Parfum Satori

フランス便りの最近のブログ記事

麻の白いカーテン③  南仏便り LINEN MADURA CANNES

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「MADURA(マドゥラ)」というお店。南仏カンヌ、Rue d'Antibes(アンティーブ通り)にある。本ブログの「南仏便り」にとっくに書いたと思っていたが、まだ載せた事がなかったので改めて紹介する。


アンティーブ通りをブラブラ歩いていて見つけたインテリアのお店。毎夏カンヌに行くたびに、「こんなお部屋に模様替えしたいな~」などと思いながら、インテリア雑誌を見るような気分でここに寄る。



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3年前かな。この年の渡仏は、季節がやや遅めの夏だったからか、ショップの中のコーディは少し秋っぽい。(まだ髪の毛が長くて笑える。)

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スーツケースに入れても、かさばらなくて手ごろな物といえばクッションカバー。海外のホテルやアパートでは、ベッドやソファの上にセンスよく複数のクッションが置かれている。『そんな風に飾ってみたいな・・・』と思えばどれも欲しい。

とりあえず白とベージュで、柄違いを4枚ほど購入。

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しかし自分の部屋のためにでは、買う枚数にも限界があるので、さらにおみやげにも買った。人にあげてしまうものなのだが、やっぱり買ってみたいものだ。

ブルーを入れて爽やかな取りあわせ。



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こっちの、パープル系のとりあわせも気に入っている。これは紫の好きな人に、とか考えると楽しい。

全部で20枚ほども買っただろうか。さすがにかさばるのでクッションの中身はなし。定型の形だから、中は日本でも手に入ると思う。ビーズを入れてもいいし。『趣味のものだから、もらったほうも困るかな。』などと思いながらも、しかしクッションカバーは消耗品なので、それほど邪魔にならないと勝手に思っている。






麻の白いカーテン② 南仏便り LINEN MADURA CANNES


麻の白いカーテン① 南仏便り LINEN MADURA CANNES


麻の白いカーテン② 南仏便り LINEN MADURA CANNES

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と、いうことで昨日からの続き。6月、南仏カンヌにあるインテリアショップ、MADURA(マドゥラ)で白いLINEN(亜麻)100%のカーテンを買った。

カーテン6枚の合計は15メートル×2.6メートル、6パック。ビニールのパッケージも中の台紙もすべてはずしてコンパクトにまとめ、スーツケースにきっちりと詰め合わせた。そうしてようやく日本に持って帰ってきたのである。


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新しいアトリエは窓がたくさんある。この明るさをやわらかく受け止めるように、カーテンを一重(ひとえ)にするか2重(にじゅう)にするかあれこれ考える。

260mm×320mmの縫い目のない一枚の布を切るに忍びなく、仕立てはやめて一番大きな窓にはふわっとかけた。


割と早めにこっちは一件落着。


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サロンはそれでうまくいったのだが、仕事部屋の方はどうしてもすそ上げをしなければ収まらない。


直線縫いだし、ちゃっちゃっとやったら簡単だ。

「そうだ、ミシンを買おう!」と言ったら、「また荷物が増えるから辞めた方がいいです!」とスタッフに熱心に止められ、「それもそうだ」と思い直す。改めてお仕立て直しのできるところに頼む事にして、とりあえずは仮に裾上げしておくにとどめたのである。




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引越し後の慌しさが一服した日曜日、アトリエでこまごまとしたことを片付けているうちに、ふとその仮上げ中のカーテンが目に止まった。いずれ仕立て屋さんに出そうと思っていたのだが、気になるとなったら即、手を付けたくなってしまう。



そういえば、カーテンと一緒に裾上げテープが入っていたことを思い出し、「じゃあ自分でやってみるか」とカーテンをレールからはずしてみた。

今日は訪れる人もいないから、大きなテーブルにいっぱいに広げてまずは裁断。

「うーん、なんかこういうお裁縫系するの十年以上ぶり・・・。」

しかし、アトリエには裁ちばさみがないので、普通のハサミを使う。また、縫うのではなくテープを貼って二つに折り、アイロンで接着というのはどう見ても工作系。

そういえば、中学のころから「さとりが何か作るときって、編み物をしても縫物をしても工作みたいよね」と言われたことも思い出す。


「三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで)」か。



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接着テープと一緒に入っていた簡単な図解では、たぶんカーテンの端にそわせて、糊のついた面を下にしたテープを置き、上から熱いアイロンをかける。これで糊が溶けて布につき、紙だけがはがれるはずなのだが。。。。


しかしながら紙が全然はがれない(;´・ω・) 

どんどんと紙がちぎれてしまい、爪で掻きとりながら少しずつはがす。スチームから水がこぼれて濡れてしまったせいなのだろうか?

1メートルばかり、この紙をはがす作業に30分も費やしてしまう。ここで、「ああ、仕立て屋さんにお願いすればよかった( ;∀;)」と深く後悔する。



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しかし気を取り直し、次はスチームをやめて、濡らさないようにアイロンをかける。よく考えたら、糊を溶かすための熱なので、スチームは必要ない。

「おおっ!スルスルっと剥(む)けてきた!これならラクチン」

と調子に乗ってどんどんはがしていくと、まだ紙が熱いところもあって火傷をしそうになる。

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ほら、剥がした後にはメッシュ状になった糊が布地に残るというわけ。あとはあげる分だけ折って、またアイロンをかければ接着される。



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このテープ、本当にこの使い方でいいのかな?と思いつつ、とりあえず形になったのでよしとしよう。


高校の時には選択授業というのがあって「家庭科、書道、工芸、美術」のいずれかひとつを選ぶことになっていた。「工芸」と「美術」のどちらにするかでおおいに悩んだが、「家庭科」と「書道」の選択肢は自分になかった。家事と字が苦手なのはその時からかもしれない。


雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)






麻の白いカーテン① 南仏便り LINEN MADURA CANNES

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フランスの多くの窓辺によく見かける、ごくあっさりとした白いカーテンが欲しいと思っていた。毎夏、カンヌに来て、このインテリアショップでみるたびに「買って帰ろうかな~でも、荷物がいっぱいになっちゃうしな~』と思いつつ、日本にもあるかもしれないと諦(あきら)めて帰るのだった。


しかし無地のシンプルな、どこにでもありそうなものなのに日本ではなかなか見つけられない。同じ白いカーテンでも、レースのような織柄があるものばかり。化繊などテクスチャーも違う。なんでなんだろう。やっぱり、日本では洋間の歴史が浅いから、デコラティブなものがまだまだ求められるのだろうか?


私が欲しいのはむしろ、障子(しょうじ)のように部屋に溶け込んで、優しく光を透かして部屋をほの明るくするようなカーテンなのである。

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ここ、南仏カンヌ、Rue d'Antibes(アンティーブ通り)にあるMADURA(マドゥラ)はお気に入りのインテリアショップ。

いよいよ今年はそのカーテンを買うつもりである。いくつか手にとって触ってみた。このLINEN 100%のカーテンは、透け感のある、ソフトでマットでありながら適度に張りのある感じ。水を通して糊を落せばふんわりしそう。



海外の建物は天井が高いからか、カーテンも丈が長い。長さが260センチあるので、充分に足りそうだ。どのようにかけるかは、日本に帰ってから考えて仕立て直しても大丈夫。問題は横幅を何メートル買うか・・・。全部の窓を同じカーテンにしないとちょっとおかしいと思う。

ショップの若い女性スタッフと相談したが、1回では決め切れない。うう、優柔不断な私。。。カーテンのサイズをメモしてから、帰ってゆっくり必要なメーターを計算することにする。



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出直したこの日も、同じスタッフがいたので話が早い。余ってもいいので多めに用意することにして、真っ白いリネン(亜麻)100%のカーテンを、幅2メートル4枚と、3.2メートル2枚購入することに決めた。丈は2.6メートルあって、あらためてたっぷりあると思う。

15メートル×2.6メートルとなると、量がけっこうかさばる。重さ5kg。今日はこれからまた用事もあるので持ち帰るのは無理。「お店から日本に送れないかしら?」とスタッフに聞くと、「ここでは海外発送はしていないけど、郵便局に問い合わせてあげてもいいわ」と熱心にいいつつも、実はあまり気乗りしない様子。「じゃあ、あらためて引取りにくるわね」とお店の休業日を聞くと、フランスには珍しく日曜日もやっているという。しかもこの女性も休みなく出勤しているとか。「働き者ねえ」と言うと、「そうなの、大変よ」とわらって答える。

そこで日曜日の朝、キャリーバッグを引いて再度くることにした。といっても、フランスの事だからちゃんと朝から開いているかちょっと不安なので、お支払いは後で。



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案の定、10時からと言っていたが閉まっている。その間、近所のカフェで時間をつぶす。11時近くになってオープンした。

お店に通うこと、今回だけで都合3回。ようやく手に入れたカーテンで小さいスーツケースははち切れそうだが、なんとなくウキウキして帰る足どりも軽い。

ウキウキではあるが、この後カンヌをたって、次はオランダにもいかなくちゃならないし、パリ、東京と全部であと3回は飛行機に乗る予定。どうやって日本まで持って帰ろうかなど頭を悩ませる。お世話になっている南仏の会社から、クーリエで送ってもらおうと思い見積もってもらっりもしたが、思いのほかコストがかかるので、やっぱり自分で運ぶことにした。手で持って帰れば空港で免税もできるしね。

スーツケースは大中小の3つ。荷物を減らし、きっちり詰めてようやく3つにまとめることができた。パッキングの苦手な私でも、やればできるじゃん。

本当はもっと色々買いたかったけど...それはまた来年の目標にして、カンヌを後にしたのであった。



日本でのカーテンの仕立てについては、また明日以降に続く・・・




ガレの花瓶 Charles Martin Émile Gallé

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ガレの花瓶。パリのクリニャンクールで2003年に購入。

引っ越しをすると、しまい込んでいたものなどを再発見して懐かしいものである。
このガレの一輪挿しは、14年前の夏にアシスタントのR子ちゃんと二人でパリに行ったときにみつけたもの。

新しいアトリエに飾ってみようかな、と思って出してみた。17センチほどの高さで、ナスタチュウム(キンレンカ)と紫陽花の装飾がほどこしてある。

これを買ったのは、パリの知り合いの骨董屋さんグループについて、クリニャンクールへ行った時のことだ。


クリニャンクールは屋台のような蚤の市のほかに、プロも仕入れに行くショップのエリアがあり、当時はまだまだ掘り出し物があったりした。

骨董屋さんたちは仕事で大物を買い付けに来ているので、途中から別行動となり、私とR子ちゃんは古い香水瓶を探してお店をまわる。やっぱり、さすがフランスにはレアものがたくさんある。ラリックの有名な香水瓶はそれなりの値段だ。

そうしてあちこち歩いているうちに、回廊のようになった大きな建物の一角で、ふとこのガレの花瓶が並んでいるのを見つけた。

やや薄暗い廊下から、そこだけ光が射し込んでいるように見えたものだ。それがもう、一目で本当に好きになってしまった。

絶対高いに決まっているのに、どうしても欲しくてお店の人に値段を聞いてみる。やっぱり、当時の私には、手を出すにはちょっと難しい金額である。

「一つなら何とかなるかな...。でも、一緒に飾ってあるからいいので、2つ買いたい。。。やめようかな。。。でも欲しい」
手に取ったり、眺めたり、ずいぶん長い間迷いに迷って粘った結果、交渉が成立して両方買うことにした。こういう店に珍しくカードが使えた(と思う)。

支払いを済ませたころ、連れてきてくれた骨董屋さんもその店にやってきた。私たちを見つけると「どれ買ったの?」と冷やかされる。
「これとこれをこの値段で買った」と説明すると、「それはいい買い物をしたね!この後ろのラベルを見てもちゃんとしたものだってわかるよ。」とほめてくれたので嬉しかった。

その後、日本に帰ってからもその人に、「あれ、売る気ない?」と2度ほど聞かれたので、こういう小さな作品は、なかなか人気のあるものなのだろう。





まあ、そんなわけで気をよくして以来、クリニャンクールには一人で地下鉄に乗って何度も行ったりしたが、その路線はあまり安全ではないので、のちにバスで行くようになった。香水のアンティーク本もずいぶん買った。

あ!そういえば、あの希少な古本はどこに行ったのだろう?本が入ったまま、まだ開けていない段ボールが一山あるから、それだけは取り出しておかなければ・・・。

↓コレ


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「アンティーク香水の骨董本パリ」の記事➤



パリ、カンヌ、アムステルダムで毎朝の一服 teaceremony

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『海外だからこそ、健康のためにも毎朝の一服は欠かせない』とはいえその仕込み、かなり大変であった。23日の渡航の中からダイジェスト版、パリから毎朝の一服。

*****

三日目の朝、今日はいったい何日なんだ?日本との時差の中のやりとりで、頭が混乱中のパリのホテルで毎朝の一服。

与一「しかし、ここまで来てさとりさまもよくやりますねえ...」 
さとり「この一服のためにかなり段取りが大変だったのう」
与一「硬水のせいでか、お茶が泡立ちやせんね」
さとり「緑の色も暗いのは仕方がないのじゃ...」

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初日の朝は抹茶茶碗に代わるものもなく、ホテルのコップで代用したが、パリ在住のマダムに茶碗を借りてようやく形がついた。ミネラルウォーターでも、何度も沸かしなおすと少し水が柔らかくなるみたい。

パリにて、今日は少しきれいに泡が立った。お菓子は風流堂の「抹茶深川めぐり」で毎朝の一服。

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パリのホテルは、お茶を点てるにも飲むにも窮屈だったが、カンヌに移動してのびのびと一服。お抹茶効果か、渡航中もいたって健康である。

  *****

カンヌに移動して初めての毎朝の一服は、マカロン。南仏の空と海を正面にしたアパルトマン(フラット)にて。カンヌはお水がいいので水道水も飲めるものの、やはり泡立ちが悪い。でも何度もお湯を煮返すと合うようになるのでは...と検証中。

そしてなんと、移動中にさとりと与一の人力車故障! ただいま養生中。。。。



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人力車が壊れたとインスタにちょっと書いたら、心配してくださる方々からコメントを戴いて嬉しかった。仮止めして登場。


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カンヌでの毎朝の一服、今日は日本から持ってきた冷やししるこで。みなさまのご心配に、ちょっとだけ与一登場。ありがとうございます。 

さとり「ゴキっていうてな、与一が引く人力車の柄が折れたときは、あやうく転落するところじゃったわ。皆様にご心配をお詫びせねば」 
与一「10年引いてやすからね、そろそろ金属(じゃないけど)疲労でやしょうかねえ。皆様、応援ありがとうごぜえやす!」


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羊羹は日持ちがするので、こうした旅のお供には持ってこい。やっぱりこの甘さと抹茶はベストマッチ。ここではカフェオレボウルが活躍中!

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今日は日本から持ってきた両口屋是清 の「ささらがた」という羊羹で、カンヌの毎朝の一服、。

 さとり「与一も独り立ちかや」 
与一「車輪がないとひっくりけえっちまいやすがね。ま、なんとか首がつながってまさあ」



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今日は日本から持ってきた小布施 の落雁で、カンヌの毎朝の一服。さまざまなカフェオレボウルで楽しむ。今日はうまく点てられず、泡のきめが粗いのが気になる。


さとり「旅先で続けるのも、菓子の調達が苦しいのう」
 与一「落雁は携帯菓子として最適でやすね~」





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ときおりお菓子を現地調達しながら、そうそう今日はまだ、日本から持ってきた屋 の羊羹 (ようかん)「おもかげ 」があったっけ。


羊羹という保存食で、カンヌの毎朝の一服。こちらも水道水をよく煮立ててから使うと泡の肌理(きめ)が改善される。


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アムステルダムに移動して、フラットの窓から明るい中庭を見ながら毎朝の一服。



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豊島屋の小鳩豆楽 (落雁)で毎朝の一服。アムステルダムの気温は20度前後、南仏に比べて10度は低い。きらめく木漏れ日に気分もフレッシュ。地元の人に言わせると、アムステルダムの水道水は世界一だそう。何度も沸かしなおしたからか、泡の肌理(きめ)がやや細かいみたい。

さとり「朝は鳥のさえずりで目が覚めて、まるで極楽(ごくらく)にいるみたいじゃ」 

与一「いや、あっしは満身創痍なれど、まだまだ現役で頑張りたいと思ってやすよ!」



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アムステルダムではミネラルウォーターは必要ない。水道水はおいしいが、しかし変わった味がする。塩水から塩を抜いたような...。

                  *****


これは、アムステルダム在住の知人から頂いたお菓子。オーガニックでビオでグルテンフリーだそう。でこれを茶うけにしつつ、アムステルダムも毎朝の一服で始まる。

 与一「ちゃんと説明、聞いてたんすか?なんか、知識が半端っすね~」 
さとり「うーん、異国の菓子じゃが、味はのう、"五家宝(ごかぼう)"という、昔懐かしい黄な粉を固めたお菓子のようじゃぞ」




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さすがに疲れた長期出張。与一もついグチが出る。それにしても、本当に抹茶の力すごい!家でお米を炊いて食べたと言っても、3分の2は外食。食事の質が変わっても、体調が変わらなかったのは抹茶のビタミンや食物繊維による整腸作用かな?

 *****


Holland最後の毎朝の一服は、虎屋 の夜の梅 。『やっぱり、羊羹とお抹茶は合うわあ』と再認識。アムステルダムも最後の日は毎朝の一服で始まる。

さとり「ようやく人力車も直してもらえるの」
与一「もうそろそろリタイアしたいっス」









抹茶の香り
織部(おりべ)

ほろ苦い抹茶のグリーンとふわっとした泡立ち。すっきりとした甘さが残ります。


マティス美術館 ニース Henri Matisse

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「ハイ!Satori, 今日はピクニックに行かないか?」

実はこの月曜日はフランスのナショナルホリデー。5月の末から6月にかけては結構、祭日があったりして、思いのほか仕事にならない。出張前に、オランダの祝日は調べてきたのだけど、フランスのはうっかり忘れていた。



毎年、もうちょっと遅く来るのだが、今回はパリのポップアップストアの関係で渡仏を前倒ししたところ、日本で言うゴールデンウィークに重なってしまい、会いたい人は海外へ、あるいは日本にと、入れ違いだったりしている。

逆に、私にとってのホリデーも多く、今回は美術館巡りなどできてうれしい半面も。

Cannesからニースは車でわずか30分ほど。この日はカンヌの友人と、ドライブしながらニースのピカソ美術館へ連れて行ってもらう。




と思ったら、月曜日は休館日。ええー、祭日なのに休館?日本ならそんな時は火曜日が休館になるのに。。。

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とりあえず、ピクニックのお弁当はニースの小さな市場で買う。焼きたてのバゲットと、アンチョビ、小さなタコのマリネ、チェリー。簡単な食材を買ってマティス美術館のある、アレーヌ・ド・シミエ公園(Parc des Arène de Cimiez)に向かう。


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一昨年はシャガール美術館に行った。とてもよかったが、そのときはもうシャガールだけで胸がいっぱい。他のところに行く気がしなかった。


今回のマティス美術館はそのシャガール美術館のすぐ近く、シミエの丘を上がったところである。



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マティス美術館を囲むような、アレーヌ・ド・シミエ公園(Parc des Arène de Cimiez)の駐車場前には、シミエ・フランシスコ修道院がある。


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これがアメリカの「サンフランシスコ」の語源になった、という歴史ある教会なのだが、今回はスルーしてしまいとても残念。中には有名な「ピエタ」がある。



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ここもオリーブの林がある。ルノアールの家のオリーブより小さいけど、密に植わっていて本数も多い。



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先にこっちに来てたら、もっと感動したと思うんだけど。。。ルノアールの庭の木のほうが風格があったから。

古いオリーブって素敵な木だ。




ベンチに座ってお弁当タイム。バゲットとアンチョビマリネが最高においしい!


到着したときは腹ペコだったので、フォービズム(野獣派)と化してランチにありつくのだった。(意味不明)

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公園の中でお弁当をのんびり食べた後、美術館へ向かう。赤く彩色された建物は、昔はホテルだったそう。



ふーん、なんか、イメージとちょっと違うけど。ここがマティス美術館。


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中に入ると手荷物検査があって、わりに厳しい。と思ったら意外にサンパな警備のお人、

「どっから来たんだ、ジャポネか、俺は日本が一番好きだ!」

などとニコニコしながらおっしゃる。
『わー、いいひと~!』

とか思ったら、次に入場する若い女性にも、
「イタリアから来たの?俺はイタリアンが一等好きだぜ!!」

などとこっちを見ながらニヤニヤ。みんなに言っているのね、いっぱい喰ったわ((笑))


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えーと、中の絵は3つくらい素晴らしいと思うものがあった。
私の好きだったのは裸婦のデッサンと、椅子に座る女性のデッサン。


ほんの一本の線が、女性の二の腕の柔らかさを、そして腰から腿にかけての豊かさを、「視覚」である絵なのに、「触覚的」に訴える。

あと、裸婦の彫刻。真っ黒い塊が横たわり、筋肉の強さ、しなやかさを感じさせる。


女性の体の美しさ、とりわけ「脂肪の乗った丸み」がとても魅力的ということを、南仏で再認識する。

美術館自体の作りが広く天井が高く、そして静かで、すぐ近くで見られるということも、作品を鑑賞する環境としてとても心地よい。


部屋は時代、テーマごとに分かれている。

ある部屋では、なんだかスーラにも似てるし、Renoirにも似てる、タッチの違う絵がいっぱいあると思ったら、若いころに有名な作家の作品を模写した時の習作だそう。そういえば、コピーの部屋とか書いてあったっけ。


謙虚に学び、受け入れ、自分のものに消化していく。



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建物の外、公園の中にはローマ時代の円形闘技場や浴場跡の遺跡が残っている。ヨーロッパは石の歴史だなあと思う。



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兵(つわもの)どもの夢のあと、か。


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古いサイプレスの木立を抜ける。カンファーに甘くバルサミックで濃い緑の香りが混ざり合う。


この木の香りを見るたびに思い出す、アガサクリスティの「サッド・サイプレス」という原題を持つ、「杉の柩」は私の好きな小説。ポワロも登場するロマンティックサスペンスである。

若いころから、この小説の中の光景を思い浮かべていたから、欧州に来れたのかな、とか思ってしまう。



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石積みの階段にも、温かな色合いとリズムがある。公園から教会へ続く。


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外へ出ればまた南仏の明るい日差しがいっぱいにさして、祭日のこともあり子供たちのにぎやかな声が響く。

ちょっと走ればもう海。




夢のような南仏の一日が、走馬灯のようにまた過ぎていく。















「ルノワールの家美術館」Cagnes-sur-Mer

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南仏カーニュ・シュル・メール(Cagnes-sur-Mer)の丘の上、「ルノワール(Renoir)の家美術館」に行く。少女趣味的独善による私的な見解を述べてみたい。




特徴的なくちびる、やや扁平な丸い顔、豊かな腰。

なぜ後半のルノアールの作品のモデルの顔が似ているのか、ここにきてようやくわかったような気がする。


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この日は「ルノアールの家」美術館の、たまたま月一回の無料入場日。



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ルノアールが晩年を過ごした家。まず、アプローチから始まる、大きな古いオリーブの林がとても素晴らしい。


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「このまま絵にしたらいいだけ」(もちろんそうじゃないけど)、というような気もしてくるくらい、柔らかく明るい光と色の美しさ。。。


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ここが彼の建てた家。

成功したルノワールは、健康のこともあり南仏に土地を買い、ブルジョワジーの雰囲気を持つこの家を建設した。家自体はまだ100年余りのもので、古いとは言えないが、さらに2013年にリニューアルされた。



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外からみた窓を、中から見たのが下の写真。


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リビングの窓から、遠く海が見える。バラ色の、なんて幸せな空間。生前の家具をできるだけ忠実に再現しておいてあるそうだ。



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1階には彫刻家のリシャール・ギノ、ルイ・モレルとコラボレーションの作品が並ぶ。とても迫力がある。


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作品の特徴の一つ、腰から臀部にかけてのおおらかな線。どっしりとして暖かく、母性的で強い。


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これはRenoirの最後の妻、アリーヌ夫人の胸像。豊かな胸、やや反った唇、ふっくらとした面立ち。



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彫像の多くはこの反った唇を持っている。息子にもそっくり。


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とても美しい建物。白い階段には光が満ち溢れている。


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生前のアトリエも、イーゼルや道具とともに公開されているが、主人公なしでは、(痛ましくて)写真を載せることができない。


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この少女はアリーヌ夫人によく似ていると思う。


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この家は小高い丘の上に建てられており、テラスからはカーニュの街と、向こうに地中海が臨(のぞ)める。海から吹き上げる風もフレッシュで、リウマチを患っていた晩年のルノアールにはよい気候だったに違いない。





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暮らしを垣間見える「ルノワールの家」
このリビングには、愛と幸せがあるように思う。

「私もこんなおうちに住みたい」という少女趣味的独善。

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どの部屋も、明るい淡い色合いの光で満たされている。ルノワールはポスト印象派、とも言われるそうだが、この家全体が印象派だと思う。

研究者でないから、あくまでもイメージによる見解。

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ビーナスのこの唇に、庭でも会った。扁平な顔と、共通にみられる特徴。ルノアールにとって、最後の妻は最愛の人だったのだと、ここへきてひとりロマンチックに思っている。

それまで、ルノアールの柔らかいタッチは好ましいものの、なぜ彼の描く女性が、彫りの深いいわゆる西洋美人タイプではないのか?そしてなぜ、それなのに人気があるのか、がちょっと不思議だった。

でも、この地に来てこの暖かい母性、豊かさ、素朴なゆえの美徳、というものが少し腑に落ちた気がする。顔は、南方の血が入っているのだろうか。息子の写真も飾ってあったが、お母さんにそっくり。




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作り手としては、「作品」を見てもらいたいのであって、その「生活」を死後にあれこれいじられたくないという気持ちがある。


だから作家の作品はみたくても、彼らの日常を覗(のぞ)くのは気が引ける。とはいえ、この暮らしを見たからこそちょっとだけ作品に近づいた気がするのも確かなのである。



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ルノアールの作品の中にもある農家の裏手。中では息子が撮った映画が上映されている。
(記憶ではそうだったと思う。)


名物はその地で味わうべきというが、やはりルノアールにしても、シャガールにしても、(ロゼワインにしても)、南仏の光と空気の中で見るのが最も気持ちに訴えると思う。





ビバ!フランス!









サント=マルグリット島 (Île Sainte-Marguerite) 南仏 カンヌ 2

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フランスのカンヌの沖にあるレランス諸島 (Îles de Lérins) 、サント=マルグリット島 (Île Sainte-Marguerite)。
海岸から内陸に入るとそこはまた別世界。おとぎ話の森のような道が続く。
明るい光と鳥のさえずりがこだまする中、この乾いた土の道が郷愁を誘う。

南仏に来るたびに思う、ここは懐かしい夢の中。


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小さいころから夢想癖。現実ではない場所に私の世界が育っていった。
それを助けたのが読書。

時にヒロインになり、時にわき役としてその舞台を生きた。


私の好きな読みもの。

童話。アガサ・クリスティ。デュ・モーリア。コレット、サガン。女性の書いたものが多いかな。
でも、時代小説も読むし、ハードボイルドも読むわ。
映画は小説ほど読まないけど、好きなシーンはある。


フランスに来ると、私はいつも自分の空想の世界に来たのかな?と思う。
はっと目が覚めたら、また東京の自分のアトリエにいるのではないかと。



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なにかのはずみに、

東京のアトリエにいてさえ、あの褪(あ)せた空を見てさえ、内側の私は、蒼く濃いカンヌの海にいることができるし、

冬のある日、歩いているときに頬をなぶる冬の冷たい風に面してでも、南仏の高台に吹き上げるフレッシュな海風を感じることができる。


なので、内側の私と、外側の私はいつもスイッチして、どちらが現実なのか本当のところ分からない気持ちがする。



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この小さなサントマルグリット島でさえ、一つ角を曲がれば、海と内陸で様相が違う。同じなのは、どちらもパラダイスで、そこは懐かしい、静かな、インナーマインドっていうこと。


そんな、異なる世界に住んでいる私が好きだ。そこでの私はのびのびとして、空気と溶け合っているから。




成長って、上に伸びていくだけでなくて、芯の部分を中心に、タマネギのように重ねていく面もあるみたい。

10年ぶんずつはがしていったら、結局10代の私が顕れるんじゃないだろうか。





南仏の車窓から Cannes Nice Monaco 1

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「南仏の車窓から」なんて、どこかで聞いたことがあるような・・・。パリのことを半分も書かないうちに、実はもうカンヌに来て1週間になる。この日はモナコへ日帰り。

カンヌに滞在し、モナコへ初めて行ったのは2009年だった。常には車で連れて行ってもらうのだが、今回は3度目、列車で行くことにした。

車で連れて行ってもらうというのは楽だしありがたいことだけど、その場所が自分の栄養になりきらないって気がする。

自分で運転するならまだしも。


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南仏でいつもケアしてくれる香料会社のP社長の勧めもあった。


「いいか、さとり。カンヌの駅からモナコへ列車で行くのは簡単だ。切符を買って乗れば一本だ。ただしモナコの駅は崖についていて、出口は上と下と右と左で複数あるので、どの出口で会うかちゃんと決めておかないとだめだぞ。帰りは遅くなると危ないから車で送ってもらいなさい。電車に乗っていいのは朝の8時から夜の7時までだ」
「ダ-コ-、よしわかった。そうする。」

というようなやり取りがあって、この日ひとりカンヌの駅へと向かう。

彼は10年以上、私の行動パターンを見ていて
『このくらいは自分でできるだろう』
というあたりを見極めて提案してくれる、ありがたい存在である。

といっても、モナコの駅に着いたらまた知人が迎えに来てくれるので、子供の一人旅か、お使いみたいなものである。



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駅で尋ねながら切符売り場へいくと券売機が。
「ねえねえ、わたしモナコまで切符を買いたいけどどうやるの?」
というような感じで駅員さんに聞く。

とても親切な駅員のおじさんが(って人のこと言えるような年じゃないけど)教えながらどんどん手続きをして買ってくれた。

「じゃ、3時21分の列車だからね。そこ、階段降りて右行って、また昇ったら1番線だよ」
「ええっ?! 今、3時19分じゃない!あと2分後なんて、私、走らなくちゃ!」
「だいじょうぶだいじょうぶ、どうせ10分は遅れるから、充分間に合うよ」


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慌ててホームに行くと、すぐに列車が入ってくる。3時21分メントン行きって、これに乗るのかな?
乗り込もうとするマダムに、

「すいません、私モナコに行きたいんですけど、これでいいのかしら?」
「そうよ、この列車よ」

尋ねながら続いて乗ると、後ろのお兄さんも、「これでいいよ」とか声をかけてくれる。



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そういえば「1等に乗れ」と言われたけど、どのあたりかわからず、前へ前へといって先頭車両の2階にのぼる。空いているのでとりあえずここに座ることにする。



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落ち着いて窓辺に座れば、右は紺碧(こんぺき)の海が広がる。

列車は早く走っているのだろうけど、海が広いからゆっくりと感じる。ごく普通のローカル線に乗っているようだ。

明るい海と、白い船がたくさんとまっているのが、南仏だということを思い出させる。自分がここにいるのがとても不思議な気持ちだ。


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Cannesを出てからニースを経て、モナコまで1時間弱。岸壁が迫ってくるともうすぐ到着。路線図を持ってこなかったので、車内のアナウンスと前のサインボードが頼りなので、注意して聞く。

前から車掌さんが切符を切りにまわってきた。
そういえば、駅にゲートはなかった。2年前にオランジュから乗ったTGVもゲートってなかったよね。
中の検札で済ませているようだ。

「すみません、モナコは次ですよね?」
すると他の席からも「そうだよ」と声がかかる。



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で、あっけなく到着。来るだけだったら簡単だ。来るだけならね。来て何をするかが大事。


ロンドンでもテロが続いているし、フランスに来てから知人たちに「このへんの治安はどうなんだ?」と聞いたところ、全員が、
「世界中どこだって安全なところなんかないよ」と同じことを言う。

「でも日本は今のところ安全よ」
「だって、地震があるじゃないか」

これも同じ答え。




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乗ってきたのはこんな列車。






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「Hi Satori!」

の声に手を振り、ビズ。
そうだっけ、ここは改札がないもんね。入場券はいらないから、「中で待ってて」といった意味が分かったわ。「なぜ?」がわかっていくのがとても嬉しい。

香料の仕事をしているおかげで知り合いが増えていく。ネットの活用も進み、日本からのバックアップもあり、重要なポイントを多くの人に助けられて、ちょっとずつ経験値をあげている。

人からみたら簡単なことでも、私の中では、昨日の自分より少し前進。

スローな私だけど。




フランス、電子レンジでご飯を炊く方法 how to cook rice

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これは電子レンジでご飯を炊くための、樹脂製の炊飯器。
少し長い滞在では、ご飯を食べたくなるので、電子レンジ炊飯器を持っていく。

海外出張を元気に過ごすためには、やっぱりおうちごはんを中心にすること。
それもお米を食べることが私にとっては大事。

毎日外食では、胃が疲れてしまうから。



アパルトマン(フラット)ならキッチンで簡単なものが作れる。
電子レンジもオーブンも、キッチン道具も一通りそろっているので、かなり凝ったものもやろうと思えば可能である。(ロールキャベツとか、巻きずしとか)

が、自分ひとりの口を賄(まかな)うならご飯にプラスして、近所のスーパーで野菜やらチーズやらオリーブやら、お総菜(そうざい)の一品も買えば素敵なディナー。

あとワイン、カンヌならロゼは絶対。



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お米はあらかじめ、ジップロックに1合ずつ量って日本から持っていくと便利。今回は1Kg(=7合)、つまり7袋のお米を持参。


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陶器の土鍋風のものとか、毎年色々もって来たけど、これが一番軽くて使いやすい。
持ってきた炊飯器は、帰りは地元の知人にあげてしまう。

パリも、カンヌの知人も一渡りしたので、今回はアムステルダムで置いてくる予定。


器の中で直接研いで、水加減をし、30分ほどほとばしておく。

電子レンジは、こちらはそのままではパワーが強いので、
小さいパワーに切り替えて、500w~600wで10分間調理する。


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そしてまた、20分ほど蒸らす。ふたを開ければほら、炊き立てのご飯が。


研いでからできあがりまでは1時間くらいはかかるのだが、プロセスとしてはほぼ待つだけなのでほとんど手間いらず。


今日はちょっとやわらかめだったかな。

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1合で小さいおにぎりが4つできる。
1つか二つを夕食に食べて、残りは冷蔵庫や冷凍庫に入れておく。
使うときレンジで温めて、お弁当に持って行ったり、夜、こ腹のすいたときに食べる。

サランラップはアパートに備え付けてあるものだが、とりあえず最初の日にスーパーに行ったときに買っておくと便利。


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こんなふうに、海苔とみそでおにぎりを頂けば、とっても元気が出ちゃう。

お味噌は鰹節と混ぜて、2センチくらいの味噌玉にしてラップにくるみ、5つも持ってくるだろうか。
お湯をさせばみそ汁になるし、とても便利だ。


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この日は、カンヌの対岸の小さな島にピクニック。チキンと、ゆで卵とシーザーサラダ(ドレッシングは別の小さいジップに)、きゅうり、カシューナッツ。そしておにぎりの海苔はアルミ箔で別に包んでおいて、その場で巻いて食べる。



他にも、
①ジップロックに入れたお米に水を入れ、②ぴっちり口をしめ、③そのまま鍋で煮るとご飯が炊ける

という方法もネットで見たことがあるが、まだ試したことはない。



レトルトのご飯も便利だが、持っていくには重いのと、ちょっと匂いが嫌だ。
お米はソウルフード。

ご飯の炊ける匂いは、日本人にとってソウルスメルだと思う。



パリ 6 ヴァンドーム, リシャールミル Richard Mille

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よく晴れて暑い。今日のパリ34度。ヴァンドーム広場にて、リシャールミルのイベント。

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たまたま歩いていて、ベンツのヒストリーカーが並んでいるところに遭遇。

時計ブランド、リシャールミル(Richard Miille)のブティックがヴァンドームに8月2日にオープンするので、そのためのデモンストレーションのようである。パリでは大きな会社がスポンサーになったイベントをよく見かける。




「最高質のパーツを集めた高度な技術を駆使した、いわば「レーシングマシン」に匹敵するエクストリームウォッチを製造することなのです。」(ブランドウェブページから)http://www.richardmille.jp/about/



リシャールミルは「時計界のFI」というコンセプトだそうだから、このイベントはあえてのクラッシック、ちょっとひねった趣向なのかしら。場所が歴史あるヴァンドーム広場だしね。


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時計のことはあまり詳しくないのだが、リシャール ミルは一流品を集めた某デパートの展示会で見かけたことがある。印象として線が太くダイナミックな感じで、でも、ごつい感じではない。

今までみた時計とすごく違うインパクトがあった。48gのトゥールビヨンなんて信じられない(今はもっと軽いらしい)。

昔は18金などでできていて「重いから高級」なんてイメージもあったけど、いまではそれも野暮ったい。ダイヤがたくさん入っているからいいという考えも、貧しさの裏返しだわね、なんて。

究極の機能やデザインに価値を見出すというのが、数寄者、道楽者なんだろうな。



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古いベンツのスポーツカーも素敵だけど、

リシャールミルの時計のデザインでは、ナダル(RAFAEL NADAL)のモデルの中で私はこれが好き。→RM035


犬も歩けば棒に当たるというが、出逢いというのは歩かなければない。
わからないなりに、見るということは刺激になっていいと思う、パリの一日。


パリのお花屋さん 5 Florist ①

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パリのお花屋さん、ちょっと歩けばすぐお花屋さんがある。素敵なところはたくさんあるけど、
ホテルの近く、7区にあるこのお店は新鮮な感じで気になっていた。



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今はシャクヤクの時期で、山盛りの芍薬(しゃくやく)の花が並ぶ、というより積んである。
シャクヤク20本でたったの20ユーロ、たっぷりの花を部屋に飾るなんて素敵!


