃に咲くのだが、最近一緒にクリスマス・ローズと言われるようになった、ヘレボルス・オリエンタリスは2月から4月頃まで咲きつづける。

日本水仙 房咲き 八重 ナルシス

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私の花好きを知って、いつも自宅の庭の花を持ってきてくださる方がいる。
この日は水仙の束をいただいた。

ウインドウと、ドレッサーの前に分けてさくっと活けてみる。
とってもいいにおい。

 

さくらのかおり

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春色の桜が咲くにはもう少し。

でもオシャレはいつも、前倒しだから。

白いはなびらが重なってうすべに色に染まる・・・。私たちを慰めてくれる優しい花。


一足先に、春を自分のものにする。
ふんわりした甘い花の香りは、匂い袋に変化していく。

日本の花。春の香り オードパルファン「さくら」


 

ゆめほたる 夢ホタル

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水辺の草にとまるホタルみたい・・・。

柔らかく細い緑の茎に、黄色い毬のような花が、ポンポンとさく。


 


2012年の梅とメジロ 新宿御苑

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東京は本当にこの2日間あたたかくなって、体がとっても楽ちんだ。

しっとりと湿りを帯びたあたたかい空気が、寒さで固まった体を優しくいたわる朝の新宿御苑。

気温ひとつで体調が断然違い、肩のこわばりがふんわりほどける。
 

アミガサユリ バイモ ぐるぐる②

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緑の網目筋が入った小さなアミガサユリの花。
バイモともいう。
花の付け根からしゅるんとした細い葉が伸びて、先がくるりと反転する。

この「くるくる」で他のものに巻きついて体を支えるのかと思うが、アミガサユリが地面から生えている写真をみると、自立しているようだ。

まきひげ ぐるぐる らせん うずまき 春のブーケ

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まきひげ、ぐるぐる、らせん、うずまき

お豆のひげは、からむところがなかったら、どんどん伸びて自分に巻きついていく。

カンザクラ 寒桜 sakura

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カンザクラ(寒桜)のつぼみが一杯に膨らんでパラパラと咲き始めた。

ためらいがちに、開いたさくら。

 

福寿草(ふくじゅそう)② 晴れの日の新宿御苑

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雨上がりの福寿草、ほら、笑った。

 

福寿草(ふくじゅそう) 曇り空の新宿御苑

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昨日とうって変わって雨もよいの朝。
新宿御苑に行くのやめようかな・・・。

 

迷ったが「ちょっとだけでも」と結局行くことにした。
雨が降りそうなので一番に日本庭園の梅を見にいく。

万作 まんさく 新宿御苑

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まんさくが咲くと、もう春が近い、という気になる。
細いリボンをくるくるカールさせたような花びらで、中のほうが濃い臙脂色をしている。

地味な花だし、梅や桜のような華やかさはないけれど、名前がなんだかほのぼのオジサン系だ。
東北で、春一番にまず咲く、まんずさく、まんさく、となったという話である。

ルピナス

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ルピナスは豆科の植物。

ノボリフジとも言う。

私の知っていたルピナスはもっと大きくて長くて、本当に藤の花をさかさまにしたような紫色の花。
とても派手で、あまりエレガントとは思わなかった。

 

このルピナスは小さくて

それほど長くない。
春の野の花の風情。

ルピナスは葉っぱがかわいい。
傘のように開いた柔らかい緑色。

新宿御苑 梅は咲いたか、桜はまだかいな

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2月に入ってから毎日のように、新宿御苑に梅に会いに行く。


御苑の中の日本庭園、茶室の横にある梅林だ。
どのくらいあるんだろう・・・、100本くらいあるのかしら。

日本の梅 梅の香り‐2

 

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梅は花木の中で特に香りのよい花だ。気品のある姿に比較して、香りは少し妖艶な面もある。赤と白でも香りが違う。

暖かくなってから華やかに咲き、風に揺すられて散る「さくら」と違い、「梅」は厳しさに耐えて花を開き、容易には散らない。

 

梅のことはひとくちには語りきれない。


 


 

"UME NO HANA" Japanese Plum Blossom-1

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"Ume no hana

Kaguhashimi tookedomo

Kokoromoshinoni kimi wo shizo omou"

by Okimi Ichihara

 

Plum blossom is a flower appreciated by Japanese aristocracy since the ancient times and appears in 119 poems of the "Manyoshu - Collection of Ten Thousand Leaves".

