Parfum Satori

2015年1月アーカイブ

内藤とうがらし Naito-chile pepper

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これはただのトウガラシではない、内藤唐辛子というのだそうだ。
つやっとしてとてもきれい。

新宿御苑には、当時からある玉藻池(たまもいけ)という日本庭園など見所があるが、まさか唐辛子にまで内藤家の名前がついているとは思わなかった。

この一帯と新宿御苑は、江戸時代には遠藩主・内藤家の下屋敷(しもやしき)だったところ。

甲州街道沿いのこのあたりの地名は、いまでこそ新宿1丁目とかになっているが、以前は内藤新宿と呼ばれていた。


トウガラシは16世紀にポルトガルから渡来してから、ここ内藤家の敷地でも盛んに栽培され、全国に広まったそうである。

一度は内藤唐辛子という品種は途絶えたのだが、復活のため研究栽培が試みられているようだ。


下は1月末、ひと月がたち、すっかり干からびてしまったトウガラシ。

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私はトウガラシ全般を「鷹の爪(たかのつめ)」と言うのだと思っていたが、これは品種の名前らしい。

昔はホカロンなどなかったので、冬は乾燥した鷹の爪(トウガラシ)を真綿(まわた)に巻いて、腰に入れてもらったりした。
学校に行くとき、つま先が冷たくなるので、靴に入れたこともある。

今は何事も便利になったものである。




One of western foods in Japan 「Spaghetti Napolitan」

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One of estern foods in Japan 「Spaghetti Napolitan


Japan actively adopted various food culture from other countries and developped our own menu.

 

Spaghetti Napolitan is a Japanese version of local cuisine in Naples, Italy.It's a Japanese original.

 

Spaghetti Neapolitan used to be a popular & common food at home and at restaurants in Japan long time ago.  It was often served also at old-fashioned coffee shops when I was a kid.

 

It's a spaghetti seasoned mainly with tomato ketchup and sausages, onions etc are in it.

Don't miss the chance to try it as a Japanese western food :YOU-SHOKU !

ウメ,紅梅,Plum Blossom

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もう、次々と梅がほころび始めた。
今日はピンクと白が数本咲いている。

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白は遠くて。






▶ 梅の香りの香水。パルファンサトリ「夜の梅」
オードパルファン  Yoru no Ume  50ml 12000円(税抜)

始まりはせつない甘さが妖艶にも香りますが、天然ローズを中心としたフローラルから、徐々に石鹸のような清潔な香りになっていきます。女性の2面性を持つミステリアスな香り。


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パルファンサトリの香りを少しづつお試し戴けます。男性にお勧めのさわやかなB「10本レフィル」香りのマナーブック付き。3150円送料無料 

寒桜(カンザクラ)咲いています Prunus × kanzakura

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カンザクラ(寒い桜)が咲いた。

温かい日和に誘われて新宿御苑を散歩していると、満開の蝋梅(ろうばい)の横にある、寒桜のつぼみがだいぶ大きくなっている。

もうすぐ咲きそう。
このつぼみなんか大きいなあ・・・。

そう思って、さらに(こずえ)をみてみれば、ぽちっと一輪が咲いている。



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いかにもまだ咲いたばかりという風情である。

まだ1月なのに、いくら寒桜とはいえ早いのでは?
これから寒い日もあろうというのに。

気が早い子はどの植物にもいるものだ。

春の、準備。



►バラ科 サクラ属  寒桜(カンザクラ) 学名 Prunus × kanzakura




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Zaru soba (soba noodles)

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Ten-zaru(Cold Soba and Tempra) .

Yeah.It's yummy!!! 


You dip soba noodles into the sauce swiftly and pick up .Then slurp with air. Slurping noodles noisily while eating is the right way to enjoy soba in Japan.

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It's considered to be " chic" to drink sake with seaweed , kamaboko (boiled fish paste) or wasabi before eating soba.


►Ten-zaru(Cold Soba and Tempra) at "Yabu-soba(藪そば)" located in Kanda(神田) or Asakusa(浅草),or Ueno-Ike-no-Hata(上野池之端).