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そして、少し開いた花はどんどんと回収し、茎を短く切って安売りしていく。
このバケツが一束、とてもゴージャス。

お客様も引きも切らずというよう。
花とキャンドルは特別なものではなく、こちらでは日用品みたいに密着しているようである。



日本でも、お花は身近なものだったと思うのだけど。



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エコールミリテールの近く、Cler 通りにあるお花屋さん「cler fleurs 」



パリ香水美術館 LE GRAND MUSÉE DU PARFUM Paris 4

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ここはパリ香水美術館(LE GRAND MUSÉE DU PARFUM)の一室。

たくさんの金属球が天井から下がり、規則的に並べられている。まるで空間全体を作品とするかのような表現手法である。
この金属の球を回してチャンネルを合わせ耳に当てると、それぞれの言語、10か国語で香りの解説を聞くことができる。
そして同時に香ってくるのである。


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テクノロジーが素晴らしいのはもちろんであるが、やはり圧倒的なデザイン力、構成力に痺れる。。
この真っ白い部屋全体に広がる香りのリズムは、嗅覚以外の感覚...視覚、触覚、聴覚を駆使して訴えかけてくる。

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場所はフォーブル・サントノレ。ホテルブリストルの正面で、エリゼ宮も近い。
観光地ではなく、ひっそりと格のある場所にたつこの香水美術館は、歴史ある建物の中とモダンな館内の対比が素晴らしい。

窓からは初夏の緑の庭が、まるで額縁で切り取られた絵のよう。

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香水にとって、天然香料と等しく重要なケミカル素材をきちんと説明し、世の中の一部にある誤解を払拭。大切なことだと思う。



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ここは香りの庭(Jardin des Senteurs)と呼ばれる部屋で、この白いラッパ状のオブジェは草花を表しているそう。

前に立つとあかりが灯り、香りを放つ。

正直、来る前にネットでこの展示写真を見たときは、奇をてらっているようであまり感心しないと思っていたのだが、美術館全体を通してこの部屋に来ると意味がわかり、この美しさに評価を改めざるをえない。



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圧巻は光と音のインスタレーション。

真っ暗い部屋の中には光のオルガンが。内容を話せば興(きょう)をそがれてしまうと思うので、実際に行かれるときのためにここでは明かさない。


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このパリの香水美術館は、グラースにある国際香水博物館(MIP)に比べて小さいし、アンティークな香水のコレクションも少ないけれど、既存の香水展示の概念をはるかに超えている。

香水を並べて香水を説明するのではなく、ここでは美術館そのものが、香水という洗練されたアートを表現している。

ほかのジャンルからの視点がきっと盛り込まれているのだと思う。発展とは常にそういうものだから。



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白亜の、洗練の館にて。5月のパリは素敵すぎる。



パリのポップアップストアに来ています。【The Japan Store ISETAN MITSUKOSHI】

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【The Japan Store ISETAN MITSUKOSHI】 


日本の芸術的生活をコンセプトに、"日本の女性を美しくしている"アイテムをそろえたフランス・パリのポップアップストア"Uruwashi Beauté×Bijo;"におかれたパルファン サトリの香水。場所はエッフェル塔近く、「Maison de la culture du Japon à Paris」GFを訪問してきました。

パルファン サトリの和の香りとストーリーが、フランス・パリを中心にさらにヨーロッパの方々に伝わる事を願っています。


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海外でのレギュレーションを取り、ヨーロッパで販売されているパルファンサトリの香水は、Satori(さとり),Iris homme(イリスオム),hana hiraku(ハナヒラク),sakura(サクラ),wasanbon(ワサンボン)の5種類と茶壷。

実際に並んでいる売り場にきて、はるばる空を飛んでここまでたどり着いた香水たちを見ると、輸出の苦労を思い出して、いつも胸がいっぱいになります。


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パリのお客様が手に取って、肌で試してくださっています。

直接お客様に感想をうかがうのも、私の大きな喜びの一つです。



Parisにて。









パリの八百屋さん Paris2 le marchand de legmes

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パリ最初の記事が、香水でも花関係でもなく、八百屋さんというところがなんか自分でもずれてるっぽい。しかしエッフェル塔を見るよりも、こうした街並みを通るほうがパリに来たなという気分になれる。なんといっても食は大事。

今いるホテルの近く、7区のあたりは高級食材を扱うお店が多いらしく、外観もおしゃれなお店が並ぶ。

売っているのはトマトだったり、キャベツだったり当たり前のものだけど、その色や形のバリエーションと展示の仕方がとても可愛かったりする。




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こうして寄って撮ってみれば、このアーティチョークなんかバラの花みたい。


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店内を活発に動き回る店長?さん。世界中どこへ行っても、食べ物を扱う人はイナセでなくっちゃあ、恰好がつかない。

写真のリクエストに気さくにポーズ。イケてるね。





とりあえずパリについて Paris1

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とりあえずシャルルドゴール空港からタクシーでパリに到着して、凱旋門の脇を抜けてエッフェル塔を見ながらセーヌを渡る。初夏のパリは6時でも昼間のように明るい。

この時期にしてはパリは思いのほか暑く、ジャケット不要という気温である。昨年はセーヌが洪水になるほどの豪雨が続き、とても寒い5月だったから、ずいぶんな違いだ。


出発前日は荷造りなどで一睡もせず、フラフラのまま飛行機に乗り、すぐ寝ようと思ったのに今度は目が冴えてなかなか寝られない。しかしながら機内では、ビデオシステムの不調だとかで(全員)映画も見られず、Wi-Fiも接続不可という。(あとでAFよりお詫びのメールが来るというが。。。)仕方なく本を読みながらウトウトして12時間のフライトを終えパリへ到る。

疲れ果て、この日は近所のスーパーで買い物をしただけで早々に爆睡。





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今回はエコールミリテール(陸軍士官学校)付近に宿をとる。16歳の夏に、はじめてパリに来た時以来、エッフェル塔の付近はあまり来たことがない。東京に住んでいても、東京タワーは昔に遠足で行ったきりだしな、とか思ったりする。



毎回、仕事先に近いエリアを選んで、ネットでホテルを予約するので、初めての地区が多い。そのため、自分のいる場所を把握するのにちょっと戸惑う。もちろん地図上ではパリ市内におけるホテルの位置関係はわかっているものの、外へ出て道を歩いていると方向感覚を失ってしまうのだ。犬ではないが、ホテルの周りをうろうろお使いしながら、また、宿に戻って地図を広げ、その日歩いた景色と位置関係を一致させていく。

少しずつエリアを広げていくと、今まで泊まったあたりの道とつながって、ようやく地理が自分のものになる。定宿を決めておけば勝手がわかっていいな、という反面、いつも同じだとなかなか道が覚えられないとも思う。市内ではタクシーを使わず、地下鉄に乗って降りた駅の付近も歩けば、毎年ちょっとずつ体が街を覚えていくような気がして、それは自分の好みに合っている。


しかし、通りから通りへと放射状に延びる道はよく似た景色も多く、万華鏡の中に入ったように混乱することもよくある。城下町だからよそ者にはわかりにくくしているのだろうか。





ネット環境やパソコンのスペックの違いなどで、日本にいるより処理能力が著しく落ちるのは毎回のこと。しかも今回は機械ものから遠ざかろうと思い、小さいノートPCでアプリなど簡易化してきたため反応がより遅い。逆に日本にいるよりも長くパソコンの前にいるような気がしている。

7時間の時差をあっという間に使い果たして今日も寝るのは午前様である。









グラース国際香りの博物館の植物園① Les Jardins du MIP

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MOUAN SARTOUXの植物園「Les Jardins du MIP」


香料植物を集めた植物園だ。
ああー私もこんなお庭が欲しいなあ。。

東京で新宿御苑に行く代わりに、南仏に来たときは必ずここへ来なければ寂しくてしかたがない。
1時間かからずに歩けてしまう小さなお庭だけれども、人も少なくてのんびりゆっくりできる。


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最初に来たときはオープンしたばかりで、なんとなくスカスカてたけど、ようやく植物がなじんできたような感じである。

大きな木や主だった植物の場所は変わらないけれど、季節によって咲いている花が違うし、少しずつ植栽が変わっているところもある。

淡いグリーンの草の中に、赤や黄色や白や紫の小さな花が、タペストリーのように咲き乱れて、その向こうにはラバンジンの紫の畑が見える。


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ここはざっくりと植わっていて、カーペットのようだ。

植物はただそこにいて、じっと黙って咲いているから素敵なのだし、
でも聞く心があれば語っているもの。


人のこころが騒いでいれば、樹が揺れるうるさいざわめきが聞こえ、
静まっていれば、葉のささやきが。

嬉しければ花が歌い、
悲しければ、声は
塞(ふさ)がってしまうだろう。






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こちらは畝(うね)になっている。
カラスムギがぼうぼうと生えているのがなんだかラフな感じ。
観光商業用に出来上がってないところが味わいかも。。。




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なだらかな丘陵地帯に位置する、コンパクトな植物園。
しらずにたくさん歩いてしまう。






カンヌの夜明け Cannes

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私のアパルトマンの部屋は、カンヌの港に面したQuai 17番地。
ベランダは東向きで、波止場を隔てて反対から朝陽が昇る。

ベッドルームはリビングの反対側、西の広場に面しているので、朝、明るくなるのが遅い。

そのため、いつも朝陽を見逃してしまうのだが、この日はたまたま目が覚めて、
眠い目をこすりながら東のリビングへ行ってみた。

残念ながら、雲が出ていて朝陽を拝むことはできなかったけど、明るくなっていく海と空を見るのが好きだ。

なんか、このあとアムステルダムに行ってパリに行ったというのに、まだぐずぐずとカンヌの日々を思い出している。

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滞在中の6月上旬のカンヌは、晴れたり雨が降ったりが繰り返され、
気温も20度前後と思いのほか寒い。

昨年カンヌに来たときは7月だったこともあり、毎日35℃以上の猛暑日だったため、
その記憶が強烈にあって、ほとんど夏服しか持ってこなかった。

最後の最後に、スーツケースから削除したヒートテックが悔やまれる。

特に夕方から涼しくなり、去年はシーツだけで寝られたのに、今年は布団の上に毛布を掛けてないと寒くて寝られない。

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始めてカンヌに来たのは2003年。
それからほぼ毎年のように来ている。

最初の長期滞在は秋だった。
そのときは時計台の斜め左下に見える、レンガつくりの建物の3階部分を借りた。

ここも海がよく見渡せて、特に早朝の、空が燃える時間帯に、
熱い紅茶を飲みながらカモメの飛ぶのを眺めていると、
遠い異国に来たという気持ちになったものだ。

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でも、このアパルトマンは、1階に行くまでに3階分の坂と階段を上り、そこからさらにもう3階(日本の4階)までらせん階段を上る。
エレベーターがなくて、ノートPCとデジカメをもって7階ほどを上り下りなんて、若かったから毎日できたけど。

それに懲(こ)りて次からは、先にエレベーターのある物件を選ぶようになった。

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ここも海が目の前に広がる、カンヌのクロワゼットのアパルトマン。
ブリンブリンの車が、道路の前にたくさん駐車している。

昨年まで数回滞在した。
どうしても、海に面したところに泊まりたいから。

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昨年の猛暑に沸騰する海。
陽炎がたち蜃気楼のよう。

ここのアパルトマンからは日没がよく見えた。
ちょうど今年と湾の反対側に位置する。


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パソコンなどいろいろと設定したり、言葉が出てこなくて最初は詰まったり。
慣れた便利な生活から新しい環境へ、思うようにいかなくて最初の4~5日が一番ストレスがある。

でも、ハードディスクの写真を整理しながら眺めてみると、ちょっとホームシックになった頃のことが一番思い出される。

なんか感傷的になってしまうのは、ここまでよくやって来たって思うからだろうか。

長い夜を経て、カンヌから私の夜明けが始まったと思う。





サントノラ島へ一人で渡ってみる③ Cannes Saint Honorat

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サントノラ島、海岸沿いの道を歩く。
あっちこっち、一人気ままに歩いているので、森に行ったり海に行ったり、引き返したり。

奇岩の並ぶこの海岸は海藻がたくさん。
まあ、興味のない人にはつまらないかもしれないが、とにかく海藻がたっぷり。
なのに、こっちのひとは海藻を食べないらしい。

かわりに、タラソテラピーとか美容や健康には利用しているみたい。

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この海藻は髪の毛のように細く長く、そしてフッサフサ。
群生している。

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波に揺れるさまはマーメイドの髪の毛みたい。
ちょっと気持ち悪いのと神秘的な「きわ」にいる。

思わず、触ってみたくなる。

ゲゲゲの鬼太郎で、なんかこんな妖怪がいたような気がするが。。。


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近寄ってさわってみると、超やわらかい~!
遠くで見ると、細い糸のようだが、こうやって近くで見ると扁平なリボン状だということがわかる。

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これはまた別の、カリフラワーのような丸い海草群。

まあ、こんな風に海藻ばっかり写真を撮って、帰ってから知人に自慢気に見せたものだから
「島に何しに行ったんだよ」などと笑われる始末。



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ほうらね、こんなふうに海岸にびっしりと揺れている海藻って素敵じゃない?
その先にはなにか、城のようなシルエットが見える。

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近づくにつれ、その威風があらわれてきて・・・。


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と、眺めているときに、きれいな一人旅のお姉さんが
「すみません、私の写真を、あのお城と一緒に撮ってください♪」
と寄ってきてスマホを渡してきた。

急に声かけられて一瞬警戒するも、
『でも、きれいな若いお姉さんだから・・・』

「はい、いいわよ」

代わりに私も自分のスマホで撮ってもらったが、
リュック背負って、顔も日焼けして、なんだかYMCAとかの学生気分!




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近くに寄ってみれば、すごくデカい。
下に映っている人間の大きさから考えると、高さ50メートルくらいあるのかな?

城ではなくて砦だね。

ここは地中海の橋頭保。
窓が少ないのが、戦に備えた建物だとわかる。

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ああー、どこまでも青い、碧い空と海。

与一「あっしら、いったいどこにいるんでやしょう?」
さとり「青山、表参道じゃないことは確かだね・・・」

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廃墟となった建物、鉄骨が入っているのでそれほど古くないのかな?
でも、近くには、大砲の玉を鋳造する炉もあったりして、やっぱり砦の一種なのかも。

まあ、島のガイドについては勉強不足だけど、観光に来たわけじゃない。
ここは人生の勉強から逃避する場所だから、ただ通りがかって
「ほおー」とか「まあー」とか、心が動くにまかせてる。


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小さな入り江で、岩に打ち寄せられた海藻のベッドがあるところを見つけた。
今日は蓆(むしろ)を持ってきたから、ここで一休み。


近くの波打ち際では子供連れの家族や、お年寄りが水浴びをしている。
私も足を波に浸して、太陽にあぶられながら、読書にいそしむ。


「さとりさま、こんなところではヴォーグとかマリクレールとか、オサレな雑誌をよんでくださいまし」
「いいじゃあないか、与一、地球の裏側で天下のことを考える、なんてのも」
「さとりさまは最近、安部龍太郎にはまってやすからね、だからかわいくないとか言われ・・・ムニャムムニャ」






グローバルな香水のデータベースサイト「FRAGRANTICA」にパルファンサトリのロングインタビューが掲載されました。日本語にて、あらためて近日中にご紹介いたします。


➤リンク先ページ FRAGRANTICA


サントノラ島へ!一人で渡ってみる② Cannes Saint Honorat

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南仏カンヌ、レランス諸島のサントノラ。
小さい島だけど、やっぱり内陸はこんな感じ。
島を横断する土の道がまっすぐに続く。

地図をチラッと見ただけで、ガイドブックとかの予習をしてこなかったので、目的もなく適当に歩く。
風はさわやかだけど日差しは強い。

乾燥した空気に喉の渇きを覚える、南の島の昼下がり。


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甘酸っぱい香りのハニーサックル。

蝶は舞い、野の花は咲き、香りが満ち溢れ、鳥のさえずりがとってもパラダイス。


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ここ、サントノラでは昔からワインが作られていた。
ブドウ畑が島の中央に配置されている。

ワインは修道院の横の売店で販売されているが、ちょっと今夜飲もう、というには結構お高い。

『私はスーパーの紙パック5リットルタンクのロゼワインで十分だわ...』
と思いつつスルー。



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レランス修道院。
ブーゲンビリアとか、南国の花が咲き誇る。

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パリの教会のような、厳かで重厚な感じではなく、明るい楽園のイメージ。
ハレルヤ~の歌が聞こえて来るようだ。


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オノラ(Honorat)という人が建てた、4世紀から続く古い教会なのだそうだ。


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ラバンジンも咲き始め、あたりはいい香りが立ち込めている。

「うーん、与一、いい匂いぢゃ」

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島のところどころにあるチャペル。
小さな島なので、主だった道を歩けばそれなりに遺跡が見れる。


時がゆっくりと過ぎてきた場所なので、それが無駄に忙しい自分にとってありがたい。
ああ、もし逃避行というときは、北のさいはてよりは、こんなところでブドウを育てて暮らしたい。






グローバルな香水のデータベースサイト「FRAGRANTICA」にパルファンサトリのロングインタビューが掲載されました。日本語にて、あらためて近日中にご紹介いたします。


➤リンク先ページ FRAGRANTICA













サントノラ島へ!一人で渡ってみる① Cannes Saint Honorat

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カンヌの沖にあるレランス諸島の中で、一番大きなセントマルガリータ(サンマルグリット)

前日に7~8人(子連れ)のパーティーで、そのマルガリータ島に連れて行ってもらった。
そこはそこで素晴らしかったのだけど、隣にはもっと小さ島があるという。

サントノラ(Saint honorat)!

音からして明るくオレンジ色のイメージの島。
「よーし、切符売り場もわかっているところだから、行ってみよう」と思った。


明日はみんな、ゴルフやら釣りに行ってしまうというので、私は一人でこのサントノラ島に渡ってみることにした。

冒険と言っても、江ノ島に行くようなもんだから、なんということはない、
ちょっとばっかり、フランスだっていうだけだ。

船はカンヌの港から、セントマルガリータ島とサントノラ島、それぞれの島に往復しているので、別々の切符売り場で買う。

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これは往復のチケットなので、帰りも使うから
なくさないようにしなければならない。

船は1時間に一往復。
帰りは好きな時間の船に乗って戻ってくればいい。

最終は6時だったかな。
それを過ぎると帰れなくなっちゃう。

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100人くらいは乗れるんじゃないかな。
船室もあるけど、みんな2階のカンカン照りのデッキでクルージングを楽しむ。



どこまでも青い海。
なんか、船長もカッコいいし♪

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たまに別次元に身を置くって、大切なことだなって思う。

いま見ている光景が夢なのか、過去が夢だったのかよくわからない。
いいも悪いも、記憶がおぼろとなって遠ざかっていく。。。

ちょうど、海と空の間の蜃気楼の中を朦朧(もうろう)と歩いているような気持ち。


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波止場に降り、少し坂を登った上から見下ろす海岸線。
波に浸食された岩の形が面白いし、ミネラルのせいで?水がとても青い。

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上陸後、海岸沿いの道を歩きながら、まず、お弁当を食べる場所をさがす。

見晴らしの良い、そしてちょっと座りやすい場所はないかしら。



ということで、海の見える小高い場所の、日陰のベンチに腰を下ろしたが、
やっぱりもっと明るい場所を求めて、海の近くに行ってみた。


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この日のお弁当は、最高のお米と、香り高い海苔で作った大きなおにぎり。
日本から、お米と海苔と味噌、そして電子レンジ用の炊飯器はいつも持っていく。

ゆで卵と、カンヌの市場で買った鶏のから揚げとフライドポテト。
空気が乾燥しているからかしら、バドー(炭酸水)が喉をピリピリと通って心地よい。


よいち「さとりさま、料理の腕はなくても、素材のお味とこのビューチフルな景色でなんでもうまく感じやすね~♪ うんとこさ働かされて、おなかペコペコだし。空腹が一番の味付けなんていいますしね!」

さとり「(-_-)/~~~ピシー!ピシー!」



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②につづく



グローバルな香水のデータベースサイト「FRAGRANTICA」にパルファンサトリのロングインタビューが掲載されました。日本語にて、あらためて近日中にご紹介いたします。


➤リンク先ページ FRAGRANTICA








カンヌのマルシェにて魚を買う Cannes

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今回は移動が多く、カンヌからアムステルダム、そしてパリへと3か所を回った。
そのたびに3週間分の荷物の入ったスーツケースを荷ほどきして、荷造りしたりで本当に大変。

ラボに通ったり、ショップ訪問(&ディナー)などに一日中明け暮れ、
アップしたいことは満載なのに一向に進まず、もう日本に帰ってきてしまったのだが、まだカンヌの日々を書いている。


ここは、カンヌ旧市街の市場にある魚売り場。
新鮮な魚が毎日上がってくる。

タラ、タイ、カサゴ、カマス、etc...手前にいるのはセミエビ。
ウツボやアンコウなんかも売っている。


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この日は知人の家にディナーに呼ばれて、なんとなく私が刺身を作ることになった。
日本じゃ刺身なんかめったに自分で作らないけど・・・。

日本人ならみな刺身とか寿司が作れると思っているようだ。


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地中海沿岸の人たちは普通に魚を生で食べる。

アンコウが一本売っていた。
いくらなんでも大きすぎるので、それを少し切ってもらった。

日本ではアンコウは鍋にするのが普通だけど、こっちでは生でも全然いけるそうである。

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なんといっても、柳葉(やなぎば)包丁がないので、すっぱりと引いて切れない。
よその家のキッチンでモタモタしていたら、肉切り包丁で、のこぎりのように前後に引けと言う。

まあ、外国に来たら「道具がないからできない」とか、「あれがないからダメだ」とか、そんなこと言ってられないのだ。


鮟鱇(あんこう)の柵(さく)の一部を仕方なく、カルパッチョなんだか刺身なんだかわからないようなものにする。
つまは、赤いラディッシュと、エシャロットの大きいようなネギの茎の、青いところを細く切って飾る。

菜っ切り包丁もないので、刃の反ったフルーツナイフで切るため、うまく千切りにならない。

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余った刺身の切れ端は、細かく刻んだものをショウガ醤油であえて、のりを上にパラリと乗せて小鉢の出来上がり。

切りたての海苔の香りがよく、日本に帰ったような気分!
日本からは必ず、上等の海苔と味噌と米を持っていく。
海苔は私のソウルフード。


10リットルのロゼの紙タンクからワイングラスに注ぎ、氷と水を入れて(南仏では水の代わりにこれを飲む)8時ころから飲み初めて、白、赤と飲み進み、暗くなりはじめる10時になってもまだメインディッシュが終わらない。

12時になって、やっと部屋に帰れるという、南仏の夜が更けていく。







カンヌの海岸にて Cannes,

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「さとりさま、せっかくフランスにきたっつうのに、なんかあっしの出番少なくありやせん?」
「もうー、自分のことだけでいっぱいいっぱいなんだから、お前まで面倒見きれないよ」
「ちぇ、観客があっしの登場を待っているっていうのに・・・」
「文句を言わないで黙って車引いておくれ、あたしはカンバセーションに疲れてるんだから」
「のんびりしてるように見えますけどね、、、見かけによらず意外と気を遣うほうでやすからね」
「意外、は余計だよ、本当はセンシティブなんだから」



日本ではオフィスで座った時点ですぐにパソコンを立ち上げて仕事が開始できるし、いつでもネットにはつながっている。電車に乗ってドアが閉じれば、立ってても座ってもすぐにスマホが開ける。

そんな毎日を海外でも同じようにしようとすると、たくさんの周辺機器を運ばなくてはならない。

ほとんど外へ出ていることが多いので移動するたびにWIFIを設定。なにしろ段取りに時間がかかるうえ、コードを忘れたり、バッテリーが上がった、充電器がない、差し込みのアダプターがないなど、こまごましたものが一つでもないと、役に立たないただの重たい金属の塊と化してしまう。

また、人と一緒のことが多いのでやっぱり集中して話さないといけない。日本なら、チラっと見れるメールも、5分もかかったら相手に失礼になる。

で、夜、部屋に帰ってからしよう、なんて思っていると、なんにも整理ができないまますぐに一日が終わってしまったりした。

写真はたくさん撮っているし、書きたいこと満載で、情報のインプットは多いのに、アウトプットできないストレスを感じている。フェイスブックでは比較的リアルタイムの写真をアップしているものの、ブログではまだ、最初の週末に行った島のことも半分くらいしかアップできてない。

でも、すでにアムステルダムでの仕事を終え、パリに移動してしまった。



私の母はもう90になるが、一日がすごく早く過ぎてしまうらしい。
動作がゆっくりになって、なにか一つ用事するのにも時間がかかるから、あっという間に夜になってしまうとよく言っているが、こっちへ来て自分も本当にそう感じてしまう。


処理能力が落ちると、時間が早く過ぎるっていうのは、面白い現象だと思う。











セントマルガリータ島③ 海藻のベッド Saint-marguerite island  Cannes

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というわけで、セントマルガリータ(サンマルグリット)島で、みんなでランチをすることになった。
島の中を歩き、カンヌの町と反対側の海岸に出る。

彼らはよく来るので、お気に入りの場所があるようで、「ここだここだ」と言って小さな入り江に降りていく。
岩が自然と(あるいは多少人の手によって)階段状に削れているので、2メートルほどの崖をおり、海岸にたつ。


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そこはふわふわとしたクッションのような場所。
枯れ葉のように見えるが、海藻が打ち寄せられて堆積した場所で、それは厚さ1メートル以上は積もっている。


この茶色いところがぜーんぶ海藻なのだ。
もっとずーっと右の方、崖がせまってくるところまで。



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白っぽい粉のように見えるのは、たぶん塩が吹いているのだろう。
ほとんどがこの細長い海藻で、ところどころに羽毛状の海藻も混ざっている。


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これが堆積している断面図。
寄せては返す、波に削られているの。



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長い間溜まった海藻の重みで、下の方はまるで化石のように固まっている。
積もって、固まって、また波で削られていく。。

なんか、時の流れを感じるなあ。
すごくない?




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なんか、面白くないものを延々と載せているって思われちゃうかもしれないけど、私にはとっても興味深かったのだ。

あとで、知人に島の写真を見せたところ海藻ばかり撮っているので
「さとりはいったい島に何をしに行ったんだ?」と笑われてしまった。



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「さとりさま、塵(ちり)も積もれば山となると言いますが、日ごろの努力が大切だっていうことを、
しみじみと感じる場所でごぜえやすよ。」

「旅に出ると、どうしても感傷的になるもんさ。イーブンイフそれが与一であっても。」












セントマルガリータ島②  Saint-marguerite island  Cannes

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セントマルガリータ(サンマルグリット)島は、カンヌの沖にあるレランス諸島の中で最も大きい島。
島なので当然、四方は海に囲まれている。

しかし坂を上り、島の中をめぐる道を歩くとそこは森の中。

歩いても歩いてもこのような景色が続き、また分かれ道があってそこを行くとまだ森の中。
二叉路、三叉路、辻、五叉路と現れる。

明るく、乾いた、静かな道で私はあえて迷子になる。

後ろも前も誰もいない、白日夢のような不思議な感覚。
鳥のさえずる声が、まるで天国にいるようである。


一枚目は私の、もっともお気に入りの写真。

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黄色い蝶が目の前を横切っていく。
この野辺の花はマツムシソウかな?




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森の中には、木の強い匂いが立ち込めている。
島全体に松が多い。


ブラックペッパーを思わせる、ややスパイシーで、スモーキータバック、バルサミックな甘さのある、乾いた香り。

新宿御苑でも歩いているとこれに近い香りをかぐことがあるけれど、ここは香りの帯の幅が広く、しかもとても濃密。





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やがて、また異なる香りが立ち込めていると思ったら、ユーカリの並木道に入った。

ユーカリの精油は、1.8シネオールが中心の、透明な、クリーンで冷たい香りだけど、花材でよく使うユーカリの枝は甘くバルサミックな香りが強い。

ここにあるのは、シャープな精油の香りではなく、花を活けるときに匂ってくる香り。
その何倍もの濃さの塊が、降りてくるようだ。


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突然爆音がしたと思ったら、編隊を組んで飛行機が飛んでくる。

火災予防訓練だそうだ。

これだけ乾燥して、しかも松やユーカリのオイルが揮発していたら、万一発火の場合それはよく燃えるだろう。
いたるところに禁煙のマークが書いてあったし。


延々と続く何十台もの飛行機の低空飛行。
と思ったら、上空を何度も旋回をしているようだ。

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しばらく歩くこと、やがて出会う強いグリーンはフィグ(イチヂク)の茎からにおってくる。
フレッシュで癖の強い、やや腋臭のような香り。


最近、フィグをテーマやキーノートにした香水があるのは、こんな風に身近に感じているからかも。


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サンマルグリット島の中には小さな湖があり、国立公園になっている。
中にははいれないが、ぐるっと囲む板塀の切れ目に物見櫓(やぐら)があって覗(のぞ)けるようになっている。

湖の中央の小島には、たくさんの鳥が羽を休めており、まさに鳥のサンクチュアリである。
こんなところで白鳥を見るとは思わなかった。

今回は重い荷物の中、望遠レンズを持ってきたかいがあったというもの。


そして、急に目の前に開ける広い海からは、潮騒の香りがいっぱい。

さまざまな海藻がたくさん生えていて、それが波に打ち寄せられ岩のようになっている。
きっと、その香りが混ざっている。

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松、磯の香り、紺碧の海。
マリンノートはきっと、こんな濃密な香りの環境で生まれたのだと思う。
それは明るくて、日本の海とは違う香り。


日本の海の香りはどんなだったかと思う。

きっと同じ松でも日本海の、そして海も荒れて波の花が浮かぶような、
厳しく固く冷たいマリンタイプになるのだろう。



生まれ育った環境が人を作るのだから。











ピンクのバラ Cannes

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最初の白いバラが終わってしまったので、別のバラを買ってきた。
中心が淡いピンクで、外がグリーン。



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テラスに似合う南仏のバラ。



セントマルガリータ島①  Saint-marguerite island  Cannes

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週末、知人の家族と6人で、近くの島へピクニックに行くことになった。

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カンヌから船で15分ほどのところにある、セントマルガリータ(サンマルグリット)島は、私の部屋からも見えるくらい近い。

急な誘いだったので、どんなところかなどあまり知らないままついていってみた。
アパルトマンの部屋から降りて、目の前の道を右へ、船着き場に向かって歩く。


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天気もよく、あっという間に対岸の島に到着。
道すがら説明を聞くと、ここは昔は牢獄だったとか。

アレクサンドル・デュマの「鉄仮面(the men in the iron mask)」の舞台であり、
ルイ14世の双子の兄が幽閉されていたとか、伝説と史実が入り乱れて諸説あるそうである。

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その幽閉暮らしがどうであったか本当のところは知らないが、すぐ近くにCannesの町があり、八丈島の島流しとはだいぶ違うイメージである。


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紺碧海岸。
コートダジュール(cote d'Azul)の海の色は、紺と碧(みどり)が交差する場所。


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波は凪(な)いで、海の底まで透けて見える。
丸い砂利と、海藻がたくさん揺れている。



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寄せては返す、静かな波と音。
時折ウミネコがなく声がする。



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「さとりさま、何度来ても、南の海っていいでやすね~!」

「ここの潮の香りをかぐと、はるばるきたって感じがするねえ」

つづく


ズッキーニのフリッター zucchini_Cannes

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zucchiniの天ぷら。
市場の横の鶏肉やさんの店先できれいなお姉さんが揚げている。

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写真撮ってたら、お姉さんにひとつ試食でもらっちゃった♪

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紙で包まれたzucchiniのフリッター。

ひとくちぱくり。
なかから熱いオイルがじゅわっと出てきて口の中がやけどしそう!