 

日本の梅  梅の香り-1

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梅の花 香りをかぐはしみ遠けども 心もしのに君をしぞ思う  市原王(いちはらのおおきみ)

梅の歌は、万葉集に119首に及ぶほど、古くから貴人に愛でられた花だ。鶯や雪と共に詠まれている歌も多い。この歌は、市原王(8世紀の皇女)が梅の香りに寄せて、中臣清麻呂(公家・歌人)を敬い慕う気持ちを表したもの。
 
「かぐわしい梅の花の香りに、遠く離れていても心はいつもあなたのことを慕っています。」というような意味であろうか。「かぐわしみとおけども」とは畏敬のあまり近づけないという意味なので、恋い慕うというより少し遠慮があるようだ。


 
私の中では、白い梅は凛とした武家娘のイメージがある。ひっそりと咲き初めるころが特に趣(おもむき)があってよい。
 
まだ厳しさの残る早春に、ひとつふたつと花が開いていく頃が、最も心楽しい季節である。つかのま暖かい日があったと思うと、再び冬がやってきては、冷たい雪が長い蕊(しべ)に降りる。希望と失望を繰り返しながらも、少しづつ春に向かうことを知っているからこそ、私たちは今を待つことができる。
 
このような気持ちと言うものは、メリハリのある四季によって醸成された、日本独自の精神文化ではないかと、歳をとって思うものである。

 

➤英訳はこちら "UME NO HANA" Japanese Plum Blossom


➤甘い梅の花の香りが、だんだんと清潔感のあるソープのような香りへと変化します。
    パルファンサトリ花暦 2月の香り 夜の梅 

 

 

 

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沈丁花(じんちょうげ)

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L子ちゃんにお花を買いにいってもらったら、お花屋さんがおまけに沈丁花の一枝をつけてくれた。

もう沈丁花・・・?
露地(外のこと)では3月の初めころに咲くのが普通なのに。

匂いアヤメ アイリス Iris 新宿御苑

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新宿御苑には、紫も目に鮮やかな匂いアヤメ、アイリスが咲いている。

真っ赤なつつじ 新宿御苑

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迫力のある真っ赤なつつじ。ずっと、新宿御苑のことばっかりで、廻し者の様だ。

藤の花 新宿御苑

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桜が終わると、新宿御苑でも早速、藤の花が咲き始める。

牙を持つ普賢象(ふげんぞう) 八重桜 新宿御苑

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普賢象桜(ふげんぞうざくら)というのは、雄蕊が2本長く、普賢菩薩が乗る象の
牙か鼻のように見えることに由来するそうだ。

青い匂いのベルの花 ブルーベル 新宿御苑

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新宿御苑の千駄ヶ谷門わきに、青い匂いのするブルーベルがたくさん咲いている。


木の花は近寄るだけでよいが、地面の花を嗅ぐのは大変だ。
犬のように這いつくばって、そのうつむいた花に鼻を近づける。

ヒヤシンスを薄くしたような、グリーンフレッシュな匂い。

 

小説、レベッカ(デュ・モーリア)には、ブルーベルについて鮮やかに書かれた一節がある。
英国の森とさまざまな花を回想する数ページの中に、それは登場する。

 

「絶対に家には持ち込ませないんだ、と彼は言う。ブルーベルは花瓶に入れると、たちまちしおれてぐったりしてしまう。一番いいのは、太陽が真上にくる十二時ごろ、林を散策して眺めることだ。まるで刺激性の野生の活液が茎の中をたっぷりと流れてでもいるような、いささかくせのある苦味のきいた匂いがたちこめている。ブルーベルを摘むのは蛮行で、マンダレーでは固く禁じている。・・・レベッカP62」

  

こんなふうに、森に咲くブルーベルの中に入れば、ひざまづかなくても青い新鮮な香りを胸いっぱいに吸えるのだろう。

 

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ブルーベルも、イングリッシュ種と、スパニッシュ種があり、スパニッシュの方が繁殖力が強いそうだ。イギリスの森に広がるブルーべルにも、侵略戦争が起こっているらしい。

御苑のは残念ながらスペイン種。茎が直立しているし花が対生してついている。英国種の方が匂いが強い。

亜種のピンクと白花種も 匂いは弱く少し粉っぽい。

初め、カンパニュラと混同したが、カンパニュラはホタルブクロの仲間で匂いもない。

 

  ブルーベル  キジカクシ科ヒヤシンス属 学名:Hyacinthoides. hispanica   

ユリノキ 百合の木の蕾(つぼみ) 新宿御苑

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つぼみ発見。今、ユリノキにはまっている。

 

