Parfum Satori

カンヌ・グラース 2016の最近のブログ記事

グラース国際香りの博物館の植物園① Les Jardins du MIP

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MOUAN SARTOUXの植物園「Les Jardins du MIP」


香料植物を集めた植物園だ。
ああー私もこんなお庭が欲しいなあ。。

東京で新宿御苑に行く代わりに、南仏に来たときは必ずここへ来なければ寂しくてしかたがない。
1時間かからずに歩けてしまう小さなお庭だけれども、人も少なくてのんびりゆっくりできる。


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最初に来たときはオープンしたばかりで、なんとなくスカスカてたけど、ようやく植物がなじんできたような感じである。

大きな木や主だった植物の場所は変わらないけれど、季節によって咲いている花が違うし、少しずつ植栽が変わっているところもある。

淡いグリーンの草の中に、赤や黄色や白や紫の小さな花が、タペストリーのように咲き乱れて、その向こうにはラバンジンの紫の畑が見える。


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ここはざっくりと植わっていて、カーペットのようだ。

植物はただそこにいて、じっと黙って咲いているから素敵なのだし、
でも聞く心があれば語っているもの。


人のこころが騒いでいれば、樹が揺れるうるさいざわめきが聞こえ、
静まっていれば、葉のささやきが。

嬉しければ花が歌い、
悲しければ、声は
塞(ふさ)がってしまうだろう。






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こちらは畝(うね)になっている。
カラスムギがぼうぼうと生えているのがなんだかラフな感じ。
観光商業用に出来上がってないところが味わいかも。。。




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なだらかな丘陵地帯に位置する、コンパクトな植物園。
しらずにたくさん歩いてしまう。






カンヌの夜明け Cannes

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私のアパルトマンの部屋は、カンヌの港に面したQuai 17番地。
ベランダは東向きで、波止場を隔てて反対から朝陽が昇る。

ベッドルームはリビングの反対側、西の広場に面しているので、朝、明るくなるのが遅い。

そのため、いつも朝陽を見逃してしまうのだが、この日はたまたま目が覚めて、
眠い目をこすりながら東のリビングへ行ってみた。

残念ながら、雲が出ていて朝陽を拝むことはできなかったけど、明るくなっていく海と空を見るのが好きだ。

なんか、このあとアムステルダムに行ってパリに行ったというのに、まだぐずぐずとカンヌの日々を思い出している。

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滞在中の6月上旬のカンヌは、晴れたり雨が降ったりが繰り返され、
気温も20度前後と思いのほか寒い。

昨年カンヌに来たときは7月だったこともあり、毎日35℃以上の猛暑日だったため、
その記憶が強烈にあって、ほとんど夏服しか持ってこなかった。

最後の最後に、スーツケースから削除したヒートテックが悔やまれる。

特に夕方から涼しくなり、去年はシーツだけで寝られたのに、今年は布団の上に毛布を掛けてないと寒くて寝られない。

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始めてカンヌに来たのは2003年。
それからほぼ毎年のように来ている。

最初の長期滞在は秋だった。
そのときは時計台の斜め左下に見える、レンガつくりの建物の3階部分を借りた。

ここも海がよく見渡せて、特に早朝の、空が燃える時間帯に、
熱い紅茶を飲みながらカモメの飛ぶのを眺めていると、
遠い異国に来たという気持ちになったものだ。

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でも、このアパルトマンは、1階に行くまでに3階分の坂と階段を上り、そこからさらにもう3階(日本の4階)までらせん階段を上る。
エレベーターがなくて、ノートPCとデジカメをもって7階ほどを上り下りなんて、若かったから毎日できたけど。

それに懲(こ)りて次からは、先にエレベーターのある物件を選ぶようになった。

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ここも海が目の前に広がる、カンヌのクロワゼットのアパルトマン。
ブリンブリンの車が、道路の前にたくさん駐車している。

昨年まで数回滞在した。
どうしても、海に面したところに泊まりたいから。

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昨年の猛暑に沸騰する海。
陽炎がたち蜃気楼のよう。

ここのアパルトマンからは日没がよく見えた。
ちょうど今年と湾の反対側に位置する。


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パソコンなどいろいろと設定したり、言葉が出てこなくて最初は詰まったり。
慣れた便利な生活から新しい環境へ、思うようにいかなくて最初の4~5日が一番ストレスがある。

