Parfum Satori

2016年7月アーカイブ

ジェンダーと香水 gender and perfumery

150531香水鑑賞会織部2.jpg

Q:香水に性別はあるのでしょうか?

A:私は特に男性用、女性用と分ける必要はないと考えています。

3月カード苔.jpg

例えば私のコレクションの中で、「苔清水(こけしみず)」や「織部(おりべ)」などは情景を表した香りで、特に性別を意識しないで作ったものです。

また「睡蓮(すいれん)」といった花の名前の香水にしても、花そのものというよりは、水辺で一日の移ろいを過ごす風景を表していますので、これらの「情景描写の香り」はどちらのためということもありません。


121123シルクイリス.jpg

しかしまた、時には香りを作るときに、つける人物像を想定することはあります。

その象徴が男性だったり、女性だったりすることはありますが、結果的に買われる方の比率が男女同じくらいという香水も多いのです。

イリスオムとシルクイリスはその代表です。


先に生まれたのはシルクイリスです。
長い間、ミューズとして私の心にいた女性をイメージして作りました。

そのモデルは、高校生の時に見た白黒の映画雑誌に写っていた女優さんで、確かフランスの方だったと思います。

白いシルクのシャツに、パールのネックレスをつけただけのその人はシンプルな装いがとてもエレガント。
大人になったらこんな風になりたい...という気品がありました。


この香りは強く遠くまで届くというよりは、淡くいつまでも体を覆うように香ります。
白い肌が月の光で輝くようにというイメージで処方しました。

イリスオム60×80.jpg

一方、男性にはもっと力強い芯とくっきりとした輪郭をもたせた香りがふさわしいと思い、続いて作ったのがイリスオムです。

トップから長く続くシトラスと、鋼のように強いアンバーがコアになってわかりやすくなりました。


しかしこれらは男女両方に支持されています。
結局のところ、お客様は自分たちの好きな香りを買うということでしょうか。


ひと昔前の日本では、青は男の色、赤は女の色、といったような古典的な考えがあり、香水についてもはっきりと男性用、女性用と分けたほうが売りやすく、買うほうも選びやすい、という傾向があったようです。

しかし最近では、年配の男性でもフローラル系を好んだり、若い男性がグルマン系やフルーティな可愛い香りをつけたりなど、香水文化が浅い日本ではより自由かもしれませんね。


男女が共有できる香水を、初期のころはシェアフレグランス(とかユニセックス)と言いましたが、最近ではジェンダーフリーとかジェンダーレス(この用語については諸所意見があるようですが)の香水と呼ばれるようになりました。

香りが中性的というより、つける側の意識に、徐々に垣根がなくなってきたように感じます。

ホシオモト(星万年青)、ユーコミス、パイナップルリリー Eucomis 

20160723パイナップルリリー.jpg

ホシオモト(星万年青)、ユーコミス、パイナップルリリーという。

確かに、星のようなつやっとした花。
オモト(万年青)のように、しっかりした葉が根元から伸びている。

淡い黄緑の中央にピンクがちょっぴりさして、おしべが冠のよう。


20160723パイナップルリリー3.jpg


パイナップルリリーという名前は、花が開く前、まだ固いツボミがぎっしりついているそのてっぺんに、
パイナップルのような冠芽(葉)が出ている様子からついたのだと思う。

私はホールのパイナップルをみると、いつもオバQを思いだす。

20160723パイナップルリリー2.jpg

新宿御苑の大温室の入口には、たくさんこの花の鉢植えが並んでいて、
甘いラクトン調のクリーミーな香りが漂っていた。





茶壷香水と限定香水 シガークラブで販売中です

160715茶壷グランドハイアット東京シガークラブ.jpg


お取扱店舗のご案内 2016年7月 グランドハイアット東京,アナインターコンチネンタルホテル東京

六本木、グランドハイアット東京の1階シガークラブ及びアナ インターコンチネンタルホテル東京の2階、レゾンデートルシガークラブで、パルファンサトリの「茶壷香水」のお取り扱いが始まりました。 グランドハイアット店では、限定香水も15日から発売しています。