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ぎっしりならんだチキンロテ。
こっちはお兄さんの担当。

フランスは鳥が美味しい。

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カンヌ。



白いバラを買って Cannes 

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昨年まで滞在していたアパルトマンのお部屋は、カンヌの湾のほぼ反対側で、西に面していて日没が見えた。まさにニュアージュローズ、バラ色の雲の広がる景色。


今回は違うお部屋を借りてみた。
リビングが東に面しているので、朝陽が入る。

ちょうど丘のあたりから日が昇ってくる。



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カンヌは時に嵐のような風が吹く。
強い風は特に西から吹いてくるので、こちら側は背中を向けているので安心。

窓からはほどよい風が気持ちいい。


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市場では一番最初にバラを買ったから、持ち運ぶ途中で花びらが少しいたんじゃった
でも、香りがよくて品よくゴージャス。



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どのバラにするか迷う~!
10本で8ユーロって、とってもお買い得。
というわけで、後先を考えずに買ってしまう。


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白い部屋だから、どんな色のバラでも似合うと思ったけど、やっぱり白にしてよかった。

どこが一番いいかなって、いろいろな場所に置いてみた。



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玄関のビュローの前とか。
お部屋には鏡がいくつもあるのでとってもたくさんのバラみたい。


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鏡の中の鏡の中のバラ。



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ベッドルームは建物の西側にある。
風が抜けて夕方は寒いくらい。


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さとり「でもまあ、南仏はやはり、ローズとロゼの日々だねえ」

よいち「なんでやすね、あっしはやっぱり花より団子ですね!」



市場へ買い出し カンヌ,Cannes,

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ホテルじゃなくて、アパルトマンのいいのは自炊できるところ。
長い旅行なら、部屋でリラックスして食べたいもの。

ただ買ってきて並べるだけで、やっぱり「おうちごはん」になる。

初日は市場へ買い物に行って、オリーブとサーモンを中心に野菜少々チーズ少々、そのほかに
バタから卵から水、バゲットと一通り買う。
カートの中はいっぱいになってしまう。

キッチンには食器や調理道具は一通りそろっているのだけど、アパートによって揃えてあるものが違う。チェックしたら、炊事手袋とか、キッチンペーパーとかはなかったのでそれも買わなくちゃ。。


一応、頭の中で買い物の順番を考えているのだが、マルシェの入り口は一番最初にお花屋さんがあって、帰り支度を始めているので「急がなくちゃ。」とつい買ってしまう。

白いバラがいい匂い。


しかし頭が重いから、袋からはみ出て落ちそうになるし、持ちにくいこと。
よく考えたらこの炎天下で持ち歩いては、帰るまで水に入れられずくったりしちゃうかも。。。。

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次にバゲットを買う。クロワッサンも。
重いものは最後、と思っていたから軽いパンを先に買ったのだが、こんどは
長くてこれもバッグから飛び出るし、クロワッサンは下に入れたらつぶれてしまいそうだ。


それから生鮮食品、そして冷凍食品を少々。。。
水とジュースとワインは最後。

生活日用品も少しかって。
ガラガラ引くカバンに入れたものの、やっぱり重いし大変。
こんなことあと何年できるかな、なんて今の健康に感謝したりして。


大きなスーツケースを開き、洋服をタンスにつるしたり。
使う前に食器を洗ったり、などなど。

疲れたり休んだりしながら、ネット環境が整うまでなんだかあっという間に数日が過ぎて行った。
毎年、毎回、同じことを繰り返して覚悟はできているつもりだけど、その都度発生するトラブルが違うので、準備があまり役に立たなかったりする。

もちろん、短時間に同じクオリティを求めることが無理だとはわかっている。

パソコンの前に座ればすぐに仕事が開始で来て、
キッチンではさっと必要なものが置いてあり、
日本でのくらしは、生活にしても快適に整えられているなあと、ありがたく思って過ごしている。




カンヌ アパルトマン Cannes apartment

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カンヌのアパルトマン初日。
いっぱいに開いた窓から潮風が入ってくる。


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どんなに広い家でも、30分経たないうちに全部の部屋を散らかしてしまう自信があるので、スーツケースを開ける前に撮っておいた。

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リビングからベッドルームへ続く廊下。


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真ん中の窓が私のお部屋。


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すぐ前はCannesの港。




さとりと与一 もうすぐ出発 Satori

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「私の名はさとり
その意味は「AWAKE」
しかしいまだ悟らず」


与一「・・・って、さとりさま、なに黄昏(たそがれ)ちゃってんですか!」
さとり「与一こそ、久々の登場に張り切ってるみたいじゃないか」
与一「最近じゃ年に一回くらいしか出番が無いでやすからね・・・ぐす。」
さとり「ふふ、明日からたっぷり引いてもらいますよ。」
与一「そういえば、南仏は坂が多かったんで・・・(-_-;)」



というわけで、明日よりしばらく出張致します。
今回は南仏、オランダ、そしてパリとまわってまいります。
またご報告致しますのでどうぞよろしく応援くださいませ~(^_^)

干し草 Hay absolute 

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「この麦はとてもいい麦だよ」と教えられる。
何についていいのかよくわからなかったけれど、古い品種だそうだ。
南仏にいたある日、近くの麦畑でのこと。


麦にもいろいろある。小麦、大麦、ライ麦。
そして「藁(わら)」って、よく耳にするとても身近なもの。

稲わらの入った畳や、麦藁帽子などなど、わらの製品は身近だけれど、そのまた原料の藁が何でできているのか、充分知っているつもりで、都会暮らしゆえ見たことがあまりない。

あるいは見たかもしれないが、興味がなかったのか、あいまいである。
だからあらためて、稲藁(いなわら)や麦わらとは、脱穀後の茎の部分であると理解したのだ。

よく知っているもののはずなのに、原料から最終製品まで、一直線に結びついていなかったというか。



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わらを干した、干し草もそう。
干し草という名の草があるわけではないのに、原料について深く考えなかった。



干し草、Hayから採った香料。250kgの干し草から、およそ1kgの香料が採れる。

乾いた甘さ。ぬくもりのある。日なたのような。
この甘さは、桜もちの葉やウッドラフにも感じるクマリンの香りだ。

タバックの、そして下の方からぐんぐん上がってくるハニーの力強さ。
ムエットにつけてもう3日経ったのに匂いが残っている。

タバコ調の匂いと言っても、紙巻タバコの燃える嫌な匂いではない。
タバックアブソリュードのような、やや甘く、スモーキーでハニーの香り。

外国の小説によく出てくる「干し草の香り」、それにはどことなく憧憬を抱いて来たものだ。



またひとつ、香りへの想いが深くなった気持ち。



干し草ロール Hay 南仏便り外伝

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「干し草ロール」というらしい。
南仏の道路を走っていると、畑にこんな円筒形のものがたくさん転がっている。
とても牧歌的な風景。

車の窓から思わず写真を撮るが、いつも遅い。
大地が広いからあまり気がつかないが、車は思いのほかスピードが出ているのだ。


道がカーブして新しい景色になるたび、また見れないかな?と待ち構えているが、次に見えたときには油断していて、また手遅れ。

「スロー!」と同乗者たちにからかわれる。

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「とめてとめて!」

車を止めてもらってちゃんと撮ることができた。



四角く固めたのもある。
干し草ロールは麦を刈って巻いたもので、四角はトウモココシだったかな?
教えてもらったのだけど・・・、メモが見つからない。

とても好きな光景なので、次の日も、その次の日も、見つけるたびにとめてもらった。

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「さとり、ほら、カメラを持って早く来なよ!」

昼間の暑い盛り、滞在中のカントリーハウスの庭先に呼ばれ、
大急ぎで行くと、向こうから干し草を摘んだトラックがやってくるのが見える。

乾いた道を土ぼこりをあげて爆走するトラック!

あんなに苦労して撮ったのに、すぐ家の前の道を通るとは!


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ああ、干し草ロールが木の陰に入ってしまう!
カメラを持って走りながら追いかけて撮る。



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わーい!アップで撮れた!
でも、撮るのに夢中でよく見てなかった。

なんか、やっぱり私トロイのかなあ。。。

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去っていくトラック。

この周囲は麦畑だったみたい。

遠くの畑では、日中に水をまいていて
その霧になった水の匂いが、ずうっとこっちまでにおって来る。

そして夕方になり、太陽が斜めになり木の蔭に隠れるころ、また別の匂いもやってくる。

暑い夏の日に薫る、青く蒸れた芝生を思わせる、でも乾いた、もっと甘くしたような香り。


昔、物語の世界で聞いた「干し草の香り」という言葉が、ようやく現実のものとして頭の中で結びついた瞬間。

干し草のような香りといわれるウッドラフ(クルマバソウ)、桜もち、クマリン・・・。

今までの「知識の断片」が、体験を前にひとつに統合され、腑に落ちていく。




→次のヘイの香料(Hay Absolute)につづく・・・。


ボタニカルガーデン Les jardins du Musée International de la Parfumerie

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MOUAN SARTOUX にある小さな植物園。

毎年、必ずここを訪れる。
できれば毎日来たいところ。

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でも今年は1ヶ月遅かったし、何しろ酷暑の中雨が降らなくて、花も少ないしあまり元気が無い。
そんな中、ミント類はよく咲いている。

これはペニーローヤル。



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みんなに、「表情が違う」と言われるほどリフレッシュできる場所。





パリの教会 St Michel, St. Julien le Pauvre,Square René-Viviani

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4時の約束に、シャトレーから歩いてサンジェルマンデプレへ向かう。
パリ4時と言えばもっとも暑い時間帯。

5キロのリュックと背中の間はぐっしょりと汗に濡れて、頭がぼうっとしてくる。

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実はもうとっくに日本に帰ってきている。

まだフランスの思い出深い写真がたくさんあるので、順次アップするつもりだったのが、帰国後の忙しさとこの熱波ですっかりまいってしまった。

今年はちょうど日本が梅雨入りした時期に南仏に向かい、その頃はすでにパリは40度を超える猛暑。

カンヌでも、グラースでも、アルディッシュでも、異常なほど高温だったが、その後のパリを含めて1ヶ月弱で雨が降ったのはわずか一晩。

帰ってくれば日本でもこの暑さがつづいている。
はあ、いつまで続くのかなあ。


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というわけでパリの日々を思い出しつつ、久しぶりにアップする。


今回はセーヌ右岸に住んでいたので、左岸のサンジェルマンに行くには橋を渡らねばならない。
セーヌ川の上は日陰が無く、強い日差しに炙り焼き状態。


この日は、行きはパレ通りからシテ島を経由しサンミッシェル橋をとおりサンジェルマンデプレへ。

愛読している佐藤賢一氏の小説は、フランスを舞台にした物が多いが、パリのこのあたりの通りの名前もよく登場する。


交差点の標識を見ながら、小説の場面を思い出したりする。
登場人物の追体験をするような気分。

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用事が終わって、帰りはサンジェルマン通りから、適当に川に向かってぶらぶらと歩いたら、ノートルダム寺院の手前の公園にでた。
石の照り返しが暑かったので、花と緑が嬉しい。

ほら、ブロンズ像の向こうに見えるのは、ノートルダム寺院の横顔。



ここに来るのははじめての、小さな公園,Square Rene Viviani。

うっかり写真を取り忘れたが、この公園には、1602年に植樹されたというパリで一番古い木がある。




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公園の後ろにはサン・ジュリアン・ル・ポ-ブル教会のシックな建物が。

教会といえば壮麗な建築物が多い中で、この教会は素朴な感じがよくて、シンプルさがかえって印象深く思われた。


花を眺めながらちょっと休憩をし、またてくてく歩く。
ノートルダム寺院の正面を通る。

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いつ見ても、どこから撮っても美しいのがノートルダム寺院だ。

しかし、装飾といい大きさといい、偉業には間違いないが、その歴史の中で刻まれたであろう権力の陰惨な営みを思うにつれ、若い頃のように素直に感動できないのが哀しいことである。





イワシでランチ ビストロヴィヴィエンヌ,BISTROT VIVIENNE

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パリ最終日、ヴィヴィエンヌのビストロでランチを食べる。
ギャルリヴィヴィエンヌの老舗ワインショップ、LEGRAND Filles et Fils の隣にあって、以前から入りたいと思っていた。


「今日のランチメニュー」をざっくり見て、サーディンと書いてあるので注文したところ、オイルサーディンの缶詰がそのまんまお皿に乗って来た。

ちょっとびっくり。まんまだよ。

箱から缶が半分くらい顔をだし、端がちょっぴりめくってある。
バターとレモンが二つ。
薄く切ったライ麦トーストがついている。

しかしパッケージは確かにステキだし、オイルに浸っているので、このまま食べた方が合理的ではある。

カリっとしたトーストにバターをたっぷり塗って、ややしょっぱいサーディンにレモンをどっさりかけてのせると、これがまた美味しい!

日本でもたまにオイルサーディン食べるけど、ここのは脂がのってて

「なんか全然ちがう~!」

この暑いパリで、ピリピリする冷たいバドー(炭酸水)と一緒だと、格別なお味。(本当はワインを頼みたかったんだけど)


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イワシは北スペインのカンタブリア海でとれたものだそうだ。

少し塩気が強いけど、汗をたくさんかいたのでそれもおいしさの秘密かも。

☆ZALLO SARDINILLAS




パリノパサージュ2014年の記事➤ ギャラリーヴィヴィエンヌGalerie Vivienne

パリの古書店,ギャラリーヴィヴィエンヌ,Redoute_Paris,

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エチエンヌマルセルからヴィクトール広場を突っ切って、ギャラリーヴィヴィエンヌへ。
ここはパリの中でも特に美しいと言われるすてきなパサージュ。

外出といえば仕事オンリーで、時間がまったくとれなかった今回のパリ。
日本への出発は夜の便だったので、この日の昼間ようやく自分のために街をウロウロする。


いつもはパリにくれば書店を回って、香水関係や花の本、資料などを探している。
かさばらないし、旅の思い出にも、おみやげにもいいものだ。

こうした植物画やファッション画、香水ポスターは、のみの市などで買うことも多いのだけど、今回は週末が忙しく、行くことができなかった。

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そこで近くのカフェでランチを食べた後、出発前の最後の最後に、この古書店に入ってみることにした。

パサージュの入り口からちょっと外へ出たところ。
知ってはいたけど、毎年素通りしていたのだ。

ふらっと入って見ると、なかなか雰囲気のあるお店である。

ムッシュが退屈そうに新聞を読みながらお店番をしている。

声をかけると顔を上げたので、

「香水の本ありますか?」
「ないよ」
と、つれない返事。
「じゃ、花のは?」
「あるよ」

棚には画板を2枚重ねたものがぎっしり。
おもむろに立ち上がり、3~4冊を無造作に選ぶとそこへ座れという。



目の前の折りたたみ書架を広げ、その上に画板をのせてくれる。
本ではない。

大きな画板の中にはたくさんの絵が挟まっているので、V(ブイ)字型の書架にのせたまま、広げて1枚ずつめくって見て行くようになっている。


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あまり気乗りのしない絵が多いのだけれど、いくつか香料植物などの絵をピックアップ。
このカーネーションはまあまあかな・・・。

裏には鉛筆で価格が書いてある。
このお値段なら、お財布に残ったユーロで、5~6枚は買えそうだ。


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ためすがめす眺めたり、一枚いちまい熱心に選んでいると、脈(みゃく)有りと思ったのかムッシュ、反対側の奥の棚からも大きな画板を出してきた。

閑な店かと思えば、選んでいるうちに観光客だけでなく、近くのオフィスのビジネスマンやらマダムやら、ひっきりなしにお客さんが来る。
結構はんじょうしているみたい。

この写真の左奥には、古い製本機が飾ってある。
ギアをまわして上からプレスするためのもの。

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あたらしい画板の中から一枚を取り出し、

「この葉の絵は、オーストラリアの原住民が、本物の葉を特別な加工をして、葉脈だけにしたものを貼ったもので、とてもめずらしい18世紀の作だよ。」

と薦める。
これ、夏休み自由研究とかで、重曹で葉を煮込んで作った葉脈標本みたい。。。


さわってみると凹凸があるし、確かにちょっと変わったテクスチャーだ。
味わいもあっていいけど、裏を返して価格をみたら案外なお値段。

私の驚いた表情を見てムッシュ
「あー、これは当時の値段で、今だったら安くしてあげるよ」

むむ、なおさらアヤシー。。。

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お、こっちの束の方がちょといいかも。
紙質がいいし、絵もしっかりしてきれい。

そう思ってめくっていると、心引かれる絵が出てきた。
「これいいなあ・・・」

白いジュネの絵は、地味だけれど清楚でかつ品がある。

裏を返して値段を見ると、さらに、び、びっくり。
「マルがひとつ多いじゃない!」

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「あー、それはね、ルドゥテだからね、ちょっと高いんだよ。知ってる?」
「え、ルドゥテなら、薔薇は無いの?バラ!!]

「バラなんか、高すぎるよ。こんな値段じゃ買えないよ」

探して見ると、他にルドゥテのボタニカルが5枚ある。


「カード使えます?」
もう、欲しがってるの丸わかり。

「カードはやって無いよ。現金だけ。でも、もう他のは売っちゃって、これは残りだから、この金額よりちょっと安くしてもいいよ。」

『ううむ。まずい。。。こんなところで最後に趣味のお買い物なんて。しかし・・・どうしても欲しい。』

「2枚だったらいくらにしてくれる?」
「××ユーロだね」

「んじゃ、3枚なら?」
「△△ユーロ。これっきり」

「とてもきれいだというのはわかりますよ。でもこれ、印刷でしょ?それにしちゃ高いんじゃいの?ブーブー」

「こんな値段で手描きのがあったらその方がおかしいよ。」


そりゃそーだ。

でも比べてみると、この絵を見る前に選んだものは、ずっと安っぽく見えて、もう買う気にならない。
そっちは全部やめてしまった。


なんだかんだやり取りの末、
やはり気に入ったから買うことにした。
そりゃ、ムッシュの方が絶対上手だけど。


ムッシュにはお店でちょっと待っててもらい(待つに決まってるが)、近くでお金をおろし、ついに買ってしまったのである。。。

『まあ、今回は自分の物はひとつも買わなかったので、このくらいのお買い物はいいかな。』
といいわけしてみる。


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お支払いを済ませてからは、さらにご機嫌のムッシュ。
「じゃあ・・・」といって、彼はさっきの葉脈の絵をいち枚、おまけにつけてくれた。

『えー、あの絵、わりに高かったのに、ただでくれるの?嬉しいのか嬉しくないのかわかんない△○×??』


早速お包みしてくれる。

あれ?古ポスターでくるんでるよ。

「ノンノンムッシュ、くるくるまいちゃ駄目でしょー!まっすぐ平らにして持って帰りたいの!」


こうして、ゲットした絵は、せっかくパッキンしたスーツケースをひっくり返し、一番底の固い平らな部分に入れて、大切に持ち帰ったのであった。







パリで晩ごはん foie gras&escargot

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先週パリへ来てからの毎日は、暑くて集中力が落ちているのか、思うように運ばないこともあったりして、普段の3倍くらいのエネルギーを使う。
土曜日にざっと一雨降って以来、朝の温度は少し下がって過ごしやすくなった。


さて、この日は仕事が終わって、お部屋に帰る途中、魅力的な店構えの食品店を見つけた。
いい店は外から見た感じで匂う。

入ってみたら、やっぱり当たりだ。
もしかしたら日本のガイドブックなんかでは、すでに取り上げられて有名なのかもしれない。

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フォアグラとか、いろんな瓶詰とかオリーブのものとか売っている。

この前日にマレ地区でいくつか見つけた食料品店は悪くなかったのだけど・・・少しツーリスト向けっぽかったり、ただ古いだけっぽかったり。

いまいち買う踏ん切りがつかなかったのだが、ここではあれこれ買うことに決めた。


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天井も、キャッシャーも、昔っぽくて、とっても素敵。
レジのお姉さんもキビキビしてきれい♡



お会計を済ませ、一度外に出るも、店の前にテーブルが出ているし、ふと見ると隣が併設のレストランっぽい。

こ、これはうまそうな感じ。。。
「今日はここでディナーにしませんか?」

と、連れを誘う。

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パリでは暑さと疲れで食欲がなく、朝抜き、昼抜き、夜はお部屋で簡単なものを食べる毎日。

たとえば電子レンジでご飯を炊いて、味噌のおにぎりに上等の海苔をまく。
これは私のソウルフード。

またはバゲットにバター、野菜とチーズ。
そしてワインボトルは、ガソリンタンクのようなものである。

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「せっかくキッチンがあるのに、毎日パンにサラダじゃ乗り切れないわよ、今日は栄養のあるものを食べなきゃ」
と連れに言われてその気になる。


量が多そうなので、モアチエ(シェア)しながら何品か頼むことにした。

この、エスカルゴは丸々としてツヤもあり、見るからにおいしそう。
ガーリックの匂いが、食欲をそそる。

ワインは赤。
あまり飲むと、帰りが大変なので今日はグラスで。

冷たいほうにしてもらう。
期待通り、タンはあるけど軽めの赤で、こんな疲れた日には楽に飲める。

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そして、素晴らしいフォアグラ!

私は日本ではフォアグラはめったに食べない。
脂っぽくてなんだか胸焼けがしてしまうから。

でも、このフォアグラはフレッシュですごく美味しい。
ライ麦の薄いトーストに塗って食べると、まるですっごく上等のバターのよう。

驚くのは、上の付け合わせはなんと寿司で食べる「ガリ」。

確かに、このガリの酸味とジンジャーの辛さが、フォアグラをさっぱりさせる。
日本食はこんなところまで浸透しているんだなあと感心してしまう。



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チキンサラダ。
トマトの味が濃くて、生き返る。
今フランスは猛暑が続いているので、野菜がよくないうえに高騰しているのだ。
またこのチーズがブラボー!

さても16歳の夏に初めてパリに来た時、駐在員の方に連れられて入ったレストランで食べたランチがチキンサラダ。

そのころの日本では、チキンをサラダに入れるなんてしなかったのかなあ?
なんか、びっくりするくらい美味しくて、滞在中は連日チキンサラダを食べたっけ。


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うわー、牛肉頼んでみたらすごく大きすぎる!
それに、付け合わせのニョッキも、こってり~。

でも、肉質がさっぱりしてるから、意外といけちゃうかも。


といいつつ、平らげてしまう。
肉って、消化がいいのかしら?




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左が食品店、右がレストラン。
エチエンヌマルセル通りから、モンマルトル通りに入ったところ。
たぶん。

COMPTOIR DE LA GASTRONOMIE,
http://www.comptoirdelagastronomie.com/



そしてパリヘ Paris 

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行きはシャルルドゴールからニースへ飛行機で来たのだが、帰りは近くの駅で下ろしてもらい、TGV(フランス高速鉄道)に乗ってパリへ。

チケットは前もってフランスのネットで買った。
フィックスなら安いが、行きのエアフラで痛い目にあったので、予約変更可能なチケットを選ぶ。

田舎の駅なのに、近代的。
びっくりは、なにより改札口がない。
全部、車内で車掌さんが改札する。


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来た来た。
ホームは、到着時間少し前にならないとゲートが開かない。
TGVに一人で乗るのは初めてなのでちょっと緊張する。

私は2階の席を取ったのだが、大きいスーツケースを持って、狭い階段をあがるわけにはいかないので、いち早く乗って、1階の荷物置き場を確保しなければならない。


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やれやれ、席についた。こちらは二人掛けだが、反対側は1人掛けの席。
あれれ、一人掛けの椅子をリクエストしたはずなのに・・・。


パリまでは3時間半、席はゆったりしてリラックスできるけど、寝るわけにもいかず。
バドーとパンオショコラ、パンオレザンなど、おやつを食べたりして過ごす。

少しネットを見ていたがモバイルワイファイは、切れたり繋がったりで不安定。
本も読んじゃったしな。

外を見れば、繰り返す田園風景。
日本だと、列車の窓からは田んぼや畑の中に、看板だとかヘンテコな建物があって、雑多な感じだけれど。



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ようやくパリのリヨン駅に着く。
すごく広いし、暑いし、さすがにここからはタクシーに乗ることにする。

と思ったら、タクシー乗り場は長蛇の列。
それに、なかなかタクシーが来ない。

1時間くらい待ってようやく乗ることができた。
日本で旅行するのとは違って緊張もするし、移動だけでもかなり疲れる。




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やっぱり、見慣れたこういう建物を見ると、パリに来たっていう気分になる。
でも、とにかく暑いし、暑いからよけいに街は臭うし汚い感じ。

どうしてもっと掃除しないのかなあ。
海外に出ると、日本って本当に清潔な国だって再認識する。


この日はもう、部屋でゆっくり過ごすことにした。
アパートメントホテルなので、近くのスーパーで食材を買ってお部屋で食事。


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これは、別の日に通りかかったときに撮ったノートルダム寺院。
うっかり上など向いていると危ないので、見張り付きで。


いつ、何度とっても、同じようにきれいに撮れる建物だと思う。




オランジュのローマ劇場 Théâtre antique d'Orange

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滞在中のアルディッシュからほど近く、オランジュという小さな街がある。
ここは1世紀に作られた劇場のある街。

小さな凱旋門と、このローマ劇場が世界遺産で、観光資源となっている。

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世界遺産にも登録されたローマ遺跡。
2000年も残っているとは、さすが石の文化。

約8000人から1万人が収容できると言われるが、今日はほぼ完売の7000人が入場したそうである。


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急な石段を一気に5階建て分くらい上る。
一段がとても大きく、もし足を踏み外したら転がり落ちそうで怖い。


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すり鉢状の観客席は石でできているので、4場面3時間半座りつづけるのはつらい。
そのため、会場の外ではクッションを売っている。


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舞台後ろには36メートルになる石壁。
中央からはアウグストス像が見下ろしている。



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上映中は撮影禁止のため、階段を登り切って観客席に入ったところから撮影。
まだ、あとからどんどん人が入ってくる。

暗くなるにつれ、照明やオーケストラの音合わせなど、雰囲気が盛り上がる。

そして、最初はフランス国歌ラ・マルセイエーズ。
全員立ち上がって斉唱する。



巨石を積み上げた壁は音響効果も素晴らしく、カルメンの歌うアリア「ハバネラ」が会場全体を震わせる。
圧倒された3時間半。


 Bizet  Carmen

               Carmen :Kate Aldirich
               Don Jose :Jonas Kaufmann 


L'amour est un oiseau rebelle
Que nul ne peut apprivoiser
Et c'est bien en vain qu'on l'appelle
S'il lui convient de refuser

                    (オペラ カルメン 'ハバネラ' より)

              

Théâtre antique  d'Orange ➤ http://www.theatre-antique.com/




この後、TGVに乗ってパリへ!



南仏のカントリーハウス⑤ Country life Ardèche

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本当はもう、パリに移動して数日が経っている。
でも、未体験の田舎暮らしは語りたいことが満載。
もっとも感動した場所を締めくくりにしたいと思う。

カントリーハウスから少し車で走ったところに、花崗岩(かこうがん)でできた小さい山がある。
この中腹に清水が湧いて、小さな泉があるのだという。

夕方でもまだ暑い陽が照り付ける、白い石灰質の山道をてくてく歩いていくと、やがてせせらぎが流れる森に入る。

頬を流れるひんやりした空気。薄暗い木立。

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段差のある小川を、上流に登っていく。

すると、広く浅くなって、流れがゆったりとした部分に、木漏れ日が細いいくつもの帯になって射しこんでいる。
奥の暗さと、光のまばゆさに目が眩む。

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そこには、黒い翅をもつ蝶のようなものが、光の帯の間を飛び回っている。
いくつも、いくつも。

エメラルドグリーンとターコイスブルーを時折きらめかせながら、二つの影はもつれ合い離れ、また追いかけて踊る。

これは、現実なのかしら?自分はどこにいるの?
まるで、ディズニーの映画のワンシーン。


なんとかカメラで撮りたいと思っても、ひらひらと舞いながら枠から消えてしまうし、動いているからこそ煌(きら)めくのだ。

何枚もトライしながら絶対につかめない、もしかしたら掴(つか)んではいけない瞬間。

諦(あきら)めてぼうっと眺めていると、徐々に光に慣れ、それが糸のように細いトンボだということに気が付いた。
岩場や木の枝に、数多くのそれが翅を休めている。


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日本ではハグロトンボという。
はばたきがひらひらと緩いので、飛んでいるときは残像で4枚の翅が6枚にも見える。


近づけばまたふっといなくなってしまうので、遠くからようやく撮ることができた。
青と、緑。

そして下がお気に入りの一枚。

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源流は小さな泉。
石灰によりターコイスブルーをしている。

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小さな泉の周りには、藪をかき分けて通る細い道がある。
ぐるりと回って、開けたところに腰かける。


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しかし、近づけば透明度は高く、水温は低い。
小さい魚がいるなんて!

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帰る道、森から出るころは陽は斜めになり、草原の影が長い。
なにか、映画の中に入って、そして抜けてきたみたい。


私はカタツムリ。
ゆっくり食べ、ゆっくり歩く。


遅いということは、エレガントなのだ。


ファストとつくもの、ファストフード、ファストファッション、、
世の中の早いサイクルに合わせれば、エレガントは消えてしまう。

特別なもの、特別な場所、それが、プレシャスでラグジュアリーでエクスクルーシブなもの。
それは、作り手も時間をかけて、買う人も時間をかけて探すもの。


「流されてはいけない。自分がいいと思うことをしなさい。自分がいいと思うものを作りなさい。」
それが、カントリライフの啓示。



南仏のカントリーハウス④ Country life Ardèche

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食事はいつもとてもシンプル。
ローカルな野菜と果物、少し高くても安全な食材をほんの少し買う。
加工食品はできるだけ買わない。


味付けもオリーブオイルと塩コショウ、フレッシュなバジルとか。
固いバゲットに、バターかペーストがあればそれを塗る。

昔は日本でも、お昼はごはんと味噌汁ともぎたてのきゅうりに味噌、なんて食事だったもの。

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もっとも暑い時間はあまりできることがないので、家の中で本を読んだりしてすごす。
部屋数が多く広いし、蝉しぐれ以外は静かなので、みんなどこで何をしているかあまりわからない。

わたしは靴を脱ぎ、滑らかな石の廊下を、足音をひそめて歩く。
猫は一番涼しい場所を知っているというが、北向きの二つ目のリビングで本を読む。

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夕方、近所までドライブに連れて行ってもらうこともある。
車を動かす間は、交代でワイファイやスマホの充電をする。
村まで行けば、少しの間ネットがつながる。

私の持っている電気製品は、ノートパソコン、スマホ、ワイファイ、デジカメ。
カントリーハウスについたら充電するつもりで、ほぼ空の状態である。
最初にバッテリーが無くなったのがワイファイなので、メールもラインもフェイスブックもできないから、外部との連絡が取れない。

スマホも次に電池がなくなり電話もかけられず、もともと時差があるので日本とも連絡が取りにくいのだが、まったく通信手段を失ってしまった。

それでもスタッフのおかげでアトリエは動いている。
もしかして、私がいないほうがスムーズだったりして?

すると、本当にいままでなんで忙しかったのかな。

早朝から深夜まで、次から次へとやることが押し寄せて、寝てからも夢に仕事が入り込む。
目が覚めて、また一日が始まる。
タブレットを始めた数年前から、酷くなったような気がする。


漆黒の闇、というのは久しぶりだ。
東京では全部の電気を消していても、どこからか光が入って来て、目が慣れればうっすらと見えるものだけれど。

ここでは仕事の夢をみない。朝は鳥の声で目が覚める。

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もともと、小さい頃から一人で遊ぶのは得意なので、こういう時間は苦痛ではない。

今日は風があるから、リンデンの木の下で、住んでいる家のスケッチをすることにした。
HBの消しゴム付き鉛筆を借りて、間に合わせのノートに描く。

本当に久しぶりなので難しいな。こういうものは毎日描いていないと、線がまっすぐ描けない。
なんでもそうだ。

鉛筆を動かしていると、頭の中に沸々とこだましていた雑念が徐々に鎮まって、気が付けば家だけを見ている。

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どうしても見えているところを先に描きたくなる。

当然、ディテールの美しさにひかれて描き始めるのだけれども、その飾りの背後にある、立体を正しく理解しないとヘンテコになってしまう。

建物の色の濃淡と、光と影、からまるツタと藤蔓に幻惑される。
ちゃんとデッサンを学んだ人には簡単で当たり前のことだろうけれども、家が複数の立方体と、三角柱の組み合わせでできているということが、ぱっと見にわかりにくい。

1階と2階の柱が通っていなかったり、実際の屋根が下がっているからといって、軒は下に来ているのかと思えば、構図上は上がっていることもある。

デッサンはロジカルで、描いて見ておかしいと思ったら、それは骨格が歪んでいる。

暮らしている中でも、言動や状況に違和感を感じたら、それは何かが歪んでいるのである。

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この棟の右、ちょっと開いている2階の窓が私のいるお部屋。

ほんの1枚と思っていたのが、思いのほか夢中になって、北側、南側など場所を移動しながら3枚ほどスケッチしたところで、電気の修理の人が来たようだ。
夜になる前でよかった。


電気が来た!
ライトがついて、すごくうれしい。お湯も出る。
とても便利だし、安心。
短い数日間だったけど、当たり前の生活に感謝をする。



でも、電気なしの生活も楽しかったけれどね。





南仏のカントリーハウス③ Country life Ardèche

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ジュニアが桃を摘みに行くというのでついていった。
家の前の道路をはさんで、果樹園が広がる。

葡萄棚の向こうには、桃の林が幾筋も連なっている。


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アプリコットと桃の匂いの違いについて話しながら、
もいで歩けば籠がみるみる桃でいっぱいになった。
そばにあった箱に入れて持ち帰る。

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そのフレッシュなピーチと紅茶で朝食を取った後は、みんな何かしら用事をしている。

古い車の、さびついたバッテリーを交換して走れるようにしたり、キッチンの水漏れを直したり。
使わない暖炉の掃除やら、草むしりやら。
広い屋敷の仕事はいくらでもある。

私も箒(ほうき)を持たされて、申し訳程度にテラスを掃いたりした。
なんだか、夏の林間学校に来たみたいだ。

納屋にはサイドカー付きのバイクや、トラクターや、カヤックとか、洗濯機とか。
洗濯はまだ電気が来ないからできないけど、帰る日までには直るだろう。

サイドカーに乗る?と聞かれたが、トラクターに乗ってみたいと言って笑われた。
だって、高いところから運転するって楽しいでしょう?