でも、ハードディスクの写真を整理しながら眺めてみると、ちょっとホームシックになった頃のことが一番思い出される。

なんか感傷的になってしまうのは、ここまでよくやって来たって思うからだろうか。

長い夜を経て、カンヌから私の夜明けが始まったと思う。





サントノラ島へ一人で渡ってみる③ Cannes Saint Honorat

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サントノラ島、海岸沿いの道を歩く。
あっちこっち、一人気ままに歩いているので、森に行ったり海に行ったり、引き返したり。

奇岩の並ぶこの海岸は海藻がたくさん。
まあ、興味のない人にはつまらないかもしれないが、とにかく海藻がたっぷり。
なのに、こっちのひとは海藻を食べないらしい。

かわりに、タラソテラピーとか美容や健康には利用しているみたい。

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この海藻は髪の毛のように細く長く、そしてフッサフサ。
群生している。

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波に揺れるさまはマーメイドの髪の毛みたい。
ちょっと気持ち悪いのと神秘的な「きわ」にいる。

思わず、触ってみたくなる。

ゲゲゲの鬼太郎で、なんかこんな妖怪がいたような気がするが。。。


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近寄ってさわってみると、超やわらかい~!
遠くで見ると、細い糸のようだが、こうやって近くで見ると扁平なリボン状だということがわかる。

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これはまた別の、カリフラワーのような丸い海草群。

まあ、こんな風に海藻ばっかり写真を撮って、帰ってから知人に自慢気に見せたものだから
「島に何しに行ったんだよ」などと笑われる始末。



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ほうらね、こんなふうに海岸にびっしりと揺れている海藻って素敵じゃない?
その先にはなにか、城のようなシルエットが見える。

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近づくにつれ、その威風があらわれてきて・・・。


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と、眺めているときに、きれいな一人旅のお姉さんが
「すみません、私の写真を、あのお城と一緒に撮ってください♪」
と寄ってきてスマホを渡してきた。

急に声かけられて一瞬警戒するも、
『でも、きれいな若いお姉さんだから・・・』

「はい、いいわよ」

代わりに私も自分のスマホで撮ってもらったが、
リュック背負って、顔も日焼けして、なんだかYMCAとかの学生気分!




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近くに寄ってみれば、すごくデカい。
下に映っている人間の大きさから考えると、高さ50メートルくらいあるのかな?

城ではなくて砦だね。

ここは地中海の橋頭保。
窓が少ないのが、戦に備えた建物だとわかる。

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ああー、どこまでも青い、碧い空と海。

与一「あっしら、いったいどこにいるんでやしょう?」
さとり「青山、表参道じゃないことは確かだね・・・」

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廃墟となった建物、鉄骨が入っているのでそれほど古くないのかな?
でも、近くには、大砲の玉を鋳造する炉もあったりして、やっぱり砦の一種なのかも。

まあ、島のガイドについては勉強不足だけど、観光に来たわけじゃない。
ここは人生の勉強から逃避する場所だから、ただ通りがかって
「ほおー」とか「まあー」とか、心が動くにまかせてる。


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小さな入り江で、岩に打ち寄せられた海藻のベッドがあるところを見つけた。
今日は蓆(むしろ)を持ってきたから、ここで一休み。


近くの波打ち際では子供連れの家族や、お年寄りが水浴びをしている。
私も足を波に浸して、太陽にあぶられながら、読書にいそしむ。


「さとりさま、こんなところではヴォーグとかマリクレールとか、オサレな雑誌をよんでくださいまし」
「いいじゃあないか、与一、地球の裏側で天下のことを考える、なんてのも」
「さとりさまは最近、安部龍太郎にはまってやすからね、だからかわいくないとか言われ・・・ムニャムムニャ」






グローバルな香水のデータベースサイト「FRAGRANTICA」にパルファンサトリのロングインタビューが掲載されました。日本語にて、あらためて近日中にご紹介いたします。