20160715茶壷インターコンチネンタルホテルシガークラブ.jpg



オニユリとクロアゲハ Lilium lancifolium

20160719オニユリ2.jpg


クロアゲハは前翅の褄(つま)から大きく羽ばたいて、後翅はその動きに従っている。
アオスジタテハに比べてゆったりとした動きである。

蝶は気まぐれに飛んでいるようだけれども、蝶の道は決まっている。
それゆえ花は待っている。


オニユリは下垂した花を反らせて、「さあ」とばかりに蕊を剥く。
アゲハは知らず、その長い後翅に花粉をつけて花を巡る。


時間は止まっているのか、さかのぼっていくのか。
汗が胸を伝い、影は少しずつ短くなり、やがてユリに飲み込まれて消える。


太陽はてっぺんにいる。


20160719オニユリ.jpg

そうだこんなふうに、ひと気のない野原で、夏の蝶に出会うときはいつも、人の一生について考える。


アゲハは、自分がさなぎなのか蝶なのかは知らない。
朝が来て夜が来て、また朝が来る。
さなぎの死は蝶の誕生で、蝶の生はどこまでが夢なのか。

忙しければ、時間が心を責め立てて、
羽がなければ、蜜をくちにすることは叶わない。

感動がなければ、心は、死にかける。


20160719ラクウショウ.jpg

照りつける夏の野原から林へいけば、そこはひんやりとした湿原。
巨樹もまた、地上へと足を伸ばして息をする。




4種類のリミテッドエディション(限定ボトル)今日から販売開始!

限定香水80×60.jpg

パルファンサトリから

リミテッドエディション(限定ボトル)

プレミアムコレクションから、4種類の"リミテッドエディション"15ml が本日より発売!

パルファンサトリの香りを美しい限定ボトルでお楽しみ下さい。



香り種類:さとり
種類:オードパルファン
容量:15ml

価格:7500円(税別)
ボトルサイズ(25mm×38mm×65mm)
ボトルタイプ(ストッパー式キャップ/アトマイザーではありません)
箱サイズ(35mm×48mm×75mm)



6月24日受付より、ご予約をたくさんいただきました。

ひきつづきよろしくお願いします。


お買い物ページはこちら↓

➤「さとり」限定ボトル(残り61)

➤「イリスオム」限定ボトル(残り76)

➤「わさんぼん」限定ボトル(残り38)

➤「さくら(桜)」限定ボトル(残り39)


※↑リンクページは限定ボトルのご注文ページです。品名をお確かめの上ご注文下さい。数量限定のため無くなり次第終了させて頂きます。

FRAGRANTICA「イリスオム」フォーカス記事_日本語

イリスオム60×110.jpg

パルファンサトリのイリスオムがFRAGRANTICAにフォーカスされました!
FRAGRANTICA (記事を抜粋し邦訳)


Gender Bender: The World of a Japanese Perfumer Part 2, Satori Osawa's Iris Homme(←FRAGRANTICA本文へジャンプ)

"ジェンダーベンダー" -芳香、ジェンダー(性別)、香りの自由の探求、へようこそ。



Summary:  要約

今日はイリスを考察してみよう。この数十年ステージのセンターを担ってきた香調である。2010年、日本人調香師の大沢さとりが男性向けで発表したが、これは間違いなくユニセックスと言える。このアーシー(土っぽい)で植物を思わせるグリーン調のイリスの香り(日本でもっとも敬愛される花の1つ)は、明るいシトラスのトップノートと温かみのあるアンバーとウッディをベースにしたラストノートと合わせられている。

Perfumer: Satori Osawa

  

Try this if you like:  

もし、あなたがグルマン・食べ物系、甘くフルーティー、スパイシーやハーバル調の香りを好まないのであれば、これをトライしてみてはどうだろう。これはドライでウッディシトラスであり、イリス(地下茎)のアーシーな(土っぽい)側面を強調/ハイライトした香り。 繊細でそれほど強くないので温暖な気候にももってこい。

古典芸能で鍛えられた日本人パフューマーがイリスの香りをどのように解釈しているか、この香りをトライしてみつけてみてはどうだろう。

Pros & Cons: 

要約:サトリの⦅イリスオムの⦆香りはコンセプトを簡素化し、より温かみがあってウッディ―なベースノートに焦点を絞っている。。シダーやサイプレス、サンダルウッド(白檀)の香りが際立つ日本文化の慣習に沿ったものになっている。

しかしアジア的な、繊細な香りを好む認識の枠組み(パラダイム)の中で、このオードパルファムの持続性と残香は中程度になっている。サトリの香水は材料のクオリティのため日本国内でのみ、ニッチな価格帯で販売されている。現在はオランダでも販売