鬱金(うこん)という黄色い桜・・・ほか 新宿御苑

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黄色味を帯びた桜は、鬱金(うこん)という。新宿御苑。

萌え ユリノキ 新宿御苑

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新しいいのちにあふれた新宿御苑のユリノキ。萌黄色の葉がやわらかく芽吹く。

桜吹雪 新宿御苑

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桜吹雪とまでいかなくても、はらはらと散る桜の花びらを撮りたくて、ずっとカメラを構えていたのだが。

はないかだ 花筏 新宿御苑

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はないかだ。桜が散り、水面に花びらが漂う。いくつかがまとまって、流れていく。

匂い桜  新宿御苑のオオシマザクラ

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新宿御苑に咲くオオシマザクラの匂いを、毎年楽しみにしている。

 

 

ソメイヨシノ 満開の桜 新宿御苑

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ソメイヨシノが満開と聞き、散る前にもう一度ちゃんと桜を見ておきたくて、急いで新宿御苑にやってきた。

ハナニラ 花韮  ベツレヘムの星

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「ハナニラ(花韮)」というと、いかにも野卑な花の様だが、別名の「ベツレヘムの星」の方がふさわしいと思う。

ソメイヨシノ 桜 新宿御苑

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古木の太い幹から咲くソメイヨシノ。
ごつごつした木肌と、ういういしい花の対比がおもしろい。

 

シダレザクラ 枝垂れ桜 新宿御苑

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枝垂れ桜は、ソメイヨシノより後に咲くような気がしていたが、新宿御苑のシダレザクラはもう満開。

「祈り」 ハクモクレンの白い花 

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ハクモクレンの白い花が、空に高く咲いている。

 

シュゼンジカンザクラ 修善寺寒桜 新宿御苑

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2011年3月20日、新宿御苑 シュゼンジカンザクラ。

たんぽぽ 蒲公英 新宿御苑

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なかなか来てくれないから、新宿御苑に、春を探しに行った。
たんぽぽ。

ユキヤナギ 

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ベランダのユキヤナギがポチっと咲いた。

ミモザ アカシア

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明るい黄色の、ミモザ アカシアが咲いているのを見つけた。

椿 万葉集

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万葉集には、椿を詠んだ歌が9首ある。
長歌には素敵なものが多い。

チューリップ

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いきなりなんだけど、チューリップは高い。

梅、ただいま見ごろ、新宿御苑

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新宿御苑の梅は、満開の一歩手前で今が見ごろ。

冬と春の間に 新宿御苑の福寿草

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今朝はとりわけ冬のようだったが、新宿御苑の春の陽だまりで、福寿草を見つけた。

春一番の沈丁花(じんちょうげ)

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今宵、春一番の沈丁花。暗いお茶の水駅近くの道を歩いていたら、ピンとひとすじ香りが流れてきた。

今日のお花 ゼンマイ

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今日のお花は珍しい、ぜんまい。

アネモネの黒い蕊

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アネモネの黒い蕊。

ムスカリ MUSCARI

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ムスカリが咲くと、春の甘酸っぱい気持ちになる。

忘れな草 フォゲット・ミー・ナット

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フォゲットミーナットと言ったらなんだろう?でも忘れな草と言えばすぐわかる。

 

 

今日のお花 ワスレナグサ 勿忘草

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今日のお花は勿忘草(ワスレナグサ)。

今日のお花 何でしょう?

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今日のお花はなんでしょう?

 

えんどうまめの花 豌豆

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えんどうまめ(豌豆)の花が落ちて、きぬさやができていた!

甘い豆の花 スイートピーの花束

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スイトピーは、スイートなピー、つまり甘い豆の花。大きな花束をいただいたの。

和名の麝香豌豆(じゃこうえんどう)も、いい匂いのエンドウマメの花と言う意味。

 

愛の妙薬 パンジー

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愛の妙薬は、パンジーの花を絞って取ったと言う。

木蓮 モクレン マグノリア

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これは、5月のパリのマグノリア、たぶん木蓮。


下は、3月の新宿御苑の木蓮、シモクレン。
すごく背が高い。
日当たりが良くて、環境がいいからかも。


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木蓮の仲間はいい匂いがする。
でも、種類がたくさんあって、分類がとても難しい。

泰山木(タイサンボク)や、大山蓮華(オオヤマレンゲ)もマグノリアの学名が付いているが、見た目はだいぶ違う。

一枚目は、パリのテュルリー公園で撮った写真だが、花と一緒に葉がたくさんついている。
日本のモクレンは、花だけが先に咲くので、違う種類なのだと思う。

 