➤リンク先ページ FRAGRANTICA


サントノラ島へ!一人で渡ってみる② Cannes Saint Honorat

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南仏カンヌ、レランス諸島のサントノラ。
小さい島だけど、やっぱり内陸はこんな感じ。
島を横断する土の道がまっすぐに続く。

地図をチラッと見ただけで、ガイドブックとかの予習をしてこなかったので、目的もなく適当に歩く。
風はさわやかだけど日差しは強い。

乾燥した空気に喉の渇きを覚える、南の島の昼下がり。


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甘酸っぱい香りのハニーサックル。

蝶は舞い、野の花は咲き、香りが満ち溢れ、鳥のさえずりがとってもパラダイス。


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ここ、サントノラでは昔からワインが作られていた。
ブドウ畑が島の中央に配置されている。

ワインは修道院の横の売店で販売されているが、ちょっと今夜飲もう、というには結構お高い。

『私はスーパーの紙パック5リットルタンクのロゼワインで十分だわ...』
と思いつつスルー。



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レランス修道院。
ブーゲンビリアとか、南国の花が咲き誇る。

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パリの教会のような、厳かで重厚な感じではなく、明るい楽園のイメージ。
ハレルヤ~の歌が聞こえて来るようだ。


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オノラ(Honorat)という人が建てた、4世紀から続く古い教会なのだそうだ。


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ラバンジンも咲き始め、あたりはいい香りが立ち込めている。

「うーん、与一、いい匂いぢゃ」

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島のところどころにあるチャペル。
小さな島なので、主だった道を歩けばそれなりに遺跡が見れる。


時がゆっくりと過ぎてきた場所なので、それが無駄に忙しい自分にとってありがたい。
ああ、もし逃避行というときは、北のさいはてよりは、こんなところでブドウを育てて暮らしたい。






グローバルな香水のデータベースサイト「FRAGRANTICA」にパルファンサトリのロングインタビューが掲載されました。日本語にて、あらためて近日中にご紹介いたします。


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サントノラ島へ!一人で渡ってみる① Cannes Saint Honorat

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カンヌの沖にあるレランス諸島の中で、一番大きなセントマルガリータ(サンマルグリット)

前日に7~8人(子連れ)のパーティーで、そのマルガリータ島に連れて行ってもらった。
そこはそこで素晴らしかったのだけど、隣にはもっと小さ島があるという。

サントノラ(Saint honorat)!

音からして明るくオレンジ色のイメージの島。
「よーし、切符売り場もわかっているところだから、行ってみよう」と思った。


明日はみんな、ゴルフやら釣りに行ってしまうというので、私は一人でこのサントノラ島に渡ってみることにした。

冒険と言っても、江ノ島に行くようなもんだから、なんということはない、
ちょっとばっかり、フランスだっていうだけだ。

船はカンヌの港から、セントマルガリータ島とサントノラ島、それぞれの島に往復しているので、別々の切符売り場で買う。

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これは往復のチケットなので、帰りも使うから
なくさないようにしなければならない。

船は1時間に一往復。
帰りは好きな時間の船に乗って戻ってくればいい。

最終は6時だったかな。
それを過ぎると帰れなくなっちゃう。

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100人くらいは乗れるんじゃないかな。
船室もあるけど、みんな2階のカンカン照りのデッキでクルージングを楽しむ。



どこまでも青い海。
なんか、船長もカッコいいし♪

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たまに別次元に身を置くって、大切なことだなって思う。

いま見ている光景が夢なのか、過去が夢だったのかよくわからない。
いいも悪いも、記憶がおぼろとなって遠ざかっていく。。。

ちょうど、海と空の間の蜃気楼の中を朦朧(もうろう)と歩いているような気持ち。


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波止場に降り、少し坂を登った上から見下ろす海岸線。
波に浸食された岩の形が面白いし、ミネラルのせいで?水がとても青い。

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上陸後、海岸沿いの道を歩きながら、まず、お弁当を食べる場所をさがす。

見晴らしの良い、そしてちょっと座りやすい場所はないかしら。



ということで、海の見える小高い場所の、日陰のベンチに腰を下ろしたが、
やっぱりもっと明るい場所を求めて、海の近くに行ってみた。


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この日のお弁当は、最高のお米と、香り高い海苔で作った大きなおにぎり。
日本から、お米と海苔と味噌、そして電子レンジ用の炊飯器はいつも持っていく。

