Parfum Satori

2015年3月アーカイブ

ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ベニシダレ cherry blossom 2015

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はじめの1輪を発見してから、わずかな間にすっかり開花したソメイヨシノ。
白い花が重なって、うすべに色になる。

ソメイヨシノはフェイントピンク。



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オオシマザクラは匂いがある。
白い花びらが少し大きくて、明るい葉の緑が花をいっそう清純に見せている。

個体差というか、同じオオシマザクラでも木によって匂いの強さは違う。
このオオシマザクラはハニーグリーン(ローズPとフェニルアセトアルデヒドのような)な匂いがする。


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最初のシダレザクラがほぼ終わりに近づき、今はベニシダレが咲き始めている。

シダレはこんな風に乱れた感じがいっそうあでやかだ。



ハクモクレン 白木蓮② Magnolia denudata 2015

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このハクモクレンの樹がいかに大きいかは、右下の人物の大きさを見ればわかる。
都内随一の大木といわれ、立て看板には樹高約14メートル、幹周約2メートルと書いてある。

昨日の、20メートルはありそう、というのはちょっと大げさだったかも。


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すみれについて、
「小さな花の香りをかぐ為には、跪(ひざまず)かなければならないので、花の王様である」
とつい最近書いたばかりだが、

大木の花は高く、香りをかぐことが難しい。
だから、
「背の高い樹の花は、手の届かない星である」

せめて落ちてきた一片を、急いで口もとにあてて香りを吸う。


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花びらとガクは同じ白なので、どこからが花なのかよくわからない。
外側3枚がガクだったと思う。

純白の肉厚の花は、咲き始めはタイサンボクにも似た爽やかなシトラスの香りと、ヘディオンのようなグリーンだが、次第に甘くボリュームのあるクリーミー感が強くなってくる。

特に、やや茶色味を帯びた花の末期にその下を通れば、香りは深くゴムのようである。

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昔に読んだのでちょっとあいまいな記憶だが、
「蒼穹の昴(浅田次郎)」という小説のなかで、この花の印象的なシーンがあった。
英国に留学経験もある、清国第11代光緒帝のいとこ戴沢(ツァイゾォ)は、自邸の広い庭の中央に立つハクモクレン(コブシだったかも)を前に紅茶を飲んでいる。
樹を眺めながらその花の崇高な美しさをたたえた直後、「花の終わりが茶色く汚くなってしまうのを見たくない」と言って旅立ってしまう。
清朝の最後と重なるその行く末を、育ちのよさゆえ正視することができないのだろうか。


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地中深く根を張って、取り込んだ栄養。
そこから血管のように分岐した枝の先に花をつける。
一年の養分を、香りと共に一気に放出する。

花の純粋さと対照的な、幹の節くれだった老練な様子が美しさを引き立たせている。

あっというまに満開になるさまはすばらしく気高いのに、花のいのちは短い。
わずか3日後、気がつけば花は褐色になりその花びらを地面に散らす。

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累々(るいるい)たる屍骸からも立ち上るアニマリックな臭い。
でも、それは地に還り再び蘇(よみがえ)るための礎(いしづえ)。




ハクモクレン 白木蓮① Magnolia denudata 2015

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この暖かさで、新宿御苑のハクモクレンの花が一気に満開になった。
ほんの2~3日前のことである。

今の時期は花が次々と咲き、2日も出かけなければ、苑の様子はすっかり変わってしまう。

とても見事なハクモクレン。
ここ新宿御苑には、大きなハクモクレンの木が何本もある。
新宿口ゲートのあたりと、日本庭園の木はとても見事。

この木は樹齢130年、高さも14メートルとあるが、表示の古さから推測するとそれから何年も経っているだろうから、20メートルはあるのではなかろうか。

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あたりに漂う香りが強い。

ハクモクレン、コブシ、シデコブシと、同じ種類のマグノリアだけれども、香りはずいぶん違う。
このことについては、ページを改めて比較して書いてみたいと思っている。

ハクモクレンのこんな大きな木を仰いでいると、花は崇高な使命を持っているように思えるし、そうではなくて、存在自体が崇高なだけのようでもある。

まるで、白い鳥が羽を休めていて、風が吹くと一気に飛んでいってしまいそうだ。



ホテルオークラのマッチ 燐寸 MATCH

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いまどきマッチなんて珍しい!
ホテルオークラのレストランで素敵なマッチを頂いた。

