Parfum Satori

京ろうそく なかむら 体験教室-2 製造 Kyoto④

171205京都 和ろうそく なかむら 工房.jpg

京ろうそく体験教室、昨日からの続き。

いよいよ実際に「和ろうそく」を作ってみることに。商品を作っている現場に入れていただけるということがとても嬉しい。

手前にあるのは蝋型、右手には大きな鍋で温めて溶かしたロウ、奥は作業する台。この方がここの受け持ちで、今日の製造を指導して下さる。

このようなコーナーが数か所あり、女性の職人さんたちがそれぞれサイズの違う和ろうそくを作っている。

今回作るのは4匁(もんめ)のロウソク。高さは約12センチ、燃焼時間はおよそ1時間15分という。


171205京都 和ろうそく なかむら 蝋型.jpg


ロウの成分がしみ込んでツヤツヤになったろうそくの型は、一度水をくぐらせてから水気を拭き取る。

一番下に置く台(写真では上の枠)には小さな穴が並んで掘ってあり、ここでロウソクの芯の先を支えるようになっている。やや太い穴があいている型はロウソク本体の部分になり、2段目にのせる。

あとでわかるが、この型はまた横に3つに分かれている。



171205京都 和ろうそく なかむら 芯.jpg

これがロウソクの芯となる部分。昨日も書いたが、筒状の紙にイグサの繊維(せんい)が巻いてある。

これはお燈明(とうみょう)などが、お祈りの途中や屋外で火が消えてしまわないように、火力を強くする工夫である。芯を太くすることで、大きくしっかりと燃えるのだ。


ようやく、あの和ろうそくの先っぽに見えていた、太い芯がどうなっているのか理解できた。

ロウの性質や使用方法などに合わせて、大昔から試行錯誤を重ね、改良をしてこういう形になったんだろうなあ。



そして、その空洞の中心に、一本ずつ長い竹串を通しておく。




171205京都 和ろうそく なかむら 芯たて.jpg

芯が倒れないように、一番上にさらに台形の枠をのせる。

そして今度はこの、竹串を通した芯を、ロウソクを流し込む穴に一本ずつ挿(さ)す。
まずはお手本を見せてもらう。職人さんはさすがに仕事が早い。スパスパっと右から左へ挿していく。


芯が32本だから、ろうそくもこの1回で32本できるということだ。


171205京都 和ろうそく なかむら 芯たて2.jpg

これ私。。簡単そうに見えたのだが、穴が小さくて、慣れていないと思いのほか手間がかかる。
このへんまでの工程は、いったい何をしているのか自分でもよくわからないままに見よう見まねでやっている。



171205京都 和ろうそく 流し込む.jpg

芯をすべての穴にさし終わったら、大きな鍋の溶けたロウを小さな「ゆきひら鍋」ですくい、静かに注ぎ込んでいく。


171205京都 和ろうそく 流し込む2.jpg


枠の中央あたりから溶けたロウ(蝋)を注ぐ。細い穴にロウが流れ込んでいく。つい、かけまわしたくなるが、一か所から動かさず、左右に溢(あふ)れるにまかせ、たっぷりと入れる。



171205京都 和ろうそく 流し込み完了.jpg

少し冷えたころを見計らって、竹串をちょっぴりまわしながら抜く。紙の芯だけがロウだまりの中にのぞいている状態。



171205京都 和ろうそく 切れ目を入れる.jpg

流し込んだロウ生地にまだ柔らかさの残る状態で、一番上の枠をはずす。

すると、はずした枠の形で、まるでロウがパンケーキ生地のようにつながっている。そこに、上から包丁で切れ目をいれていく。



171205京都 和ろうそく なかむら 包丁.jpg

包丁はあらかじめ温めておくのが大事。白い灰の中には、炭が熾(おこ)してあるのだろう。




171205京都 和ろうそく あまりを切る.jpg

そして枠の上にはみ出たロウ生地を、面にそってスススっと包丁で一気にはがしていく。なんか、本当にパンケーキを作っているようである。

171205京都 和ろうそく 芯穴あけ.jpg


上の板状のロウを取り除くと、「おお、なんかロウソクの丸い断面図が見えてきてうれしい!」
中空の穴を、千枚通しできれいに整えていく。

これも、なにやらたこ焼きを作るかのごとく。料理番組のようだ。

ここで気づいたのは、職人さんの手がとてもキレイなこと。もともときれいな方なのだが、なんでも櫨蝋(はぜろう)には肌を美しくする効果があるらしく、その成分は高級な化粧品にも使われているとのこと。

『お仕事しながら自然にパックできているのかもしれない』と、つい目がそちらへ行ってしまう。


171205京都 和ろうそく 型をはずす.jpg

そして本体である中段を、下の段からはずして寝かし、三層になったその板を上からはずすと、ほら、ロウソクがずらりと出てくる。

感動の瞬間!


本当のところ、やっているときは型をどうやって組んではずして、ろうそくができてきたのかマジックのようで、よくわからなかった。しかし、こうやって写真を見ながらおさらいしてみると、木型の構造がよく理解できる。




171205京都 和ろうそく バリ.jpg

左に丸くあいているのは、上の木型がずれないよう、固定させるためのさしこみ穴。

私のやりかたのせいか、、、継ぎ目にはロウのはみ出た大きなバリができてしまった。


171205京都 和ろうそく バリをとる.jpg

合わせ目にできるバリは、必ず両脇に2か所に出るので、大きさにかかわらず包丁で削りとって磨かねばならぬ。この作業は全て一本ずつ手で行うのである!

私は2-3本しか処理しなかったけれど、1回の工程につき、32本×2=64か所をけずるのでとても手間がかかる。


171205京都 和ろうそく なかむら 15匁.jpg

反対の場所では、もっと大きい15匁(もんめ)のろうそくを作っている。奥の作業場では2匁?のちいさいロウソク。100匁まで、10段階のサイズがあるようだ。

全部てづくり。本当にびっくりした。


尺貫法(しゃっかんほう)でいう一匁(もんめ)は3.75グラムにあたる。「匁」という単位を久しぶりに聞いた。

ここまでで、本体の和ろうそくは完成。嬉しい。
『きなり色もいいなあ・・・』



これに絵付けをするのかなと思ったら、次は色かけをするのだという。ま、まさか自分でやるとは思わなかったが・・・・。見ただけで難易度が高そうだ。

次回はろうそくの色かけに続く。。。




➤次の記事  京ろうそく なかむら 体験教室-3 色かけ






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