ゆで卵と、カンヌの市場で買った鶏のから揚げとフライドポテト。
空気が乾燥しているからかしら、バドー(炭酸水)が喉をピリピリと通って心地よい。


よいち「さとりさま、料理の腕はなくても、素材のお味とこのビューチフルな景色でなんでもうまく感じやすね~♪ うんとこさ働かされて、おなかペコペコだし。空腹が一番の味付けなんていいますしね!」

さとり「(-_-)/~~~ピシー!ピシー!」



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②につづく



グローバルな香水のデータベースサイト「FRAGRANTICA」にパルファンサトリのロングインタビューが掲載されました。日本語にて、あらためて近日中にご紹介いたします。


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カンヌのマルシェにて魚を買う Cannes

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今回は移動が多く、カンヌからアムステルダム、そしてパリへと3か所を回った。
そのたびに3週間分の荷物の入ったスーツケースを荷ほどきして、荷造りしたりで本当に大変。

ラボに通ったり、ショップ訪問(&ディナー)などに一日中明け暮れ、
アップしたいことは満載なのに一向に進まず、もう日本に帰ってきてしまったのだが、まだカンヌの日々を書いている。


ここは、カンヌ旧市街の市場にある魚売り場。
新鮮な魚が毎日上がってくる。

タラ、タイ、カサゴ、カマス、etc...手前にいるのはセミエビ。
ウツボやアンコウなんかも売っている。


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この日は知人の家にディナーに呼ばれて、なんとなく私が刺身を作ることになった。
日本じゃ刺身なんかめったに自分で作らないけど・・・。

日本人ならみな刺身とか寿司が作れると思っているようだ。


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地中海沿岸の人たちは普通に魚を生で食べる。

アンコウが一本売っていた。
いくらなんでも大きすぎるので、それを少し切ってもらった。

日本ではアンコウは鍋にするのが普通だけど、こっちでは生でも全然いけるそうである。

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なんといっても、柳葉(やなぎば)包丁がないので、すっぱりと引いて切れない。
よその家のキッチンでモタモタしていたら、肉切り包丁で、のこぎりのように前後に引けと言う。

まあ、外国に来たら「道具がないからできない」とか、「あれがないからダメだ」とか、そんなこと言ってられないのだ。


鮟鱇(あんこう)の柵(さく)の一部を仕方なく、カルパッチョなんだか刺身なんだかわからないようなものにする。
つまは、赤いラディッシュと、エシャロットの大きいようなネギの茎の、青いところを細く切って飾る。

菜っ切り包丁もないので、刃の反ったフルーツナイフで切るため、うまく千切りにならない。

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余った刺身の切れ端は、細かく刻んだものをショウガ醤油であえて、のりを上にパラリと乗せて小鉢の出来上がり。

切りたての海苔の香りがよく、日本に帰ったような気分!
日本からは必ず、上等の海苔と味噌と米を持っていく。
海苔は私のソウルフード。


10リットルのロゼの紙タンクからワイングラスに注ぎ、氷と水を入れて(南仏では水の代わりにこれを飲む)8時ころから飲み初めて、白、赤と飲み進み、暗くなりはじめる10時になってもまだメインディッシュが終わらない。

12時になって、やっと部屋に帰れるという、南仏の夜が更けていく。







カンヌの海岸にて Cannes,

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「さとりさま、せっかくフランスにきたっつうのに、なんかあっしの出番少なくありやせん?」
「もうー、自分のことだけでいっぱいいっぱいなんだから、お前まで面倒見きれないよ」
「ちぇ、観客があっしの登場を待っているっていうのに・・・」
「文句を言わないで黙って車引いておくれ、あたしはカンバセーションに疲れてるんだから」
「のんびりしてるように見えますけどね、、、見かけによらず意外と気を遣うほうでやすからね」
「意外、は余計だよ、本当はセンシティブなんだから」



日本ではオフィスで座った時点ですぐにパソコンを立ち上げて仕事が開始できるし、いつでもネットにはつながっている。電車に乗ってドアが閉じれば、立ってても座ってもすぐにスマホが開ける。