昔はどこのカフェにも食堂にも、お店のマッチが置かれていたものだ。

いまは、多くの人がタバコをやめてしまったし、マッチの出番は仏壇に置くくらいだろう。
事実、母も「ちょうどマッチが無くなったからよかったわ」と喜んでいた。

そんな様子をみていた私もようやく、携帯用お香入れにちょうどよいと気がついたものである。
→2014年11月26日 銀のお香立て



これは、ホテルオークラ本館の建て替え工事によって、歴史ある建物がなくなってしまうので、そのデザインのメモリアルマッチなのだそうだ。

ホテルには、麻の葉や鱗紋など、内・外装に多くの日本の伝統文様がデザインされている。
昔からこのホテルで見慣れた、懐かしい柄が描かれたマッチ箱。

私もとても欲しかったので、レストランに行くたびにひとつずつもらってきたのだが、大人気だったようですぐに無くなってしまった。


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このデザイン、「どこかでみた!」と思ったら、エントランスやロビーの天井から下がっている吊り灯だ。
切子玉形という、菱形六面体をつなげたもので、今はオークラ・ランタンといわれるほど象徴的になっているそうである。

8月には本館は閉館し、高層ホテルになるらしい。

外資系の大きなホテルと違って、ここはどことなくぬくもりがあって、とても居心地がよかったのだけれど残念だ。



新しく建つまでは別館ひとつになってしまい、今より一層混むのではないかと思う。
食堂難民になってしまうのではないかと心配。

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マッチより、「燐寸」と書くほうが儚(はかな)さがあっていい。

タバコの煙の臭いは嫌いだけど、その人がマッチを擦る匂いが好きだ。
花火のような、青い、燐の燃える夏の匂い。

ずっと嗅ぎたい香りでは無いけれど、一瞬通り過ぎる過去をつかみ損ねる、そんな気分になる。




スミレ,菫,Viola mandshurica

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スミレ。やわらかくふくらんだ野の道を歩いていて、足元にふと気がつくと、もう紫の小さな花があちらこちらにぽっちりと咲いている。

あでやかな桜だけではなく、こんなささやかなところにも、春の喜びが溢れている。


スミレの学名、Viola mandshuricaマンジュリカというのは満州の、という意味からきているそうだ。
口に出すととてもかわいくて、スミレの姿にぴったりなように思える。

スミレの香りは甘く粉っぽい、しゅっと収斂するような香りだ。
ただし香りをかぐためには、跪(ひざま)づいて顔を近づけなくてはならない。

だから、香りのある小さな花は「王様」なのである。




桜 ソメイヨシノ 開花 yedoensis 'Somei-yoshino'

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桜の開花宣言が出された昨日今日、
ここのソメイヨシノもずいぶんほころんできた。

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この桜の最初の一輪は18日だったのだが、ぱらぱらと開いている。

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それにしても、つぼみがぎっしり。
もう、咲く気満々のソメイヨシノ。





シダレザクラ,新宿御苑,2015年3月22日,Cerasus spachiana

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日曜日、とても暖かかったので新宿御苑にシダレザクラを見に行った。
3月18日にはほんの数輪だったのに、ほんの1週間立たずしてこんなに咲いている。

ざっと、3分咲きだろうか。


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毎年繰り返される行事のようなものだけれど、サクラの開花は胸踊るものである。


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もう少し開花が進むと、メジロがたくさんやってくるだろう。

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日曜日ということもあって、今日はたくさんの人出。
枝垂れ桜はどこから見ても妖艶である。