ご主人がこのカントリーハウスをうけついだのは30年くらい前。

来るたびにリフォームしたり、修理したりして手を入れ続けてきた。
子供たちはみんな、夏休み、クリスマスと、休暇のたびにここで過ごし、この家とともに成長した。
小さい頃からの家族写真がたくさん飾ってあって、みんな心からリラックスしているようだ。

そんな家族の愛着が感じられるからこそ、最初の印象と違って家も全然怖くなくなった、。

この土地にあった合理的な造りなどを興味深く思う。

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近くには小川が流れている。昔は家の下を小川が通り、水車小屋だったこともあったそうだ。

冬は、突然に山から水が出て、家のあたり一帯が水没することがある。
一時間くらいの間に水位が上がってくる。

半地下にあるゲストルームが水没するので、家族総出で家具を上に運ぶ。


もともとは、このあたりはシルクの産地。
養蚕が盛んで、私の寝ているこの部屋は、天井から蚕棚(かいこだな)がつるされていたようだ。
なごりのフックが天井に残っている。

昼間、息子とお父さんは農園へ行く。残った年寄りが絹を作ったそうだ。
その後、養蚕が廃り、農家が残った。
そういう歴史のある大きな農家。

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庭にはほかにも、アプリコット、プラム、葡萄、林檎、ミラベルといった果樹がある。

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チェスナッツはリスたちのために。
わんさかやってきて、残らず食べてしまうので、一粒も口に入らないと嘆いていた。

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林檎はまだちょっと早い。
豊かな恵みに囲まれて、人生観が変わるなあ。

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150年以上のプラタナス、ポプラ、リンデンの巨樹の落とす影が、太陽から家を守る。
昼食後、6時ころまでは陽が照って暑いので、皆家の中で本を読んだり、軽い昼寝をする。

家は厚い石造りで、窓が小さく鎧戸が付いている。
だから、日中は熱気の入るのを防ぐため、南と東の扉をぴったりと閉める。
家の中は薄暗くてひんやり。

そして夕方になれば、窓を開けて風を入れる。


というわけで、電気なし生活が始まったのだが、ネット以外はまったく支障がないような気がする。夜、真っ暗なのはやや不便だが、夏の日暮れは遅く、あっという間に朝になる。

南仏のカントリーハウス② Country life Ardèche

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「さとり、悪いニュースだ。我々は月曜日まで電気なしの生活となった」
ぇ?』口あんぐりの私。

「あの、それは夜は真っ暗ということですか?」
「そうだ、うちはキャンドルならたくさんある」

『ドヒャー!( ゚Д゚)』
キャンドルがたくさんあるとかの問題では・・・。

カンヌでのエアコンあり、ワイファイあり、電子レンジありの快適アパートメント生活から急転。
「ということは、インターネットも出来ないんですよね?」

「モバイルワイファイを持っているなら、敷地のどこかにかろうじて入る場所もあるわよ。でも、充電はできないわね。お湯も出ないわよ。」

「エ?それって、水で体をあらうということ?」
「だって!No electricityだもの!!」とそばで奥様もおっしゃる。

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「み、水風呂~?」
水道は貯水池から水圧で来るようだが、お湯は電気を使っているようだ。

「水風呂はいいわよ、さとりの肌もきれいになるわよ。」
「でもここの水はかなり冷たいけどね。なんだったら明日カンヌに帰るか?」

『やだー、水で髪洗いたくないな~。でもカンヌのアパートは出てしまったし、いまさら行くところないし・・・。』


「いや、たぶん大丈夫なので、一緒に残ります」

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ここは夏の間は日没が遅く、9時過ぎまで明るい。
夜7時でも、日本の4時くらいに思える。

それぞれ食事の支度をしたり、車のメンテナンスをしたり。
ジュニアは桃とアプリコットを摘みに行った。

私も家の周りをぐるっと散策した後、慌てて夕食の準備に参加。
電子レンジはないけれど、ボンベのガスレンジは4口あるし、バーベキュー用の炭もたくさんあるので煮炊きには問題がない


スターターは豚のパテを塗った固いパン。
オリーブオイルをかけたシンプル、でもフレッシュなサラダと、メインはゆでたラビオリのみ。
地元のロゼはたっぷり飲んでいい。
最後に庭でもいだアプリコットと果樹園の桃。
締めはレモンチェロ。

お腹はこれで充分だ。

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食べて笑って話すうちに、あたりは闇に満たされていく。
そしてざわめくプラタナスの葉音。
ワインも回って、宵の明星(みょうじょう)、金星が西の地平10度に輝く。


頭上には北斗七星が渡る。


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暗くなればもう寝る時間。

こっちで充電しようと思ってたから、残り少ないモバイルワイファイとスマホのバッテリー。
キャンドルの写真を最後に、フェイスブックに写真をあげた。

夜中に起きたときに、真っ暗では歩けないので、つけたまま寝ることにする。
石造りの家だということ、地震がないことだからできるヨーロッパの夜。

心細くて「寝れるかな」という心配も杞憂に、あっさりと眠りに入ったのであった。











南仏のカントリーライフ① Country life Ardèche


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なぜブログがアップできなかったかというと、しばらく電気なしワイファイなしの生活をしていたからである。

週末から7月14日の革命記念日まで、会社も休みだしどこも人でいっぱいだから、家族と一緒にカントリーハウスへ行かないかと誘われて、連れて行ってもらったのだ。

「カントリーハウスだからって、私はまき割りとか水汲みとかはできませんよ」と念を押したところ、そんな必要はないと言われたのだが・・・。

金曜日の夕方にアルディッシュに到着。
「大草原の小さな家」的な、ログハウスとかを想像していたのだが、いくつもの棟がつながった、石造りの結構大きいおうち。

いったいいくつ部屋があるのか聞いたら、10部屋あって20人泊まれるという。
200年くらいの歴史があるみたいだし、使っていないお部屋には蜘蛛の巣とか、うす暗い部屋もあってちょっと怖い。。。

うーん、この家で寝られるかなあ。。。

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部屋に案内してもらい、荷物を置いたりしていると、ふっとスタンドが付かなくなった。

パリは10時、南仏は9時くらいまでは明るいので、ライトなしでもまだぜんぜん大丈夫な明るさだが、
気が付くと遠くのほうで、ここのご主人が電話で誰かと話している大声が聞こえる。

早口のフランス語で、停電なので電気会社の人に来てくれと言っている模様。

しかし電話の向こうで担当者が言っているのは、
「今週はもう修理は5時で終わりで、どんなに早くても月曜日しか行かれない。それも何時になるかわからない」
というようなことらしい。



つづく

南仏便り ガラスの村 ビオット Biot 

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ヴァァルボンや、グルドン、ムージャンなど、南仏には小さな村がいくつもいくつもあって、それぞれに可愛らしい。
石造りの淡い色合いが、バラを引き立てている。

歴史的には、海から来る侵略者に対して、砦として生き抜いてきたという厳しい時代があったのだろうけれども。

ヴァルボンで昼食を取った後、足を延ばした、
ここビオットはガラス製造でも有名な小さな村。


話が前後して、いつどこに先に訪れたのか、もう忘れかけている蜃気楼。

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暑い暑い南仏の夏。
細い路地を抜けて、冷たい風と、暑い熱気が交互に吹きあげてくる。



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教会はいつも一番高いところに。
そして、たくさんの花が鮮やかに咲く。




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こんな、小さな野辺にも、いろとりどりの優しい草花が揺れている。

のどかな、南仏の暑い夕方。




フランスの郵便 ポスト Post box

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フランスのポストは黄色。
ブルーのマークが可愛い。

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旅先からは、いつもたくさんのハガキを出す。
だから、郵便局は一番最初に場所を覚える。

切手を買うのに並んだりすることが多い。

フランスの公務員はすごくゆっくりだ。
日本の公務員はよくやっている、と海外では思う。

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日本と同じで、ポストの場所は遠くからでもよくわかる。
それぞれ、ちょっとづつ形が違うのも日本と同じ。

右側の口が、外国郵便。


グラースの田舎のポストに、日本行きの郵便が突然どっさりはいってたら、集配の人もびっくりするかしら?



カンヌの洗濯屋さん Blanchisserie Pressing

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毎年来るカンヌの洗濯屋さん。
高級品を扱っている、「マリーとガイのクリーニングショップ」

マダム、暑いとはいえ、ビキニのトップにハイレグ、シースルーのミニスカート。
私より年上だと思うけど、年齢にかかわらず好きなカッコするって、なんか勇気もらえるわ。


でも、とっても陽気なマリーだったんだけど、なんだか痩せちゃったみたい。
どうしたのかな?

実は、ご主人のガイが今年の一月に亡くなってしまったそうなのだ。
昨年はご主人はとても元気だったのでとてもショック。

ガイが洗濯を隣の工場でして、マリーはたたんだり繕ったり。
週末は二人でビーチサイドで仲良くくつろいでいたのに・・・。

その話をしたら思い出したのか、
マリー「わたしはとても泣いて、ご飯を全然食べられなくなってしまったの」と
半分泣きそう。

でも一瞬後には明るい様子で
「仕事はうまくいってるわ。3年くらいして会社が大きくなったら、売ろうかと考えている」

ガンバレ、マリー!

カンヌの帽子屋さん Autour d'un Chapeau

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アトリエから出発するときに、うっかりお気に入りの帽子を忘れてきてしまった。
カンヌの強い日差しの中、帽子なしではちと無謀。

そう思って到着翌日の午前中、カンヌブティック街のル・ダンティーブにて帽子屋さんを探す。
「確か、10年以上前にもこのあたりで帽子を買ったけど、もうなくなってしまったかも・・・。」

そう思いながらしつこく探すも、その間にもジリジリと焼けつくような日差しが肌を焦がしていく。
『まずい、私はすごく焼けやすいタイプなのに・・・』

パリでも南仏でも、あまり帽子のマダムはいなくて、たまにかぶっているのはお年寄りか日本人くらいだ。
日焼けは一種のステイタスだということで、みんなガンガン焼いている。


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カンヌの端から端まで歩いて、いくつかのブティックをのぞく。
あんまり気に入った帽子も売っていなくて、もうあきらめかけたときにその店を見つけた。

ちょっと古い帽子の専門店。たぶん、2003年の世界調香師会議の時に帽子を買った店だと思う。

あれこれ物色するも、結局、同じような色や形の帽子を選んでしまう。
最終的に、ベージュにしようかなと思いつつ、ふと手に取ったオレンジの帽子がなんとも魅力的なのだ。

『こ、これは東京ではかぶれないゾ・・・!』
とか独り言ごちながら、ベージュかオレンジかさんざん悩んだ挙句、思い切ってオレンジを買う。

そのまま被って帰ることにした。
『遠くからでもすぐ発見されそう・・・。笑われてしまうかも!』

時々、ウィンドウに映る自分の姿をみてちょっぴり恥ずかしいきもち。

まあ、こちらでは人がどんな格好をしていようとあまり気にしないから。


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やれやれ、日焼けを防止するつもりが、日に焼けて帽子を買って帰ってきた。
肩まで隠れる大きなつば。

ずっとかぶっていると結構暑いし、ちょっと重い。

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セルフィーしてみた!



与一から愛をこめて 南仏便り BIOT & Valbonne

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「ですからね、あっしはもっと早く、たくさん登場するべきだと申し上げたでしょ?」

「なにさ、リクエストがちょっとあったからって、すぐいい気になって」

「南仏便りの人気は、(さとりさまじゃあなくって)あっしのポイントのほうが高いでやしょう?」

「お・だ・ま・り、O・DA・MA・RI、おだまり。のぼせるんじゃないよ、パルファンサトリあっての、お前だし、お客様あってのパルファンサトリなんだから」


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「ひゃー、この暑い中、昼酒は利きやすね~!
コールドアルコールドリンクはつい飲みすぎちまう!」

「よいちは運転手だからダメー!バドー(炭酸水)にしておおき」

「そ、そんな、ご無体な・・・・」

「うーん、冷たくて甘くて、瑞々しい桃の香りが・・・これは微発泡のプロセッコ(イタリアワイン)の中に、生のピーチのピュレが入っているのじゃ」

「『はいっているのじゃ』じゃ、ありませんよーグスッ」


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ずっとチキンが多かったのでポークを頼んだら、こんなにボリューミー!
カラメルで甘く味付けたこのお肉は、豚バラ煮込み風。
かぼちゃのマッシュかと思ったら、さつまいもだって。

気温の高い中、外のテーブルは暑い。
でも、お店の中もエアコンがないので、結局同じ。



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とにかく暑い!
山の方でもカンカン照りで、頭から湯気が上がりそう。

帽子、手袋、サングラス、日焼け止めと、紫外線予防のためにいろいろ持つのはかなり面倒。
じっとしているだけで汗が噴き出るくらいだもの。

無駄な抵抗とばかりに、全部やめてしまうのが毎度のことなのだ。
美白よ、さようなら・・・。




日曜日は市場に行って Cannes4

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そんなわけで、暑い海岸沿いをてくてく歩いてようやくマルシェ(市場)に着いた。
どんなわけかというと、新鮮な野菜とオリーブが買いたかったから。

今日は家に人を招待するので、近所では足りないものを調達しに来たの。

今住んでいるアパートはカンヌのクロワゼット通り、海岸沿いにある。
マルシェは湾をはさんで反対側の旧市街だから、結構遠い。
往復1万歩だから、片道2キロくらいかな~。

すでに人でごった返している。

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あったあった、毎年ここにくるの、お目当てのオリーブ屋さん。
粋でいなせなお兄さんの店に行く。

食べ物屋さんはやっぱりやる気のあるところで買うのが美味しい。
ちょっと調子がいいけれど、ラテンの乗りで。

今回は、ペースト状の黒いオリーブと、この大粒の緑のオリーブを買う。
緑のほうがしょっぱいみたい。

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ぶらぶらしながら、一人でも食べれそうなものを物色。

うわー!おいしそうだけど、どうしよう!!
チーズ、魅力的だけど、、、

帰り道暑い中、このくさいチーズと一緒に帰るのはちょっと考えものだわ。
冷蔵庫もすごい臭いになりそう。
うーん、残念。。。



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アプリコット、とても瑞々しい。
それに、種類がたくさん。



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グリーンで大粒のアプリコット。


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かと思えば、小粒のプラム。
比較物がないとわかりにくいが、本当にちっちゃいプラムだ。
今は、ピーチ、アプリコット、プラム、スイカ、メロン、フランボワーズなどが旬。


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黄色い大きなズッキーニの花。

花はたいがいしなびて、ズッキーニ本体についているものだけど、これはとても新鮮。
フリット(てんぷら)にして食べたり、肉詰めにしたりするらしい。




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フェンネルの根元は太く、スープに入れたりして食べる。

その向こうにはちいさなネギ。
大きなエシャロットみたいだけど、エシャロットではない。

これ、お味噌を付けて食べると美味しいんだよね。
よし、これと、トマトと、グリーンリーフを買おう!

結局、他にパンとローカルのピーチと、オリーブやバラの花を買って帰る。
途中、水を買ったり、ポストカードを買ったり、どんどん荷物が重くなる。



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熱気に蒸れた、背中にしょったリュックの重みを感じながら、またてくてくと歩いて帰る。
行くときは午前でまだましだったけど、もう昼すぎだから、かなり暑い。

海岸より日陰のある、1本入ったル・ダンティーブを歩く。
このあと、ピカー(冷凍食品の店)に寄ろうかな~?
でも、すでにかなり重いしな。

『こんなとき、与一の力車があれば...。』
などとしようもないことを考えながらひたすら歩くのであった。



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くったりしたミニバラも、ようやく家に帰って水切りし、ざぶっとボウルの中につける。
少し生き返ったみたい!

紫の薔薇は、小さくてもいい匂いがする。


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新鮮な何か、ネギの仲間。
これ、本当に辛くて、体が中から新鮮になるような感じなの。

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そして夜は女子会。
モー暑いし、お互いメークオフでパジャマパーティだったりして☆






カンヌのカヌレ Canelé 

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「カンヌでカヌレ」というタイトルは単なる語呂合わせで、カヌレの発祥はフランス・ボルドー。
もとは修道院で作られたものだそうだ。カヌレはすでに日本でもお馴染みのお菓子になっている。

外はかりっと香ばしく、内はしっとりとしてもっちりした食感。
ほどほどの甘さと卵の香りがこっくりしておいしい。

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4つ買ったんだけど、あっというに二つ食べた。
あとひとつかふたつは、明日、オフィスに持って行っておやつにする。
日持ちがするのもカヌレの魅力!




酷暑のビーチ  Cannes3

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午前中だというのに、猛烈な日差しで早くも酷暑。
ビーチにはまだあまり人がいない。

部屋を出て、クロワゼットの海岸沿いを、マルシェに向かってぶらぶら歩く。
炙(あぶ)られるようだ。

樹の下を選んで歩いているが、砂浜は湾にそってカーブしているので、
だんだんと日陰の向きが変わって、影が少なくなってくる。


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暑すぎて誰も遊んでいない。
人気のない遊園地って、よけいに寂しさを感じる。


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池にはアヒルがプカプカ浮いてゲートの開くのを待っている。

あー、あひるになりたい!


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土曜日に広場で開かれる蚤の市。
あまりいいものは見つからない。

アメリカ人風の紳士が二人、ウォルトのパウダーケースを買っていたくらい。
いくらで買うのかな~などと気になって観察したり。

ふーむ、なるほど。
ちょっと高いんじゃないかな?



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ようやくマルシェに着いた!
部屋からマルシェまで2キロくらいかな。
ここではオリーブと花と、新鮮な野菜を買いたかったのだ。

つづく



空と海の境界で Cannes2

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深夜、ベットの上で、遠く潮騒の音が聞こえる。
起き上がりベランダにでれば、昼間の熱気をはらんだまま、海の風が吹きあげてくる。

暗い海を眺めてみる。

昼間の喧噪が去り、海のあたりには船の灯りが浮かぶ、その明かりが遠ざかり、やがて闇に飲まれていく。

昔の人ならば、船は海の、へりから落ちてしまったのだと思うだろう。


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思考が飛躍する。

小雨振る、薄暗い林の道に、青いアジサイの灌木がこんもりと続いており、それが、緩やかに曲がった道を折れても、また同じようにアジサイの山が、前も後ろも、行けども行けどもあるのかなあと、化かされているような。

そんなとき立ち止まってガクアジサイの、中心の細かい花と、花びらのように変化したガクが、取り巻く花輪のようなブルーを見つめているうちに、水平線の、海と空のさかいはどこにあるのだろうとふと考えたのを思い出したのである。


視認できる水平線までの距離はわずか4~5キロというので、私たちが世界の果てと思っているのはほんの近所にすぎない。
距離にしておよそ御所から新宿御苑まで。


でも、追いかけるほどに水平線は遠ざかっていくのだから、世界に果てはなく、また、元に戻って来るばかりだ。

地球は宇宙に浮いているので、海と空の境は、海そのものなのだろう。


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水墨のような青い山。

湾で囲われた、凪いだ海はまるでフライパンの中のお湯のようだ。
灼熱にあぶられ、水蒸気がもうもうと上がり遠いほど霞(かすみ)がかるカンヌの夕方。



昼と夜の汀(みぎわ) France

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私たちは太陽を追いかけているので、いっこうに日が暮れない。
2時間半遅れの出発で、パリにつくのは夜の9時半。あと30分あまりある。

窓からは金色の太陽が、やや下に見える。
機体が傾き、方向が変わる。

空と地平の境は淡くオレンジ色に染まり、水色からやがて薄紫のエリアへと振れていく。
その先には白く浮かぶ月。

背には太陽。
機は大きく旋回したのである。

黄昏(たそがれ)の地平線には、薄く藤色(ふじいろ)の層がはっきりと表れている。
地球全体が、空気の膜に包まれているのだ。

機体はやがて高度を下げ、靄(もや)の中へと入っていく。



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カンヌは入り江になっており、海の向こう、対岸の山の峰に鈍く月が登っている。
さて、昨日も満月だと思ったが?



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いま、私はあの薄紫のもやの中にいて、生まれ変わった今日の月を見ている。

長い黄昏を連れて、白い船が通り過ぎていく。






与一出発 Go to Cannes

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「12時間(フライト)+3時間(空港)+1.5時間(フライト)の、長い道中で。」
「お互いだんだん、遠い旅はしんどくなるネエ。」
「さとりさまは後ろでふんぞり返ってるだけだからいいケド」
「これで何かと気を張っているのさ。せいぜい励んでおくれ」

レッツゴーツーサウスフランス!

今日のカメ様 Turtle

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のろまなワタシ。

カメと言われた私が、グラースの香料会社に残した私の身代わりは、香料棚に陣取って
「一歩ずつでも進んでいれば、いつか必ずゴールにたどり着く」
と主張しているのだ。

まだゴールは見えないけれど。

一緒にがんばろう、カメ仲間のみなさん!






7月、パルファンサトリの毎月のサンプルプレゼントは「オリベ」です。パル ファンサトリの香りをお試しになりたい方に、サンプルをお送りしています。もうあと少しで終了です。

ツールドフランス TOUR DE FRACE2014

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ツールドフランス、去年は偶然最終日に遭遇し、残り僅かのところでコンコルド広場にいた。

この日私はオランジュリー美術館に行くつもりだったのが、このために休館になってしまい、プンプンしていたのだが、ファンには世紀の瞬間だったらしい。

なんか黄色い服を着た人がいっぱい走ってきた..赤と青のかっこいいチームとか、

今年は結果が出る前に日本に帰ってきてしまったので、代わりに日本に自転車に乗ったマスコットを連れてきた。
与一がやきもちを焼くかな~。。。


アンティークショップで買った英国古地図の上に載せて遊んでみる。
だって、今年は英国からスタートでしょ?

地図の上に人形をのせるって不思議な快感があって思いがけなかった。
うまく説明できないけど、征服欲的な部分の満足とか?

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これは去年のツールドフランス、2013年 ゴール近くのパリ、コンコルド広場付近。

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ジャンヌ・ダルク ラ・ピュセル Jeanne d'Arc(la Pucelle d'Orléans)

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ジャンヌ・ダルクというとコンサバな感じ。
神格化された偶像のようなイメージがある。

むしろ、ラ・ピュセル(La Pucelle)という呼び方のほうが軽やかで、
意味合いといい音の響きといい、彼女らしい。

シンプルな信仰心が、国家という運命の奔流に流れ流される。

翻弄されながら前に進むしかなかった、その乙女の姿を名前に思い描くと言ったら、
彼女は
「やってもみないで、勝手に想像しないで!」
と怒るだろうか?



ラ・ピュセルには「使用人」という意味もある。
神の使命が降りたと信じられたとき、人は生涯をその使用人として全うできる。

人は自分のためだけに生きることは実は苦しく、「他者のために」と感じられるとき力を得る。




超巨大ワイン12L_LEGRAND Filles et Fils

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ルグランフィーユ・エ・フィス
ついこの前に載せたパサージュ、ギャルリ・ヴィヴィエンヌにある1880年創業のワインショップ。

ウインドウ左のボトルはハーフボトルではない、普通の大きさ。
その右にあるのはとっても大きいワインボトル。


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でも、もっと巨大なボトルも飾ってある。
上のはなんと12L入り。

これ、ディスプレイ用じゃないよね。


日本でワインを飲みすぎると、翌日は頭がガンガンしたり、酷(ひど)い目に合う。
でも、フランスではワインを飲んでも悪酔いしないの。
(もちろんこんなのは飲み切れないけど!)

なんでかな~。


やっぱり、食はその生まれた土地で飲んだり食べたりするのがいいのかな。

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このワインショップの隣にはワインバーもある。
ギャルリヴィヴィエンヌの老舗、LEGRAND Filles et Fils 




ワールドカップ 2014 FIFA World Cup Brazil

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2014 World Cup Brazil、フランスはもう負けてしまったので、もうこんなには盛り上がっていまい。

6月。
予選から南仏はワールドカップで騒がしく、街のいたるところで大型モニターが見られた。
カンヌのビーチにも特設スクリーンが設置され、会場に座る人も、海岸沿いの通りに立ち止まって観る人もいっぱい。

フランスチームだけでなく、同じリーグの試合観戦もかなり熱く夜中まで大騒ぎ。

28日にニースに行ったときは、ブラジルの旗を持ったサポーターが街中を奇声を発して走り回っていたものである。

「今日は日本戦だぞ、さとりは見ないのか?」
日本は予選で敗退してしまったが、フットボールを観ないのは信じられないとフランス人に呆れられる。
だって6月20日、25日は平日で、7時まで会社にいるのだもの、間に合わないし。
うーん、タイプとして私はプレイヤーであって、オーディエンスじゃないから。

といいつつ、にわかサッカー記事もどうかと思うけど。

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6月30日、ナイジェリアとフランス戦の夜はパリ。
通常は8時ころからディナーになるのに、夕方6時ともなればカフェはモニター前の観客でいっぱい。
貸切のカフェも多かったし、7時まで営業のブティックでも、『早く帰ってほしい』のかマヌカンは気もそぞろ。放送が気になるようである。


さてサッカーの母国は英国と思っていたが、FIFAがフランス語を略したものとは知らなかった。英国はあとから加盟したから?

あと3時間、今日はついに決勝だけれども日本時間は明け方で。
ドイツとアルゼンチンのどちらが優勝するのか、フランスはまだ熱いのか?






パリのパサージュ ギャルリ・ヴィヴィエンヌ Galerie Vivienne

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屋根つきの商店街って言ったって?
建物の間の小道を繋ぎ、ガラス製の天井をつけた素敵な空間。

ギャルリ・ヴィヴィエンヌは1823年に作られた。
パサージュの中でも装飾が特にきれいだと思う。

連なるアーチと彫刻。

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古代ローマの壁面装飾とか新古典主義とか、詳しいことは知らない。
けれど、アンティークガラスを通した柔らかい光に浮かび上がる女神のレリーフや、象牙色の壁が美しいことは、ここに立てば感じることができる。


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床のモザイクもきれい。


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建てられたのは1823年なのに、時計には1795の文字が?

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優美な曲線を描く吊り照明。
ごてごてしていないからいい。

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丸いドーム型の天窓から見る、夕方でもまだ明るいパリの空。


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この中に入れば、まるで19世紀にタイムスリップしたかのよう。
ワインの店、雑貨、古書店、カフェなどが並ぶ。

インテリアにコストをかけなくても、並べるだけでとても素敵なもののように見える。
実際、素敵なんだけど。


パリの本屋 Librairie ancienne & Moderne

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パリの本屋さん。
ここはギャラリーヴィヴィエンヌというパサージュ(屋根付のアーケード)にある古書店。


よく見て!
上のね、デコ調の半円形の窓はちゃんとあくようにできているんだよね。


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画集や写真集など、大きくてしっかりとした表紙が付いている本でも、日本よりずっと安い。
片端から買いたくなるのだけど、やっぱり本はとても重いからあまり買えない。




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奥の方に山積みされている本も、店主はどこに何があるか心得ていて、目的の本をちゃんと出してくる。


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お気に入りの本は表紙を変えて蔵書となる。
ここはたぶん、装丁をしてくれる製本屋さん。
奥の木枠は、本を挟んでプレスする器具じゃないかな。




東京とカンヌと大嵐,Storm,

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日本に台風が接近する中、今夜はてっきり大雨になると思い込んで早々に家に帰ることにした。

危機に備える本能であろうか、天気が悪いと甘いものが欲しくなるものである。
そう思って夜中に食べるべく、高カロリーのアップルパイを買ってきたというのに...。

天気予報を見れば東京に台風が来るのは11日の夜らしい。なーんだ。

とうとう静かな夜に終わったが、禁断のアップルパイは食べてしまった。


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私はスマホに防災速報のアプリを入れている。
地震情報と豪雨予報である。

地震情報は最近ではめったになることはないが、このところ豪雨予報が頻繁に鳴る。


集中的なゲリラ豪雨に備え、渋谷区と港区の地域を両方入れていて、さらに雨量を

「20mm/h~ 強い雨(どしゃぶり)」
「30mm/h~ 激しい雨(バケツをひっくり返したように降る)」
「50mm/h~ 非常に激しい雨(滝のように降る)」と
「80mm/h~ 猛烈な雨(息苦しくなるような圧迫感がある)」

の4段階で鳴るように設定している。
以前は千代田区も入れていたので、下手をすると短時間に12回も警報が鳴るのである。

昼間ならまだしも、夜中だとうるさくてたまらない。

こうして、あれこれ操作方法を試行錯誤しながら、千代田区の範囲は外し、雨量50mm以上に設定をし直し、警報音は最大でも4回まで、通知時間も朝7時から夜23時までとしたのである。
やれやれこれでゆっくり眠れる・・・。



しかし、まだ南仏にいた6月下旬の真夜中。日本とフランスでは7時間の時差がある。
そこまでは思いが至らなかったので、(日本時間では午前10時頃とか)深い睡眠に入ったとき、時ならぬ警報音に飛び起きたのであった。

2つ目くらいの警報音で目が覚めて、3つ目くらいでスマホを見て、

『なに~?渋谷区で猛烈な雨~?ここはカンヌでしょ~! ( `´)ノ』

寝ぼけ眼(まなこ)で設定を直す間に4つ目がなった。
地球の反対側でも、この設定が有効だとは思わなかった。。

東京は124mm/h も降ったそうである。



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10日間ずっと天気だったカンヌは、6月24日の夜から不穏になり、翌25日未明に嵐となった。
眠っていると、瞼の向こうがあまりにもまぶしいので目が覚めた。

雷が鳴り、稲光(いなびかり)が同時に3つも4つも連続して光るので、あたりは真昼のように明るい。
海は鈍く光り、空はまったく暗くならない、それが2時間も続いた。

あまりの激しい気象にブラインドを閉めるのも忘れ、呆然と荒れる海を眺めていた。

夜が明けて、本当に空が明るくなってきた。
カモメがはばたかずに宙に浮かんでいる。
風が強いので、風上に頭をむけるだけで飛んでいられるのだ。

グラースでは川があふれ、3か月分の雨が一晩で降ったことを翌日知った。


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世界的に気象が激しくなっている。

日本の梅雨はもっとしとしとと降ったものだが。

気象が変われば、人の気性も変わり、文化も変わっていくのかもしれない。
朦朧(もうろう)として曖昧(あいまい)な日本。
旗色を鮮明にしない、それが日本あるだったのであるが。













gran deposito aceto balsamico giuseppe giusti

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1605年から始まる、イタリアの古いバルサミコのブランド。
ボトルとラベル、封蝋がとってもすてき。

最近では、和食の「TATAKI(タタキ)」が流行っているらしく、日本語がそのままメニューに載っている。
このバルサミコのメーカーのレシピにも載っていた。


バルサミコ,イタリア, http://www.giusti.it/eng/

刻印器 Personal embosser France

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白い紙に浮き出たパルファンサトリのロゴ。
紙を挟んでレバーを引くと刻印が打てるエンボッサーという。

20年ほど前に、日本の商社が海外のこの器具を輸入していて、フォントも形もサイズも決まったものだったけれど名前を入れて、自分用にオーダーしたことがある。

これを使えば、封筒でも便せんでも、ちょっと高級感のあるオリジナルのものになる。
当時はとても新しいものだった。


2000年にパルファンサトリのサロンを始めたとき、新たにブランド用の刻印を作ろうと思った。しかしその頃には、日本での取り扱いをやめてしまったのか、もう見つけることが出来なかった。

もちろん、専門の印刷会社に頼んで大量に作れば、いくらでも刻印入りの封筒や便せんくらいできるのだが、まだ独立したばかりの小さな香水の仕事では、そんな贅沢はできない。


その後しばらくして、2003年頃だと思う。パリのサンジェルマンデプレ界隈を歩いていたときに、おしゃれなステーショナリーのお店でこのエンボッサーを見つけた。

私が欲しかったもの。胸がドキドキした。

そこで売っていたのは、決められた形ではなく自由にロゴを作ることができるものだ。
器具の形や重さも気にいった。



「いくらですか?」
お店のおじいさんに聞く。

それは、当時の私には、ほいっと払うにはちょっと考える値段だった。さらにオーダーしてから受け取りまで2週間以上かかるという。

見つけた日はすでにパリ滞在の残りが1週間を切っていたので、しかたなくあきらめた。

あきらめたけれど、忘れなかった。

その後たびたびの訪仏のおり、サンジェルマンの近くに行けば寄ってウィンドウを覗いてみることもあったけれど、時間がなかったり忙しかったりで買うことができないまま10年がたった。



今回のパリ滞在は、オルセー美術館の裏にあるホテル。
ふと思い出して行ってみることにした。

今回はドゥーヴィル、パリ、南仏、パリ、東京と、パリに2度滞在するうえ、南仏に2週間いるので時間的には充分。そして今の私には、買えない金額ではない。
1度目のパリでオーダーし、帰りのパリでピックアップすることにした。



2014年6月30日、お店を訪ねてエンボッサーを手にする。

代替わりした息子と思われるお店のおじさんが、私の顔を見て押してみろという。
白い紙に浮き出た[PARFUM SATORI] の文字。

フランスでの10年の私の仕事が、この12文字の中に込められている。


もしかしたら、今の印刷技術の発展の中では、もっと簡単に別の方法があるやもしれず、このエンボッサーに10年前と同じ価値はないのかもしれない。

でも、これは私の築いてきた道のり、刻んだサイン。インディペンデントの象徴。

だから、紙のふくらみが愛しい。





ニース Nice③ 青い蜂 Blue bee

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花から花へと青い翅(はね)をキラキラさせて飛ぶ大きな蜂。


きれいだけど激しい。
見とれるというよりは、目をそらすことができない。

その様子は酷(むご)いとも思える。

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ルリモンハナバチ?
見たときは胴体ではなく、翅が瑠璃色に光って見えたけれども。


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怖くて近寄れなかった。


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それに応(こた)える大らかでたくましい南仏の花。


カンヌ、最終日② CANNES

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毎日ものすごい情報量があって、仕事のことは明かせないとしても、ちょっとした行き返りの途中や休日に訪れる場所でたくさんの出会いがある。

それでも帰ってから用事がいろいろとあり、アップしたいことは山ほどあるのに時間がないー!

と言い訳してみた。

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まさかこの年になって、日記(ブログ)をため書きするとは思わんかった。
小学校の時は夏休みだけじゃなくて、毎日!絵日記を書かされたものであるが。

普段は週一回くらいは国語の授業で日記を提出するので、まだしかたなく書いていたものの、夏休みともなれば「フリー♪」とばかりに遊びほうけ、30日分の絵日記が最終日に押し寄せて・・・。

あのころは天気をネットで調べるというような技もなく・・・、ああトラウマ。

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・・・というわけで、まだまだたくさんアップしていない出来事や写真があるのだが、やっぱり感覚のフレッシュな時に一番書きたいものを書くか、またはじんわりと思いだしたときに書きたいものである。


そのうち、少し落ち着いたら小出しにしていくかもしれない写真がたくさんある。

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もうまもなく南仏の生活は終わりをつげ、ちょっぴりパリに寄って、ようやく日本に帰る日も近い。


今日はちょっと雨だしね。
ホントはマルシェまで行ってオリーブを買いたかった。がっくし。お部屋におこもりしつつ、南仏の最終日を使ってため書きの解消をするのであった・・・。

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そのへんの道端にいくらでも生えているハーブ。
これはラバンジン。



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また、しばらくさよなら。
たくさんの香料たち。

私、ここ大好きなの!


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金曜日、ラボ最終日に会社の前でちょっとポーズしてみた。黒いでしょう!