そんな毎日を海外でも同じようにしようとすると、たくさんの周辺機器を運ばなくてはならない。

ほとんど外へ出ていることが多いので移動するたびにWIFIを設定。なにしろ段取りに時間がかかるうえ、コードを忘れたり、バッテリーが上がった、充電器がない、差し込みのアダプターがないなど、こまごましたものが一つでもないと、役に立たないただの重たい金属の塊と化してしまう。

また、人と一緒のことが多いのでやっぱり集中して話さないといけない。日本なら、チラっと見れるメールも、5分もかかったら相手に失礼になる。

で、夜、部屋に帰ってからしよう、なんて思っていると、なんにも整理ができないまますぐに一日が終わってしまったりした。

写真はたくさん撮っているし、書きたいこと満載で、情報のインプットは多いのに、アウトプットできないストレスを感じている。フェイスブックでは比較的リアルタイムの写真をアップしているものの、ブログではまだ、最初の週末に行った島のことも半分くらいしかアップできてない。

でも、すでにアムステルダムでの仕事を終え、パリに移動してしまった。



私の母はもう90になるが、一日がすごく早く過ぎてしまうらしい。
動作がゆっくりになって、なにか一つ用事するのにも時間がかかるから、あっという間に夜になってしまうとよく言っているが、こっちへ来て自分も本当にそう感じてしまう。


処理能力が落ちると、時間が早く過ぎるっていうのは、面白い現象だと思う。











セントマルガリータ島③ 海藻のベッド Saint-marguerite island  Cannes

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というわけで、セントマルガリータ(サンマルグリット)島で、みんなでランチをすることになった。
島の中を歩き、カンヌの町と反対側の海岸に出る。

彼らはよく来るので、お気に入りの場所があるようで、「ここだここだ」と言って小さな入り江に降りていく。
岩が自然と(あるいは多少人の手によって)階段状に削れているので、2メートルほどの崖をおり、海岸にたつ。


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そこはふわふわとしたクッションのような場所。
枯れ葉のように見えるが、海藻が打ち寄せられて堆積した場所で、それは厚さ1メートル以上は積もっている。


この茶色いところがぜーんぶ海藻なのだ。
もっとずーっと右の方、崖がせまってくるところまで。



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白っぽい粉のように見えるのは、たぶん塩が吹いているのだろう。
ほとんどがこの細長い海藻で、ところどころに羽毛状の海藻も混ざっている。


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これが堆積している断面図。
寄せては返す、波に削られているの。



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長い間溜まった海藻の重みで、下の方はまるで化石のように固まっている。
積もって、固まって、また波で削られていく。。

なんか、時の流れを感じるなあ。
すごくない?




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なんか、面白くないものを延々と載せているって思われちゃうかもしれないけど、私にはとっても興味深かったのだ。

あとで、知人に島の写真を見せたところ海藻ばかり撮っているので
「さとりはいったい島に何をしに行ったんだ?」と笑われてしまった。



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「さとりさま、塵(ちり)も積もれば山となると言いますが、日ごろの努力が大切だっていうことを、
しみじみと感じる場所でごぜえやすよ。」

「旅に出ると、どうしても感傷的になるもんさ。イーブンイフそれが与一であっても。」












ピンクのバラ Cannes

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最初の白いバラが終わってしまったので、別のバラを買ってきた。
中心が淡いピンクで、外がグリーン。



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テラスに似合う南仏のバラ。



セントマルガリータ島①  Saint-marguerite island  Cannes

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週末、知人の家族と6人で、近くの島へピクニックに行くことになった。

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カンヌから船で15分ほどのところにある、セントマルガリータ(サンマルグリット)島は、私の部屋からも見えるくらい近い。

急な誘いだったので、どんなところかなどあまり知らないままついていってみた。
アパルトマンの部屋から降りて、目の前の道を右へ、船着き場に向かって歩く。


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天気もよく、あっという間に対岸の島に到着。
道すがら説明を聞くと、ここは昔は牢獄だったとか。

アレクサンドル・デュマの「鉄仮面(the men in the iron mask)」の舞台であり、
ルイ14世の双子の兄が幽閉されていたとか、伝説と史実が入り乱れて諸説あるそうである。