アセビ馬酔木 ピンク Pieris japonica subsp

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アセビは、ピンクの風鈴のような花なの。
普通のアセビ(アシビ・馬酔木)は白いけれども。

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ドウダンツツジのピンク、サラサドウダンと間違えそうになっちゃうけどね。

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馬がこの葉を食べると酔っ払った様にふらふらするから、馬酔木っていうんだって。
こんなにかわいい花なのに、葉には毒がある。



Kanazawa Ono Karakuri Museum [wheels]

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Kanazawa Ono Karakuri Museum/ISHIKAWA

 

Kanazawa Ono Karakuri Museum is where I really wanted to visit.
It has famous wind-up dolls that serve tea.


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I got so excited to see so many cog wheels... I love cog wheels ( or gears ).

I like their shapes and also like how they actually work.

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The museum has hands-on activities and you can touch and turn the wheels.

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Square shaped wheel-  Left wheel and right wheel turn at different speeds.

Used mostly for printers. 


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Chrysanthemum shaped

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Leaf shaped  

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Look ! So many wheels in different shapes!

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Inside the main building.  Beautiful design that reminds us of Tsuzumi (hand drum)


There was a similar one in front of the Kanazawa station.

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 Geometrical pattens of the windows at the museum. They look gorgeous.

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Youtube  http://www.youtube.com/watch?v=U6fHhSQNSQY

Kanazawa Ono Karakuri Museum  石川県金沢港大野からくり記念館

920-0331 石川県金沢市大野町4-2-29
TEL
076-266-1311

 



御苑のタヌキ(Raccoon dog)

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タ、タヌキ!
びっくり、新宿御苑にタヌキ(狸)がいるなんて?

雑木林の中の道を、写真をとりながら歩いていると、後ろの方に気配を感じ、振り返るとそこには小動物が。

『大きい猫かな?』

と思った一瞬の後に見えた顔が尖っていて、目のあたりを中心に黒い。
全体に毛が長く、尻尾がふさふさと。

「これって狸?」

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急いで写真を撮ろうとしたが、そのときはクロモジの花を撮るために接写モードになっていて、モードを変えているうちに小川の横の繁みに入ってしまった。

あわてていたので、もたもたしてしまう。


しばらく隠れていたので、そろそろと近づこうとしたところ、
あっというまにせせらぎを渡って対岸の土手を登り、築山(つきやま)の向こうへ駆けていくまではすごく早かった。

いったい、新宿御苑のどこの穴から出てきたんだろう?
それに、ある程度の数がいなかったら繁殖できないはずだから、もっとどこかに潜んでいるのだろうか?

大都会の真ん中に住むタヌキ。

新宿御苑では、鼈(すっぽん)もしばしば見かけるけど、本当に珍しい生き物に出会える。

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歴代中国王朝数え歌、というのを中学日本史の授業で覚えさせられた。

それは猩々寺(ショウジョウジ)のタヌキ囃子の節回しにあわせて、

「夏、夏、夏・殷・周・秦・漢・魏・晋・南北朝・隋・唐・宋・元・明・清、清、清(か、か、かいんしゅう、しんかんぎしんなんぼくちょう、ず-い-、と-うそ-う、げ-んみ-んしんしんしん)♪」

と歌う。

授業の最初に3人ほどが当てられて、黒板の前に立って唄わなければならない。

常に恥ずかしい思い出だったので、もしかすると、忘れ物をすると歌うのだったのかも?

今はコレ、体罰になるのかなあ?