香調:レモン、カルダモン、オレンジフラワー、イリス(匂いアヤメ)、菫、ジャスミン、アンバー、サンダルウッド、ライトムスク


Development: 香りの変化/展開-平均的-

レモン、カルダモンやオレンジフラワーの効果でトップノートにアクアティックな明るさがある。イリスの根茎は、(花びらに香りはない)概して苦くてパウダリー、パンのような香りがするが、ここではスミレとジャスミンで和らげられている。サンダルウッドが好きな人には、「イリスオム」のベースノートは際立ったウッディな香りで、アンバーと軽いムスクでアクセントがつけられている。

 

Longevity: 持続性:―平均的―

腕の内側に2回スプレーし、4、5時間持続し、それ以降はムスクやウッディな残り香が残るのみ。

 

Sillage:

シアージュ(人が通り過ぎて後に残る残り香):―少ない―

イリスオムは実に45分から1時間程度は自分の周りでしっかりと香っている。それ以降は肌に残る香りで控えめに残る感じ。他人の領域にまででしゃばってゆかない程度の強さを好む日本的な美意識を考えると、これは期待通りといえる。


限定香水80×60.jpg

The Bottom Line: 

要約:まず、日本の男性用香水市場は1980年代のバブル時期まで、むしろ小さかったということをお伝えしておく。限られたブランドは手に入ったが、最も人気のあったものは従来からある国産の資生堂やカネボウなどのアフターシェーブや整髪剤であった。

最近になって、若い世代が最新の香りを求め、西洋で人気のある香水を身に着けるということが定着してきた。

 

今日では主だった世界的なデザイナーブランドやニッチブランドやYves de Sistelle  Jeanne Arthesのような低価格ブランドも手に入れることができる。

そのような前置きはさておき、男女問わず近年ではフレッシュで軽い香りがよしとされているが、通勤や通学で毎日人込みの中にいる彼らを思えば、香りがいかに自分の周りの人に影響を与えるかという意識が明らかに働いているだろうと思われる。

 

興味深いことに、従来女性向けに販売されている香水のいくつかが、日本では女性、男性用両方に向けて販売されていた。例えば、Dolce & Gabbana のライトブルーは常に男性用香水のカウンターにも置いてあり、香水の性別分けというのは、極めて文化的なもので、時にマーケティングによって方向性を決定されるということを示していた。


そしてパルファムサトリ。ある親切なフレグランチカのFacebook のメンバーが調香師の大沢さとりと連絡をとるように勧めてくれ、彼女のブランドを詳しく調べた後、私はイリスオムのサンプルを試してみることとなった。

私は日本国中に、川沿いや庭、住宅の近くにある田んぼに植えられた色とりどりに咲き誇るこの花々を知っている。実際に日本文化ではイリスは非常に好まれており、絵画やテキスタイルのモティーフとして芸術の中に多くみられる。


イリスオムはシルクイリス、私の見解ではユニセックスだが、より甘く、パウダリーなミモザとエレミにフォーカスしたもの、と対をなして作られたということもお伝えしておく。


総合すると、イリスオムは付け心地がよく、ベースノートは真に素晴らしく私が日本に住んでいたころによく使用していた日本の白檀のお香を強烈に思い出させる。

 

私は彼女自身の名前を冠したSatori(カカオ、シナモン、沈香木や伽羅など)やプチトリアノン(ヒヤシンス、ジャスミン、ネロリ)、ムスクブルー(杉、ラベンダー、イリス、ムスク)、など他の製品の多くも気にいってつけた。


もしあなたが日本にいくことがあるなら、東京の真ん中にある美しい公園のそばにあるパルファムサトリのサロンを訪れることを私は断然お勧めする!

七夕の朝の一服 Tanabata'Star Festival'

060707天の川.jpg

今朝、この茶碗を手に母がそばにやってきて言う。
「お茶を飲み干して、この茶碗の中をじっと見ていると、なんだか宇宙に吸い込まれていくような気がするんだよ」

この茶碗の銘は「天の川(あまのがわ)」。
その名のとおり、瑠璃(るり)色の夜空に、天の川が描かれている。

というのは茶碗の見込みに、刷毛(はけ)で二筋、金が刷いてあるのを銀河に見立てたものである。
よく見ると、天の川に沿っていくつかの星座も見つかった。

続けて母は言う。
「眺めていると、この大宇宙の中に自分が生かされているっていう感じがして、なんだかとっても嬉しくなるんだよ。若い頃はそういうことを本で読んでも、なかなか実感としてわからなかったけどねえ」