あー、もう! 
日焼けしやすいのよね、もともと。
帽子、手袋、日焼け止め、のかいもなく、こんがりと焼けてしまった。

フランスでは焼けているのがステイタスらしいけど、こちとら大和撫子につき、本当は色白でいたいこのごろ。





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大胆で自由な気風で、美の新しい価値観を茶の世界に作った16世紀の茶人、古田織部。焼き物に代表される濃い緑と黒のデザインは、むしろモダンです。ださわやかなだけのグリーンティーとは一味違う、日本の茶の香りです。


カンヌ、最終日① ディナー CANNES

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よいち「イエーイ!やりましたぜおっかさん、のりたまでやんす!」
さとり「ばかをおいい。これはトリュフのスクランブルエッグじゃないか。それにあたしはおっかさんじゃないしね!」
よいち「はあ、そういえばなんか、もみ海苔とは匂い立ちがちと違うようで」
さとり「うーむ。こんなに美味しいトリュフ頂いてて罰が当たるけど、そういやそろそろ美味しい海苔が恋しいねえ...」


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明日はパリに発つので、前の日は料理したくないと思っていたところ、おうちごはんに呼んでいただいた。

簡単なインゲンのサラダとソッカ(ニースでよく食べられるお豆の粉を焼いたもの)、そしてトリュフをたっぷり乗せたスクランブルエッグ。私がトリュフが好きなのを知っていて作ってくれたようだ。
毎回、ご主人はポテトにトリュフがいいといい、奥様は卵にトリュフが合うという。

ワインを飲む。

最後はみずみずしいピーチ。
日本のお菓子のような桃と違って、酸味もあるワイルドなピーチ。
『私は本当は果物を剥くの苦手なんだよね。手がベタベタになるでしょう...』

といいつつ剥く。食べる。そしてまたワインを飲む。

ロゼには氷を入れて飲んだり、炭酸水で割ったり、はては剥きたてのカットピーチを入れたりする。
これは、南仏で行われ、しかも家庭でのみOKな飲み方らしい。
「レストランではやるなよ」と釘を刺される。

たぶん、日本だったら味噌汁かけご飯とかのたぐいかと?
料亭ではやらないもんね。
家ではやることもあるけど、外でするとひんしゅくを買う、というヤツ?


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奥様に「パリにはよく行くのですか?」聞くと
「パリは嫌、カンヌにずっといたいわ。空も海も空気もきれいだしみんな優しいから」

いやー、そりゃ誰だっていたいよね。家のテラスで夕暮れの空を見ながら食事をとれるなんて幸せ♡
この光あふれる土地に魅せられて。

ピカソだって、マティスだって、シャガールだって...。

本当にきれい。
ため息が出るほどここは楽園。


明日からパリで最終章に突入!
残りわずか、頑張らねば。



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ニース旧市街④ Plan du vieux Nice

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ニースの旧市街は、古い建物と細い路地で出来ている。(カンヌの旧市街もそうだけど)
今日はグラースの香料会社でA・パフューマーをしているTchieさんにニースを案内してもらう。

このお店は小さいけど、家族で経営していてとてもおいしいという。

そうそう、それって大事だよね。雰囲気OK!



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私はアニョー(子羊)をオーダーしたから、ラムチャップが出てくるかと思ったらアレ?骨がない。
柔らかくってお味がいい。でも量が多い。
自家製マッシュポテトと。

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彼女はプレ。フランスでは鶏が本当に美味しい。
少しづつシェアする。
野菜そのものの味が濃く、ラタトゥイユもとっても美味しいんだよね。
一人前が多いから、もうこれ一皿づつで十分という感じ。
あとワインと、食後のコーヒー。

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コケッコーなお味でした!

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そして続いて場所を変えてデザート。
ここはニースで一番おいしいと言われるジェラード屋さん。
いつも人がいっぱい並んでいるそうだ。
今日もすごく並んでいるけど、夏のバカンス時期になったらこの広場が埋め尽くされるらしい。

私はカプチーノとバニラメレンゲのダブルで。

大昔、中学校のクラブの帰りに、好味屋(こうみや)という喫茶店で、モカのソフトクリームを買い食いしたのを思い出しちゃう!

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「ねえねえ、中にいるお兄さんたち、なんかすっごいイケメンばっかりね。あの子なんか錦織圭君に似てる!」(さとり)
「この辺はイタリアに近いからですよ。イタリア人ってかっこいいじゃないですか」(Tchie談)

彼女いわく、圭君似の彼は新人らしく、「今日は忙しいっすね~」と先輩に声をかけると、先輩は「夏になったらこんなもんじゃねえ」いう会話をしていたそう。


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「うわー、アニョーをたっぷり食べた後でこんなにたくさん食べられるかな~」
「大丈夫です。なんなら私が食べますから。」

そう請け負ってくれたので食べ始めたところ、甘いのにくどくなくて完食しちゃった。


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ミゼリコルド礼拝堂前の広場に腰かけて、ジェラードを食べながら、夜が更けていくのも忘れおしゃべりをする。
日本語で話すって、考えなくていいからすごく楽。

ポツンとついた灯りが、もう南仏とさよならを告げている。
ここを去るのが寂しいのかな。それとも日本が恋しいのかな?




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ニースの街並み③ Nice

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NICEのCimiz は高級住宅街。
シャガール美術館やマティス美術館がある。



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小説の中に出てくるようなおうち。


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アベニューミラボー。
フランス革命の立役者にミラボーという人物がいる。そのためか、フランス各地にミラボー通りというのを見つけることができる。

佐藤賢一の「小説・フランス革命」に出てくるミラボーは最高に魅力的な人物だけど。


ミュゼを出て市街の方へ。


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大聖堂。

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ここはニースの中心地。
ジャンメドゥサン大通りを海岸の方へ向かって歩く。

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マセナ広場

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ニースのオペラ座
パリのオペラ座に比べると...って比べちゃいけない。


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だまし絵のような窓を持つ建物。
どれが絵でどれが本物の窓でしょう?

そういっている私も、写真になったらよくわからなくなっちゃった!

これから旧市街へ。

つづく




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ニースのトラム Nice② TRAM ニース

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ニース(NICE)のトラム、路面電車。


可愛い♡
ラムとかバスとかに乗るのが好き。
サンフランシスコ、メルボルンでも乗った。
もちろん、車のドライブも楽しいけど。


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小学校のころ、吉祥寺までの通学に、赤坂から信濃町まで都電を使っていた。
都バスにも乗ったけれども、あの油のしみた黒い木の床から漂う古びた匂いが懐かしく思い出される。

路面電車っていいなあ。古くても新しくても。



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ニース Nice① 海岸

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休日の午後、カンヌから車を飛ばしてニースへ来た。(というか連れてきてもらった)

ニースの海岸は、カンヌに比べももっと広い。
砂浜ではビーチボールをしたり、庶民的。

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マルセイユ、カンヌ、ニース、モナコ、サンレモと海岸を眺めてきたが、
同じ地中海でも、やはりそれぞれちょっと雰囲気が違う。

カンヌはビーチにお金がかかっていて、きれいに整えられているし、サンレモはもっと明るくカジュアルな海だった。

みちろん、ノルマンジーの北の海、ドウーヴィルやオンフルールなど色や景色はもっと違う。

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上から眺めてみればまさに紺碧海岸、Côte d'Azur。
明るいターキッシュブルーから深い青がまじりあって独特の色である。

毎日にアップしたいのだけれど、一日の密度が濃すぎる。
朝6時に起きてから、仕事が終わって帰りその日の整理をしているうちに、あっという間に12時を過ぎて、それからブログを書こうと思うのは夜中の2時。パソコンを前に眠りこける毎日。

ほとんど行き倒れ状態である。
ああ、また睡魔がおそってきた。




トリュフ Truffle

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まるっと黒トリュフ。

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あったかい、ただのマッシュポテト。

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スライスしながらかける。
ふんわ~り、トリュフの香りがアップ。

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スターターはメロンスープ。
あと生ハムと、ワインの白とロゼだけ。

それだけでディナーにインバイトできる南仏の夜。



ボタニカルガーデン Botanical garden Mouans Sartoux

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おまめのできたスイートピーは甘く香る。


可愛い植物たち。
草花があれば寂しくない。


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今までに何度足を運んだことだろう。

このボタニカルガーデンは、南仏における新宿御苑だな。
毎日でも、何時間でも来たいもの。

だってね、昨日と今日ではまた見えるものが違うの。

昨日はあまり香っていなかった花が、今日はものすごく強くなっていたりして。

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MOUAN SARTOUX にある小さな植物園は、私が南仏で一番好きな場所。

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狭いなりにラベンダーガーデンもある。ラベンダーは、本当は標高の高いところにしか咲かない。



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サンバックジャスミンは強いグリーンの香り。



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葡萄、林檎、アーモンド、ビターオレンジ。
豊かな果実と花の園。


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アーモンドの実がなり、小鳥がさえずる。
ここが天国じゃないって誰が言える?


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キラキラとした光。南仏の紫外線はとても強いから、葡萄棚の下で少し休もう。


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ヤダ、リラックスしすぎ♪



ムージャン Le club Mougins

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ムージャンはコートダジュールの観光と芸術の町。ビリオネアやスターが別荘を持つ高級リゾート地である。

5年前に来たときは丘の上の村のレストランで食事をとったが、南仏の香水のお客様に連れられて、このたびは麓の「ル クラブ ムージャン」でランチ。

レストランもホテルも、今はまだ空いていて静かだけれど、7月のバカンスシーズンには満員になるという。

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シェフはクイーンエリザベス号など大きな船で腕を振るっていたそうである。

田舎風のようでシンプル、ホテルの庭から摘んだばかりのハーブが過不足なくあしらわれ味を引き立てている。さすが口の肥えた人たちを相手にしているだけあって、実は洗練されている。

お魚は新鮮でふっくら、リゾットの量も硬さもちょうどいい。
(来る前はこんな田舎でと思っていたが)思いのほかとても美味しかった。

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おりしもフランスはワールドカップで盛り上がっている最中。

レストランのテラスに特設の大きなスクリーンを前に(夜はここでライブが中継されるらしい)、フットボール大好きな超サンパなシェフは、全チームの得点表を見せて熱っぽく語る。



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Le club Mougins ル クラブ ムージャン
おしゃれな南仏のリゾートクラブ。
Chemin du Val Fleuri,Mougins 06250

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食後はムージャンの村を一周する。小さな村なので10分もあれば回れてしまう。
今日もとてもいい天気。



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どこを撮ってもそのまま絵になってしまうくらいきれいだから、自分がどこを歩いているのかよくわからなくなってしまう。

絵本の中に入り込んだような、白昼の迷路。


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一日中こんな風に過ごして、ひと月も南仏にいたら、浦島太郎になってしまいそうだ。




国際香水博物館,Musée International de la Parfumerie

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南フランス、香料の地グラースに、国際香水博物館,Musée International de la Parfumerieがある。

16日にパリからカンヌに移動、この日は国際香水博物館へ。
今日は気に入った写真を数枚載せてみた。

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ミュゼ入口

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オレンジのなる庭の一角にあるドア。

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窓の外には南仏風の建物が見える。

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可愛い!グラースの市内を走っている。

フランス、パリ、サンシュルピス、本の市 Église Saint-Sulpice

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そして、朝ヴァンヴの蚤の市に行って、夜はサンシュルピス寺院の近辺を歩いていたら本の市をやっていた。
夜7時、といってもまだ空は青空。


この広場ではよく市が開かれる。

数年前もここで「ドルセー」のアンティークの香水を見つけた。
さんざん迷ってやっと私が買った数秒後に、別の人が「さっきの香水まだある?」とやってきた。
危ういところであった。

縁っていうものはつかまえないと逃げて行ってしまうものだ。

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今日も何かやってないかと思っていたところ、本の市だったというわけである。
古い本も最近の作家の本も科学書から詩集まで、テントがずらりと並んでいる。

その中でちょっと気を引く陳列があって、足を止める。
いろいろな詩集が、それぞれの装丁になっていて可愛い。
1冊5ユーロ(700円くらい)だが、6冊買うと20ユーロでBoxもつけてくれる。

フランス語の詩集だからなんだかいいのかわるいのか、文章を吟味する暇もないが、表紙を選んで取り合わせる、という行為がとっても楽しい。

和柄もあるけど、せっかくだからイタリアやフランスっぽいものがいいな、と思って合わせるとどうもガチャガチャして思うようにいかない。

中身そっちのけで柄だけで拾ったりやめたりしていたけど、あと1~2冊目が決まらない。

お店の人に「あと2冊うまく選んで」と頼んだら、思いがけない柄を取り合わせて、それがまたなかなか合うのだ。さすが!

特に欲しいというわけでもなかったがつい買ってしまった。
せっかく荷物を減らそうと思っていたのに。

しかし、このアイデアなかなか面白い。
何が面白いのかは現場で感じないとわからない。

こういうのは学費だと思って、やっぱり買ってみないとわからないものだ。










6月のパリ、Paris 2

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パリの遅い夕暮れ、ぽつりと灯りのともった部屋から光が漏れる。
こんな景色がパリ。

住んでいる人はただ生活しているだけなのだろうけれども、生活そのものが芸術品の中にある。
環境こそが感覚を磨く唯一の教師。

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オランジュリー美術館は小さいけれども印象派をたっぷりと堪能できる。
モネの睡蓮の部屋は、まるでジヴェルニーにいるような夢心地。
絵を見る、というよりも、モネが愛した庭を一心に描くその情景を観る。

採光といい広さなど、さすがに自国の芸術を知り尽くしているからこそできる展示方法。



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テュルリー公園の中を歩くと、いくつもの彫像が何気なく置かれている。
右と左で引き合う二人?

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この日はサンジェルマンのマルシェから始まって、ヴァンヴのアンティーク市、戻ってきてオルセー美術館の前をセーヌにそって下り、橋を渡ってオランジュリー美術館へ。
テュルリー公園をルーブル方面に戻り、バスに乗ってサンジェルマンのホテルにまた帰ってくるコースで、結局2万3千歩も歩いていた。

フェイスブックではリアルタイムに足跡をたどれる。



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与一「東京だよおっかさん」
さとり「ばかだねあれはエッフェル塔」

美しい港町 オンフルール Honfleur

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そのままで絵になる美しい古い港町。
印象派の題材にもなったし、エリックサティの生地でもある。

「そのまま描けば絵になるんだから簡単よ!」と言ったら、「そのまま描けないから普通の人には難しいんじゃない!」と言われた。

ちょっと抜けてきたWPC、ランチに来た、ここはドゥーヴィルから車で1時間の小さな街。
満ち潮時に船が下を通る時には橋が上がる。
ちょうどそのシーンを目撃できた。


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色がきれいなレストラン。
建物の古びた色合いがベースだから、この配色が映えるみたい。


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奥は昔から塩の生産をしていた場所。
聞いたところでは、水揚げした魚介類についてきた海水を干して塩を取ったのだという。




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港町だもの、ここはやっぱり海の幸でしょう!
この小さなタニシみたいな貝をほって食べるのがいける。

ここのところずっとロゼ。
お昼だからグラス1杯でガマン。

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デザートは山の幸といってもいいかしら?チーズもこの辺は有名だもの。
右上端が一番匂いがきつくて、すごくおいしい。




カントリーハウス ロアヴィル ROIVILLE

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ROIVILLE は王様の村、という意味。ドゥーヴィルから1時間ほどの小さな村。
このカントリーハウスの持ち主は、パリで仕事をして週末はここへ来て過ごすという。

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空気のフレッシュな、気持ちのいいところ。
近隣にはカマンベールチーズを作っている村や、カルヴァドスを作っている場所もある。



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詩情に満ちた光景が広がる。
バラ、リンデン、チェリー、野生のうさぎ、放し飼いの牛、豊かな自然。


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この時期の夜は遅い。
まだ明るいうちから、みんなでゆっくりと食事をしていると、眼前に広がる丘の向こうに静かに陽が沈んでいく。



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夜には星がいっぱい。
北斗七星がすごく高い位置にある。カシオペアは北の空に。
方角が混乱する。

理想郷のような場所、完璧すぎる。





ドゥーヴィルの海岸 plage de Deauville

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ここドゥーヴィルは、アメリカ映画祭Festival du Cinéma Américainが開かれる場所。
ビーチにあるのは板張りの遊歩道「レ・プランシュ・Les Planches」。
キャビン(小屋)がずらりと並び、ドゥーヴィルを訪れた映画スターの名前が書かれている。
私の立っている場所はマーロンブランド。

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ロバート・ミッチャム Robert Mitchum

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日は満月で大潮のため、遠くまで砂浜が下がっている。
白く滑らかな砂の上には、砕けた貝殻が花のように散らばり、ここまで海水が浸しているのがうかがえる。


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今は昼が最も長い季節なので、日没は夜10時くらい。
まだ明るいと思って外にいると、帰ってから遅くてびっくりする。

部屋に戻り書類整理をしたり、なんだかんだしてるうちにすっかり夜も更けてしまう。
でも朝は早いので、結果・・・寝る時間はほんのちょっぴり。



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同行のエレオノレは南仏の人。
「ノルマンジーの海に入りたい!」と靴を脱いで海に入るのに誘われて、私も裾をまくりあげて続いて入ってみる。

今日のノルマンジーの海はとても静か。
そして、冷たい。



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振り返れば、反対の陸の方から月が上がってくる。
夕日に染まったキャビンはまるで蜃気楼のよう。。。

日没を背に、長く長く私たちの影が伸びている。

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海からの帰り道。
白と緑だったキャビンは、すっかりサーモンピンクに染まり、非現実な世界が続いている。

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陽が沈み、月が登る。
地球の反対から落ちてきた月はここに登り、私が見ているこの太陽は、翌朝の日本で迎えられる。





ドゥーヴィルの街並 Deauville

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ドゥーヴィルに見られるノルマンディー様式の建築。
木の柱と筋かいを表に見せた特徴的な建物である。


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小さな街だが通り全体にこのような建築物が並んでいる。
この感じどっかで見たと思ったら、高原のペンションとか?




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有名なノルマンジーホテルの屋根は、さまざまな動物で飾られている。

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いかにも高級リゾート地と言った雰囲気のカジノ。
WPC最後のパーティーはここで行われた。

ちょっとスノッブな建物。

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私の泊まったホテルは海岸から5分のロケーション。一番上が私のお部屋。

つづく




行ってきます!与一

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「お山を越えて行くんだもの、フランスはちと遠いねえ」
「さとりさま、車から落ちないでおくんなせいよ。もうこのシリーズ、5年続けてやすけど、だんだんしんどくなって、重いっつうか・・・。こちとら汗かいちまいますよ。年っすかねえ」




☆フランス・デュービルからパリを経て南仏カンヌへグラースに1カ月滞在します。また時々与一が登場するかもしれません!



➤パルファンサトリの毎月のサンプルプレゼントは「ニュアージュローズ」です。

ル ファンサトリの香りをお試しになりたい方に、サンプルをお送りしています。南仏コートダジュールの夕暮れどき、空のキャンバスいっぱいにバラ色とスミレ色 が交差し、やわらかな雲の波間から海へと光が差し込む...そんな美しい情景を香りに託しました。この機会にぜひサンプルでお試しください。


ランス・デュービルで開かれる世界調香師会議(6913)に出席した後、パリを経て南仏カンヌへグラースに滞在します。

ステンドグラス 教会 stained glass

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中が暗いから、なおさら鮮やかに浮かび上がるステンドグラスの光。

外からはただの暗い穴。

でも夜には旅人のために、内側から淡い光を放つのかもしれない。。。

 

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➤キンモクセイの香水 パルファンサトリのオードパルファン「SONNET(ソネット)」

トップはマンダリンのシトラスと、クラリセージのティーノートから爽やかに始まります。そして甘い桃のようなオスマンサス(キンモクセイ)の香りは、やわらかいフローラルの広がりに、やがて、木の暖かいラストノートへと移ろっていきます。 希少なオスマンサスabsが香りに深みを与えています

 

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遠来のお客様 from south france⑤ヴァルボン Valbonne

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風光明媚な南仏の田舎町ヴァルボン。

名前の vallbonneの由来 は 「美しい谷(pretty valley)」から来ているそうだ。
ここは内陸でカンヌよりは高地だけれど、後ろにはグルドンのある高い山があり、西側のグラースやムージャンよりは低いようだから、谷といえば谷。

 

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ヴァルボンにある古い教会。

中に入ると、今日はこれから結婚式があるみたい。
椅子は花で飾られ、祭壇のそばでは歌のリハーサルが行われている。

暗い室内には小さな窓から光が射しこんでいる。

アーチ型に明るく浮かぶ右横の出口から外へ出る。

 

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Porte des convers (The Lay brothers' door)

聖職者用の門とは別に、この出口は労働修士(宗教に帰依した民人)のためにあるようだ。

 

 

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ここから教会の外へ出て、向かいの棟に行く。
ここにはヴァルボン村の歴史博物館がある。
「Musee du Patrioine"Le Vueyx Valbonne"」

 

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ミュゼに入ると、石造りの家の一階はひんやりしていたが、階段を上っていくにつれ暑い。
最上階の展示室は、日盛りの屋根が焼けて、熱がこもってむっとする。

土曜日というのにあまり人が来ないようだ。
博物館の案内の人が歓迎してとても熱心に説明をしてくれる。

その間にも汗がダラダラと出る。

 

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グラースに近く、昔はこのあたりも香料を生産していた。
丸いバラの香料を入れるブリキの缶には、80年たった今でも香りが残っている。

 

 

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靴の製造もまた盛んだったそうである。

革産業と香料産業は密接につながっているから当然と言えば当然だ。

 

 

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また、ここでは羊を飼い、ウールをとっていた。
毛織物と一緒に、牧羊犬がつけていたと思われる針のついた首輪なども陳列されていた。

 

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ひと部屋の展示室だけど盛りだくさんのとても面白い博物館。
この下の階には、昔の民家の居間を再現した部屋もあり当時の生活がわかる。

近くに行くことがあれば寄ってみて。

 

 

 

 

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トップはマンダリンのシトラスと、クラリセージのティーノートから爽やかに始まります。そして甘い桃のようなオスマンサス(キンモクセイ)の香りは、やわらかいフローラルの広がりに、やがて、木の暖かいラストノートへと移ろっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠来のお客様 from south france④ヴァルボン Valbonne

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おとといのつづきであるが、

そして鷲巣村のグルドンを出た私たちは、真南に山を下りヴァルボンへ。
ここは村というより、もう町の風情。カンヌとグルドンの中間に位置している。


ちょっとぶらついた後、レストランでランチにする。
今日のお勧めプレートはパスタとサラダ。
こっちではいつもサラダがたくさん。そしてビールと。

 

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どこでもエアコンがある日本とは違い、南仏は基本的にクーラーがない。

ここのレストラン、外のテラスの周りにはパイプがたくさん立っており、断続的に水が上から噴霧される。

ひやひや~

風に乗ってミストが降りかかるとちょっぴり涼しくなる。

 

130812ヴァルボン9オルガ.jpg 

オルガさんの本業は洋服のデザイナー。
香水が好きで、今はガリマールで案内の仕事をしている。

住まいはご主人の実家のあるグラース、このすぐ近くである。

二人はロンドンの大学で知り合ってフランスで結婚した。
食事の終わるころ、自転車で旦那さんがやってきた。

一緒にコーヒーを飲みながら
「まったく、東京で初めて会った2週間後に、またここで会うなんて夢のようだね」とお互いに感無量。

 

 130811valbonne.jpg

フランス人の手書きはとても読みにくい。
「メールくださいね」と言われたが、彼が書いていったメールアドレスは判別不能だったので連絡できず。

どうしようかな・・・と思っていたところに、オルガさんからメールが来た時は嬉しかった。

 

彼は自転車に夢中、マウンテンバイクに乗っている。毎日このあたりの山々を走るのだそうだ。

おりしも、ツールドフランスが南仏を通りかかる頃。

「あなたは出ないの?」と聞くと、
「それはロードバイク。マウンテンバイクとは種類が違うんだ」

ママチャリしか知らない私。
ここに来るまでの道中、オルガさんに3回くらい同じようなことを聞いたが、彼の自転車を見てようやく納得。

そうか、マウンテンバイクだったんだ。(って、最初から言われてるのに)

 

130812ヴァルボン1.jpg

このマウンテンバイクは17段ギアだと言っていた。
自転車のことはよくわからないけど、ギア大好き。
思わず写真を撮らせてもらう。

やさしくて暖かい二人。彼らくらしに余裕があるなあ。。。
彼は自分で香水をつけるのはあまり興味はないみたいだけど、奥さんのつける香りは好きなのだって。

 

しゃべっていると1時間なんてあっという間だ。

 

130812ヴァルボン6教会.jpg

 

旦那さんとはここでさよならをして、私たちはまたグルドンの町へ。
古い教会へと足を運ぶのであった。。。

 

 

 

➤キンモクセイの香水 パルファンサトリのオードパルファン「SONNET(ソネット)」

トップはマンダリンのシトラスと、クラリセージのティーノートから爽やかに始まります。そして甘い桃のようなオスマンサス(キンモクセイ)の香りは、やわらかいフローラルの広がりに、やがて、木の暖かいラストノートへと移ろっていきます。 希少な金木犀の天然香料が香りに深みを与えています

 

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遠来のお客様 from south france ③Gouldon グルドン

130808グルドン店.jpg

グルドンの香りのお店。
ウインドウにあるかわいい赤ちゃんの靴が気になる。

 

食べ物に賞味期限があるように、話のネタにも(自分の中での)消費期限がある。未公開の記事の卵はいくつも用意しておくのだが、忙しさに紛れ、あるいは新しい書きたいことが重なってしまい、書く時機を逸していくつ無駄にした原稿があることか・・・。

帰国から早2週間、すでに気持ちが次に移ってしまったような気もするのだが、「あの先はどうなる?」 「次が読みたい」と言う奇特な御仁もおられることがわかったので、大したことではないのだがもう少し続きを書いてみようと思う。

 

130808グルドン香水店2.jpg

オルガさんはネットでキンモクセイの香水を探していて、「ベースノート(base note)」という香水専門 サイトからパルファンサトリにたどり着いたという。

地球の反対側から極東のニッチなブランドを知ることができる。
ネットの力ってすごい。20年前・・・、10年前でも考えられないと思う。

 

彼女はちょうど転職したばかり、旦那さんと一緒にバカンスをとることができなかったそうだ。
こういうわけで一人で日本にバカンスに来た彼は、フランスのオルガさんのもとに「ソネット」を持って帰ったのである。

 

初対面にもかかわらず、昔からの親しい友達のような「気」を感じたのは、彼女が私の香りと先に会っていたからかもしれない。

 

そして彼が私の店に来てから、私のグラース行きがわずか2週間後だったから、この日が実現したように思う。
もし3か月も半年も後だったら?会えていたかどうかわからない。

 

1307022グルドン.jpg

 

コートダジュールからプロヴァンスにかけて、山の頂上や崖にへばりつくように「鷲巣村」と呼ばれる村が点在している。。

以前も鷲巣村の「サンポールデュバンス」や、「ムージャン」に行ったことがあるが、どこも石造りの中世の趣(おもむき)を持っていた。
一番高いところにはたいがい教会があり、そこを中心に建物が取り巻いている。

厳しい環境において人は信仰をよりどころにする。
たぶんどこの国でも同じように。

 

130811グルドン.jpg

 

ただ見るだけなら小一時間もあればまわれてしまうような小さな村。
路地は入り組んで、建物と建物の間には猫道のような細い隙間もあったりする。

今は観光地としてお土産屋さんが軒を並べるが、村全体の構造を見れば要塞のようである。
度重なる異民族からの侵略を避けて、戦いやすい山の上を住処に選んだのだそうだ。

 

130808グルドン香水店.jpg

もともと観光を目的に来るわけではないので、いつも南仏についてから現地の人のお勧めや思い付きで訪れる村々や名所。

そのときはただ初めての場所にワクワクし、好奇心でいっぱいなだけであったが、点が線になりだんだんと面になり、地理や歴史も理解してきたように思う。(まだ浅い知識では違っているかも知れないが、前よりは・・・)

小さい頃から予習や復習といった計画的勉強は苦手、むしろ道草をくいながら見たり触れたりしたものばかりが今の役に立っている。

親は何のために高い教育費を払っていたのか・・・。

 

130811グルドン3.jpg


手前はおそらくロシアンセージ、その向こうに黄色いジュネの畑。
山の稜線からこちらに向かってもやが下りてくる。

カンヌ方面から道を上がってくるときはここは山の頂きに見えたけれども、その向こうにはさらに高い山々が連なっているのだった。

昔、商人たちがこういった村を中継地としてアルプスを越えていったという話を思い出す。


「このあたりにはまだまだ小さな村がありますよ、もっとたくさんいきましょうか?」

グルドンの駐車場に戻りながら彼女はそう言ってくれたのだけど、次の村でゆっくり食事をとっておしゃべりをすることにした。

そこで旦那さんとも合流するという。
2週間ぶりの再会だ。

 

本当に感じることがたくさんあったのだ。
思い出しながらそのモードになるのはちょっと時間がかかる。
だから話が前後してしまうかもしれないが・・・。

 

つづく

 

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from south France② 南仏の可愛い村 Gourdon

130713グルドン2.jpg

つづきであるが、

この日、カンヌを出発してグラースを抜け、南仏で最も美しい村の一つと言われるグルドンへ。
この村の観光案内所によると、ここは南仏アルプ=マリティーヌ県に位置するとか。

(って、車で連れてきてもらったので、場所はぼんやりとしかわからないが。)

 

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標高800mもある断崖絶壁の頂上に築かれた小さなビレッジだ。

村の展望台から、たったいま登ってきた対岸の崖に沿った道を眺める。

舗装された道路だったから、車で走っているときはそれほど怖いと思わなかったが、こうして思い返してみるとだんだん足元がスースーしてきた。

 

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石造りの古い家々は花に飾られて、お伽話の国のよう。


今日は山の上は雲が出て暗い。
でも、南仏に来て以来ずっと日焼けを気にしていたから、かえって曇りの日は楽な感じがする。

 

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この黄色のバラは中央がロゼットになって、クシャッとしたところがこの古い村の雰囲気にとてもあっている。

この一番大きな花はフルーティでとてもいい匂い。
同じバラの木の下の花はもっとシトロネロールが強く、花によって個体差があるのがはっきりとわかる。

 130713グルドン9.jpg

ホリホックは匂いがない。でもこの色と形がグレイの壁に映える。

 

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ここも、あそこもみんな絵はがきから抜け出たよう・・・って、こっちが本当で絵はがきの方が後なのだけれども・・・。

 

130808グルドン2.jpg

 

この家の壁には、鉄の輪が打ち込んである。

 

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この輪に綱をとおして、地上から2階へ荷物を引き揚げたのだとか・・・?
未確認情報ではある。

 

130713グルドン gourdon.jpg

与一たちと一緒に写真に写るのはマイルールに反するのだけど・・・。

ひとりで旅するときには自分を写すことができないので、風景と一緒に撮り始めた私の代わりの「与一とさとり」人形。


2009年に始めてから4年がたった。この日は一緒に記念撮影。

 

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よいち「どへー、頂上は風が強くてまっさかさまに落ちそうでやすー」

さとり「村と反対側じゃなくてよかったねえ」

 

 

 

 

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▶パルファンサトリ  "Nuage Rose(ニュアージュローズ・ばら色の雲)"

南仏コートダジュールの夕暮れどき、空のキャンバスいっぱいにバラ色とスミレ色が交差し、やわらかな雲の波間から海へと光が差し込む...そんな美しい情景を香りに託しました。

目を閉じて香りをまとうと、心にやさしい色と輝きがひろがり、新しい旅へと誘われる...。
ニュアージュローズは人生の喜びや美しさを情緒豊かに感じる女性のための香りです。

トップノートは「ラ・フランス(洋梨)」のとろけるフルーティをピンクペッパーコ-ンで引き締めています。続いて広がるバラとスミレのピンク色のアコードに、ジャスミン・アブソリュがさらにやわらかく調和します。

ラストはパウダリーなサンダルウッド。ふわふわのイリスを贅沢に使い、 軽やかに導きます。

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遠来のお客様 from south france ①Gouldon

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それは6月の中旬、日本の私のお店に外国の男性が入ってきたことから始まる。

 

日本に一人旅で来たその人は、リュックを背負った軽いいでたち。
奥さんに「パルファンサトリのソネットを買ってきて」と頼まれたという。

 

「どちらからですか?」と聞くと、南フランスのグラースからだというので驚いた。
「私、2週間後にグラースの香料会社にしばらく滞在します」と教えると、向こうもびっくり。

まずもって、フランス(の田舎)でどうやってパルファンサトリのソネットを知ったのか尋ねると、ネットでキンモクセイの香水を探していて、とあるSNSの書き込みから私のウェブサイトへとたどり着いたのだそうだ。

うちに訪れる海外からの多くのお客様はこの香水SNSを見てやってくるらしい。

 

 

奥さんはガリマールという古い香水メーカーで働いているのだそうだ。


私がグラースへ行く予定を話すと、「ぜひ遊びに来て僕の奥さんのオルガに会って」と言われたので、このタイミングでこれも何かのご縁と思い、再会を約束したのであった。

彼は「これから高岡に行って、2週間の短い夏休みを過ごすんだ」と帰って行った。
フランス人には短い2週間である。

 

1週間後、本当に彼の奥さんからメールが来た。

そしてカンヌについてからも何回ものやり取りがあって、彼女はその日カンヌのアパートまで私を迎えに来てくれたのだった。

そのおり、フランスでの携帯電話を借りたばかりで、自分の電話番号はどうやって見るかわからず教えられないし、カンヌの滞在先アパートはパソコンの中。しかし会社に行けば充電器やWIFIを忘れ、自宅に帰ればアダプターがなかったー、など忘れものが多くてなかなか返事ができない。

やっと住所を送ったと思ったら、それはパリのアパートの住所だったー。

あわててカンヌの住所を送りなおしたが
「私、南仏から明日の朝11時にパリに行かなきゃならないところだったわ」

そういって笑ってオルガさんは迎えに来た。

 

20130807 gouodon.jpg

 

「南仏の小さな村をいくつか案内するわ」

車を走らせる。
なんだか初対面とは思えないほど助手席でリラックス。

この日は黄色いワンピースのチエさんも一緒に。

130713グルドン.jpg 

南仏には小さな村が点在している。

カンヌからグラースを抜け、まずはそんな小さな村「グルドン」へ。
道は山肌に沿ってだんだんとつづれ折りに、険しくなっていく。

下の方にはジオラマのような街、そして向う側の崖の上に城砦のような小さな村が、しがみついているようだ。

 

細い道をくねくねと曲がるたび、てっぺんの教会が見えたり隠れたりしつつ大きくなってくる。

風が強い。少し砂交じりの雨が窓ガラスにあたる。

130811グルドン2.jpg

左をみれば黄色いジュネのじゅうたん。香料会社「マン・フィス」がある。

 

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最初の村の訪問はグルドン。

 130713グルドン5.jpg

 つづく・・・

 

 

 

 

 

 

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ムエットスタンド mouillette

130803ムエットスタンド5.jpg

ムエットスタンド。
匂いを評価するときに、クリップにはさんでおくもの。
PCWのムエットは幅広で先がとがっている。


 

130803ムエットスタンド2.jpg

私のムエットはちょっとほっそりだけど。
帰国後、アトリエでこんな風に使っている。

 

130803ムエットスタンド3.jpg

PARFUM SATORI
AVEC RECONNAISSANCE
PCW GRASSE FRANCE

南仏の香料会社「PCW」のブレゾー氏が用意してプレゼントしてくれたもの。
刻印を入れて下さった、記念の一品。

シャネルのパフューマー、クリスシェルドレイクにも同じものを作ってあげたんだって。

だからクリスとお揃い。

 

➤関連記事 2012年10月12日  ムエットについて mouillette ②

 

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抱く・抱かれる Platanus

標識.jpg

歳月のなせるわざ。

 

 

 

 

パルファンサトリ・メンズ MR66

南仏のハーブとイタリアのシトラス

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アパートの窓から Paris 

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暑い夏のパリの昼下がり
もくもくと白い雲が

 

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4つある東の窓から朝日がいっせいに入る。

 

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ラベンダー?ラバンジン?