しかし、大人になり中国の歴史小説を読んでいて、この歌がとても役に立っている。



 


キブシ(木五倍子)Stachyurus praecox

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ハチジョウキブシ、ひとつひとつはとても地味な花なのだけれど、房状になってたくさんぶら下がっているとまるで鎖のようで目を引く。

玄人受けする渋い、藤のような。

と思ったら、別名をキフジとも言うらしい。なるほど。


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淡い黄緑のチェーンが幾房も。
まわりに花がないせいか、一段明るい色調が浮き上がって見える。


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ほんのり淡い匂いがする。

ハチジョウキブシ キブシ科 キブシ属  Stachyurus praecox

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Premium Collection さくら「SAKURA」  オードパルファン 50ml ¥16,000(税別)

2015年3月5日、プレミアムコレクションとしてリニューアル。

香調

明るくみずみずしい花の甘さが、うすべに色のふんわりパウダリーに変化します。やさしくもきりっと美しい日本の「さくら」。匂い袋のような和の花の香りです。

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万葉の時代から、日本のアートの中に描かれ続けてきたさくら。

雅やかに春を告げ、散りぎわも美しいこの花を、私たちはこよなく愛してきました。

花びらが風に舞うごとく、より軽やかに匂い立つように、日本特有の美意識を香りに託し、丁寧に処方を組みました。


詳しい説明はこちら→オードパルファン さくら

お買い物ページはこちら→オードパルファン さくら


☆3月、さくらのサンプルをお送りさせて戴きます。
ご希望のお客様は、サンプル送付のお申込みページから→ こちら。 
※予定数なくなり次第終了させていただきます。

ソメイヨシノ咲きました!2015年3月18日Cerasus × yedoensis

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新宿御苑のソメイヨソノ、開花。
2015年3月18日、ことし初めての一輪だ。

霧の晴れた暖かい春の午前。

Cerasus × yedoensis


シダレザクラ、咲いています!2015Cerasus spachiana

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シダレザクラ(枝垂桜)が少し咲きはじめている!

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ほんの一週間前は固いつぼみで、遠目には冬枯れのもの寂しい風景だったのに!

つぼみがふっくらと色づいている。
あともうほんの少しの太陽があれば、サクラはすっかり心を許して、小さく畳まれた花びらを伸ばすだろう。

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新宿御苑の池のほとり、見事なシダレザクラの一角には、毎年たくさんの人が訪れる。

御苑の開園9時に合わせて、門から全速力で場所とりに走るカメラをもった人たちも、今はまだいない。

祭りの前の、一瞬の静寂。


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3月11日、鎮魂の中にいたシダレザクラ。




クロモジ,黒文字,リナロール,Lindera umbellata

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まだ浅い春に、こんな風に明るい朝の日差しを浴びて、うっすらとうぶげが光るような、みずみずしい、みどりの小さい芽吹きが好きだ。


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➤クロモジについての詳しい記事 2014/3/18 今咲いていますクロモジの花

➤自分で読み返しても面白かった。

春の黄色い花 サンシュユ、山茱萸、Cornus officinalis


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遠くから、黄色がふんわりかすむ樹が見える。
サンシュユ、もう咲いている!

春は黄色い花が多いような気がする。
でも、ピンクの花も、白い花も多いよ。

だから、いっぱいいっぱい咲いているってことかな。

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サンシュユは、細かい地味な花がたくさん固まってついている。
香りは本当に淡く、ほのかに粉っぽい。

花がまだ少ない早春じゃなかったらあまり目をひかなかったかも。

先がけって、得だなあ。。



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ずっと辛い冬だと思っていたのに、なにもかもがいっぺんに花開きはじめる3月の嬉しさ!


アンティーク香水ポスター Sirdha ERIZMA paris

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昨日に続き、これもパルファンサトリのライブラリーからアンティークの香水本のポスター。Erizma Paris(1885~)というブランドのSirda(1925)という香水。

1925年といえばアールデコの時代。これも浮世絵風。

このポスターの花は枝垂れ梅だと思うけれど、葉が出ているのでちょっと変だ。

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19世紀のパリ万博以来始まったといわれるジャポニズム。
広重がゴッホに影響を与えたのは有名であるが、その後もヨーロッパ美術がいかに日本の影響を受け続けたかということが、このような商業アートにも垣間見える。


このERIZMAというブランドはもうパリにないと思うが、Coquin,Kiki,Lotion de Merdici's,Oeillet Empire,Sirdha,Thamyrisという商品を出している。