一番の紅梅 Plum Blossom

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雨上がりの暖かい朝、新宿御苑に梅の様子を見に行った。
毎年、この時期はつぼみのふくらみ具合をいつもチェックするのが習慣になっている。


日本庭園の梅林はまだ固いつぼみ。
そこで、玉藻池の小さな梅林へ足を運ぶ。

ここでも、ほとんどの梅の木がまだ開く気配もないのに、その中の一本だけが数輪を咲かせている。

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一本の梅の木の、さらに一枝のつぼみだけがふっくらと。

まんべんなく咲くのではなく、最初の一輪に木のエネルギーを注ぐのだろうか?


かわいい、濃いピンクの梅の花。

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古木の枝ぶり、緑青(ろくしょう)の様にふいた苔のみどり。
梅の美しさは、花だけではない。

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そして、香りは甘くやさしい。

蝋梅(ろうばい)は、そのフルーティな甘酸っぱさが遠くまで届くほど強いが、梅はもう少しやわらかく、クローブのようなウッディ・スパイシーな甘さがある。

そして、紅い梅にはシナモンのようなピリッとした甘さもある。

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いつだって、梅の花は高貴な花だ。









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雨上がり after the rain

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昨日までの冷たい雨が去って、今朝はふっくらと空気がやわらかい。
思わず弾む足取り。

林の木々には無数の光の粒がキラキラ。

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雫(しずく)に寄ると、木全体が水滴で覆われているのが見えないし、引いてしまうとキラキラが失われてしまう。

林の中の感動を、どうしても伝えられないもどかしさ。


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しおれたカエデモミジさえ、もう一度鮮やかに輝く。



after the rain,「雨の後」とは少し違う「雨上がり」ということば。
日本語って、曖昧(あいまい)だといわれるけれど、一言にニュアンスを含んでいるところが、隠れた意味まで表現してくれる。

と、思う。





アルマーニ Armani GIORGIO ARMANI 1982

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ジョルジュアルマーニの出したはじめての香水。
1982年の香水といえばもう30年も前だから、アンティークとまでは行かなくても昔の香水であることは間違いない。もう廃盤だし。

フレッシュなグリーンから、白い花が渦巻くように開き、パチュリモスのシプレーへ続くとても魅力的な香水だ。
イタリア香水っぽいインパクトはあるのだけれども、特にラストに清潔感がある。

本来は女性用として出されたのだが、これをつけているカッコイイおじさまがいて、とってもよくお似合いだった。(当時は私はまだ若かったので、オジサマといって差し支えなかろう)

その頃は香水をつけている男性が少なかった上に、女性用をつけていて、しかもご高齢となるときわめて稀なお方だったのだと思う。


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パッケージもボトルもとってもクール。


とても好きな香りだけれども、キャラクターが違うので自分ではつけない。
でももし匂っていたら、遠くでもすぐにわかるだろうと思う。

思い出の香り。


※この香水はパルファンサトリの所蔵品で、スクールの資料として保管されているものです。
上はパルファン7.5ml、下左はパルファン30ml、右はオードパルファン50ml


福寿草 ふくじゅそう Fukuju sou/ adonis ramosa


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福寿草が咲いている。

冬の陽だまりを集めてそこに灯(とも)ったような、暖かい光の花。

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こぼれ松葉の掛け布団の中からつぼみがほら、あっちにも、こっちにも。


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気がつけば水仙(ペーパーホワイト)の間に、群れ咲いているよ。
ここは、小さな春。


►植物事典 学名:adonis ramosa,植物,草花,フクジュソウ,福寿草,


あと10歳若かったら・・・。

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いくつになっても思う。
あと10歳若かったらなあ・・・。
しかも、今の経験と知識を持ったまま。


うーん、
でも日本人全体を見れば、私の子供の頃よりも平均寿命は長くなっているし、昔の同世代より見た目がずっと若い。
だから、そう考えると肉体年齢に比べ、精神年齢は上がっているはず。


ところが、現代の精神年齢は7掛け、つまり50歳なら昔の35歳くらいとも言われる。
だれの言った理屈なのか、根拠も定かではないが、もっともらしい気もする。

いろいろなニュースで見るたびに、実年齢より幼稚な事件が多いように感じるけど、だからなのかといえば、こじつけかもしれないけれど。


ただ年齢を重ねれば大人になるわけじゃなくて、寿命が延びた分、精神的にも肉体的にも間延びするんだろうか?

