Parfum Satori

2016年8月アーカイブ

キンモクセイの香水 ソネット Sonnet / osmanthus

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キンモクセイの季節にはまだ少し早いのですが、今日は金木犀の花を思わせる熟れた黄金桃と一緒に、「ソネット」の写真を撮ってみました。


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パルファンサトリのキンモクセイの香り「SONNET (ソネット=叙事詩/小さな詩)」。

「ソネット」は、子供時代の幸せな思い出。
それはいつの世代にも繰り返し訪れる暖かい記憶を指しています。

この香りの中心にあるオスマンサス(きんもくせい)は、幼いころから私の大好きな花。
毎年、秋の透明な空気の中、このオレンジ色の花が咲くと「ああ、秋も深まってきた」と感じます。

でも、さみしい秋ではなく、実りの秋という充実感があり、それは子供時代の幸せな思い出とつながっています。



この香りに触れるとき、親や祖父母たちも、小さい頃にこの花の記憶があるのではないかしら、さらに次の世代まで、この花の香りを好きになってくれたらいいな、と願って「ソネット」を創りました。

ソネット(Sonnet )というのは、もともと「小さな詩」という意味で、イタリア風、フランス風、イギリス風ソネットなどあり、韻(いん)をふんだ14行からなる定型叙事詩です。

「ABAB CDCD EFEF GG」 という形式の、シェイクスピアのソネットは有名ですね。


「韻を踏む」が、何世代をも重ねて情景が想い出される。。。

そんなイメージで香水に名前をつけましたが、ここでは形式こだわらず、もう少し柔らかい形の「小さな詩」を書いてみました。


SONNET(叙事詩/小さな詩)

夕暮れ時の透明な日差しが
部屋の奥まで伸びて
花の香りが呼んだから
庭のテラスへおりてみた

橙色の星の花を
白いハンカチに包んで
私と似た面差しの
6つの少女が笑っている

花は時を告げるように
季節とともに巡ってくる

追憶のとき
少し褪せた家族の写真に
思い出が韻を踏んで
幾世代も訪れる

くり返し
ソネットのように






➤キンモクセイの香水 オードパルファン「SONNET(ソネット)」


トップはマンダリンのシトラスと、クラリセージエッセンスのティーノートから爽やかに始まります。そして甘い桃のようなオスマンサス(キンモクセイ)の香りは、やわらかいフローラルの広がりに。金木犀の天然香料も深みを与えました。

バラの調香体験教室9月10日(土) Parfum satori fragrance school

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フレグランスデザイン講座 体験教室 バラの香りを作る

次回体験講座は9月10日(土)13:30~  パルファンサトリ 11F アトリエ

2016年10月開講のフレグランスデザイン講座をご検討の方は、ぜひ体験受講をお受けください。このたびは土曜午後の体験教室です。

体験講座では、バラの香りを1/2オンス(15cc)つくり、きれいな香水瓶(ケース付)に詰めてお持ち帰りいただきます。

受講料・教材費  10,000円(税込10,800円)  約90分 (要予約)


2016年10月開講のフレグランスデザイン講座(9月16日募集締切)をご検討の方は、まずは体験受講をお勧めしております。
この講座は、バラの香りを作る調香体験講座です。

☆要予約  お問い合わせメールでお申し込み下さい。

こちらから、受講受付の返信メールをお送りします。
受付メールが届かない場合や、席数のご確認などは電話でご連絡下さい。
 *お名前、ご住所、お電話番号を必ずご記入ください。

申込みはメールで➤  https://parfum-satori.com/jp/contact/
電話でのお問い合わせ➤パルファンサトリ 03-5787-7207

☆キャンセルの場合は必ず前日までにご連絡下さい。

☆定員になり次第締め切らせていただきます。

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申込みはメールで➤  https://parfum-satori.com/jp/contact/

お電話でのお問い合わせ➤パルファンサトリ 03-5787-7207

もっと詳しく ➤http://parfum-satori.com/res/images/school/pdf/trial.pdf


スクール➤ http://parfum-satori.com/jp/school/

ガラスの薔薇 blossoming rose swarovski

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造花は、生きている花に似せるほどに、本質からむしろ遠ざかっていく。

似たものは、偽物だ。


その花を象徴にして、
別のものとしてあらわした方が想像力をかき立てられる。
実在しないガラスのバラ。


透明な、冷たいバラは「ベリンモン」のように歌うのだろうか?