私は仕事に出る前で、ちょっと慌てていたので、母の話を半分に聞きながら、

「そうね、そうやって宇宙の力を自分の中に呼び込むんでしょ」
とか知ったように話を合わせたつもりが、

「そうじゃないんだよ、宇宙っていうのは、もうすでに自分の中にあるの。それに気が付くかどうかっていうことなんだよ」

と母に切り返され、『あ、おみそれしました...』

と、一本取られたのである。


060707七夕茶碗.jpg

七夕には、笹の葉のお抹茶茶碗でいただく「毎朝の一服」


母の茶歴は女学校時代から数えると70年あまり。
「毎朝の二服」は40歳から、50年間続けている母に触発され、私も「毎朝の一服」をインスタグラムにアップし始めてまだ浅いけれど、やっぱり日課にするというのが大事なのだと思う。

母はきちんとお手前をするが、私は毎朝となると時間がないので、抹茶にお湯をさして点てだしで飲む、ただそれだけ。

たったそれだけでも、日々、味が違うことに気が付く。


気持ちの急(せ)いているときは泡が荒くなるし、お湯がぬるすぎても、カンカンに沸騰して熱すぎてもダメ。
抹茶の量が多すぎれば底に残り、少なければ泡が立ちにくい。

鉄瓶から注ぐのでは、茶碗の形や大きさによって、おもいのほかお湯の量が入りすぎたりする。
柄杓(ひしゃく)を使うというのは、大変合理的な作法である。

それにフランス、オランダで毎朝の一服を点てたときは、水の違い(軟水・硬水)でちっとも泡がたたなくて、往生(おうじょう)した。

簡単なことではあるけれど、段取りをきちんとしなければ、きちんとしたお茶は立てられない。

「茶の湯とは、ただ湯をわかし茶を点(た)てて、のむばかりなることと知るべし」

中学生の時、お茶の初めに習った利休百首のこの言葉は、日常のあるべき姿を詠んだものと思うけれども、簡単なことが一番難しい。

初心者だけでなく、生涯学ばなければならない修行の道である。


わかっているけど、「日々是好日」にはほど遠く「日々是荒日」、荒れた朝は慌ただしく過ぎていく。






「道(どう)」と香水③Japanese Art of Fragrance_'KODO'

060705japanese calligraphy.jpg

    

私の香りの特徴は、一言でいえば「乾いている」ということです。甘いグルマン系の香水ならば、米や小豆を原料とするあっさりとした和菓子。バターやクリームのようなコクとは異なります。

たとえオリエンタル・タイプであっても、乾いた木とスパイス、植物系のアニマルとでもいうのでしょうか。私の作る香りは、重厚で艶のあるアニマリックではありません。


お茶の香りの「織部」には、畳の上でゴロゴロした時に香る「イグサ」の香り、また「夜の梅」には水墨画の香りが隠されています。おそらく日本で育った人なら懐かしく、海外から来た人にはいっぷう変わった香りに感じられるでしょう。


20120829香炉.jpg

沈香の香りも同様です。今はOUD(ウード)が流行っていますが、香道で焚く沈香の香りとOUDの香料の香りは全く異なります。

OUDは重くアニマリックでレザリー。心を掻き立てるようなセクシーな香りです。

一方沈香の香りは甘く暖かく乾いたスパイシーなウッディノートで、心を鎮める清浄な香りだと私は捉えています。このお香を思わせる香りは、私のお気に入りのいくつかの香水の中に見られます。したがって、私の香りに大きな影響を与えているのはやはり沈香の香りです。


1月香炉.jpg

香道では、火のついた小さな炭を香炉の灰に埋め、その上に雲母(MIKA)の板を置いて沈香の切片を乗せるので、燃えることはありません。香木は間接的に温められることで、香気成分がマイルドに空中に放たれ、香炉の周りをふわふわと動き回るのです。

これはお線香やコーンのように、火をつけて煙が立つときのいがらっぽさを含む匂いとは違います。また、エタノールの力で拡散する香水とも全く異なる香りの立ち方です。


100915風鈴2.jpg


まるで障子ごしの柔らかい光のように、間接的ともいえる匂い立ちを香水に表現してみたいと私は思いました。それゆえ、私の香りには「乾いている」と同時に、「あからさまではない」という特徴があるように思います。