ネズミの時間と象の時間の違いの様に、
それぞれの時計は、それぞれの生涯年数で流れる時間が違う、そういうことなのかな?

それとも何年生きたか、ではなくて何年生きられるか。
「死」から逆算して、何パーセントのところに今いるのか。

そう考えると、宿題が多すぎて焦っちゃうな。
社会性とか、コミュニケーション力とか、知恵とか、人としてのやさしさ、暖かさとか、成熟度。

考えたところで、過ぎた10年は取り戻せないのだから、
現在から10歳年をとった時の自分を思い描いて、そこから10年前にもどってやり直した気分で、今を生きる。

自家的タイムトラベルだ。


初釜 裏千家 "the first tea ceremony of the New Year"

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1月16日、今年も茶道裏千家東京道場の初釜式にお招きいただきました。
92歳になられる大宗匠も、お家元と並んでご挨拶なされ、ご健勝な様子を拝見し、大変嬉しく思いました。

昨日の冷たい雨とうって変わって、今日はよく晴れて暖かい日よりでした。


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毎年お庭の前で写真を撮って頂きます。
今年は大谷さまに写して頂きました。

藁葺の家の刺繍のしてある淡いベージュのお着物を着ています。



点初式 Hatsugama (the first tea ceremony of New Year)

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16日は遠州流御宗家の点初式(初釜)でした。
朝からの雨、しっとりと濡れたお庭がとてもきれいです。

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玄関脇には七草の飾りがさりげなくて素敵でした。
この日はグレーに白の綸子(りんず)を着ています。

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蝋梅(ろうばい)Chimonanthus praecox

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梅の香りよりももっと甘い、ロウバイ(蝋梅)の花の香り。
真冬の寒いさなかにも、しっかりと花を咲かせている。

花が一重で中心が赤い、これはロウバイ。
蠟のようにつやのある半透明の花びらは、乾燥した冬の北風に負けない。


梅はバラ科で、蝋梅はロウバイ科。名前に梅とついているけれども、植物学的には梅の仲間ではない。

香りも姿も、ロウバイのほうが庶民的だと思うが、この一番寒い時期に、戸外で強く匂ってくると励まされる。

匂いは重めのフルーティ・フローラル。
パイナップルの中心の、蜜の部分を煮詰めたような甘ずっぱい香りというか。
ベンジルアセテート、というと風情がないけれども・・・。


下は八重のソシンロウバイ(素心蝋梅)、中国から渡来のもの。
年頭にふさわしい、素心(そしん)に眺める花。

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毎年毎年、繰り返しやってくる厳しい冬。
でもそれは春の準備期間。

花も繰り返し咲いている、それは季節の巡り合い。

去年とは違う私が出逢う、今年の蝋梅の花。


キルフェボン(Qu'il fait bon)の洋なしのタルト

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「今日はキルフェボンのタルトを買ってきたわ!」
「うわー!私の大好きな洋ナシをたっぷり使ったタルト!」

正月あけに、パルファンサトリのメンター、マダムSがお年賀で持ってきてくれた。
マダムSはとにかく美味しいものに詳しい。
実は原宿の某菓子店に行ったら、すごく並んでいたので青山のキルフェボンにしたのだという。

「私初めて~!!」
というと、
「何言ってんのよ、前にも何回か買ってきたじゃないの~」
とマダムS。

『そうだっけ??そういえばいろんなフルーツが乗ったタルトなどを食べたことがあるかも』
と思い、「いやいや、ナマの洋なしのタルトは初めてよ~。」
とごまかす。

火の入った洋なしのタルトならよく食べるけど、
だってこれ、フレッシュな状態のル・レクチェがたっぷりだよ。
洋なしなんて傷みやすいから、生で作るのって難しくない?

下の方はクリームチーズ。
洋なしとクリームチーズなんてまさにゴールデンコンビだ!
タルト生地もさっくさくで最高。


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箱もとてもおしゃれ!