小さい頃、家の玄関の前に木蓮の木があって、記憶の中では初夏の花のイメージだったのだが、実際にはもっと早く、桜の時期には咲く花だ。

子供には背が低い割に、すごく大きい花に思えた。紫色の、すこし重い感じの印象を受けた。
3枚目は、ビルの谷間に咲くモクレン。

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▶ 植物事典 :木蓮 モクレン科モクレン属  学名:Magnolia quinquepeta

 

▶ 同じカテゴリの記事を読む 花と香り  

小さい頃から植物が大好きで、ポケット植物図鑑を手に道草をくいながら帰りました。
いろんな場所で撮ったお気に入りの花の写真と香りのお話。
  

 

あみがさゆり バイモユリ

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貝母(バイモ)ゆりともいう。

アネモネ  Anemone coronaria

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アネモネの色が好き。

ユキヤナギ 新宿御苑 Thunberg's meadowsweet

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ユキヤナギ。白い小さい花が雪崩れるように咲く。

 

クリスマス・ローズ Hellebores

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またまた新宿御苑の花で恐縮です。

黄色いヒヤシンス Hyacinth

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オルガンの前の、黄色いヒヤシンス。

シダレザクラ 新宿御苑 Cherry Blossom

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「また桜」と言われそうだが、やっぱりこの時期は桜を載せたくなってしまう。
だって、好きなんだもん。何度見に行っても飽きないよー。

 

新宿御苑 シジュウカラ

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戸外、それも林の中で見る小鳥って本当に可愛い♡

 

こぶし、新宿御苑 Magnolia

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白く清潔な花、こぶし。

 

桜の開花 新宿御苑 Cherry blossom

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開花宣言があったし、新宿御苑も人がいっぱいだろうな、と思いながら午後でかけてみた。

 

白いヒヤシンス Hyacinthus 

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別名の「風信子(フウシンシ)」は、春風に揺られて鳴るベルの花をイメージさせる。

巨大ラナンキュラス  (Ranunculus)

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「わぁー、これ何?バラ?」いつものお花屋さんで見つけた。

 

沈丁花(じんちょうげ)2 Winter daphne

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あれー、爽やかないい匂いがする・・。と思ったら、やっぱり沈丁花が咲いていた。

くろもじの花 黒文字

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本当に小さい目立たない花だ。

灯りをつけましょ ― 桃の花

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♪ あかりをつけましょぼんぼりに、おはなをあげましょ桃の花

ミモザとアカシアの違い  Mimosa  Acacia

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ええっ?ミモザとアカシアって同じじゃないの?どう違うのかな?

 

ミモザ アカシア Mimosa

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新宿高島屋、ルイ・ヴィトンの前から紀伊国屋書店へ向かおうと歩いていた。ふと見ると、あれれ、ミモザがもう咲いている。

 

ミモザの香り アカシア Mimoza

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お花屋さんにミモザが入ると、「ああやっと春が来たんだな」と毎年思う。

あおもじ Litsea cubeba

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アオモジという。

明るい黄緑と、鈴なりについた丸いつぼみが面白く、花木として大ぶりに活けるととてもすてきな枝ものだ。

沈丁花(ジンチョウゲ) ダフネ 

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花より先に、香りが届く。 沈丁花はそんな花だ。

小春日和と言ったのに・・・ネコヤナギ

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銀白色の毛が、ロシアのアザラシの帽子みたい。

 

ジョンキル 黄水仙

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「ジョンキル!」明るい言葉の響き。

 

風とデージー

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風が運んできて、おいて行った。 明るい、春のひざしだけ。


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ふわふわのセーターの長い首から

 

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顔を出して

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デージーは一つ、くしゃみをする。

 

 ▶ 花事典  ユリオプス・デージー: キク科 キク属    学名:euryps pectinatus

 

☆ パルファンサトリについて http://parfum-satori.com/jp/about/

 

パンジー♪

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冬からずっと咲き続けたパンジーも、ゴールデンウィークを過ぎると株が弱ってきて、そろそろ終わりかな、という感じになる。

いちょうの赤ちゃん

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あんなに待ち遠しかった桜の時期もあっという間に過ぎ、新緑の季節になった。

ハコベも好き!

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小さい頃から植物が好きで、いつもポケットに小さな植物図鑑を持っていた。

桃李もの言わざれど下自ら蹊を成す

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きょうは、お花屋さんでシダレモモの鉢をもらったので、うれしくてしかたがない。

再び、さくら

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をとめらのかざしのために、

日本の桜は

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日本のさくらは、特別である。

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