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La Parfumerie Francaise et L'art dans la Presentation についてもっと読む
2011/2/18の記事La Parfumerie Francaise et L'Art dans la presentation  1925年
2011/2/19の記事アンティークと香水と本②

枝垂れ梅(しだれうめ)

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枝垂れ梅(シダレウメ)は、普通の梅より一拍遅れて咲く。
ピンクの枝垂れ梅。

枝垂れ桜(シダレザクラ)の時期のように、春爛漫とまでは行かないけれど、枝垂れ梅の咲くここは、満開の白梅と河津桜(カワヅザクラ)と水仙に囲まれた夢の国。


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まだ寒い時期に咲く梅の枝垂れはオリエンタル。
19世紀末にヨーロッパで流行したジャポニズムを感じさせる。

この枝垂れ梅が咲くたびに、思いだすのは古いデコのポスター。

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これはフランスの古書店で見つけた、大きなアンティーク本の中の1ページ。
古い香水ブランドGIROTのものである。

花は、ごつごつした樹の姿から、枝垂れ桜ではなく、枝垂れ梅だろう。
浮世絵を思わせる色と線、デコ調のロマンチックなポスターは私のお気に入り。

100年経っても、とってもモダンだ。



「妬く(やく)与一」車型 光学式 マウス  jealous

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与一「あっ!なんすか!なんすかコレ!!さとりさま、真っ赤なスポーツカーなんか買っちゃって、ドーユー意味っすか?」

さとり「だってよいち~。コレ、ライトがLEDで光るんだよ?いいんじゃな~い♪」
与一「いいんじゃな~いって、ソレ古いし。それより、あっしはお払い箱っつーことっすか?プンスカ!」


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さとり「お馬鹿だね、マウスに妬いてどうすんのさ~。昔から女王さまの乗るのは馬車に決まってんじゃないか」

与一「ええっー、じゃあ、コイツ12時になると元のネズミの姿に戻っちまうんで?(っつーか、オレ馬?)」

さとり「与一は馬だけじゃなくて鹿の資格も十分あるよ。いつまでたっても、与一は与一だしねえ。。。(しみじみ)」




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というわけでマウスを買った。

今までずっと無線のキーボードとマウスを使っていたのだが、クリックしているとつっかかるというか、反応が遅れるときがしばしばあってストレスを感じていた。

イラっとしてつい何回も強くクリックしたりしているうちに手首の腱鞘炎になってしまったのである。(年のせいかも)

そこで新しいマウスを買うべくネットで探していたところ、手首に優しいというピラミッド式の握りのや、戦車かステルスみたいな形のマウスを見つけ、一度はそれらをカートに入れたのだが。

その後の検索で、なぜかこのおもちゃのような車型光学式マウスというのに惹かれてしまう。
ボール式はさすがに死んでいるが、光学式の有線ならアナログ加減がいいんじゃない?とつい購入してしまった。

少し固めのカチカチ音がちょっと快感で、値段の割りに使えるかも。

消費者の購買行動について考えさせられるできごとであった。
味気ないデスクの上にユーモアを。











花から花へ flit from flower to flower

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こんなにゆっくり梅の花が楽しめるなんて。
最初の一輪から今日まで1ヶ月以上、今まさに、満開の梅林。

梅と桜の違いは、その樹の枝ぶりと花つきですぐそれとわかる。
折れ曲がりながら上に伸びる新しい若い枝に、梅の花は一輪ずつ、花柄がない花をつける。


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ここの園には、最も大きな日本庭園や小さな庭園の梅林、薄暗い雑木林中から開けた広場のすみにまで、いたるところに梅の樹が有る。

順々に開花し、その姿かたちと香りを堪能することができた。

近づくにつれ、雨上がりのしっとりした空気の中に爽やかなグリーンの香りがたちこめる。
そして顔を近づければ、ひとつづつの花は濃く甘いスパイシーな匂い。


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白い梅、淡い桃色の梅、きりっとした濃い紅色。
同じ白でも、今日の梅は甘くスパイシーなクローブ(ユゲノール)が香る。