「次はねえ、私はいちぢくとマンゴーはちょっと苦手なので、違うのをお願いねー」
とマダムにおねだりしてしまうのであった。


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食べながらお店の位置を聞き、ふと思い出した。

2011年頃だったが、青山のこの近くのカフェに行ったとき、もとアシのR子ちゃんに
「さとりさん、こことってもおいしいんですよ」
と教えてもらったときに取った写真を発掘。

この店とはケーキは結びつかなかったわあ・・・。
横文字の名前はなかなか覚えられない。


昭和のお菓子 シベリア Siberia

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なんと懐かしい、昭和のお菓子「シベリア」を頂いた。
お茶と一緒に「おもたせ」で出すと、「ほう、これがシベリアの味ですか」とのこと。

その方は若い人だったので、シベリアを食べたことがないようだったけれど、時々私が話していたので興味があり、たまたま見つけたので買ってきたという。





これは羊羹(ようかん)をカステラで挟んだ、和菓子とも洋菓子とも云えるようなもの。


私が小さい頃はお菓子のバリエーションはそれほどなかったものだ。
しかし今では舶来菓子だの、創作菓子だのと上質な素材をふんだんに使い、見た目も味も世界の一級品を誇れるお菓子が市場にあふれている。

そんな中で、子供の頃なじんだ素朴なお菓子はだんだんと消えていった。
このシベリアも、お目にかかったのは本当に久しぶりである。

これは昔は通常パン屋さんに置いてあった。
アルミの四角いトレイに三角のシベリアが並んでいて、隣のトレイには「すあま」という薄いピンク色の餅のようなものがたいていあった。
甲の高いかまぼこに、ぎざぎざを付けたような形で、外郎(ういろう)を固くしたような。
しかし、この外郎もあまり見なくなった。

私はどちらかというと、この中途半端な味の「すあま」が好きだったのだが、友達の家に遊びにいった時は、このシベリアがよく出てきた。

羊羹をカステラで挟む。なぜシベリアなのか、誰が考えたのか?
今になって興味があるが、当時は何の疑問もなく食べていたなあ。

このシベリアは、クリームチーズが挟まっていて、カステラも少しシロップが染みているような感じでしっとりとしている。甘さも控えめ、チーズの塩気がさっぱりさせる。
全体にソフィスティケイテッドされているようだ。

昔たべた素朴なシベリアはもっと甘く重い、パンチがあったような気がする。
たぶん食がそれほど豊かでなかった時代は、おやつにはうんと甘く、それだけで一食分の満足感のあるものが求められたのであろう。

たぶん、今ではそれほど美味しく感じないかもしれないけれども、あのぼんやりとした「すあま」も、なんだか食べてみたい気がする。




フレグランスデザイン講座 体験教室 Rose fragrance school

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フレグランスデザイン講座 体験教室

調香体験教室 バラの香り  

日時:1月17日(土)11:00~12:30 

場所:パルファンサトリ 11Fアトリエ

費用:10000円(税別)/10800円(税込)

 

4月開講のフレグランスデザイン講座(3月15日募集締切)をご検討の方は、まずは見学または体験受講をお勧めしております。この講座は、バラの香りを作る調香体験講座です。 

マキアオンライン ダイアナさんのお部屋にパルファンサトリの体験講座が紹介されました。

http://hpplus.jp/maquia/clip/1898897/ ダイアナエクストラバガンザさんがバラの体験講座を受講。その様子がレポートされています。

 

☆どちらも要予約  お問い合わせメールまたは電話で。メールでのお申し込みにはお名前、ご住所、お電話番号、をご記入ください。

☆定員になり次第締め切らせていただきます。

☆男性の方はご紹介者のある方のみお受けしています。 お申込み、お問い合わせメール https://parfum-satori.com/jp/contact/

パルファンサトリ 03-5787-7207

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昭和の編み物 鈎針のパッチワーク

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これは、昭和の編み物、母が鉤針で編んだパッチワークである。

なんと、私の生まれる前からあった。
もう、作ってから半世紀以上経っているわけである。


これは兄たちのセーターや、いろいろな残り糸を使って少しずつ編みためたもの。
戦後、物のない時代だったので、古いものをほぐしてリサイクルしたのだと言う。
色もバラバラ。よく見ると途中で足りなくなったのか、模様の中で糸が変わっているパーツもある。