花とにおい 朝顔 ヒマワリ チューリップ Ipomoea nil

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すっきりとして飾りがなく、冴えた藍色が大変美しい朝顔の花。


夏休みの宿題といえば「朝顔の栽培記録」、というほど小さいころからなじんだ花だ。

アサガオにしても、ひまわりにしろチューリップにしろ、シンプルな形と特徴が子供でも絵に書きやすい。

そのため、なんだか幼すぎる気がして、いっときは魅力を感じなくなった時もあったが、今ではそのわかりやすさが、明るさをもって胸に響いてくる。

朝顔には匂いがない。
匂いがない花は多い。

しかし、それは人間にとって感じないということで、植物が交配のために出す香りは、ターゲットとする昆虫や他の生き物には感じられるというらしい。

本来、花が咲いていることも、花の香りも、人の為にあるわけではない。


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このひまわりは、茎のみずみずしさが滴(したた)るようなグリーンの、菊に似た匂いがする。
ヒマワリはキク科なので当たり前か。。。
菊は昔から祭壇に飾られ、お浸しにして食べたりもしていたので、日本人にはなじみのある匂いではないかと思う。



植物の容姿を様々に変える工夫はあれど、香りを良くするための交配というのは、それに比べてあまり盛んではない。

多くの人は目に見えるものへの評価は熱心であるが、風韻というものを理解する人が少ないように、香りにはあまり注意を払わなかったのだろう。





チューリップもないと思っていたが、ごくわずかではあるが、最近では香りに注目した品種もあるという。
バラ園に行った時も、名札の下に「芳香性」と但し書きが書き加えられたりしているのを見た。
ようやく花も香りで評価される時代になったのだろうか。

香りの文化も、このように身近なところから充実していくのがいいと思う。



ナンバンギセル(南蛮煙管)Aeginetia indica

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「野辺見れば尾花がもとの思ひ草かれゆく程になりぞしにける 和泉式部」

尾花はススキ、思ひ草とは「ナンバンギセル」のことで、秋の歌である。


南蛮煙管(ナンバンギセル)はススキの根に寄生する植物で、うつむき加減に咲く姿が、物思うさまに例えられ、古来、和歌の中では「思い草」と呼ばれた。

花だけがいきなり立ち上がって咲くように見える。
不思議な植物である。

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新宿御苑の日本庭園では、毎年この南蛮煙管(ナンバンギセル)を見ることができる。

「思ひ草」の季語は秋であるため、秋に咲くような気がしているのだが、新宿御苑では、7月中旬には咲き始め、8月の半ばには終わってしまう。

たしかに、8月8日は「立秋」なので、暦の上では秋なのであるが、その季節感のずれが、毎年頭の中で修正できずに、ナンバンギセルを探しに行くときは、すでに終わりかけということが多い。


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蒸し暑さに今日は白い木綿の夏の服を来て出かけたが、すでにして季節遅れの感がしたのである。

季節の先取りは、ファッションだけではない。
和歌の秋も、体感より早くやってくる。



夏の毎朝の一服④ morning matcha green tea 

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涼しげなピンクの餡を葛で包んだ水ぼたん。鶴屋吉信。



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叶匠寿庵(かのうしょうじゅあん)の草庵蕨(そうあんわらび)。
蕨はシダの仲間だからといって、草庵蕨(そうあんわらび)をフジュールロワイヤルと詠んだらひねりすぎか。


与一「フゼア(Fougere)といえば、fern-like(シダ類)でやすしね」 

さとり「茶室こそ真の王宮じゃ」



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このスイカの茶碗、内側は赤と黄色の二つセットで、外は縞模様なのだ。

この日7月27日は「スイカの日」。

さとり「この茶碗は荒物だけど、母のお気に入りじゃ。」
与一「母君は数寄者(すきしゃ)ですからねー。値段より楽しさを愛でますからね。」


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8月13日は、立秋の次候「寒蜩鳴く(ひぐらしなく)」
青磁の夏茶碗と長命寺のサクラモチで頂く毎朝の一服


与一「夏過ぎて、その日暮しの哀しさカナカナ・・・」
さとり「暑くても斜めの日差しが秋の気配じゃのう」


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創業明治、村上開新堂(むらかみかいしんどう)のサマーケーキ。

冷蔵庫が普及する前は、夏になると生菓子の代わりに、この焼き菓子が作られたという、由緒ある日本の洋菓子。 


与一「杏とレーズンとパイナップルの入った、きめ細かいパウンド生地が、優しくて素朴なお味でやすねえ。」
「やんごとないお方は、このような真面目なお菓子を小さい頃から召し上がっておられるのであろう」





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秋の終わりまで、一周は続けたいインスタの「毎朝の一服」。