自分の個性や特徴は、意図して出来るものではなく、後ろを振り返ってみた時、その足跡に歩き方のクセが現れていた、と言うようなものかもしれません。

特徴を表面に出すというよりも、余白のある、つまり「香水をつける方の居場所にあう」ことが「さとりらしさ」であったらいいなと思っています。



(この記事は過去のプレス・インタビューから、回答を編集して掲載しました。)

「道」と香水②華道 FlowerArrangement kado

130509さとり4歳.jpg

私は幼い頃から植物が好きで、学校から家までの帰り道、ポケット植物図鑑を片手に道草をするような子供でした。母が自宅で華道教室をしていましたので、生徒さんに混ざって見よう見まねでお花を活け始め、庭には季節の草花が植えてありましたので園芸にも関心を持つようになりました。

このように植物に囲まれて育ったので、自分の中での花に対する志向は、他に対するものと比べて、とても強いと感じています。特にその香りには早い段階から興味がありました。

141120茶の花-3.jpg

見た目が美しい花でさえも、香りがないとまるで紙でできた作り物のように思えてしまうことさえあります。一方で、一見地味でさえない花の中に、驚くような魅惑的な香りを漂わせているものを見つけます。

私は特に花の中心の蕊(しべ)に惹かれます。近づいてじいっと見つめていると、甘い蜜を含んだ蕊には、花の思いや夢が詰まっていて、まだ聞いたことのない調べを奏でているように思えます。

たくさんの金色の雄蕊がかしずく真ん中にはお姫様がいて...まあそんなふうに、いつも詩と空想の世界に遊びました。


130330華道教本天保十四年.jpg 

茶道や華道を学ぶにつれ、花の美しさを真に活かすためには、もっと視点を引いて全体の中の調和を見ることが必要だということを知りました。

例えば床の間に活けられる花は、枝ぶりを考え、葉を添えて自然にあるような風情で活けられます。

母だけでなく、私の祖母もまた華道教授でした。庭からただ一枝を切って、無造作に活けただけのように見えるのに、それがいかにも部屋に釣り合って

「それは素晴らしかった」と母は言います。


130528兼六園花菖蒲3.jpg


香りも同様に、花をメインテーマとしても、それを引き立てるトップノートや支えるラストノートたちが過不足なく組み合わされ、花と風景と情緒をそっくり表現します。


茶室の花のように、その場所に調和をもたらし、纏(まと)う人に溶け込み、人生の1シーンを彩るような香りであることが、重要だと私は考えています。


(この記事は過去のプレス・インタビューから、回答を編集して掲載しました。)

パフューマー・大沢さとり

「パルファン サトリ」は、フランス調香師協会会員・SATORI(大沢さとり)の香水ブランドです。コレクションはすべてSATORI自身の処方により調合された特別感のある香り。初めて香水を試される方や、外国の強い香水に疲れた方にもお勧めです。日本の気候と情緒に合う、優しくおだやかな香りをお楽しみください。

SATORI'S ピックアップ

パルファンサトリのオススメ商品や関連ブログ記事などをご紹介いたします。

本店を移転いたしました!<br/>@六本木ショップ/アトリエ

本店を移転いたしました!
@六本木ショップ/アトリエ

「パルファンサトリは、本店を六本木に移転いたしました!
新しいショップ&アトリエでみなさまのご来店を心からお待ちしております☆

東京都港区六本木3-6-8-2F

Tel 03-5797-7241

オードパルファン<br />SATORI(さとり)

オードパルファン
SATORI(さとり)

同じ重さの黄金より価値のある、最高の沈香木・伽羅の香りを表現したパルファン サトリの代表作品です。

上質なくらしの色と香り<br/>紺白

上質なくらしの色と香り
紺白

光をふくんだリネンのように柔らかく癒されるこの香りは、男女を問わず、お着けいただくことができます。

ギフトに!お試しサイズ<BR/>10本レフィル

ギフトに!お試しサイズ
10本レフィル

ちょっとしたギフトに、10本レフィルA。パルファンサトリの香りを少しづつお試しいただけます。フルボトルをプレゼントする前に、二人で一緒に香りを選びましょう。3240円。

 「レフィル10」商品のご紹介     お買い物

フレグランスデザイン講座 <br/>パルファンサトリ

フレグランスデザイン講座 
パルファンサトリ

調香を学び、オリジナルの香りを作る講座です

カテゴリ

月別 アーカイブ