10センチ四方の小さな四角を編んで、縦横で15枚くらいづつ繋ぎ合わせた、大きな正方形の毛布のようなもの。

父の背広のお仕立てあまりの布地を、グレーや黒や紺の、これもまたパッチワークのようについで、裏に貼ってある。


私が小さい頃は、これはコタツ掛けになっていたのを覚えている。
今は冬になるとソファの隅にちょっと掛けてあったりするのだが、もうすっかり当たり前に景色になじんでしまい、存在すら忘れていた。

この正月に久しぶりにニットの帽子を編んでいたときに、ふと目が留まり、あらためてその由来を母に聞いてみたのである。

すると思いだしたように、母はお菓子の箱の中から5~6枚を繋いだものも出してきた。
なんでも、もう1周するには足りなかったから、小さな敷物を作ったのだそう。
その、60年前のものがすぐに出てきたりするから驚きである。
みすぼらしいけれども、いかにも昭和を感じさせる味わいの深さ。



暖かく快適な暮らし。
こんなに国が豊かになったことには感謝する。

ただ、今でこそ世の中は衣美食(ほういびしょく)を尽くしているけれども、私はこうしたものを見るたびに、ほんの少し前の日本が貧しくてつつましく暮らしていたことを思いだし、今の日本がまるで一流国のように振舞うことは恥ずかしいものであると思う。




カシミアを編む④ ケーブル編のニット帽 Cashmere 100

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ついに帽子が出来上がった。
なんとか正月休み中に間に合った!
うれしー!!

途中で、2目ゴム編は2号で編んで、縄編みのところから4号で編むと気が付いたのだが、もう時は遅し。
ほどくのも嫌だから、そのまま編んでしまった。

ゴム編みを4号で編んだため、毛糸が3玉では足りなくなりそうで、ちょいと割愛して、最後ぎりぎり間に合わせたの。

毛糸が1センチしかあまらなかった!

反省点としては、やはりマニュアルはちゃんと読むこと。
いつもそうだけど、失敗しながら行きつ戻りつしてかなり無駄の無駄をしてしまう。
それでも、せっかちだから早く先へ行きたいの。。。


なんでもトリセツ(取扱説明書)は大事だ。

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今は、こんな風に大雑把なことも許せるようになったが、大学生のころ、ハイゲージのメリアス編のセーター、確か0号で編むやつ。
スカイブルーの糸が気に入って、がんばって編んでいた。

ちっとも進まない上、まったく変化がないから、身頃を編むのはかなり退屈だったのだが、真ん中くらいまで行ったとき、10段目くらい前にひと目を飛ばしていることに気が付く。

絶対にやり直したくないと思い、あとで適当に縫ったらいいやと思い、無視して編み進めるも、そのうち気になって気になって、だんだん我慢が出来なくなり、結局のところ大幅にほどいて編みなおしたこともあった。


高校、大学とクラブもあったし結構忙しかったはずなのだが、やっぱり好きなことって時間を作ってやるもんだ。

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手仕事っていいなあ。
ちくちく編んでいると、少しづつ実体が表れてくるのが、すごく嬉しい。

根気のいる繰り返しの手作業って、心が休まるし、デッサンや、草むしりをしているときもそんな気分になる。

ネットや、スマホとかやっていると、あっという間に時間がたって、その割になにをやったか覚えてもいず、ちっとも残っていない気分になる。

それにスマホしている人は、魂がどっかに飛んで行っていて、体はそこにはいるのだけど、本当は抜け殻。

たとえ
一緒にいる人と会話がなくても、相手が本を読んでたり、何か書いてたり、モノを作っているなら、心はその場所・・・目と手の間に、まあるく留まっているから寂しくないんだ。

顔を見ればわかるよ。
手仕事は、魂を引き留める。



香料の仕事も、こんな風にコツコツした手仕事が好きな人に向いていると思う。






新年あけましておめでとうございます。
オンライン・ショッピングは新年は3日からの発送開始、サロンは1月5日からです。
今年もよろしくお願い致します。

今月のサンプルをお送りさせて戴いております。
希望のお客様は、「コンシロ(Kon shiro)」サンプル送付のお申込みページから→ こちら。

カシミアを編む③ ケーブル編のニット帽 Cashmere 100

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カシミアを編む②・・・からのつづき。ようやく、長いゴム編の段が終わり、なわ編みが始まるところまで来た!
うれしー!!