与一「あっしも出番ができて嬉しいでやす!」
さとり「どうぞよろしくお願い申し上げまする」



夏の毎朝の一服③ morning matcha green tea

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中華の桃まんじゅうを蒸籠(せいろ)でふかし、流水の茶碗で頂く毎朝の一服。

与一「どんぶらこっこ、すっこっこ。川上から流れてきたんですかい?ひとつ取りに山まで行ってみたいもんで」
さとり「桃李(とうり)もの言わざれと下おのずから蹊(こみち)を成す」 


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最近ではリビングでお茶の支度をしていると、雀たちがもう塀の上で並んで待っている。

パンくずを撒いてしばし、牽制しあっていた中から、

勇敢な一羽が飛び降りると、競って後からついてくる。



よいち「きやした、きやした♪」
さとり「よしよし、待っておったか。愛いやつらじゃ」


毎朝の一服。


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今日の毎朝の一服は、久しぶりに名古屋の「むらさきや」の水ようかん。

これは柔らかいので、ケースから出して慎重に切らないと...。 


与一「小豆の濃さ、甘さ、口溶けが最高でやす!」

さとり「シンプルなだけに、お味が違うもんだねえ。」


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今日も雷。風も強し。

風神の香合と雷神の茶碗で毎朝の一服。 


与一「あっしはさとりさまの雷が一番怖いんで。」
さとり「どこ吹く風のくせに。」





夏の毎朝の一服② morning matcha green tea

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さとり「ほろほろと やまぶき散るか 滝の音 芭蕉」

返して与一「さざれ蟹 足這ひのぼる清水哉 芭蕉」

中宮寺の落雁(らくがん)「山吹」にて毎朝の一服。




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小学生の頃、母がよく銀座松屋で買ってきたユーハイムのアイアークーヘンを久し振りに発見。

今では地味な菓子になってしまったのかもしれないが、

カステラの間に杏ジャムが挟んであり、洋酒のしみた、しっとりとした生地が、当時は洒落たお菓子だった。

さとり「でかしたぞ与一、これは母上のお好みじゃ。懐かしいのう」
与一「昭和四十年代でやしょ?」



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与一「うわっ!ひまわりの硝子鉢に向日葵の抹茶碗、花までヒマワリじゃ、くどすぎんじゃないスカ?」
さとり「今朝のような憂い日は、ひまわりに囲まれていたい気分なのじゃ...」 



山盛りのデコポンゼリーと毎朝の一服。ナタデココ入り。



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この日は祇園祭。祇園山鉾、長刀鉾を眺めつつ、

京都の天気はどうかしらなど思いながらの毎朝の一服。


さとり「あたし、あっちの車に乗りたい」
与一「う、うらぎりものっっっ!!」



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8月11日は山の日。

楽茶碗は冬っぽいけど、胴の景色を山に見たてて使ってみた。

加賀の「塩どら焼き」と頂く毎朝の一服。

与一「海の日があったと思ったら、いつの間に山の日ができたとは、知りやせんでした」
さとり「人生、山あり海あり。しょっぱいねえ。」






夏の毎朝の一服① morning matcha green tea 

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夏になると、のどごしのよい冷たいお菓子が欲しくなるもの。涼しげに泳ぐ金魚のゼリーで毎朝の一服。 


さとり「この近所には、昔は金魚売りが屋台を引いて来たものじゃ。」

よいち「風鈴なんかも、チリンチリンとたくさんつり下げてきたりしやしたねえ...。」


源 吉兆庵の金魚ゼリー。



******************


母が何十年も続けている、「続きお薄」の点前を見習って、私も始めた「毎朝の一服」。


冬からインスタグラムにアップをし始めて、春が過ぎ、夏も終わろうとしている。

今日から、7、8月の「毎朝の一服」を数回に分けてダイジェスト。


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高島屋で買った週替わりのみたらし団子。何処にもお店の名前がない。おじさん、商売っ気ないなあ。

さとり「おお、これは!朝から久しぶりの含水炭素(がんすいたんそ)!」
与一「それは今でいう炭水化物のことでやすね?大正時代に逆戻り。」



花火の茶碗で。

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与一「このあんこだまは、相撲を取ってるんでやすかい?」

さとり「はたき込みで勝負あったって感じだね」

可愛い菓子に、たわいのない会話が浮かぶ。永楽の夏茶碗で毎朝の一服。




石衣(いしごろも)



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この日、8月3日は七十二候「大雨時行(たいうときどきふる)」

昔の夕立と今のゲリラ豪雨では、激しさが違うけれども、今日は雷(かみなり)の茶碗で毎朝の一服。

さとり「昔は怖いものの代名詞として、地震、雷、火事、おやじといったもんじゃが...」

よいち「いまじゃあ、自信なくなり家事するおやじですかねぇ」 



ポウルのカヌレ




香りのテーマについて subject and fragrance name

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Q:日本の自然、文化、フランスの歴史、アメリカのものなど、香りのテーマや名前について調香師のあなたを導いているのは何ですか?