別の場所の、2月に咲き始めの梅はシンナミックだったのに。


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この淡いピンクの八重は匂いが薄い。
江戸街娘のよう。


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鼻の上に花粉をつけて、花から花へと香りを吸いながら歩き回ると、自分がハチドリになった気分になる。



そして林のなだらかな小道を登りながら、紅白の細かい花びらが地面に散っているのに気がつく。
高い木々の日陰ではあるが、数本の梅が立ち、花はもう終わりを告げている。
桜ほどの派手さはないが、梅の散り際も風情のあるものだ。

その横では辛夷(こぶし)の固いつぼみが、少しずつ膨らんでいる。
季節が進んでいく。




白花沈丁花の匂い しろばなじんちょうげ Daphne

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朝10時頃、明治通りを足早に歩いていると、突然フックのある香りに遭遇。
「んー、何の香りだっけ?」

『そういえば、確かこのあたりに白いジンチョウゲがあったはず』と思い出して、来た道を2~3m引き返す。

「フックがある」というのは鼻に引っかかるというか、特徴のあるというような意味によく使うが、この時はむしろ沈丁花らしくない香りだったので、「あれっ?」と違和感を感じたのである。



毎年その春一番のジンチョウゲは、夜暗い道を歩いていると気がつくものだ。
その闇の中のジンチョウゲは、爽やかなグリーンフローラルで、シトラスっぽいローズ系メタリックの香りがする。

それが今朝のジンチョウゲは、ジャスミンやチュベローズに通じる、やや重いラクトン様の匂いがした。

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近寄って香りを吸う。
花の中心からは、確かにあの紅花種のジンチョウゲと同じ、爽やかなグリーンフローラルがキンと匂い立つ。
ローズのシトロネロールや、オキサイド系のキラキラした匂いだ。


普通なら軽い香りが遠くまで届きそうなものだが・・・。
それなのに離れた場所で感じたのは、ボディ感のあるホワイトフローラル。

きっと、軽い香りは空中に揮散して消えてしまい、重い香りだけが風に乗ってやってきたのだろう。
それとも日中の紫外線で、軽い芳香分子は壊れてしまったのかも。


そういえば、花の中で一番遠くまで香りが届くというキンモクセイも、主な芳香性分は、γーデカラクトンやβーヨノンという、決して軽い香りではないから。
そういうこともあるのかもと改めて実感したのであった。

花の香りの不思議。





梅 Japanese apricot

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暖かいかと思うとすぐまた寒くなり、桜と思えばまた梅の花。

今年は咲き始めが遅かったためか、まだ梅も見ごろが続いている。

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似たような写真ではあるけれど、どの梅も表情が愛らしい。


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この三枚の写真の梅はガクの部分が赤い。
寒さに耐えて凛と咲く。


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でもこの梅は遠めに見ると緑の梅に見える。
近寄ってみると、伸びた枝先がグリーンで、ガクも緑なのでそう見えるのだろう。

近寄れば、やはりはなびらは白い梅。



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紅梅、八重。
可愛くはあるのだけど。
幼い。




さくら咲く Cherryblossom,Cerasus lannesiana Carrière,

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河津桜、カワヅザクラ Cerasus lannesiana

寒緋桜(カンヒザクラ)と大島桜(オオシマザクラ)の自然交配種だという。
緋桜よりは淡いけれどもしっかりとピンク色。

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一足早く桜の便り。


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同じカワズザクラだけど、異なる樹の、異なる色合い。少し濃い目。


お雛さま おかたづけ Hinamatsuri Imperial dolls

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にやり、右大臣くん。
これでゆっくり眠れるわい。


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角度によってなのかな・・。
なんかみんなほっとしているみたい。



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髪の毛にねぐせがつかないように、撫でつけてから、しまう。
また、来年までおやすみ。


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もう、3月4日にはかたづけなくてはならないのだが、(なぜならば嫁に行き遅れるかららしい)
小さい頃から、出すのは楽しいんだけど、しまうのは面倒くさい。



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って、今回はL子ちゃんに、出すところからかたづけるところまでやってもらった!