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カンヌより小さいけど、パリでもニュアージュローズ、

 

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パリの満月の夜。

 

 

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薄青が長く続くパリの夜、
月が先か夜が先か 7月の夜10時

 

 

 

 

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2005年パリ  Parisの思い出

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今年、2013年の7月のフランスは暑かった。
パリに来てこんな暑さが続くと、あの8年前の夏の日が思い出される。


 

所用があり、8年前の2005年は4回もパリに来た。アメリカにも1回行ったので都合5回長距離を飛んだ。

ヨーロッパなんてたまに来るからいいのであって、こんなに来るとなると12時間も飛行機に乗るのが嫌になった。
成田に入ると憂鬱になったし、とても緊張する用事だったから。

この2005年もすごく暑い夏だった。

 

その日、クリニャンクールの蚤の市に行って午後1時ころ帰ってきたら、ホテルのある地域一帯が停電になっている。
それまでエアコンなんかなかったパリであったが、2003年の猛暑で15000人が死んで、翌年は商店を中心に、ポータブルのクーラーをみな一斉に買ったのだった。

その年も7月初めに急に暑くなり、地域の電力容量が足りなくてダウンしたらしい。
それはいいのだが、このホテルでは導入したばかりの最新式磁気式カードキーが停電でまったく使えない。
つまり、部屋に入れないのだ。誰一人。

いつ復旧するかの見通しは一切立っていない。
マスターキーもないなんて?信じられない。
ホテル側も想定外とて困惑しているが・・。
フランス人だから?「僕たちの責任じゃありません~」みたいな様子。

 

130728サンジェルマンホテル.jpg 

ホテルに戻ってきたこのときは、蚤の市に行くとて身をやつしてのひどい恰好。
しかもその日の夜はジョルジュサンクにてディナーの予定。

『シャワーだって浴びたいのに・・・。』

しばらくホテル一階のカフェで部屋に入れるのを待つが、5時の約束の時間が迫り、やむなくそのままの服装で待ち合わせの場所に行く。

 

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ジョルジュサンクのサロン・ド・テにて打ち合わせをしたのち、バンケットルームを見て、その後お食事の予定だったが、あまりにこの服装ではまずいし、部屋のことも気になるので相手に事情を話して滞在中のホテルへ戻る。

 

当時宿泊したホテルの場所はサンジェルマン。
立派なサロンのあるいいホテルだ。

しかしそこは道が極めて狭く入り組んでおり、大型の電気工事車が入れない模様である。
勝手なパリのドライバーたちは道を譲ろうともしない。

道の向かいはイタリア料理店。その隣は映画館、停電では開店できない。
所在なくシェフが戸口に立って工事の行方を眺めている。

この季節、10時近くまで空は明るいのだが、
ついに日は暮れてカフェも真っ暗になったころ、ようやく明かりがついた。

 

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やれやれ部屋には入れたけど、もしこれが帰国当日だったらどうするのだろう?
スーツケースは部屋の中、そう思うとぞっとする一日だった。

きっと今は多少インフラは整備されているだろうし、こんな時のためのバックアップもあるに違いない。


 

しかし暑いと言っても30度を超えたくらい、クーラーさえあればもっとしのぎやすいのだが・・・。
今回滞在した2区~3区のあたりは、まだあまりクーラーを入れている店はなく、店の中のほうがむしろ暑い。
あっという間に来ているものが汗でぐっしょりになる。
汗かいて、乾いて、また汗かいて・・・超デトックスできたみたい。

アパートで完備されているところはほとんどないのではないか。
8年たってこの普及率、やっぱりそれほど必要ないのかもしれない。

滞在中はパリも結構蒸し暑いと思ったけど、日本に帰ってきたら比ではない。


 

 

今年の6月は気温20度にも満たない寒い初夏だったという。
用意していったジャケットはついに着ることはなかった。

 

 

 

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南仏のハーブとイタリアのシトラス

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EnjoyParis‐11 日曜日はワインを買って

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パリでもたくさん歩く割に、簡単な食事で痩せてしまった。
おととい日本に帰ってきて、いったいどんなものを食べていたっけ?

と思い、おうちごはんの写真を探してみた。 
滞在の半分は外食、半分はおうちで。

なんだかずっと前のような気もする。

 

パリのアパートでの一夜。
この、グリルした鳥が柔らかくて香ばしくとてもおいしい。
カマンベールとパンチェッタ。
そしてロゼ。
あー、ハーフではなくフルボトル買えばよかった~。


その辺のスーパーでも、普段のみのワインはコスパ最高。

 

130722エシャロット.jpg

暑い外からヘロヘロになって帰ってきて、シャワーを浴びた後のビールはおいしい。

エシャロットににているが、ではなくて、フランスでこの時期よく出回る小さなねぎの一種。
とてもみずみずしい。
日本から一握り持ってきたお味噌を添えて。

膨らんだ根元は辛みがあって、疲れた体がリフレッシュする。
味噌の塩気と甘味がよく合う。

 

ベランダで育てた大葉を知人からいただいたので、これも味噌を包んで食べる。

うーん、ソウルフード。
 

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変わり映えしないけど、朝ご飯は毎日こんな感じ。
食パンを買ったら小さいけれど12枚くらい入っていて、朝はこればかり。
バターを厚めに塗って食べてしまう。


これにヨーグルトとか。

冷たいピーチネクターは濃くて甘くて最高。

 

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スーパーの食材は大き目パックなので、何日か同じものを食べることになる。

ねぎの緑の葉の部分は、こちらの人は食べないそうなのだが、刻んで素麺(そうめん)の上に載せて食べる。

スモークサーモンは何回か買ったけれど塩気の強いのもあって、でもこれはなかなかおいしかった。

バドーと一緒に。 

 

カンヌは電磁調理器だったが、パリは電気調理器。
どちらもすごくパワーがある。

 

 

 

食事は1日2回。
外食しなければPCの前がディナーのテーブル。

カンヌとは違い、パリでは通勤がない分PC類の移動もなく、荷物が少なくて機動力がアップ。
その分歩く、でも暑いからあまり食欲はなく水分ばかり、結果スリムになったということである。



与一「機械類がなくなった分、心なしか車が軽くなったような気がしやす~」

さとり「そりゃー、体重が減ったからさ~」

与一「見た目、下半身は減ってないみたいっすけどね」

 

 

 

 

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Enjoy Paris 10  オルセー美術館周辺

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実は昨日帰国したのだが、パリで整理しておいた写真の中からいくつか。

 

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アンバリッドからオルセーまでRERCに乗ろうとしたら工事中。 

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暑いのでセーヌ川のほとりを一駅を歩くことにした。

川風がなく日陰もないのでやっぱり暑い。
また焼けてしまう。

 

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でも

 

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こんな風にぶらぶら歩くのは楽しい

 

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川を渡って対岸から。

中央の時計はうち側から見ると、文字盤がガラスになって透けているのがわかる。

 

 

 

 

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Enjoy Paris 9 お気に入り写真1 ルーブル近辺

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ルーブルとその周辺のお気に入り写真。

 

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窓からの光が白い壁に反射して中全体が明るく輝く。

 

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カルーゼルの凱旋門 ルーブルの中にある。


 

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この角度がきれい

 

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暑いから、水辺が嬉しい。 

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メガネのアトリエ
パレロワイヤル近くのパサージュ。

 

 

Enjoy Paris_8_ヴァンヴ 蚤の市 porte de Vanves

130720蚤の市3.jpg

 

クリニャンクールの蚤の市は最近ではもう良いものがないと聞くので、ヴァンヴの蚤の市に行くことにした。

市は土日に開く。

ここの蚤の市はそれほど有名ではないが、前に来た時はもとT社のパフューマーU氏に道でばったりと会い、お互いに「なんであなたがここに?」みたいな顔をし合ったものである。

 130719地下鉄2.jpg

後で思い出したが、そのときはここまでバスに乗ってきたのだっけ。
今日はメトロの8番線でアンバリットまで出て、13番線に乗り換える。

この線は新しいせいか、ちょうど日本の地下鉄のようにホームと電車の間にゲートがある。
と思ったら、翌日乗った1番線もゲートがあったりして。

徐々にパリのメトロも近代化されているのだろう。

 

「次は○○駅」などという車内アナウンスも、以前はなかったし。
日本みたいにだんだん親切(媚びてる?)になってきたのかも。

例えば初日のカフェで、まず無料の水が出てきたのにはびっくりした。
どこでもではないけれど。

 

130720蚤の市1.jpg 

ちなみにこれはチョコレートではない。
刻印である。
結構気に入ったけど、これはすごく重たいので小さいのを一つ買った。

 

ま、そんなわけで土曜日の午前中はここを行ったり来たり。
ちょっと欲しいものがあったりしておこずかいを使ってしまう。

 

130720蚤の市4.jpg 

これは六分儀、店じまいの直前にみつけた。

とってもお値打ちだった。


船舶の天測航行用の道具である。
写真の向きとは逆に目盛を下にして、望遠鏡をのぞき鏡に目標点を映す。
太陽や星が何度になるかによって自分の位置を測る。

「始祖鳥記」(飯島和一)という小説の中で登場する、弁財船の老船長が使う。
これがあれば、陸地に頼らなくても外洋を航行できる。
地面に縛られない、鳥のように飛べる。

本を読んだ時からずっと、こんな風に小さいやつが欲しかったから嬉しかった。
これはテーピングのお礼に、測量をやっているT君にあげよう。

 

 

小さな市(いち)はいたるところで開かれる。
並べてあるほとんどがガラクタだけど、その時にピリっと惹かれるものがあったら買う。

 

その市を目指していくこともあるけど、たまたま通りがかって見つけることもある。
昔、モトピケやサンシュルピス寺院前で出会ったのもそんな蚤の市。

 

130720蚤の市2.jpg 

そういう時に、「どうしようかな?またあとで・・・」と思っていて逃すと、欲しいものに再びめぐり合うことはない。
だから、これだけは衝動買いをするのはやむを得ない。

 

その時は、「自分はこの金額だったら買いたい」というのがはっきりあるといい。

交渉はそれからで、向こうが言ってくる値段を、ただやみくもに「負けろ負けろ」と言っても、結局それが面白いだけで本当に欲しいものは手に入らない。

 

自分がこれでいいと思った値段で買ったら、損をしたも得をしたもないもんだ。

なんて、ほんの小銭程度だからそんな偉そうなことを言えるのだけど。

 

 

パルファンサトリ・メンズ MR66

南仏のハーブとイタリアのシトラス

http://www.parfum-satori.com/jp/collection/motherroad66.html

 

「香り」を言葉で表現し提案するのが香水ソムリエ®です。

パルファン サトリ フレグランススクールの他の記事


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Enjoy Parisー7 パリでビール Beer

130718パリのビール.jpg

ヨーロッパ気候の体は炭酸を欲している。

 

絶対気候と関係あると思うのだが、こっちへ来たらガズーズ(炭酸入りミネラルウィーター)やビールがやたらおいしい。
特に今回のような暑い夏は・・・。

 

連日の猛暑で結構くたびれる。
でもほとんどのフランスの家がそうなように、まだクーラーを完備しているところは少ない。
それだけ必要としていなかったということだ。

 

初日のビール、つまみでオリーブがついてきた。
大きくて立派なうえ、なんと種が抜いてある。
でも、気が抜けているみたい・・・。
全然ピリッとこない。

カンヌではオリーブはもっと小粒だったけど引き締まった味。
最高においしかったのに・・・。

 

 

130718パリのビール2.jpg

ホテルやデパート、最近できた店は別として、昔ながらの店ではクーラーなしのところが多く、店の中がむわーとしている。

汗がダーっと出て、のどが渇く。
誰だ、暑くてもドライな気候だから過ごしやすいと言ってたのは!(私だったか)

 

最低でも一日2リットルの水と、ほかに冷たいビールとワインと、日本から持って行った新茶を冷蔵庫で冷やしたものを飲む。

 

パナッシェ(Panaché)はこっちの独特のビール・カクテル。

最初飲んだ時、甘くてなんて不味い・・・。と思ったのだが、ついまた頼んでしまう。
まるで、しょうが抜きのジンジャーエールのような味?レモネードで割ってあるらしい。

上はクロックムッシュと一緒に。
こんな街のカフェでも結構いいチーズ使っている。
普通のポテトだけど、カラリとしておいしい。

 

 130720パナッシェ.jpg

別の日にはオルセー美術館の帰り、ぶらぶら歩いてテュルリー公園の池のほとりで一休み。
チキンマヨネーズサンドイッチとパナッシェ。

やっぱり、パナッシェって薬っぽいなあ。

こっちで楽しく生活するためには、丈夫な足と丈夫な胃袋が必要だ。
しかし、この手のサンドイッチを食べるときはいつも、それに加えて丈夫な歯が必要だと実感する。
固い。でもうまい。

 

で、まあ、おうち飲みでは、普通に近所で買ってきたハイネケンとか。

汗をかきかきスーパーで食料と水とワインとビールを買って、重たい袋を下げてふうふう。
まだぬるいけど、とりあえずビール。

1307021家でビール.jpg

「さとりさま、最近あっしら食べ物のシーンにしか登場しませんね。」

「まあ、与一の興味の対象も飲食物限定だからね。いいんじゃないの?」

「いやー、あっしも『オレンジなんとか』で芸術のことも語ってみたいです。」

「そ、それはオランジュリー美術館では?」

 

 

 

 

 ➤スクール案内をお送りしています!
パルファンサトリの香水ソムリエ®講座は、香りを自身の生活に取り入れ、あるいは人に提案し、四季折々で香りのある豊かな生活を送ることを目指します)。
3か月ずつ春夏秋冬の四季の「香水ソムリエ®」は、4月、7月10月、1月がスタート月になっています。

いずれか一季を修了されると3級、四季すべてを修了されると2級香水ソムリエ®になります。

申し込みはスタート月の2週間前です。次の締め切りは6月15日です。

スクールパンフレット・資料をお送りいたします。ご希望の方はお問い合わせページよりお申し込みください。

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Enjoy Paris-6 美しいものを学ぶとき Musēe d'Orsay

130720オルセー美術館.jpg


美術を観るのに予習はいらない。

前もっての知識があったら、美しいものを感じる目が曇る。そう思っている。

 

ほかの人の価値観で美しいと思って何の意味がある?美術や芸術って、直接的に生死にかかわることじゃないからこそ、ノウハウなんていらない。


ここが「見るツボ」なんて、誰が決めたの?初めに作者がいて、作品があって、あとから誰かが評論したもの、そんなものを頼りにして、いったい「美」の何がわかるのだろう。

ひとつづつの作品の情報や細かいディティールにとらわれたら、もっと大きなこと、全体のことを理解できないでしょ。

 

感じる。 うつろになって観る。ただそこに浸る。自分自身で感じること、それがなければ意味がない。


私は植物園を歩き、眺め、時折花の香りを吸うように、魅力的な作品の前で足を止めるだけ。庭にいるときのように、その空間に自分がなじんでいく。それだけで価値がある、それがミュゼ。

理屈はいつだって、あとからついてくるものだ。

 

 

Musēe d'Orsay  Paris France

 

 

 

 

 


 


 

Enjoy Paris_4_オペラからサンドニまで Place de L'opera~Republique

130718オペラガルニエ.jpg

明るく平和な南仏では、何かと甘やかされ保護されていたのであるが、こちらに来たら人も街もピリピリしているし、いろいろ注意しなければならないことも増える。

のんびり屋の与一では足手まとい・・・ではないが、写真を撮るときは無防備になるので、ほかのことに気を取られるのはちと危険。場所を選ぶのである。

 

ここのアパートから西に15分ほど歩くとオペラに着く。
部屋に着いたばかりは混乱してどのへんなのかいまいちつかめなかったのだが、お使いに行ったりしてここを中心に近所を歩いているうちに、記憶していた場所と道がつながってきた。

年に5回来た年もあったけど、震災以来久しぶりに来たパリ。
最初ちょっととまどったが、3日目になるとだんだん思い出してきた。 

 

 130719パサージュ.jpg

この数年は左岸に滞在することが多く、知人もそちらに多いのだが、およそ10年前に来た時にこのすぐ近くリュシュリュードロー(オークションハウス)の知人のアパートに泊めてもらったことがあった。

このあたりのパサージュ(ガラスのアーケード街)には可愛いお店がたくさんあって、香水関係の古本もここでだいぶ買ったのだった。

寄ってみたのだが、今まで買ったものと似たり寄ったりの本ばかりだったので今回はパス。

 

アパートから郵便局に行くために、オペラとは反対側の東へと15分ほど歩く。
さらに先へ進むと古い門が二つ並んでいる。

130719サンドニ門2.jpg

パリにある中で一番古いサンドニ門。1672年。高さ24メートル。


 

並んでいるのは1674年に作られたサン・マルタン門。
高さは17メートル。

 

130719サンドニ門.jpg

パリには他に、よく知られた大きな凱旋門、ルーブルの中にあるカルーゼルの凱旋門、新凱旋門(グランド・アルシュ)がある。


午前中のこともありここまで足を延ばしたが、北駅からこのあたりは風紀が良くないので早々に退散。

 

私はとても方向音痴なので、TAXIにばかり乗っていたら街の地理がまったくわからない。
ちょっとずつ歩きながら覚えるのだ。

パリは交差点に必ず道の名前が書いてある。
それを簡単に写真に撮る。

そうすれば自分の歩いた場所の記録が残る。
そして、部屋に帰ってから地図と赤鉛筆を持って、写真に撮った名前と見比べながら歩いたところを確認する。

超アナログ。

130719標識.jpg

 

 

10年前、ほんのわずかな情報を頼りに香水瓶を探しに11区の道をすべて踏破して、通りの名前の写真を撮ったときから続く小さな習慣。

その時はもっぱら実用のためであったが、たくさんの標識を並べてみると結構面白くてコレクションしてみたこともあった。

 

のちに、ユーチューブなるものがあると知ったときに、スライドショーにしてアップしたこともある。

http://www.youtube.com/watch?v=1gWSBOk17VM 

標識ばかり。
人が見ても大して面白くないかもしれないけど、私にとっては思い出の記録である。

 

スマホにしたらググってもっと目的に早く行ける。
便利だけど、私は迷い道、寄り道でこそ宝物が発見できると思っている。

 

 

 

 

 

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南仏のハーブとイタリアのシトラス

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Enjoy Paris_5_RERに乗って Antonyへ

 130719ルイーズ.jpg

 

週末に若いフランス人カップルの家にディナーに招待されてパリ郊外のANTONYへ。
市内の地下鉄からRERに乗り換えて30分くらいのところだ。

ルイーズとマーク、彼らが長いバカンスで日本に来た時にアテンドしたことがある。

 

知らない場所に慣れない乗り物で行くのはちょっと気が張るものである。
RERに一人で乗るのは初めて。
乗り換えや駅名など何度も確認してすぐ見れるようにメモを持つ。

 

8番線にのボンヌ・ヌーヴェル(Bonne Nouvelle) 駅からストラスブール=サン=ドニ(Strasbourg - Saint-Denis)へ、そして4番線に乗り換える。

彼らからはシャトレーでRERに乗り換えるのが便利と聞いていたのだが、別の人に確認したら、シャトレー(Châtelet)はたくさんの路線が入って駅構内が複雑だから、もっと先のダンフェール・ロシュロー(Denfert-Rochereau)で乗り換えたほうが迷わなくていいとのこと。

 

4番線は地下鉄の中ではちょっと雰囲気が異なるのでいつも緊張する。まあ、どこでも緊張しないといけないけど。

130719地下鉄.jpg 

パリ市内の地下鉄は、出るときに切符は必要ないのだが、
RERに乗りかえるには、その地下鉄の切符をもう一度改札で通す。

わずか150円ほどでかなり乗りでがある。

例えば、初乗りで山手線内から八王子くらいまで行けちゃう感じかな?

 

で、RERのB線列車、予定時間より2分遅れて到着。
日本だったら2分遅れたらみんなイライラするだろうにごく当然の様子。

 

 

車内は週末の帰宅時間ということで混んでいてかなり暑い。
エアコンが効かないのに誰一人窓を開けようとしないので、ぶわーっと汗が噴き出るし、座れないから結構つらい。

本当にどうなっちゃっているの?パリの猛暑。
駅が停車するたびに、出口付近の人たちは一度外へ出て涼んでまた乗る。

 

20分ほど蒸しに蒸されれて、ようやくアントニー(Antony)についた。
東京近郊の新しく開発された住宅地のような感じ。

駅にマークが車で迎えに来てくれている。 

130719アントニー.jpg 

ここから車で20分くらい。
本当は家からもっと近い駅があるそうだけど、そこは初心者には難しいので、こちらの駅を教えて待っていてくれた。

東京なら例えば国立じゃなくて急行の止まる国分寺で待つ、みたいな?(非常にローカルな情報) 

 

130719ルイーズ家.jpg

で、ここがおうち。
ごくモダンである。

ちょっと見たところ外観は団地みたい・・・と思ったが、中に一歩入ってびっくり。

 

一枚目の写真は、ルイーズのきれいな足と彼女が用意してくれたおつまみ。
真っ赤なドレスと口紅がとても似合う背の高いブロンド美女である。
30畳はあるシックな内装のリビングには天井までいっぱいの大きな書棚があり、2ベットルームがほかにあるそうだ。

 

マークはまだ32歳だから、日本の同じ世代の若い人がこのくらいの家を買うのは難しいだろう。
もちろんフランスでも若い人が家を持つのはなかなか大変だ。
彼らは9年間二人で働いてお金を貯めた。
「ここは郊外だから割安だし、勤務先はごく近距離だから思い切って昨年新居を買うことにした」ということである。

バカンスは年にまとめて2週間とる。それでも短いと思っている。 それ以外にもクリスマス休暇とか夏休みとか。バカンスのために働くフランス人。

 

来る前は、私の子供と言ってもいい世代とどんな話ができるのだろう、とちらと思わないでもなかったがあにはからんや。

二人とも日本のカルチャーにとても関心があることは知っていたが、書棚の半分は日本のマンガだ。

私も少年漫画で育った世代、「ストップ兄ちゃん(昭和30年代のマンガ)」は彼らもしらないだろうが、ドラゴンボールから始まって、ブリーチやハンターハンター、スラムダンク、アキラ、などで話が弾む。

手塚治、宮崎駿なら何をかいわんやである。

宮本武蔵の「五輪書」(おそらくバガボンド/vagabondで知ったのだろう)、佐賀鍋島の「葉隠」についても知っていた。

今やマンガは国際外交に欠かせないものとなっている。

130719本棚.jpg

ほかに、私の好きな洋画や洋書もある。
シェイクスピア、ヘッセ、スタンダール、スタインベック。


レベッカ(デュ・モーリア)とここで会えるとは思わなかった。

 

美術や小説など、名作と言われるものについては、国や世代を超えて語れるのだろう。
おなじ嗜好、似たような趣味を持つ者同士だったら。 

なんだか、とてもうれしかった。
もちろん、彼らが気を使って共通の話題を提供してくれたとしても。

  

彼らはとても日本の教育の高さと文化を尊敬してくれている。
そして、とても日本の考え方は特殊であり、今まだそれを残している・・・「ルーツが強い」と彼らは語る。 

私もフランスの文化について感じている素晴らしい点を言う。

そして互いに、今の自国のありようを嘆く。

 

カンヌでもたびたび、「日本はとても素晴らしい国だ」といろいろな人に言われた。
ちょっぴりはお世辞かもしれない。

でも、確かに外に出るたびに日本の優れたところ、問題点がよくわかる。
それは、海外にいたことのある日本人からも同様の意見を聞く。

 

今の若い人はあまり外国に行きたがらないそうだけど・・・。
恵まれた国を実感できず、日本にいて不満ばかり言うのはもったいないことだ。

 

赤いパスポート(日本のパスポート)のおかげでどれだけ海外で優遇されているか。
私たちはそれを誇りに思い、汚さないように心がけねばならない。

 

 

 

なお、なかなか便利なサイトを見つけた。
パリのメトロの路線図。
紙の地図の小さな文字を追わなくて済む。
もっと早く利用すればよかった。

http://www.metro2003.com/station/ligne-4/0413.shtml

 

ちょっと長くなっちゃった。

 

▶EDP 50ml プチトリアノン

シトラス(柑橘)とヒヤシンスグリーンのフレッシュなトップノートから始まり、ミドルノートにはローズやジャスミンをはじめとする、当時の宮廷で好まれたさまざまな花の香りを取りあわせました。白いブーケの清潔な香りは、暖かなサンダルウッドとムスクに変化していきます。

 

 

 

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Enjoy Paris-3 続メトロに乗って/かぼちゃの馬車はTAXIで

130718ノートルダム.jpg

セーヌ左岸、サンジェルマン通り。街の建物の間から対岸のノートルダム寺院(横)が見える。

昨日からの続きであるが、この日は右岸でのアポイントを終えて左岸へと移動。
la Motto picquet(モトピケ)乗り換えでOdeon(オデオン)の二つ先で降りる。

とゆるく続きを始めてみた。

 

130718アルバート通り本屋.jpg

右岸の2区とはまた違う落ち着いた趣きのあるところ。

 

130718MAITRE ALBERT.jpg

今夜はここでお食事。夜8時のお約束でも外はまだ明るい。

ご招待いただいたお店はGuy Savoy の姉妹店。
最近のパリのフレンチは一皿の量が品よく、それほど大盛りではない。
小食の?私でも普通に前菜とメインとデザートを完食。


3年ぶりに合うご夫妻と話が弾み、出るときは12時を回ってしまう。
シンデレラは12時で魔法が解けて素足で帰ったが、さすがにパリの夜はタクシーで帰ることにする。
ゲートの前で降り、タクシーがまだいる間にコードを押して、重い扉を開けて門の中に入れば安心。

 

この日はこれで終わり。でも地下鉄についてもう少し続けたい・・・。

まだ娘のころは駐在員の人が全部アテンドしてくれたので、メトロに乗ることなんかなかったけど、大人になって初めて、友達と二人でパリに来た時のことである。

一緒にメトロに乗っていると、彼女はなんだか怖い顔をしている。
「ねえ、何か怒ってるの?」ヒソ
「地下鉄じゃこういう顔をしていないと危ないんです」ヒソヒソ
言われてみると乗っている人たちはみな沈痛な顔をしている。

彼女は学生のころヨーロッパを一人で旅したことがある。
かなり怖い思いもしたらしい。

パリのメトロは便利だけれど、やはりリスクは伴う。
ヘラヘラしていると狙われやすいのは今も昔も同じである。

 

続く

 

 


 

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Enjoy Paris 2 メトロに乗って

130717パリのメトロ.jpg

パリ二日目、メトロに乗って、パリの中を移動。

パリは小さい街なので、歩きと地下鉄を使うのがとても便利。
一枚のチケットで乗り換えもでき、どこまでも同じ料金なのだ。

なんといってもタクシーはなかなかつかまらないし、タクシー乗り場もあるのだが場所によっては全然停まっていなかったり、渋滞したり、一方通行ありと、近いところなら歩いたほうが全然早い。
(しかし最近はナビ搭載のタクシーが増え、大回りされることもなく、明朗会計ではある。まあナビも決して近道を選ぶとは限らないのだが・・・。)

 

こんなところで阿呆な顔をしてカメラを構えていたら、スリやひったくりの格好の餌食になるので、連れに周囲を警戒してもらいながら急いで撮ってみた。

 

130717ピネルピネル.jpg

マドレーヌで降り、ロワイエ通りをセーヌに向かって歩く。
なんといってもここはプレステージな場所。

シャネルの向かいの「ピネル エ ピネル」にて。
オーダーメイドの革製品を作っている。

普通のハンドバックや小物ももちろんショップに並んでいるのだが、本当のところ世界の富豪から特注品の依頼があり、そちらがメインの仕事である。

例えば革製の大きなケース。

それは扉を開くと最新のマックに合わせたコンピューター用のビューローや、ワインバーなどになり、たたむと巨大なトランクのようにボックスになる。

 

130718ピネルピネル.jpg 

超一流のHの会社でさえ今は機械化が進み手縫いの仕事が減っているそうで、面白くなくなった職人がだいぶこちらに流れているらしい。

家内職工業は本当に良いものを知る、限られた人のためだけのものになってしまった。
だから?通りがかりに入る人は対象にしていないので、表通りに面している必要もなく、ちょっと中庭の奥にある店。

 

 130717ラデュレ4.jpg

 

一応、近所のラデュレも中の飾りつけをチェック。
やっぱりラデュレはいつ来てもかわいいなあ。

 130717ラデュレ3.jpg

 

となりのティールームは改装中だ。
工事中を囲む塀にはラデュレらしいイラストが書かれている。

 130718ゲラン2.jpg

 

左に折れサントノーレを進むとゲランが。
上のほうに工事中の幕がかかっているけど、こちらもとってもおしゃれ。

ここを右に折れ香水店アニックグタール、ジャー、ジャンパトーなど香水店の前を通りまた右に曲がるとフレデリックマルのお店がある。

 

残念7時を過ぎて閉まっていた。
この時期は明るいのでつい時間を忘れてしまう。

 

130718ジャンヌダルク.jpg

ジャンヌダルクの像の向こうに観覧車が。
ナショナルホリデ―(革命記念日)の前後だけ移動式の遊園地ができる。

ちょっと遠回りだけど、ここからコンコルドでまたメトロにもぐり、モトピケ経由で6区へ。

セーヌを わたるのって結構大変だ。

 

つづく

 

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Enjoy Paris 1 パリのシンデレラ Cinderella

130717パリのアパルトマン1.jpg

あーあ、まだ南仏のできごとを半分も書いていないのにパリに来てしまった。

とりあえずフレンチリビエラについてはまたあとで書くことにして、新鮮なパリを書いておかねば。

ここはパリ2区のアパルトマン。
いつもは7区のプチホテルに泊まるのだけれど、今回はこのあたりや隣のマレ地区に用があるので
ちょっと違う場所を選んでみた。

130717パリのアパルトマン2.jpg

インテリアがシックでとても居心地がいい。
うーん、ところどころになんかロマンチックな雰囲気があるのだ。

タイトルの「パリのシンデレラ」の意味は、ここが昔、屋根裏部屋だったから。
でも3部屋をつなげているのでとても広い。

リビング、ベットルーム、ダイニングキッチンのほか、バスルームやウォークインクロゼットもある。
昼間は猛暑のパリでも、窓は両側にあって風通しが良いので、夜はちょっと肌寒いくらい。


 

130717パリのアパルトマン3.jpg

今の時期カンヌでは10時に暗くなるのだが、パリは緯度が高いせいか、同じ時間でもまだ空が明るい。
そのため、パリで花火は11時過ぎに上がるらしい。

これでも、6月に比べ日暮れが早くなった感じがするというパリの人の感想。
東京でも、このくらいの時期になるとちょっと早く暗くなる。

 

130717パリのアパルトマン6.jpg

 

東向きの窓ごしに中庭の向こうを眺めている。
夕闇に溶けていく建物からは、暖かな光りが四角く浮かび上がる。
カーテンを閉めずに、開け放したまま。

パリの冬は暗いから、こうして夏の間に明るい時間を楽しむのだろう。

ひとつづつの窓の向こうに、それぞれの物語があるのだ。

 

130717よいち.jpg

「さとりさま~。いい年してシンデレラをたとえに出すのはちょっとZZC(ズーズーシー)のでは?」

「んじゃ、クイーンにする。一番上の5階だから、ペントハウスの女王の間ね!」

 

 

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南仏便り15 ヴァランソル高原最終回 クラリセージ clary sage,Salvia sclarea

 130714クラリセージ花.jpg

ヴァランソル高原の農場行きについてもう5回にわたってしまった。
この5日間にも、小さな村めぐりのこと、ガリマール見学、グラースのお客さんのことやボタニカルガーデンやプチ女子会など、日々書きたいことがたくさんたまっていく。

そうこうしているうちに明後日にはカンヌを発ちパリに移動する。
パリはパリでなんかいろいろありそうだから一気にここで書いておかねば。

 

というわけで昨日からのつづき、クラリセージだ。

 130714クラリセージ花拡大.jpg

クラリセージの畑はラベンダーより薄紫で、透き通るような苞が畑を明るく染めている。

近くによって手で触れてみる。

ええー?クラリセージって、こんな香りだった?
フレッシュな状態の花はツンとした刺激臭がする。

オキサンとか、ブッチェリーフのような、腋の下の汗のような強烈なにおい。
そしてアニマル。

香料はもっとリナロールや紅茶のような さわやかな苦味のあるにおいがする。

オブリー氏がクラリセージの花を手折って太陽にかざす。

「ほら、こんな風に日の光を透かして見ると、クラリセージの産毛の中に精油の粒がみえるでしょう?」

こちとら目が乱視なもんで、そのとき肉眼ではさっぱりわからなかったが、一生懸命撮った写真をあとから拡大してみると確かに毛の中に油胞がにじみ出ているのが見える。

 

130714クラリセージ畑.jpg

クラリセージ畑。ラベンダーよりも淡い。

藤色のじゅうたんが、これも延々と続く。こんなの初めて!!


「こっちに来てみて」

農場のオーナーであるオブリー氏に言われて畑の中に分け入ってみる。
強烈なにおいに包まれる。
歩くたびこすられたクラリセージから立ち上る香りがする。
着ているものはきっとクラリセージの精油の香りに染まっているだろう。

見渡せば360度クラリセージ畑だ。

 

130714クラリセージ刈取り.jpg

別のクラリセージ畑にまた移動する。

ここはちょうど刈取りの最中。
刈取りと同時に粉砕し、コンテナにどんどん収穫していく。

130714クラリセージトラクター1.jpg 

「おーい、satoriもこっちに来てこのコンテナ車に乗ってみろ!」

 

130714クラリセージトラクター3.jpg

サービス精神旺盛なオブリー氏に言われ駆け寄り、狂喜して2階くらいに高いトラクターの運転台に乗せてもらう。
その時の私と言ったら、梯子をするすると登る猿(ましら)のように素早かった!