A:本は私の親友で、花は私の伴侶です。私は空想が好きです。
そこに生い立ちの環境があいまって、香りのテーマに導かれたと感じています。

 

小さい頃、よく親に連れられて海外を旅しました。
まだ柔らかい心に異国の情緒が刻まれ、大人になって香りを作るようになるまで、その記憶は長く熟成されてきました。

また、本を読むのもとても好きだったので、自分の中にたくさんの空想の世界を作り、それは旅の記憶と重なって絵物語となりました。

大人になり再びその地との出会いがあった時、時を経たその思いがすらすらと言葉になっていったのです。


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またアトリエの近くには、新宿御苑ナショナルガーデンがあります。
日本庭園、イギリス風、フランス風といった計画的な庭から、里山風の落葉樹の森など、東京の都心でありながら広大な自然に触れることができます。
私は四季の花を見るためにひんぱんにそこを訪れ、香りを堪能しています。
春はいたるところで次々と花が咲くのでパトロールをするのに忙しいくらいです。

私たちは花を愛でています。
それは、花の美しさだけに魅力があるのではなく、季節の巡り合いを愛しているのです。
冬を耐える梅の香りに希望を見るから、春の訪れに心が華やぐ桜だからこそ、感動するのだと思います。


テーマはこうした喜びにも導かれて浮かんでくるように感じます。


感動のないところに創造はありません。
人の心を動かすのは、そうして作られたものなのではないでしょうか?




Fragrant rose- Blue Moon ブルームーン

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Blue moon rose was created in 1964. The color slightly changes in spring and in autumn.

Depending on the seasons, they become greyish purple. They are large and very fragrant.

 

Decades ago, a nice rose shop was opened on the same side of the street as Meiji-ya in Hiroo Tokyo.  As I was a student and the shop looked too classy for me , I only looked inside as passing by. But one day I decided to go in.

 

There were many kinds of roses and I was hesitant, then a shop clerk showed me a blue moon, saying " this one smells really good". I liked its name too. I fell in love with this rose.

 

The rose was expensive at that time so I just bought one. It was a birthday present for my sister-in-low and I had it put in a box. I thought a rose in a box was very lovely.

 

My sister-in-low, she had long hair and was always dressed in 'Yves Saint Laurent Rive gauche'.

I couldn't afford expensive roses for myself but I felt giving one for a grown up woman like her would be a wonderful idea.

 

When I grew up and started to grow roses in my garden. I really wanted to have Blue moon roses but with no luck. When I finally bought one,other roses had already taken up spaces, so I had no choice but to plant it in a little shady spot.

 

I found a small Blue moon rose in Shinjuku Gyoen National Garden this year. I wondered if it had been there before.

 

 

10 years ago on my birthday, I received from someone I know a Blue moon in a box.

I was delighted to think " I maybe have become a woman suited for this rose".






          ☣        ☣        ☣

ブルームーンは、1964年作出の割合に古いバラだ。

春と秋では花色が少し違う。

季節によって少しグレイがかった紫になる。

大きくてとてもいい匂いがする。


今から数十年前、広尾の明治屋の並びに素敵なバラの花専門店ができた。
学生にはちょっと敷居の高い雰囲気だったので、買い物のたびに前を通って眺めるだけだったが、ある日思い切って入ってみた。

いろんなバラの並ぶ中で迷っていると、「これはとてもいい香りがしますよ」とお店の人が見せてくれたのがブルームーンだった。

名前もいい。すっかりとりこになった。

 

当時は高価だったブルームーンを1本だけ買い、義理の姉の誕生日のために、箱に入れてもらった。
バラを箱に入れるなんて、とっても素敵な感じがしたものだ。

その髪の長い義姉は、いつもサンローラン・リブゴーシュを着ていた。
このバラは自分のためには買えないけど、大人の女性のプレゼントにふさわしいような気がしたのだった。

 

大人になって庭でバラを育てはじめたとき、ブルームーンがとても欲しくなった。
縁がなく、ようやく買った時はいい場所を他のバラが占領していて、しかたなくやや日当たりの悪い場所に植えた。