昔から、かたづけは苦手な私にて。

パルファンサトリの「さくら 」PARFUM SATORI 「SAKURA」リニューアル!

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「をとめらのかざしのために、遊士(みやび)をの蘰(かずら)のためと、敷きませる、国のはたてに咲きにける、桜の花の、にほひはもあなに」  万葉集 若宮年魚麿

Premium Collection 
さくら「SAKURA」  オードパルファン 50ml ¥16,000(税別)


2015年3月5日、プレミアムコレクションとしてリニューアル。

香調

明るくみずみずしい花の甘さが、うすべに色のふんわりパウダリーに変化します。やさしくもきりっと美しい日本の「さくら」。匂い袋のような和の花の香りです。

 

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万葉の時代から、日本のアートの中に描かれ続けてきたさくら。

雅やかに春を告げ、散りぎわも美しいこの花を、私たちはこよなく愛してきました。

花びらが風に舞うごとく、より軽やかに匂い立つように、日本特有の美意識を香りに託し、丁寧に処方を組みました。


タイプ/フローラルタイプ

トップノート/シソ、チェリー、グリーンティー

ミドルノート/ローズabs、ローズエッセンス、ジャスミン、ミュゲ、ピーチ、サクラ、クローブ

ラストノート/パチュリライト、サンダルウッド、ローズウッド、バルサム、バニラ、ムスク

詳しい説明はこちら→オードパルファン さくら

お買い物ページはこちら→オードパルファン さくら


☆3月、さくらのサンプルをお送りさせて戴きます。
ご希望のお客様は、サンプル送付のお申込みページから→ こちら。 
※予定数なくなり次第終了させていただきます。


春の香水鑑賞会2015☆ご報告☆ 

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31日、パルファンサトリ11階アトリエで、「春の香水鑑賞会&ティーパーティー2015」を開催いたしました。

のたびは、ライトオリエンタル・トレンドを念頭に香りをピックアップ。


まずはクラッシックな名香として、ボルドニュイ/ゲランを鑑賞しました。
v
ol de Nuit / Guerlain 1933 (Oriental Woody) 

「大人の女性の印象」という意見の一方、名前の「夜」のイメージよりも、シトラスのトップが明るく、思いがけず軽く感じるという声もありました。
イリス、ヴァイオレットのソフトなパウダリーに続き、バルサム、ウッディ、レジンとバニラの甘さが組み合わさった複雑な香調です。

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続いて甘い香りのつながりで、

キャンディー・ロー(Candy L'Eau / Prada )、ラ・ヴィ・エ・ベル(La vie est bell/Lancom)、ワサンボン(Wasanbon / Parfum Satori) 3本を鑑賞。

さらにキーノートでもあるマルトール(maltol)も試香しました。

マルトールは綿菓子を思わせる非常に強い甘さを持つ香料です。

(グルマン系香水のエンジェル(angel)/1992年にはたくさんのマルトールが使われたものの、)2000年頃のフルーティグルマンは、十万分の1程度しか入っていませんでした。

しかし年々エスカレートして、今ではその1000倍も入れられるケースが珍しくありません。

キャンディー・ローは、マルトールをピュアで1%、ラ・ヴィ・エ・ベルは2%使っていると言われます。

この2つの香水は、ボリューミーではっきりとしてわかりやすくウェットな感じで、
一方のワサンボンはイリスのフワフワと乾いた質感が対象的です。

 130508ワサンボン.jpg

フルーティグルマン系の香水には、初期にはカシスグリーンなど軽めのフルーツが入れられ、ピーチからやがてベリー系へと赤味がかかっていきます。

最近では凝縮した甘さのあるドライフルーツ、例えばプルーンやフィグ(いちじく)の香りが登場するようになりました。

そこで、続いてプルーン系香料のアクセントを持つ香水 「ラ・ニュイ・ド・ボエム」と、パルファンサトリ「コンシロ」の 2点と、プルーンのキーノートである香料ダマセノン(Damasenone)を試香。