 

130714クラリセージトラクター.jpg

こんな大きい車、運転してみたい!すっごいかっこイイ!
運転台はとても高い。

 

130714クラリセージ運搬.jpg

刈り取られたクラリセージは蒸留所に運ばれる。
山道を降りていくコンテナ車。 

130714クラリセージ刈取り後.jpg

工場でトラックから切り離され、コンテナが下ろされる。
蒸留所にはたくさんのコンテナが蒸留されるのを待ち並んでいる。 

このコンテナに蓋をして、パイプで直接蒸気を吹き込み、蒸留するのである。


 

130714クラリセージ蒸留.jpg

蒸留中の湯気がもうもうと上がり、辺り一面においが立ち込める。

この湯気は冷やすための水が水蒸気になって上がっているもの。

なんと、においは生の状態とまたまったく違い、野菜をゆでているような匂いがする。
そして、ベースには樹液の蜜のような煮詰めた匂いがする。

近くに置いていた車の中までこの匂いが立ち込めて、帰りもずっと匂っていた。

 

130714クラリセージエッセンスドラム.jpg

蒸留されたばかりのエッセンスをムエットでかがせてもらう。
この時にはすでに、ラボでいつも嗅いでいる香りに近く、紅茶のような爽やかで少しビタースモーキーな匂いに近づいている。

これは蒸留の最初のものから、最終の段階までをミックスしたものである。

蒸留の最初のものと最後のものでは匂いが違う。
それぞれをかがせてもらったが私は最後のほうがバルサミックで好き。

130714クラリセージエッセンスしぼりたて.jpg

タンクに入れる途中のパイプから組んでくれたエッセンス。
透明なカップの上部に、薄い黄色の層が見える。

これがクラリセージのエッセンシャルオイルである。

下の乳白色の部分は蒸留水。 

 

ほかにも、工場の機械部分をたくさん撮影させてもらった。
メカの部分って、ロジカルだし美しくってすごく面白い。

 

私のとった写真はPCWの資料に使われるうらしい。

 

ちなみに、この蒸留残滓は麦畑に放置される。
発酵につれスクラレオールが生成される。

 

スクラレオールは合成アンバーのアンブロキサンの出発原料である。
ラストノートに使われる。

 

130714トリュフ犬.jpg

工場の横の檻の中に、たくさん犬がいるなあと思ったらこの子たちはトリュフを探すトリュフ犬。 
冬になってトリュフの時期になったら、前回登場した樫の木の森に行くのだ。

 

130714メゾン.jpg 

この農場がいつから始まったのかは定かではないが、ここに併設されたおおきな田舎家には1786年の礎石が埋まっている。

フランスの香料の歴史の深さを知る思いである。

130714メゾン2.jpg 

さよなら、ありがとうございます。
今度はラベンダーの時期に来たいです。

 

暑かったので車の窓を開け放しにしていたら、車内にものすごい数のハエが入っている。
100匹はいるんじゃないかな。
追い出しても一向に窓から出ていこうとしないハエたちと格闘しながらまた帰りの道中であった。

 

 

東京で終わらなかった仕事を南仏で片付けようと思っていたが、こっちへ来たらきたで「こっちでしかできないこと」のほうが優先になってしまい、「このままこの持ち帰ってしまうのか?」「そうすると南仏やパリで増えた用事も東京へキャリーオーバーか?」とちょっぴり心配になる。

この感覚・・・。夏休みも半ばを過ぎてくるとちらとよぎる「8月31日の恐怖」に近いものがある。

トラウマになっているようだ。

来る前に読もうと思って買ったアマゾンの電子書籍キンドルは、行きの飛行機で使い方を1時間読んだだけでまだ鞄の中に入りっぱなしだ。だからつかいなれないものを持ってくるとダメなんだけど。。。

 

あ、そうそう、これを読んだ方からのメールで、どうもわたしはバカンス中と思われているようだが、半分は仕事もしておるのだ。


フェイスブックなどで出張中の方の記事が食ばかりなのを見て、遊んでいると思っていたが、仕事の内容はなかなかかけないものであるから、勢い遊んでばっかりいるように見えてしまう。
と、言い訳しつつ、カンヌの夜は更けていくのであった・・・・。

 

 

 

 

パルファンサトリ・メンズ MR66

南仏のハーブとイタリアのシトラス

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南仏だより-14 ヴァランソル高原へ4 Lavandin

130713ラバンジン1.jpg 

カンヌから200kmほど西北西へグラースを抜け山を越えて、南仏プロバンスの盆地をサン・クロワ湖を横目に、車で2時間ほど走ったところにヴァランソル高原がある。

 

我々訪ねたチャールズ・オブリーという。

250ヘクタールの彼の農場は主としてラバンジンを生産し、その他に小麦フェンネル、クラリセージを輪作している。

130713ラバンジン2.jpg 

これからはラバンジンが収穫時期で、もう来週から刈り取りが始まってしまうので、一面紫の畑を見るチャンスは今日が最後ということだったようだ。

この日はオブリー氏の工場にストックしてある香料の商談だったようで、畑を案内するオブリー氏の説明にも熱が入る。

130713ラバンジンフェンネル3.jpg 

右の紫のラバンジン畑と、左の黄色いじゅうたんはフェンネルの畑。
2色に挟まれた道はトラクターが通る。


ラバンジンに比べれば少しの広さだが、それでもフェンネルばかりこんなにまとまって生えているとは。
フェンネルはその辺に適当に生えているもの、というようなイメージだったが、これほどの範囲に植わっていると圧巻である。

 

この一帯は毎日はげしい雷が起きるという。

下界は日照りだったというのに、そういえば山の上のほうにはモクモクとした雲が湧き上がり、遠くから白いもやが峰を降りてきた。

急に大粒の雨が落ちてくる。
みんな構わず畑を歩き回っているが、こちとら帽子もカメラも濡らしたくないのでいったん車に退却。
帽子を脱いで、ビニール袋をかぶせたカメラを持ってふたたび後を追う。


 

130713フェンネル7.jpg

 

7月の第一週に、PCWのブレゾー氏から「来週あたりラベンダーかラバンジンの畑を見学に行くよ」と言われたが、場所の具体的なアナウンスはなく、なんかアルプスのほうへいくみたいなアバウトな話であった。

PCWの庭にもたくさんのラベンダーが咲いており、正直『今さらラベンダー畑か・・・』とちらと頭をよぎったのであるが・・・。

日々のことをこなすのに忙しく、確かめる暇もないままに「まいっか」と思いつつ半ば忘れていた。
前日に「明日行くから」みたいな感じで言われ訳も分からずついていったのであった。


 

130713ラバンジン10.jpg

 

行って帰ってくるまで、車がどこをどう走っているのかもよくわからず、とりあえず道路標識などをとりつつ記録しておく。

「我々が行った場所はなんというところですか?」「あの農場のアドレスを教えてください」とせっついて、後日、農場の名前と住所を聞いてマップを検索、ようやく道中のルートや地理的なことがわかってきたところである。

 

130713ラバンジンsatori6.jpg 

 

いわゆる観光用に作られた畑ではなく、実際に香料を生産するための農場なのでスケールが大きい。 
しかも250ヘクタールの各畑を車で回りながら、オブリー氏が熱心に説明してくれるので想像していたよりかなり面白い。

 

しかし何度も車を乗ったり降りたり畑の中を歩いたり、「この上に登って高いところから写真を撮れ」とか、雨が突然降ってきたと思えばカンカン照りに。
いちいち帽子だの手袋だの言っている暇もなく、二人の早口のフランス語もついていけないしフラフラである。

強烈な紫外線の下の無防備な姿はあきらめとやけくそ。
美白よ、さようなら・・・・。

 

130713ラバンジン5.jpg

ラバンジンはラベンダーとアスピックの交配種で、ラベンダーより丈夫で収穫量が多い。
右はスミアン種、色が薄く背が高い。左はグロッソでびっしりと密に花が咲き紫が濃い。

 

130713ラバンジンメモ4.jpg

あとで見て説明と写真がわかるように、ときどきなぐり書きでメモをはさんでカメラで撮影しておく。

一見無駄そうな写真やぼけて失敗したものも、ヒストリーになって、出来事や説明された内容を思い出すのに役に立つ。

 

130713刈り取り機7.jpg

 

これはラベンダー・ラバンジンの花の刈取り機。
3列を同時に刈り取ることができる。

 

なるほど、畑が畝(うね)になっているのはこういうわけだったのか。 

 

 

今日はこのあとクラリセージの収穫と蒸留を見せてくれるらしい。

場所を移動するが、途中にオーク(樫の木)の森が続いている。
なんとここでトリュフをプランテーション栽培しているという。

 

130713オークトリュフ.jpg

 

「satoriはトリュフを知っているのか?」とブレゾー氏。

「もちろんですよ!冬にスッポン鍋の最後を雑炊にして、溶き卵とスライスしたトリュフをたっぷりかけると絶品ですよ♪」

「それはあまり人に言うな、人気が出るとトリュフが足りなくなる」

 

と言われていたにもかかわらずブログに書いてしまった!

 

 

 

ラベンダー Lavandula vera, Lavandula angostifolia
  高地の乾燥した山岳地帯で生育。各茎の中央に1つだけの花がつく。

アスピックラベンダー Lavandula spica
  海抜0~800m 複数の茎に分岐し、それぞれの側枝のつけねには小さな花が咲く。  
ラバンジン
  ラベンダーとアスピックの交配種で、比較的簡単に栽培でき収穫量も多い。これも複数の茎に分岐し、それぞれの側枝のつけねには小さな花が咲く。 

つづく

 

 

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南仏だより-13 ヴァランソル高原へ3 Lavandin

130712アルプス1.jpg

とまあ、お昼ご飯を食べに行ったのであるが、いったん話を戻すことにする。

 

カンヌから目的地までナビを入力したにもかかわらず、幹線道路がいつのまにかなぜか畑道のようになり、完全に道に迷ったようである。

下肥を運ぶトラックがひどいにおいをさせながら横を通り過ぎていく。

結局、紙の地図をみながらルートを探索し走り続ける。


 

南仏だより-12 プロヴァンスの小さな村 2 Village

130712レストラン4.jpg

何しろこっち(南仏)に来てから毎日、一日の内容が濃すぎる。

充実していると言えば聞こえがいいが、もう入りきらないスーツケースにパンパンにものを詰め込んだような状態だ。もちろんその分、写真を整理したりブログを書くための時間も足りないし、アップしようと思っても一回で書ききれない。

数回に分けて載せよう・・・、と思っているうちに翌日もいろいろ興味深いことがありの、そうなるとより強烈な印象の、記憶のフレッシュなほうを書きたくなりの・・・。

しかし南仏に来てから今のところダントツナンバーワンの一日だったので、忘れないうちにこのアルプス行きを書いておこう。

 

南仏だより-12 アルプス方面へ1 Clary Sage

130710麦畑.jpg

PCWの社長がクラリセージの収穫を見に行くので写真を撮りについてこいという。(あれ?先週はラベンダーとか言ってなかった?)


カメラの腕を見込まれたわけではないが(当たり前)、香料植物の写真を撮りたいと私がつねづね言ってたからその配慮であろう。また、メカニックなものが好きだからということもあったかもしれない。(その理由はあとでわかる)

カンヌから車で2時間ほど山に登ったそれは空が広がる世界。

青い空ともくもくと湧いてくる雲、小麦畑が続き、そこにポツンと取り残されたような納屋。
絵画である。

南仏便り-11 Blanchisserie Pressing

130711カンヌクリーニング5.jpg

やだー、ナニ?ここカワイイ♡

 

クリーニング店を探して道々尋ねながら来たのであるが、あまりかわいらしすぎてはじめここがクリーニング店とは思わなかった。

来た時は半分シャッターが閉まっていたので窓が隠れていた。
恐る恐るのぞくと、マダムがミシンをかけている。

 

南仏便り-10 黄昏のカンヌ  Cannes

130705夕焼け.jpg

 

「昼間の熱気が黄昏とともに鎮まり、空の端がロゼに染まるころ
冷たいVin de pays d'Ocが乾いた心を潤す・・・by yoichi」

「おや?よいちおまえなかなかいうじゃないか。ワイン会社から金一封もらえるよ」

「だれだってこんな光景を目にすれば詩人になれるというものでやす」

「確かに・・・誰にでも書けそうな感じ」

「いや、人からは言われたくないんで!(怒)」

 

南仏便りー9 ピカー PICARD_CANNES

130705ピカー.jpg

「でかしたよー、与一。これだけあればしばらくお昼のお弁当は大丈夫だね。」
「おうち用のつまみとワインも買ってきましたんで、へえ」

「おまえも食べたいだろうにね」

「えっ、そうじゃあなかったんですかい?」

 

南仏だより- 8 Sugri の帽子 in Cannes

130708Sugriの帽子.jpg

旅先にはどこでも持っていく、南仏でもお気に入りのSugriの帽子。

色違いも持っているの。スタイルがいいのよ。 

Milinaly  Hat & Flower
Disign Studip
http://www.sugri.net/

 

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南仏便り 7 カンヌ マルシェ Cannes

130708マルシェ.jpg

日曜日、買い出しのおばさんよろしくカンヌの朝市へ。
クロワゼットのほうはあまり新鮮な野菜が売っていないので来たかったのだ。

卵とフレッシュな野菜、扁平な桃、はちみつ、ピンクのバラを買う。
肉やチーズも買いたかったのだけれど、これからランチをするので生ものは我慢する。

南仏便り6 パチュリ Patchouli  pogostemum cabli

130707パチュリ3.jpg

え?何?これがパチュリ?なんだかカサカサしてしなびているみたい。枯れちゃったの?
と思ったら、本当のパチュリはいつもこんな風に干からびた感じなのだそうだ。

葉を摘んでもむと強いパチュリのにおいがする。

ハーブ類などでも、見た目の悪いもののほうが香りが強かったりする。

 

130707パチュリ4.jpg

「でもさっき、ちゃんと育ったパチュリが反対側にありましたよ?
緑色で、背が高く立派なパチュリが。」

130707パチュリ.jpg

これは偽物のパチュリ。とういか、香料用パチュリではないのだって。 

香料図鑑などではこちらが載っていることが多い。

130707パチュリ2.jpg

知っているつもりでも知らないことってたくさんある。
またひとつ賢くなった。

グラースの香料植物園にて。

 

 

▶パルファンサトリ  "Nuage Rose(ニュアージュローズ・ばら色の雲)"

南仏コートダジュールの夕暮れどき、空のキャンバスいっぱいにバラ色とスミレ色が交差し、やわらかな雲の波間から海へと光が差し込む...そんな美しい情景を香りに託しました。

目を閉じて香りをまとうと、心にやさしい色と輝きがひろがり、新しい旅へと誘われる...。
ニュアージュローズは人生の喜びや美しさを情緒豊かに感じる女性のための香りです。

トップノートは「ラ・フランス(洋梨)」のとろけるフルーティをピンクペッパーコ-ンで引き締めています。続いて広がるバラとスミレのピンク色のアコードに、ジャスミン・アブソリュがさらにやわらかく調和します。

ラストはパウダリーなサンダルウッド。ふわふわのイリスを贅沢に使い、 軽やかに導きます。

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南仏便り-5 ニュアージュローズ Nuagerose

130707ニュアージュローズ3.jpg

南仏コートダジュールの夜明けや夕暮れどき、空のキャンバスいっぱいにバラ色とスミレ色が交差し、やわらかな雲の波間から海へと光が差し込む...

 

130707ニュアージュローズ2.jpg

3年前、この光景の中でニュアージュローズは生まれたのだった。

 

130707ニュアージュローズ.jpg

 

夏の夜は時間をかけて訪れる。
夕暮の残光は淡くかすれ行き、

ニュアージュローズの残香はゆっくりと長く続く・・・。


 

130707ニュアージュローズ4.jpg

▶パルファンサトリ  "Nuage Rose(ニュアージュローズ・ばら色の雲)"

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南仏便り4 カンヌの花火 7月4日 Cannes

130705カンヌ.jpg

ラムチャップが食べたかったのだ。

ラムチャップは臭いがあるので家では焼きたくない。

 
7月4日はカンヌの入り江で国際花火大会があるというので、社長夫妻を食事に招待した。
海岸沿いのレストランはブリンブリンなひとたちでいっぱい。

まだ8時でもこんな感じで明るいので、花火が始まるまで1時間以上ある。

 

130705ラム.jpg

サラダの後に、待望のラムが来た。

さっそく一口食べたところで、

「おっと写真を撮らねば。ああ、与一も連れてきてやりたかった」が忘れた。

いまごろプンプンしているだろう・・・。

 

130705vin.jpg

このワインは口に含んだ瞬間さわやかな甘さがあり、あまり重くなくフルーティでいろいろな香りがしてくる。

 

130705エクレア.jpg

サラダもラムもデザートも巨大というほどでもなく、まあまあ普通に食べ、空は暗くなり、アナウンスが始まった。

130705花火.jpg

どうも毎週各国が花火を打ち上げてコンテストをするらしい。

アメリカの独立記念日だけど
なぜか英国国歌の流れた後、この日はアゼルバイジャンの日?

アゼルバイジャンのと思われる音楽と一緒に延々30分間以上にわたり、これでもかというくらい打ち上げる。

130705花火2.jpg

とってもきれいだし、空を埋め尽くすその量に圧倒されるけれどちょっと多すぎるくらい。

やはり、「余白の美」というのはこちらではあまりないようだ。

 

130705花火3.jpg

見るのに夢中であまり撮れなかったけど、奥様のとった写真を見せてもらったらそっちのほうがよかった。花火はスマホやアイフォンのほうがきれいに撮れるみたい。


 

花火の後、ひとりでぶらぶら帰りながら、それでもかなり感動していた自分を発見。

ドライフルーツのようだった気持ちが、こっちへ来てみずみずしくなってきたみたい。

 

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南仏だより-3 South France

130704PCW3.jpg

「よーいーちー、もうすぐランチだからさー、ちょっとピカー(冷凍食品専門店)まで行ってラザニア買ってこようよー」
「買ってこようよじゃなくて、『買いに行きたいんですけど連れてってもらえますか?』でがしょ」

「い~や、やっぱり与一に行ってもらおう。ひ、と、り、で、ね。後ろの座席には冷凍食料をたんと載せておいで。笠は食品の上に乗せんだよ」
「ええー!日照りの中、汗だくになって車を引くドライバーの身にもなっておくんなせえ(*´Д`)」

 

130704PCW4.jpg

アトリエに行ってPCの前に座ればすべてが動き出す。家に帰ってPCをオンにすればすぐに使える。

いつもそんな中で仕事をしていたらそれが当たり前になってしまう。

 

香料はあるのだから、パソコンとデーターと少しの周辺機器を持っていきさえすればどこでも同じように作業ができると考えていたが、それはちょっと甘かったみたい。。。

初めのころは足りないものだらけで、何をするにもつまずいてしまった。

短い出張ならともかく、1か月となると装備も多くなって、パソコンにつなぐモデム、アダプター、外付けハード、フランスのソケットとのアジャスター、持ち歩きWIFI、WIFIの充電器、予備バッテリー、カメラ×2とか、こまごましたものがたくさん必要である。

両方にあればいいが、何かをアパートに置き忘れたり、会社に置き忘れたりして、どれか一つでも足りないとうまくいかない。

しかもこういったものの鞄ってやたらポケットが多いから、あっちに入れたかこっちだったか・・?一日探し物と復旧作業で終わる。

全部でいくつアイテムが必要か数えてみたら20個も!ただでさえ忘れものの多い私は、出る前と帰る前に持ち物の入念なチェックが必要なのである。昨日はワイファイのバッテリーが空になり、充電器を忘れ撃沈した。

ようやくネットや通信環境が整い、居心地が落ち着いてきたところである。

 

 130704PCW.jpg

南仏に到着して帽子、日焼け止め、手袋、長袖にもかかわらず、あっという間にかなり日焼けしてしまった。恐るべし強力な紫外線、日本での長い間のUVケア努力がたった2日で水の泡に・・・。

この夏の南仏で、長袖手袋帽子をつけて汗だくになり、結局黒くなってしまうなら、もう長袖着るのやめようかな・・・。

 

 

 

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南仏の香料会社(PARFUM COSMETIC WORLS)

 

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南仏だより‐2 カンヌ

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よいち「あ、こんにゃろ、何しやがる!さとりさまは2時間もかけてやっとほんのこれっぽっちの簡素な食事をつくってくださったっつうのに、横取りしようとはふてえ野郎だ!!」

さとり「『やっとほんのこれっぽっちの簡素な』はよけいだろ」

 

「にゃあにゃあ」鳴いているからあれはカモメじゃなくてウミネコかい?と思っていたら、バルコニーに食事をおいてちょっと水を取りに行っている隙に、その白い鳥がお皿めがけてやってきたのだ!!

盗まれる寸前に戦っておいはらったので料理は無事であったが、せっかくここまで作って、いざ食べようと思っているときに、トンビに油あげさらわれるではないが油断できないわー。

 

なんといってもよそのキッチンというのは慣れないものである。ひととおり食器から調理器具からそろっているのだが、いざ使おうと思う「アレ」も「ソレ」もないのよね・・・。

足りないものを買いに行ってみると、塩だって砂糖だって1kg単位だったりして結局断念、何かを作るときに何かが足りないのはいつものことである。代用品はないか、探す。 

何をするにも、日本であたりまえにできることが2.5倍くらいの時間がかかる。

 

使い慣れない電気調理台のデジタルを合わせるのにも一苦労。巨大なフライパンでちょっぴりのジャガイモと玉ねぎとソーセージをバター炒めて、照り焼き醤油をダーっとかける。
トマトとスモークサーモンを横にただ添えただけ。

到着してからスーパーを廻ったいきさつはきのう書いた通り。

しかしなんといってもおコメのご飯。ご飯の炊ける香りがしてくると元気がでてくる。

前回の電子レンジ用の炊飯釜は陶器だったのでとても重かったが、今回はプラスチック製で軽い。
これは便利、お米がパーフェクトにおいしくできた。おすすめのアイテムである。

 

とにかく早朝から会社へ、戻りの時間遅いので、身の回りのことを考えている暇がない。

 

つづく

南仏だより‐1 Cannes コートダジュール

130701カンヌ海岸.jpg

よいち「ハアーくたびれた。やれやれ、やっと着きましたね、紺碧海岸」

さとり「ベタだけど、なんか晴れ晴れするねえ。いい風景じゃないか」

 

130701カンヌアパート.jpg

アトリエを出てから飛行機を乗り継いで24時間、ようやく到着したカンヌのアパート。

アパートのドアを開けると・・・

130701カンヌアパート2.jpg

突き当りにはデコっぽい、もう一つのステキなドア。
いったいこの向こうには何が?
と開けてみると外の裏口通路であった。
なあんだ。

 

130701カンヌアパート3.jpg


よいち「さとりさまはあっという間に部屋を散らかすんだから、きれいなうちに早く写真を撮っておきなせえよ」

さとり「ビシ!そんなこと言うなら、休まずすぐに買い物にいくよ!」

よいち「ひええ、この期に及んでまた坂を上るのだけは堪忍しておくんなせい」

 130701カンヌアパート4.jpg

このところ旧市街のほうに部屋を借りていたのだが、今回の住まいは新しい街「クロワゼット」のほうである。
カンヌ映画祭などでおなじみの華やかな場所。
ブリンブリン(宝石をじゃらじゃら着け、外車を乗り回し 、派手な洋服や髪型などで出歩く)な人がたくさん歩いている一帯だ。

位置的にはあんまり気が進まないのだが、海がすぐ近くで景色がとてもきれいなのと、4階までエレベーターがついているのでここにすることにした。(古い建物だと階段しかないこともあり、大小合わせて約40kgの荷物を持って上るのはちょっとつらい)

130701カンヌアパート7.jpg 

家で食べることは私の大事なことのひとつであるので、食材の調達は重要な課題だ。
旧市街ではすぐそばにマルシェもあるし、カキもサーモンもチーズもワインもみな近所で手に入る。

しかしブリンブリンな町ではみなレストランに食べに行ってしまうのか、または、まだ見つけられないだけなのか、近くに小さなスーパーくらいしかなく、4軒も回ってしまった。

しかも1件目で買った卵を割ってみたら最悪で、黄身はくずれ白身がシャバシャバ。ここまで古い卵って最近の日本で見ることはないのでは? 

今までフランスで乳製品、野菜、卵など基本的な食材を買うときは本当においしいものばかりだったので、それが当たり前と思っていたが・・・。

130701カンヌアパート6.jpg 

力尽きた・・・のでつづく

 

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エアフララウンジ シャルルドゴール

130701ダイエットコーク2.jpg

さとり「パリ・シャルルドゴール、マークジェイコブスデザインのコークを背に夜明けを待つ・・・」

与一「これ、ダイエットコークじゃないスか!」

さとり「与一もメタボを考えたほうがいい年齢」

与一「もっと栄養価の高いものをおくんなまし!」

130701ダイエットコーク.jpg

2013年2月に発売された、マークジェイコブスとコラボのダイエットコーク。
赤いドットとマドモアゼルなイラストがかわいい。
アメリカの飲み物がなんか別のものみたい。

日本では未発売だそうだ。

 

130701エスプレッソマシーン.jpg

ということで熱いショコラショーでエネルギーをチャージ。

空港で写真なんかとっていると、なんだかとってもおのぼりさんな感じでこっぱずかしいものである。
でもまあこのところ記事のアップがずっとできなかったのでがんばってみた。

 

130701ショコラショー.jpg

甘くておいしい。

 

シャルルドゴールに到着するのは夕方が多く、未明の着は今回がはじめてである。

朝3時50分に着くと聞いて、早すぎるし、8時すぎのニース行までトランジットの間どうしようかな・・・と思ったが、ちゃんと早朝便のためのゆっくり休めるラウンジがあるし、国内線のほうのエアフララウンジも朝5時半から利用できる。

それに昼間に用事をすませてから夜に出発で、到着がパリ未明と言っても、日本時間の朝11時なので、全然つらくない。
むしろたっぷり飛行機で眠れるし、時間を有効に使える。

機内でいろいろしようとパソコンやら本やら書類やらをカバンに詰め込んだけど、結局爆睡して気が付いたらシャルルドゴールについていた。

ニースまであと一息、遠いようで近い。

 

 

 


 

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「大人のヨーロッパ街歩き」フランス グラース BS日テレ 4月2日(火)19:00

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留学提携をしている南仏の香料会社(PARFUM COSMETIC WORLS)が日本のTV取材を受けました。

BS日テレ「大人のヨーロッパ街歩き」フランスグラース
~歴史香る街 香水と花々の香り~
   4月2日(火)19時

という番組で放映されます。

旅の絵ハガキ postcard

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絵ハガキが好きだ。

旅先ではいつも絵ハガキをたくさん買う。
土産物でよくある観光ハガキではなくて、書店などに行くと気の利いたなカードが置いてあったりする。

そして、どんどん使ってしまう。

レトロなブリキ看板屋さん/Tin Signs

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 レトロなブリキ看板屋さん。

cannes 

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Cannes

ジベルニー(Giverny) フランス

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おととい新宿御苑にいったとき、ジベルニー(ジヴェルニー)のことを思い出して書いたので、以前に撮った写真を載せてみた。

モネは花を愛し、自分の庭を維持するために絵を描いて売ったという。
「モネの庭」という写真集そのままの景色。

偉そうな人

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偉そうにしている人に、偉い人はいない。

 

 

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Life 高崎勉 写真展 2011年12月7日(水)〜18日(日)

ギャラリーヴィグロワ文京区茗荷谷駅すぐそば。➤VIGLOWA地図 

Time is money

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99ユーロ。時は金なり?

南フランスの花と香料・ムービー

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ユーチューブでご覧下さい。ここをクリック→ 「南仏の花と香料」

シエステ

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そして昼下がり・・・。白昼なのに誰も歩いていない。


 

ランチのあと、2時半からディナーまでの朧な時間。

 

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明るいひざしだけがまぶしい。

 

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蒼い月

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2010年5月23日のカンヌの月。



19時54分、蒼い空に浮かぶ月。

地中海性気候なので暖かいが、カンヌの緯度は東京より高い。
この時期、夜10時近くまで明るい。

 

つい数日前、東京で同じ月齢の月を見た。
背景の空は真っ暗で、どうしてだろうと不思議な気がした。
経度が離れているので月の出、入りの時間が違うが、
同じ時間でも空の明るさが違う。

 

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2010年5月27日 22時22分。
まるで、舞台装置の様なフランス・グラースの満月。

あたりには街の光はなく漆黒の空に煌々と輝く。
星の光も消えるほど。

 

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2010年6月3日、カンヌ朝7時54分の月。(日本時間は14時54分)

この日の月の出は0時56分、月没は10時14分。

 

▶ 関連記事  2010/10/15 満ちていく月 カンヌからパリへ

 

 

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シャボン玉 Les Bulles

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カンヌの夕暮れに溶けていくシャボン玉。
すみれの匂いがする。



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窓に腰掛けて、ぷかり、ぷかり。
坂の上から歩いてきた、おじいさんが笑いかける。

「ずっと向こうの方まで飛んで来ていたよ」

 

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大きなユーカリの木よりも高く。
右へ行ったり左へ来たり。 

 

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バッグの中に、入れて持ち歩く。
思いついたら草はらに座り込んで、ぷかり、ぷかり。

 

さとり「子供のころから何年ぶりかねえ、こんな風に遊んだの」 (写真右下に笠の登場)
与一「何十年ぶりでは・・・」(ヒソヒソ) 

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腹ばいになって撮ったお気に入りの一枚。

 

 

 

パリで買って南仏で遊ぶ。
フランシス・クルクジャンの匂いのするシャボン玉。

 

 

 

WPC(World perfumery congress)その後・・

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フランスから帰ってきて、もう全然荷物に手をつけられない状態だった。



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WPC(世界調香師会議)では、たくさんのカタログや香料サンプルをもらったし、
あとで、日本へも送ってもらうことにもなっている。

しかし、日本についた途端、こっちの用事が津波のように襲ってきて、
これらはスーツケースから移した段ボール箱の中に、そっくりしまいっぱなし。
片づけることができなかった。


ようやく、先週くらいからお礼の返事を書いたり写真を送ったり、
資料の整理に入った。

 

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なんといっても、紙ものは重い。
液体も。

しかし、何のために行ったかって、仕事で行ったんだし、
じっくり選別する暇もなく、捨てるわけにもいかないので、
あれこれ買ったお土産とともに、ぎうぎう詰め込んで持ってきた。

とても欲しかったものもあったので、あらためてとり出し、ながめてみるとうれしい。

今回はいくつかの新しい化合物や、もう珍しくなってしまった天然香料などを入手した。
処方に使ってみて、よければ注文することになる。

 

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現場でメモはとったが、そのあとちゃんとしたレポートにしてなくて、記憶がどんどんかすれていく・・・。

匂いをディスクリプションしながら、思い出さなくては。

 

▶ 関連記事  2010/6/4 WPC

  

 

南仏の可愛いお店 ムージャン

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南仏のグラースからほど近い、ムージャンの村。
小さくておとぎ話のような村だ。



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おみやげやさんだって、雰囲気があって可愛い。

おばあちゃんがやっているお店。

 

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私は、天使の形のいい匂いのする陶製オーナメントをギフト用に買った。
あっと気が付いたらひとつもなくて、自分のを買うのを忘れた。残念だわー。


 

 

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ああー、5月のその日は、ほんとにきれいな青空で、からっとしていて、
今この曇天の下にいる私は、
長い夢を見ていたんじゃないかって思う。

隠れ家をここに持ちたいな。

 

関連記事 2010/5/25 南フランス・ムージャン

Le Village de Mougins  http://www.beyond.fr/villages/mougins.html

 

 

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TOKYOとParisの香水匂いだち

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「まったく同じ香水であっても、日本でつけるのと海外とでは、匂いの立ちが全然違う。」
というのは、よく知られた事実である。



海外と行き来しながら香りを作っているといつも思うことでもある。 

フランスでも同じ処方で調合するために、日本で作った香水の処方や実物を比較のために持っていくたびに感じるこの大きな違い。
これは、気候のせい。特に湿度や温度は大きく関与している。

 

いくつもの試作途中の香水は、紙の上だけでなく肌に載せて時間を追いながら、匂い立ちを確認する。

また、普段の仕事中はコンシャスが下がるので香りをつけることができないのだが、人と会う時などは、プロモーションと追認の意味もこめて製品になった自分の香水をつけていくようにしている。

パリでも南仏でも、東京で作って持っていった香水をつけて、しばしば出かけてみた。

 

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日本で作ったものはどれも軽く持続が短い。つけた途端に、空気中に散っていくような感覚だ。
「こんなに淡いなんて」
1‐2時間もしたら、香りはごく薄くなっている。

 

思った以上にほのかだったので、帰国してから再び確認のために同じ香水をつけて時間を計ってみた。

たとえばシルクイリス。朝11時に肘の内側につけた香りは、夜11時帰る時、まだ匂っている。
もちろん、プンプン匂うというのではない。肌にまだやわらかく残っている、という程度だ。

ここではなにか、空気の壁がしっとりと身体を包んで、匂いを逃さないような感覚がある。
香りは、体のそばにとどまって、寄り添うようである。

日本でちょうどよい香水は、海外では淡く感じる。

 

そこで逆説的に思うに、ヨーロッパの香水を、そのまま日本でつければ、数倍は強く、濃く、長く感じるのは当然。
それらは、ヨーロッパの気候の中で際立つように作られているということである。

日本で、香水嫌いの人が、「香水は強くて酔ってしまう」というのは「香水」のせいではなくて、「欧米向けの処方」の組み立てのせいだ。

 

しかし、世界から見て日本のマーケットはごく小さい。
何百万本と製造する香水ブランドは、小さな市場のためにカスタマイズされた商品は作らないだろう。

ヨーロッパで販売するためにはヨーロッパで調香し、日本での販売には日本で調香しなければ、本当にその土地に適した香りはできない、とあらためて感じるのだった。

 

 

ブログ最新記事に戻る➤ブログ「パルファンサトリの香り紀行」, 調香師が香りでつづるフォトエッセー  

 

 

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ラデュレのキャンドル

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マカロンで有名なお菓子屋さん、ラデュレのキャンドル。

 

フランスの赤ちゃんは早く生まれる?

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「ねえSATORI、日本人は、妊娠期間が長いって本当?」



PCWのパフューマー、クラリスは今おなかに赤ちゃんがいる。
去年来た時は、すらりと背が高いというイメージだったが、
7月に誕生を控えて、今はふっくらと輝くようだ。

 

彼女が昔カナダに留学していた時、
日本人の男の子の友達がいて「日本では妊娠期間は十月十日(とつきとうか)だ」
と教えられたらしい。フランスじゃ9か月なのに。

そのときは、「ふーん、日本人は一か月長いんだ」となんとなく納得したのだが、
よく考えるとおなじホモサピエンスでそんなことってあるのか???