一つの株で1シーズンにようやく大きな1輪がせいいっぱい。
病気も多く、気難しいバラのように記憶している。

 

新宿御苑のブルームーンに気がついたのは今年。
まだそんなに大きな苗ではない。
前からあったのかなあ。

今年は、小さな株がいくつかあったから、バラの苗も入れ替えているようだ。



十年前の誕生日に、ある方から箱に入った1本のブルームーンをもらった。
「私もこのバラにふさわしい女性になったのかしら」と嬉しかった。


ガガブタ Nymphoides indica

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ガガブタという。

音だけ聞くと、身も蓋もない呼び方。

しかしその漢名はというと「鏡蓋」で、葉が鏡(かがみ)の蓋に形が似ているからだともいう。

ほんの小さな目立たない花なのだが、よくみると花びらの周辺が細かく裂けており、まるで木綿の布地のヘリをボソボソとほぐしたようである。



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英名の方がよい。
Water Snowflake。
雪の結晶模様である。

スイレンに似た葉をもっているが、ミツガシワ科で

水辺なのでよくかげなかったが、特筆すべきにおいは感じられなかった。






☆アシスタント募集☆
語学のできる方で、週に2~3日、アトリエのお手伝いのできる方を募集しています。香りの経験がなくても、香りがお好きな方でしたら大歓迎です。ご興味のある方はお問い合わせメールからご連絡ください。
https://parfum-satori.com/jp/contact/

日本的な香水とは?  Japanese style of perfumery

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Q:前の質問にもつながりますが、それでは西洋から見たオリエンタルではなく、日本的な香りとはどんなものですか?


A:日本的な香りと言うと、匂い袋や線香のような香調だけを思い浮かべがちですが、実際には、シンプルでトーンの軽い、花や季節感のある香りが好まれています。

中でもシトラス・ノートは、特に好まれる香りのひとつです。日本は柑橘類の種類が豊富で、和食にはユズ、カボス、スダチなどを微妙に使い分け、その香りの違いを細かく判断しています。

従ってシトラス・ノートのバリエーションというのは多すぎることがなく、常に好まれているタイプです。

また、湿度が高いこともあり、さらっと乾燥した香りを好み、たとえ西洋で言うオリエンタルな重厚感のある香りでも、べたつかなければ受け入れられるでしょう。

また、日本では香水をつける目的が、香りで自己主張をするというよりも、自身が心地よい香りでいたいという願望が多いように思えます。
 


(この記事は過去のプレス・インタビューから、回答を編集して掲載しました。)

極東から見たオリエンタル・タイプとは Orientaltype

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Q:あなたの感じる東洋の世界と、西洋で考えるオリエンタルの違い、そしてその香調の受け止め方はどのようなものですか?


A:その視点は西洋の国で捉えられているオリエンタル・東洋の世界とは若干違っているかもしれません。

ヨーロッパの人たちから見て、オリエントは神秘の国だったのでしょう。東の方といっても、中近東から東南アジアまで含めたエリアのイメージが混ざって、一体となったもののようです。

したがって、香水の世界で言うオリエンタル香調の骨格は、東南アジアのスパイス、ウッディや、中近東を思わせる樹脂のバルサミックな甘さ、バニラやアニス調のパウダリースイート。

さらにアニマル、レザーなどの重厚さを出す素材で、エキゾチックを表現したものではないでしょうか。

 

日本は長く鎖国状態にありましたから、ヨーロッパからは一層遠い未知の国であり、西洋で言うオリエンタルの香りには投影されにくかったと思われます。


私が感じるオリエンタルは、もう少し東寄りの極東アジア。同じアジアでも、地理や気候、宗教、文化が違いますのでイメージも異なります。

西洋の香水におけるオリエンタル、「東」の世界の香調は、日本から見れば、むしろ「西」寄りなのです。

 

当然、嗜好も異なりますので、オリエンタル香調との差を感じずにいられません。

四季のある、そして夏には独特の湿度のある気候だからこそ、ドライな香りを好むのです。食文化をみても、その違いは明らかなのではないでしょうか?



(この記事は過去のプレス・インタビューから、回答を編集して掲載しました。)

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「パルファン サトリ」は、フランス調香師協会会員・SATORI(大沢さとり)の香水ブランドです。コレクションはすべてSATORI自身の処方により調合された特別感のある香り。初めて香水を試される方や、外国の強い香水に疲れた方にもお勧めです。日本の気候と情緒に合う、優しくおだやかな香りをお楽しみください。

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