150301香水鑑賞会ブランド香水3.jpg
La Nuit de boheme / Anna Sui 、Kon Shiro / Parum Satori 

香料を嗅いで、香水を鑑賞するとその特徴がはっきりと浮かんできます。

この香水はどんな方に似合うのかなど想像しながらおしゃべりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
そして、ボルドヌイの美しいアンティーク香水瓶もご披露しました。(写真一枚目)

鑑賞会の後はお茶の時間です。

150301香水鑑賞会ゲラン.jpg

一昨年の秋、パリのシャンゼリゼ通りゲランショップ地下にレストランができました。
そこではゲランの名香と同じ名前のお茶が売られています。

150301香水鑑賞会ゲランラールブルー.jpg

今回のお茶はゲランのルールブルー。
後口にほのかなスミレ、ヨノン調の香りが。

150301香水鑑賞会7.jpg

以前に買ったシャリマーの香りのティーは濃い水色(すいしょく)の紅茶でしたが今回のルールブルーのお茶は淡い水色で、中国茶に賦香されているようです。

「ルール・ブルー」にちなんで、というわけでもないのですが、カップ類はロイヤルコペンハーゲンを選んで、青でアレンジしてみました。

150301香水鑑賞会お茶菓子.jpg

今回のお菓子はノワ・ドゥ・ブールのカヌレと、期間限定のフィナンシェをご用意。
オレンジのドライフルーツも軽いお茶によく合いました。

すっかりリラックス。時も忘れて香りの話題に花が咲きました。


夏頃にまた別の香水鑑賞の企画を予定しています。

次回のお知らせはブログ、最新情報にて致します。
受講をご検討の方はぜひご参加ください。

 

 


おひなまつり、お供の子たち③三人官女 three court ladies ,Hinamatsuri

150303ひなまつり、三人官女3.jpg

官女中「あーやれやれ、ずっと立ってるのって疲れちゃうわ。いいわね、あんたたちは座ってられて」
官女左「ナニ言ってんの、お姐(ねえ)さんだって、夜に皆が帰った後で、おちゃんしてたでしょ」

官女右「ネエ、おちゃんって何?おちゃんって」
官女左「いやーね、昭和生まれのくせに、おちゃんも知らないなんて。お座りすることよ。」

官女右「そんなん初めて聞いた、記念のキ」



150303ひなまつり、三人官女4.jpg

官女中「あ~もう、あんたたち、ピーチクパーチク姦(かしま)しいったらありゃしない」

官女右「そういえば、かしまし娘っていたなあ・・・。人気あったケド。」
官女左「フフ、誰が言ったか知らないが、女三人寄ったら、かしましいとは愉快だね♪」


150303ひなまつり、三人官女2.jpg

官女中「これでおしまい三人官女!」
官女全員「それではみなさま、ご~き~げ~ん~よう~♪」



サクラサク、ウメ咲く。SAKURA

150301さくらさくドコモ.jpg
サクラサク、ドコモ。
寒桜

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ウメサク、ドコモ。
白梅。

同じ日の、新宿御苑。


パフューマー・大沢さとり

「パルファン サトリ」は、フランス調香師協会会員・SATORI(大沢さとり)の香水ブランドです。コレクションはすべてSATORI自身の処方により調合された特別感のある香り。初めて香水を試される方や、外国の強い香水に疲れた方にもお勧めです。日本の気候と情緒に合う、優しくおだやかな香りをお楽しみください。

SATORI'S ピックアップ

パルファンサトリのオススメ商品や関連ブログ記事などをご紹介いたします。

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「パルファンサトリは、本店を六本木に移転いたしました!
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同じ重さの黄金より価値のある、最高の沈香木・伽羅の香りを表現したパルファン サトリの代表作品です。

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