と、疑問に思っていたのだそうだ。

 

日本は4週間(旧暦の28日)を1か月と数えて、280日を約10カ月と言う慣習がある。
それに、妊娠した日よりさかのぼった、任意の日を基準に勘定する。

しかし、グレゴリオ暦では30日も31日もあり、実際におなかにいるのは、
世界中どの国の赤ちゃんも9か月くらい。

きっと、カナダで答えたのが男の子だったから、彼もよくわかっていなくて、
耳学問だったのだと思う。

 

「あー、なるほどー!」
大きいおなかをなでながら、にっこり。誤解が解けてよかった☆

 

シルクイリス  6月11日発売

World Perfumery Congres 世界調香師会議 

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会議では、1階に世界中の香料会社のブースがあり、カンヌ映画祭の受賞会場と同じ場所では、
講演会が開かれている。

 

オープニングパーティー 世界調香師会議

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初日の夜は、ブログで何回か登場のマルシェ(Marche Forville)でオープニングセレモニーが。

世界調香師会議 カンヌ

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よいち「いやー、初めて来た時のことを思い出すと、感無量でやんス」

さとり「なんといっても、今じゃグローバルななでしこだから」

よいち「あの頃は、さとりさまも、今と違ってまだういういしかったでやんすね~。」

さとり「おまえだって、ハナタレだっただろ」



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今日から、ワールドパフュマリー・コングレスが始まった。
いつものように、カンヌ映画祭と同じ会場、パレ・ド・フェスティバルで開催。

初日の今日は、人がまだそれほど多くなかったけれど、すてきなブースもたくさんでていて、プレゼンの仕方に眼を奪われる。

 

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今日は、ひととおりいろんなブースで知り合いに挨拶をして、香料原料を見せてもらう。

世界の先端の香りは、たくさんの刺激を与えてくれる。
合成ケミカルのみならず、天然香料でさえ、製法が進化しているのだ。

 

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8時から、いつも写真で紹介しているマルシェでカクテルパーティーがあり、紹介し合ったり写真を撮ったりしながら、会場をぐるぐる2週ほどして2時間を費やした。

そのあと、10時からは、ふたたびプライベートなカクテルパーティーが。
私がお世話になっているグラースの香料会社、PWCの社長さんの家で、100人ほど招いて開かれた。

パーティーはなんと、2時過ぎまでつづいいて、私も今ようやく戻ってこの記事を書いている。
すでに朝4時。かなりエキサイティングだったので、疲れてしまった。つづきはまた明日。

 

 

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マルシェ カンヌの朝市

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カンヌの日曜日は閉まっている店も多いので、朝市はいつもよりにぎわっている。



カンヌ旧市街にある大きな市場。月曜日を除く、毎朝開かれている。
野菜はもとより、肉、魚、チーズ、卵、その他の食品、花までも、なんでも売っている。

今日は、朝起きた時曇っていたし、明日からに備えてスケジュールを立てたり、少し休もうと思っていたのだけれど、薄日が差してきたらもうじっとしていられない!

 

残り物でさっと作ったチャーハンを食べて、

 

さっそくカメラとエコバッグをもって出動。

 

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きょ、巨大なピーマン!つやっつや。

 

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ホワイトアスパラだって、まったく見事に育っている。
かぶりつきたい~。

 

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昔は日本も、こんなふうに、ざるもりで卵がならんでいたり、
もみ殻のなかにうまっていたもんだけど。
黄身の味が濃い。6個買う。

 

 

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フランスの鶏はおいしい。
レストランで食べても安くて、たいていはずれがない。

 

花売り場は人がいっぱい!みんな花束にしてもらうのを待っている。
「日曜日は花を買って」

という習慣なんだろうか?

すごい熱気に、わたしもつい、白いしゃくやくを買う。
うーん、いいにおーい!

 

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通りがかりに、たべろたべろと勧められ、一口食べてさよならしたのだけど、
あまりのおいしさにもう一度戻って、つい買ってしまった。

黒いオリーブをペースト状にしたもの。1kgで27ユーロって、そんなに食べきれないから、
一つかみ売ってもらった。

 

一人だし外食も多いから、少しだけ買うつもりで来たのが、見るとおいしそうでついあれもこれも。
バッグがどんどん膨らんでしまう。

イチゴ、さくらんぼ、バナナ、うう、メロンもおいしそう。。。

カメラ下げて、花束を左手に、バゲットを脇に抱えて、大きなバッグを提げていたら、それは私。

 

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見せるほどのモンじゃありませんが・・・。出がけに作った、ありあわせの炒めご飯。
ベーコンの塩気が強かったけど、おうちっぽくておいしかった。

一度帰って、おやつにオリーブや果物、パンケーキなんか食べて、ちょっぴりシエステ(お昼寝)

でもって、今夜は、鮭のムニエルに醤油をかけて、白いご飯にのりを食べる予定。
ああ、味噌汁がおわっちゃったんだっけ。

 

 

 

 

 

 

パフューム・ソープ

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最近ではボディーソープに押されて居場所が少なくなっているが、やっぱり石鹸の良さは捨てがたい。新しいソープをあけるときの気分は最高だ。



あんまり書けないことも多いから、ブログでは毎日遊んだり、食べたりしてばかりいるようだが、一応、ちゃんと仕事もしている。


今回の目的の一部には、新しい商品の製造、オーダーもある。秋に発売予定の、パフュームソープだ。

パルファンサトリ・コレクションの中のひとつと、同じ香りで作る。去年来た時からスタートし、打ち合わせとトライアルを重ねた。最終段階としてこの2週間で配合を変えていくつか作り直し、ようやく完成形まできた。

あとはもう一度、日本へ持ち帰って、日本の水で使ってみて、何番目にするか決定する。

 

香水と石鹸では、使ったとき同じ香りにしなければならないが、香料の処方は違う。ソープ素地はアルカリなので、そのあたりを考慮して書き直す。トップのインパクト、シトラスなども強化しないと同じようには匂ってこない。

また、石鹸はお湯で洗い流すなどの違いもあるし、作った後は、温度を変え、条件を変えて、ソープの色や匂いなどの経時変化を3か月ほどみる。

あ、色、形はこれではない。香り立ち、色合い、泡立ち、使い心地などを見るための、これらはサンプルや試作品だ。

 

 

ボディーソープはやっぱり手軽だし、扱いやすい。でも、ぬるぬるした感じが残る、とか、さっぱりしないという男性の声もよく聞く。

ドライな気候の、ヨーロッパなら、この粘つく感じが気にならないのだと思う。

でも、日本は湿度の高い国。オイリーな人には、やっぱり石鹸が向いている。それに、新しい石鹸の包み紙をあける気分はやっぱりウキウキとしてしまう。

 

素材にはわがままを言って、すごく贅沢をした。

それに、入浴シーンでの、香りは精神衛生上とても大切。無香料のものだと、なんだか「もくもくと作業する」ような感じでリラックスもリフレッシュもできない。

来週からは、世界調香師会議もはじまり、お客様も来られるので、カンヌにいるほうが多くなる。

ちょっと会社に寄ることはあっても、グラースでのまとまった作業は今日で終わり。

 

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いつも部屋を出るのは私が一番最後だ。
(車に乗せてもらうので、社長が帰るまで、私も帰れないから)

今年いっぱい予定が入っているので、しばらくはこんなに長く、ここへ来ることはできない。


ラボを後にする時、少しさみしかった。

 

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ピクニック 南フランス

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「Hi サトリ、みんなでお昼はピクニックに行くのだけれど、あなたも一緒に行かない?」

仲良しのマリエちゃんに誘われて。


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オフィスから、一歩外へ出れば、こんな感じ。

快晴で、戸外はとっても気持ちがいい。

  

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ピクニックと言っても、歩いて10分ほどのレストランに、お弁当を食べに行くのだ。

簡単なサラダとコーヒーだけ頼んで、あとはめいめい手持ちのお弁当を広げる。
そのサラダが、一枚目の写真。

 

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よいち「みなさんサンパ(陽気)でやすねえ」

よく笑い、よく食べる。
こんな風に、風と光の良いところで働いていたら、気持ちも明るくなろうというもの。
私は今朝でがけに、PAULで キッシュを買ってきた。

 

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昨日の夜は、そのマリエちゃんのアパルトマンに招待された。
「うちはとても小さくて、料理もたいしたものはできないけど」

でもって、ここがその小さいというおうち。へえー。
そばにはピカソの家もあって、閑静ななかなかいいところ。

会社から車で15分、渋滞もない。

 

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テラスが広くて、ここでお食事をいただいた。
この時期は夜10時ころまで外が明るい。

 

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ああもう、また、料理を撮るのをわすれちゃった。

はじめは山羊のチーズのパイと白ワインはシャブリ、

メインディッシュは、
南アフリカのお料理で、スパイシーなチキンとクスクス。

最後はストロベリーとバジルの冷たいスープにホイップした生クリーム。
さっぱりして、締めに最高。

キャンドルは、どこのお宅でも欠かせない。
みんな、間接照明の使い方が実に巧みだ。

家の中は、あんまり家具が多くなくて、
気に入ったものだけがセンスよく配置されている。

マリエちゃん、「たいしたものはできない」って言ってたけど、
ほんとうにお料理上手だし、
考え方がしっかりしていて、年齢よりもずっと大人びている。 

 

10050528マリエよいち.jpg

 

 少し寒くなってきたので、最後のお茶はお部屋の中で。

一緒に住んでいる彼は、日本で2年間働いたことがあるそうだ。
だから、日本がとっても好き。
すこし、日本語も話せる。
和のものがいろいろあってアンティークの家具とよく合っている。

お茶は、なんと熱い番茶をごちそうになった。

彼女はまだ20代半ば、彼も同じくらい。
東京の同世代のカップルでは、こんな広いところに住めないだろうな。

本人は謙遜じゃなくて、狭いところだと思っているみたい。
秋には、2週間のバカンスをとってマレーシアに旅行だそうだ。

平均的な収入だというが、生活はゆったりしている。
経済が良くないといっても、やっぱり奥の深い国だ。

 

よいち「うーん、人の縁というのはわからないもんでやすねえ」

さとり「地球の反対側に、しかも世代が違うにもかかわらす、同じソウルを持った人がいるなんて」

よいち「これだから、人生って面白いでやすー」

  

  

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ボタニカルガーデン la bastide du parfumeur

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昨日のバラを撮ったのはこの植物園。

香料のための植物がたくさんある。
もちろん、それ以外も。



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 これは、シスト・ラブダナム。

ついこの前に香料について書いた。
そばに寄るだけで、甘い、バルサミックなにおいが漂ってくる。

木から自然と樹脂がにじみ出ているのだ。

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なだらかな丘陵と、サイプレスの対比は、風景画を見るようだ。
両側はずっとローズガーデン。
見せることについては無造作な植え方だが、すくすくと良く育っている。

おおらかで、のどか。

 

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 背の低い、ラベンダー。40センチくらい。

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タイム。近くに寄れば、一つづつの花はやっぱりシソ科。
大群で咲いていると白いじゅうたんの用。

ピンクもある。
タイムも種類がたくさんある。

 

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ボリジ。香料は取らないが、種子から油を採る。
美容に良い。
花を料理に散らしたり、葉を食べたりもする。 

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エニシダ。ブルームとかジュネとかもいう。
香料植物。アニマリック。

 

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カモミールは日本でもよく見かるし、自分でも育てていたけれど、
この香りの強さにはびっくり。

甘いリンゴの香りが濃密にする。

やはり、生まれた所で育つのが、最も自然で、健康的なのだと思う。

 

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この日、一番気にいった写真。

こんなに色とりどりの花に囲まれてなお、こういうひなびたものに味わいを求めるのは
やっぱり血なのかな...と思う。

外国に行けば行くほど、自分が日本人だということを
いまさらながらに感じるものだ。

 

つまり、日本人として確立しなければ、国際的に認められない。
・・・に通じると思う。

 

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なにしろ田舎だから、短い旅行だと寄ることは難しいかもしれないけれど。

La Bastide du Parfumeur

http://www.labastideduparfumeur.org/gen.php3?id_rubrique=32

 

 

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南仏のバラ。Rose,ローズ,薔薇

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子供のころあこがれた、シルクタフタのバラ色のドレス。
スカートがはなびらのようになっている。そんな感じ。


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バラは、蕊も美しい。

南仏グラースの会社のすぐ近くに、香料植物園がある。 
今はバラの真っ盛り。 ものすごい種類と数。

 

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香料の採れるバラではないけれど、とってもいいにおい。
紫系のバラは、香りの高い品種が多い。

花弁の重ねが少ないけど、鮮やかなパープルがとてもきれい。
シトロネロールが強い、華やかな香り。 

 

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 上は濃い赤が大人っぽいバラ。

ここの園は全体にカップ咲き(お椀のような)ものが多く、しかも丸弁。
私の好み。 

ダブルセンター。

 

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 優しいピンクのバラは、フルーツノートのグループの畑にあった。

本当に、果物のような香り。

 

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どのバラも、名前が書いていない。
名はいらぬ、美しければ。ということなのかな?

バラはとても種類が多くて、

 

名札なしではなかなかわからない。
親はこれかな?と推測するくらいだ。

このバラは、大輪だけど繊細な感じ。

 

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 淡いピンクの覆輪が優しげ。
この少しくしゃっとした中のあたりが、オールドローズ系でいいのよね。

思わず顔をうずめたくなる。

 

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アプリコット色のバラ。

とにかく今日はひどいカンカン照りで、防止と手袋は欠かせない。
でも、フランスで日傘や帽子をかぶっているのは日本人くらいだ。

みんな、よく焼いている。

 

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上は、今日のいちおし!
小ぶりで、お姫さまっぽい。
中世のお城にぴったり。

 

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最後は香料用の、ローズ・センティフォリア。

花弁の数が多く、百葉バラともいう。
ブルガリアはダマスク、フランスはセンtィフォリア。
ローズアブソリュートを採る。

βフェニルエチルアルコールのにおい。といったら、身も蓋もない?

 

 

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▶ オフィシャルサイト  パルファンサトリ・スクール 

 

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小さい頃から植物が大好きで、ポケット植物図鑑を手に道草をくいながら帰りました。
いろんな場所で撮ったお気に入りの花の写真と香りのお話。
  

 

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Mougins かわいい田舎の村 南フランス・ムージャン

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ムジャンはグラースからほど近い、小さな村。
去年行ったサンポール・デュ・バンスより、もっと小さくて、観光客も少ない。


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砦のように、小高い丘に作られた石造りの村。
壁も、階段も、道も。淡い色がとってもきれい。

おとぎ話に出てくるみたい。

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今日は祝日で、会社の若いお嬢さん、マリエさんに案内してもらった。
とってもいい子。

 

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ハイビスカスだって、ハワイのようにビビッドな赤じゃなくて、
石の壁によく似合う、ソフトな色合い。

 

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 階段や坂が多くて、足が丈夫なうちじゃないと来れないね。

 

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 どこの村にも、てっぺんには必ず教会がある。

空がとっても青い。

 

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教会の前で、おじいちゃんと、赤ちゃん。
のどかな風景。

  

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たくさん歩いて、おなかがすいた。
村の小さな、でもしゃれたレストランでランチをとる。

ちゃんと、白いクロスがひいてある。


お昼なので、ワインはハーフボトルで。

日本では、あまり白ワインは飲まないのだけれど、
ここ南仏では魚介の料理が多く
なんとなくさっぱりした白かロゼを頼むことが多い。

昔は、ピザの上の輪切りのオリーブまで
よけて食べていたものだけれど
今は大好き!

 

 100525ムジャンレストラン1.jpg

今日のおすすめはサンジャック(帆立貝)とリゾット
上に乗っているのは赤いもやし。

新鮮で、とってもおいしい♡

 

 

 

100525ムジャンシエステ.jpg

 

食事が終わって外へ出ると、だれも人がいない。
シエステ(昼寝)の時間だ。


いいなあ。おいしいランチの後は昼寝だなんて。

 

100525ムジャン村地図.jpg

Mougins ムージャンという村。
教会を頂上に、
小さな家々がぐるっと取り巻いている。

 

時間があれば、絶対お勧め。
一日でたくさん回りたい、欲張りな人には向かない。

Le Village de Mougins  http://www.beyond.fr/villages/mougins.html

 

 

 

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カンヌの休日 2日目 カンヌ映画祭

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ひたすら爆睡したあと、夕方になって街へ買い物へ。
ちょうど、授賞式のためにレッドカーペットをスターが歩いているところに遭遇。


100524カンヌ映画祭2.jpg

 

とにかく人がいっぱい。道に人が溢れていて、歩けない。

100524カンヌ映画祭3.jpg

 

報道陣の数もすごい。スターの数より多いかも。

100524カンヌ映画祭4.jpg

 

雑踏を抜け、とにかくお目当てのカキの店へ。

ここも去年みつけた、カンヌ一のおいしいカキの店。
テイクアウトもできる。

100524カキ2.jpg

 

おおきなトレイに氷と海藻を敷いた中に、ちゃんと殻をむいたカキとエビを入れてもらう。

日曜日はどこもお店が閉まっていて、おいしいものをゲットするのが難しいので
ここを見つけておいてよかった。

今日は、スーパーで適当なロゼを買って。
一人で飲みきれるサイズがこれしかなかったので、まあこれでがまん。

100524カキ.jpg

出かけるときはいつも、下り坂だし元気満々で行くのだが、さんざん歩きまわって帰り、
水ものをもって坂を登るのは本当に骨が折れる。

インナーマッスル鍛えまくりだね、こりゃ。

しかもきょうは、牡蠣屋のおにいさん、不相応にでっかいトレイに、
山もりの氷と、ちょっぴりのカキをならべてくれちゃった。

でも、食べるのは一瞬。
やっぱ1ダースにすればよかったな・・・、
と思ったらお誘いがあって、明日の晩はカキを食べにいくことに。

こうしてカンヌ食い倒れの日々は暮れていく・・・。

 

 

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カンヌ海岸ぶらぶら歩き

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よいち「日本晴れ、じゃねえ、カンヌ晴れでやんスねえ」

さとり「休みだからってうかうかしてらんないよ、今日は1週間分の食料の買い出しなんだから。」

よいち「くいもののことにかけちゃあ、さとりさまはオニでやんすよ~」



 100523うみ4.jpg

よいち「水やワインの液体ものは、重くて本当につらいでやんすよー」
さとり「平日は帰りがおそくなっちまうからね、休みの日にしっかり買ってもらわんと」
よいち「せっかく海岸に来たんだから、ちょっとゆっくりさせておくんなせえ」

 

100523うみ1.jpg

カンヌもニースもモナコも、平地は海岸沿いにへばりつく程度。
すぐに山への上り坂が始まる。
ほんのちょっと内陸に入っただけでも、急な坂を登るのは結構大変だ。

 

ずっと、港の先のほうまで歩いてみる。
途中、記念碑を撮ろうとしたら
「ヘーイ」と叫びつつ滑り込んで、すかさず写りこむサンパ(陽気)なおあにいさん。
南仏のひとは本当におちゃめ。 

 

100523うみ3.jpg

蚤の市はまあ、相変わらずといった感じだったが、余分に歩いたから疲れてしまった。
(カンヌ海岸の蚤の市・去年の記事

やっぱ、月曜日の朝にマルシェである市のほうがおもしろいものがある。

(マルシェの蚤の市・去年の記事へ) 

100522古本.jpg

 

今日はお肉を買おうか迷ったのだが、サーモンを食することにする。

ここは、マルシェのすぐ前にあるスモークサーモンを売る店。
前回来たときにみつけた、おいしいお店だ。

 100522サーモンの店.jpg

 

こんなふうにならんでいる、各地のサーモンを選ぶと
おじさんが薄くその場でスライスしてくれる。

わ、キャビアも。
円高もあって、以外にお安いじゃないの、という気分に。 

100522サーモンの店2.jpg

 

さすがに今朝は疲れが出て、朝6時の定時連絡の後、2度寝をしてしまう。

午前中で市場は終わってしまっていたので、近くの八百屋さんで適当に野菜を買う。、

100522やさい.jpg

 

今日のディナー。
パンケーキと野菜、カニのサラダにサーモン。

ああ、チーズも買ってくればよかったな。あとで冷ややっこでもたべよ。

100522サーモン.jpg

 

さとり「与一のバカバカ、肝心のワインを買って来なかったね!」
よいち「はあ、水着きた、きれいなおねいさんにくらっときて、忘れちまいやした」
さとり「ううう・・・アルコールなしで、我慢しろっていうのかい?アルコリック・パフューマーに」
よいち「冷蔵庫にみりんがありましたよ」

 

 

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カンヌの生活

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ちょっと長めの滞在では、ホテルよりアパートを借りるのが便利だ。


 100521アパルトマン外観.jpg

ここが私の仮のおうち。2階に住まわせてもらっている。

こちらに来ていつも思うのは、こちらの食事は汁気のないものが多く、
長くいるとどうしても、何か温かいつゆのもの、やはりおみそ汁のようなものがほしくなる。

そんなとき、小さくてもいいからキッチンがあると本当に楽だ。


100521アパルトマン.jpg

 

前回はゲストルームが付いていたが、今回のおうちは1部屋だけ。
でも明るくて気持ちの良いお部屋だ。

 

100521アパルトマン3.jpg

 

ちかくにはマルシェ(市)があって、毎朝新鮮な野菜や果物が売っているし、
ちょっとしたお惣菜などもテイクアウトできる。

 

やっぱり、おうちごはんは癒されるわあ。

 

とはいえ、朝早くに出なければならないし、戻ってくる夜8時はすでに商店は締まっている。

なので、便利なのが「ピカー」というフランスの冷凍食品店。
行けるときにまとめて買いだめしておく。

電子レンジひとつですぐ食べられる、
ありとあらゆるものが冷凍になっている。

 100521ピカー.jpg

 そのとなりにはさっき話に出てきたマルシェがある

午後はみなかたずけてしまい、がらんとしている。
すごく広い。市tの写真、これは中央から撮ったので、全部の広さは2倍はある。

 

ここが、6月に開かれる世界調香師会議の初日、
カクテルパーティーの場所になる。
周りをテントで区切り、屋台が周りに並び、
大勢の人で話しても声が聞こえないくらいにぎやかになる。

翌日からは、今やっているカンヌ映画祭の舞台、パレドフェスティバルへ会場を移す。

 

 100521マルシェ.jpg

フランスはこんどの土曜日から3連休で、ようやくこのあたりをぶらつくことができそうだ。

なにしろ、ノンストップでふらふら。のんびりしたいと思っている。

 

 

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コートダジュール 紺碧海岸 Côte d'Azur

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コートダジュール、つまり「紺碧の海岸」とはよく言ったものだと思う。
地中海の中で、フランス南部の海岸をさし、英語では、フレンチ・リビエラという。


100519アルプス.jpg

スイスの厳しい山肌を超えると、緑の丘陵地帯に変り、
かわいらしい赤い屋根が並ぶのが小さく見える。
そして、海が見えてくる。

このブルーは、南の海ならではなんだろうな。
どこまでも明るいブルー、絵具の、ウルトラマリン。

1005191コートダジュール2.jpg

海上ギリギリを飛び、ニース空港へ入る。
そのため、海風の影響で着陸がなかなかできないことも多い。

前回は風向きが悪く、1時間も海上を旋回し続け、
その前はシロッコのせいで飛行機が大揺れに揺れて、
今度こそ絶対落ちると思ったものだ。

今年は「世界調香師会議」のある年で、6月1-4日の会期だが、
香料の町グラースで新しい商品の製造もするので、早めにカンヌに来た。 

約3週間の滞在になる。
(ニース、カンヌ、グラース、ついでにモナコもすごく近い)

 

1005191コートダジュール3.jpg

 

下の写真、②の上に見える丸い屋根は、
パレ・ド・フェスティバルという建物で、
ちょうど今、カンヌ映画祭の舞台になっている。

世界調香師会議も、フィルムフェスティバルの後に、ここの同じ会場で行われ、
レッドカーペットならぬ、ブルーのカーペットが敷かれる。

 

さて、この会場を境に、右のほうを新市街とよび、左を旧市街と呼ぶ。

右にはクロワゼット通りをはじめ、たくさんのブランドショップが並ぶ。
いかにも高級リゾート地といった様子。 

でも、ちょっと落ち着かないかな。

1005191コートダジュール4.jpg

私が滞在するのは、パレドフェスティバルから左のほう、
①のあたりの旧市街。

9月の滞在中にアップしたブログでも紹介した、
丘の上に古いお城や教会のある、歴史のある町だ。

木村拓哉氏が、カンヌ映画祭に来て「熱海みたいだ」と言ったそうだが、
たぶん、新市街を見て言ったのだと思う。

旧市街は、中世に迷い込んだような素敵な場所だ。

カンヌは今、人も車も多くて、観光客でざわざわしている。
たしかに、場所によってはちょっと田舎っぽいかもしれない・・・。

 

カンヌ、旧市街のブログ記事  地中海を臨む

 

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山もりのクロワッサンで

100519プチデジュニー.jpg

さとり「なーんか、パリに来てからやせちったみたい」

よいち「夜中にパスタで、朝からこんなにくっちゃっても、毎日結構ハードですからねー。
よかったじゃないすか、鏡餅からあんころもちくらいにはなったんじゃないすか?」

さとり「よしわかった。そーゆーこと言うんだったら、明日からもーっといっぱい喰っちゃる。」

よいち「ええー、車をひくあっしの身になっておくんなさいー。」




毎日、フランス時間の朝6時に仕事を始めても、日本はすでに午後1時。
メールや電話のやりとりに午前中はいっぱいで、
日本の仕事が終わる、フランスの午後からは、ずっといろんな人と会い、
こっちは食事のスタートが遅く8時過ぎで、
終わるのは12時というスケジュール。

結局3時間くらいしか寝る時間がない。

それに、行く先々でPCやネット関係の設定に時間はかかるし、
いかに日本で便利な環境だったかを思いしる。

さsくさく使えていたのも、
長い間にあれこれ作ったりインストールしたり、の蓄積だから
いざ使うときに「あ、これもない、あれもない」の連続だ。

よーし、カンヌに行ったらゆっくりできるかなー、
できないだろーなー。

 

 

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パリ あい田にて

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よく知られたように、あい田パリは、和食でミシュランの星を初めてとったお店。



18日はここ、あい田にお客様を招待した。

昔は、海外では「和食は前菜だけでメインディッシュがない」などともいわれたものだが、
最近ではブームも定着。

和食の良さを理解するのがインテリの証、みたいなファッション的要素もある。
お箸もみんなよく使う。
(もしかしたら、いまでは日本の小学生よりずっと上手かもしれない。)

それでも、ここまで繊細な日本料理はなかなか海外ではお目にかかれない。
フランスの方には本当に喜ばれる。

100519aida4.jpg

 

オーナーシェフのあい田さん(こうちゃん)は、
お店を始める前にフランスのワインの買い付けをしていたので、
私のようにワインに詳しくない人間には、「とにかくお任せしておけばまちがいない!」
というわけで安心感がある。

白の次に選んだもらったワインは、Sancerre Belle Dame 2006年 赤。
私はサンセールは白のイメージがあったのだけれど、昔は赤ばっかりだったそうだ。

ワイン通の人ならこの年がよいものだと知っているんだろう。

あまり重すぎず、柔らかい口当たりで香りがよかった。

100519aida3.jpg

 

今日はお客様とお話があるので静かな個室にしてもらったのだが、
カウンターのほうが、やはり料理の手さばきが見れて楽しいかな?

コースの締めは牛の鉄板焼き。飛騨牛だそうだ。

ここ、ホントにフランス?

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▶ あい田パリ ウェブサイト

▶関連記事 2009年10月  パリあい田にて

パリのホテルで  赤いバラ

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私はもっと、お庭バラのような、野趣のあるオールド系のローズがすきなのだけれど、
ここにはこれがとても似合っている。


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パリのプチホテルは静かで、ロビーにはいつもそんなに人がいない。
少しうす暗い光の具合が、この赤いバラをとてもきれいに見せている。

 

100518Rose3.jpg

 アンティークの鏡の中に、もうひとつの世界が。

鏡や光と影、そういったイリュージョンの使い方が本当にうまいと思う。


日本には日本の、灯りの文化があったのに、今ではどこも煌々とした蛍光灯で
すみずみまで明るく照らしてしまい、風情がなくなってしまった。

 

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サンジェルマンデプレ、セーヌ左岸のプチホテルにて。

 100518Rose1.jpg

 

 

 

▶ ローズの調香体験教室  詳しくはスクール案内をご覧ください。

▶ オフィシャルサイト  パルファンサトリ・スクール 

 

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パリ凱旋門

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さとり「凱旋門とは、パリ初日からずいぶんコンサバなところへ連れてくるじゃないか」

よいち「パリへ来たらまず大使館にごあいさつでしょーが。新しい公使も赴任されたことだし」

さとり「ああー馬車と言わないけど、ロールスで来たいもんだねえ」

よいち「んじゃ、あっしは馬以下ですか~(怒)!」



 

日本大使館は凱旋門から徒歩10分。あまり便利なところではない。

パリはずっと肌寒い日がつづいていたそうだが、今日はともかく天気には恵まれ、
ドライな気候でやたらのどが乾いてしまう。
それに、美しい5月の景色につい歩きすぎて、ちょっと休憩。 

 

100517カフェアンバサダー.jpg

ホテルクリヨンのあるRue de Boissy D'anglas、
レクレルール前の 「カフェドアンバサダー(Cafe de Ambassade)]は、
エスプレッソのいけるカフェ。官庁の人たちもよく利用する。
車の通りも少なくて、外でゆっくり飲める。やれやれと一服。

とにかく今日も歩きに歩いたうえ、たくさんの人に会い、
パリでの展開についてしゃべりにしゃべりまくり、

最後はのだめカンタービレにも出ているというイタリアン「SANTA LUCIA」で
RAMBRUSCOをやりながら食べにたべたという感じ。

日本時間朝の4時から7時までの夕食は時差と疲れも相まっていきなりの眠気が・・・。

パリの寝る時間は日本の夜があけるころ、ちょっと寝たらまたすぐお仕事が始まってしまう。

簡単ですが今日の日報?ではおやすみなさい・・・。

 

100517サンタルチア.jpg

バラのテーブル 南仏 カンヌ

カンヌのレストラン1.jpg

おやおや、ちゃんとお掃除もしないで・・・、というわけじゃない。

愛の言葉

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フランス パリ ロダン美術館 オーギュストロダン 接吻

南フランス 扉を開けて

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やっと暖かくなったと思ったらまた、冬に逆戻り。こんな日は、南仏の快適な気候を懐かしく思って、アルバムをめくってみた。

ロダン美術館 

091216ロダン美術館池jpg.jpg

正面が美術館で、横の道をずっと歩き、池の反対側まで出る。

飛行機雲

091126飛行機雲.jpg

足早に歩く夕方、

パリ クリスマスイルミネーション

091124パリクリスマスギャラリー.jpg  

 パリでは今日、早くもクリスマスイルミネーションが点灯されたそうだ。

南仏の小さいともだち 44

091114くも.jpg

小さなお客さんが処方箋の上を横切っている。
忙しく足を動かして、

上空から サン・ポール・ド・バンス 43

091109 サンポール.jpg
 
上空からサンポールの街を見たところ。
2004年開催の世界調香師会議でもらった、コートダジュールの写真集を何気なく見ていて発見した。

おおっ、
 

工具の魅力 41

091105市の道具2.jpg

使い込んだ古い道具、とりわけよく手入れされた工具には惹きつけられる。

いつもの朝は野菜や果物、生花の市場なのだが、

坂の上には 40

 

091104階段.jpg

この道を抜けて

あの角を曲がったら

どうなっているのだろう?

 

 

海の香り ヨットレース その2 39

091020海岸1.jpg 

海のにおい。

爽快なグリーンを薄く薄くして、ほんのり海藻のような塩辛さがある。「とびきり新鮮な生カキを呑みこんだ時にのどの奥から鼻に抜ける香り」を薄くしたような。

PANERAI Classic Yachts Challenge -その1  38

091023ヨット1.jpg
 
9月、フランス滞在中にカンヌでヨットレースがあった。

 

時計の「パネライ」がメインオフィシャルスポンサー。ヨーロッパ各地から由緒ある大小たくさんのヨットが集まる

画材店 セヌリエ 37

091022セヌリエ 1.jpg

 

セヌリエはルーブル美術館の対岸、パリ左岸にある画材店だ。1887年に設立してから140年ずっとここでお店を開いている。

地中海を望む 36

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怖いー。

もう、足がガクガク。
ひとりなのに、思わず声に出てしまう。

グラースの花・香料植物 35

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季節はずれの遅咲きのラベンダー。ちょっとトロイところがなんかいじらしい。

南仏の食 マルシェ(市場) 34

091017市場1.jpg

 フランスの懐の深さは、やはり食にあると思う。

「星の王子様」と日没 33

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「ぼくは日没がとっても好きなんだ。日没を見に行こうよ」

プチ・プランスは寂しくなると日の沈むのを見に行くのだった。1日に44回も見たこともある。彼の星はとても小さくて、わずかに椅子を引くだけでいつでも日没が見れるのだった。

「それじゃ、1日に44回も寂しくなったのかい?」

 
 

満ちていく月 カンヌからパリへ 32

091015三日月1.jpg

カンヌでの初めの1週間は連日嵐が続き、雷と豪雨の音に不安な夜を過ごした。
朔(さく)を過ぎて、南仏の穏やかな気候が戻り、日の入りとともに現れる美しい月の形に心をとらわれた。 日ごと月の出は遅くなり、大きくなり、夜空にぽっかりと浮かんだ。
古来、月を船にたとえた気持ちがよくわかる。 自分の運命はどこに運ばれて行くのだろう。

繊月(せんげつ)

カンヌの空と光と太陽と 31

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カンヌの空があんまりきれいだから

パリの風景  ガンズブール 30

 

091013gainzboure2.jpg

 

パリの真ん中に、こんな落書きの壁があるとは!
ちょっとショックだった。が、ここは有名な「Gainsboure」の昔住んでいた家(たぶん歌手のSerge Gainsboure)だそうで、世界中のファンが来てメッセージを書くんだそうだ。

パリのお店 29

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10月のパリ。

かわいさ、オシャレ度ではだんぜんサンジェルマン デプレが好き。というか、もう右岸、とくにシャンゼリゼ界隈には用があるとき以外寄りつかない。探究心が湧かないのだ。

シャルルドゴールから成田へ 28

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「成田にのエアーフランスラウンジに比べれば、シャルルドゴール空港のエアフララウンジは立派だね」
「さとり様は食いしん坊ですからね」

「何言ってんだい、オフィス機能だって充実してるのをご覧よ」 

パリ発・ニッチフレグランス・ショー

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10月2日~5日、パリでニッチフレグランスのエクスポジションがありました。

パリでおソバ フランス便り 26

091012en 1.jpg
 
食べ物のことばかりでなんなのだが、パリでお蕎麦屋さんに行った。

 

パソコンが壊れて 南仏便り 25

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「オー・ララー?!(おやまあ)」
「親分、てえへんだ」
「親分じゃないでしょが!」

パリ、あい田にて フランス便り 24

  ソニアリキエル.jpg

夜、食事に行く途中、ソニアリキエルのソワレに遭遇。人だかりがすごい。

 

カンヌからパリへ フランス便り‐23