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その幽閉暮らしがどうであったか本当のところは知らないが、すぐ近くにCannesの町があり、八丈島の島流しとはだいぶ違うイメージである。


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紺碧海岸。
コートダジュール(cote d'Azul)の海の色は、紺と碧(みどり)が交差する場所。


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波は凪(な)いで、海の底まで透けて見える。
丸い砂利と、海藻がたくさん揺れている。



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寄せては返す、静かな波と音。
時折ウミネコがなく声がする。



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「さとりさま、何度来ても、南の海っていいでやすね~!」

「ここの潮の香りをかぐと、はるばるきたって感じがするねえ」

つづく


南仏の花 ラベンダーフレンチ Lavender

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フレンチラベンダー


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咲いたばかりのハイビスカス、
花弁が厚く艶があり、まるでビニールでできているみたい。

夜につぼんで、朝開く、を繰り返している。


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ランタナ?


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アガパンサスのつぼみ。

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なんだろう。マメ科の花であることは間違いない。





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目を閉じて香りをまとうと、心にやさしい色と輝きがひろがり、新しい旅へと誘われる...。
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ズッキーニのフリッター zucchini_Cannes

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zucchiniの天ぷら。
市場の横の鶏肉やさんの店先できれいなお姉さんが揚げている。

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写真撮ってたら、お姉さんにひとつ試食でもらっちゃった♪

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紙で包まれたzucchiniのフリッター。

ひとくちぱくり。
なかから熱いオイルがじゅわっと出てきて口の中がやけどしそう!

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ぎっしりならんだチキンロテ。
こっちはお兄さんの担当。

フランスは鳥が美味しい。

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カンヌ。



白いバラを買って Cannes 

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昨年まで滞在していたアパルトマンのお部屋は、カンヌの湾のほぼ反対側で、西に面していて日没が見えた。まさにニュアージュローズ、バラ色の雲の広がる景色。


今回は違うお部屋を借りてみた。
リビングが東に面しているので、朝陽が入る。

ちょうど丘のあたりから日が昇ってくる。



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カンヌは時に嵐のような風が吹く。
強い風は特に西から吹いてくるので、こちら側は背中を向けているので安心。

窓からはほどよい風が気持ちいい。


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市場では一番最初にバラを買ったから、持ち運ぶ途中で花びらが少しいたんじゃった
でも、香りがよくて品よくゴージャス。



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どのバラにするか迷う~!
10本で8ユーロって、とってもお買い得。
というわけで、後先を考えずに買ってしまう。


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白い部屋だから、どんな色のバラでも似合うと思ったけど、やっぱり白にしてよかった。

どこが一番いいかなって、いろいろな場所に置いてみた。



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玄関のビュローの前とか。
お部屋には鏡がいくつもあるのでとってもたくさんのバラみたい。


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鏡の中の鏡の中のバラ。



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ベッドルームは建物の西側にある。
風が抜けて夕方は寒いくらい。


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さとり「でもまあ、南仏はやはり、ローズとロゼの日々だねえ」

よいち「なんでやすね、あっしはやっぱり花より団子ですね!」



市場へ買い出し カンヌ,Cannes,

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ホテルじゃなくて、アパルトマンのいいのは自炊できるところ。
長い旅行なら、部屋でリラックスして食べたいもの。

ただ買ってきて並べるだけで、やっぱり「おうちごはん」になる。

初日は市場へ買い物に行って、オリーブとサーモンを中心に野菜少々チーズ少々、そのほかに
バタから卵から水、バゲットと一通り買う。
カートの中はいっぱいになってしまう。

キッチンには食器や調理道具は一通りそろっているのだけど、アパートによって揃えてあるものが違う。チェックしたら、炊事手袋とか、キッチンペーパーとかはなかったのでそれも買わなくちゃ。。


一応、頭の中で買い物の順番を考えているのだが、マルシェの入り口は一番最初にお花屋さんがあって、帰り支度を始めているので「急がなくちゃ。」とつい買ってしまう。

白いバラがいい匂い。


しかし頭が重いから、袋からはみ出て落ちそうになるし、持ちにくいこと。
よく考えたらこの炎天下で持ち歩いては、帰るまで水に入れられずくったりしちゃうかも。。。。

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次にバゲットを買う。クロワッサンも。
重いものは最後、と思っていたから軽いパンを先に買ったのだが、こんどは
長くてこれもバッグから飛び出るし、クロワッサンは下に入れたらつぶれてしまいそうだ。


それから生鮮食品、そして冷凍食品を少々。。。
水とジュースとワインは最後。

生活日用品も少しかって。
ガラガラ引くカバンに入れたものの、やっぱり重いし大変。
こんなことあと何年できるかな、なんて今の健康に感謝したりして。


大きなスーツケースを開き、洋服をタンスにつるしたり。
使う前に食器を洗ったり、などなど。

疲れたり休んだりしながら、ネット環境が整うまでなんだかあっという間に数日が過ぎて行った。
毎年、毎回、同じことを繰り返して覚悟はできているつもりだけど、その都度発生するトラブルが違うので、準備があまり役に立たなかったりする。

もちろん、短時間に同じクオリティを求めることが無理だとはわかっている。

パソコンの前に座ればすぐに仕事が開始で来て、
キッチンではさっと必要なものが置いてあり、
日本でのくらしは、生活にしても快適に整えられているなあと、ありがたく思って過ごしている。




カンヌ アパルトマン Cannes apartment

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カンヌのアパルトマン初日。
いっぱいに開いた窓から潮風が入ってくる。


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どんなに広い家でも、30分経たないうちに全部の部屋を散らかしてしまう自信があるので、スーツケースを開ける前に撮っておいた。

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リビングからベッドルームへ続く廊下。


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真ん中の窓が私のお部屋。


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すぐ前はCannesの港。




さとりと与一 もうすぐ出発 Satori

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「私の名はさとり
その意味は「AWAKE」
しかしいまだ悟らず」


与一「・・・って、さとりさま、なに黄昏(たそがれ)ちゃってんですか!」
さとり「与一こそ、久々の登場に張り切ってるみたいじゃないか」
与一「最近じゃ年に一回くらいしか出番が無いでやすからね・・・ぐす。」
さとり「ふふ、明日からたっぷり引いてもらいますよ。」
与一「そういえば、南仏は坂が多かったんで・・・(-_-;)」



というわけで、明日よりしばらく出張致します。
今回は南仏、オランダ、そしてパリとまわってまいります。
またご報告致しますのでどうぞよろしく応援くださいませ~(^_^)

パフューマー・大沢さとり

「パルファン サトリ」は、フランス調香師協会会員・SATORI(大沢さとり)の香水ブランドです。コレクションはすべてSATORI自身の処方により調合された特別感のある香り。初めて香水を試される方や、外国の強い香水に疲れた方にもお勧めです。日本の気候と情緒に合う、優しくおだやかな香りをお楽しみください。

SATORI'S ピックアップ

パルファンサトリのオススメ商品や関連ブログ記事などをご紹介いたします。

本店を移転いたしました!<br/>@六本木ショップ/アトリエ

本店を移転いたしました!
@六本木ショップ/アトリエ

「パルファンサトリは、本店を六本木に移転いたしました!
新しいショップ&アトリエでみなさまのご来店を心からお待ちしております☆

東京都港区六本木3-6-8-2F

Tel 03-5797-7241

オードパルファン<br />SATORI(さとり)

オードパルファン
SATORI(さとり)

同じ重さの黄金より価値のある、最高の沈香木・伽羅の香りを表現したパルファン サトリの代表作品です。

上質なくらしの色と香り<br/>紺白

上質なくらしの色と香り
紺白

光をふくんだリネンのように柔らかく癒されるこの香りは、男女を問わず、お着けいただくことができます。

ギフトに!お試しサイズ<BR/>10本レフィル

ギフトに!お試しサイズ
10本レフィル

ちょっとしたギフトに、10本レフィルA。パルファンサトリの香りを少しづつお試しいただけます。フルボトルをプレゼントする前に、二人で一緒に香りを選びましょう。3240円。

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フレグランスデザイン講座 <br/>パルファンサトリ

フレグランスデザイン講座 
パルファンサトリ

調香を学び、オリジナルの香りを作る講座です

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