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編み物って、この、徐々にできてくるところが楽しいんだよね。
このプロセスがいいのであるが、しかし、私はとにかくせっかちなので、早くそのプロセスのつづきを見たいがために、猛烈な速さで編む。

一つ縄ができると、次の縄がもう見たくて仕方がない。
そして一着が編みあがるともう次の作品が編みたくなってしまうのだった。


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友達に、編み物の上手な子がいて、よく泊まりに行って教えてもらったものである。

高校生の時は、ボーイフレンドに濃いグレーのなわ編みセーターをプレゼントしたこともある。
あまりに固く編みすぎて、出来上がりはすごく重かった。
まるで鎧(よろい)のようで、着ると腕が下がらないくらい。

当時、「結婚前にセーターをプレゼントすると別れる」というジンクスがあったのだが、
やっぱりそれからすぐ別れてしまった。
たぶん、その編んでもらう行為が、若い男の子には重かったんだろう。

マフラーくらいにしておくのがよいのだ。

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生成りのウールで、アラン模様の複雑なプルオーバー(セーター)を1週間で編んだこともある。(自慢)
ツリーオブライフとか、ポップルとか、アランハニカムとか、なわ編みを組み合わせるとすごく複雑な模様ができるが、その絵柄が少しずつできていくのが面白くて夢中で編んだ。
しかも高速。

アンゴラモヘアの白にパールビーズを散らし、ヨーク状に肩を減らし目したツインニットはお気に入り。フランスのファッション誌を見よう見まねで工作のように作った。

中でも、曾野綾子の「砂糖菓子が壊れるとき」という小説を読んだときは、主人公が来ていた「ピンクのキャンディみたいに見えるセーター」を想像し、ショッキングピンクのモヘアで何着も編んだりした。


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30数年前の写真を、探してみたらあった!
これがそのピンクのツインセット。
後ろのオーバーも濃いピンクで、このころはピンクばっかり。


編み込みもいいんだよね。糸が渡るのでとってもあたたかいの。
アルパカのグレーと茶色と生成りの3色で、5本指の手袋を編んだ。これは変化があってなかなか面白かった。


超極太で編んだ、カウチンセーターなんかは、あっという間にできた。

フランスの薄い雑誌には、ハイゲージで編んだ赤ちゃんのふわふわのドレスなんかあって、夢中になった。子供服は早く編みあがるし、すごく楽しい。


糸から染めて編んだこともある。
かせくり器というのがあって、玉巻器で糸を巻き取るの。
カラカラと回すと、なんだかグリム童話の世界にいるようで楽しかったな。
ああ、このブログで何回「楽しい」って言ったかな。

でも、家族のもの含めて、あんなに一生懸命作ったのに、昔の作品は何にも残っていない。


次は、カシミアのケーブル帽いよいよ完成形。

途中だけど、軽くて暖かくて、かなり期待が出来そうな帽子だ。

最終回に続く!


カシミアを編む② ケーブル編のニット帽 Cashmere 100

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昨日からのつづきであるが、

2014年の大晦日、家に帰って片付けもそぞろに、軽食を取って早速、毛糸を袋から取り出す。
イタリア製のカシミア100だけど、まあまあ。
というか、お店ではこれしか選択肢がなかったので。

編み物の本を開くも、おおよそのところを読んでまずは編み始める。

本当はゲージを取って、(10センチ角に何目何段あるか、自分の編み地のサイズを試し編みして計ること)、頭のサイズを計り、本の設計図を自分用に調整しなければならない。
最初の段取りが大切なのは、なんでも同じなのである。

「でも、ゴム編だから伸縮性があるし、帽子なんか多少大きくたっていいし。。。」
と、いつものようにぶっつけで事を進める。

毛糸を触っていると、色々と思い出すなあ。

10代のころ住んでいた六本木の家の近くに、石渡(いしわた)毛糸店というのがあって、ここは素敵な輸入毛糸がいろいろあった。
冬になるとどっさり毛糸を買いこんで、次々と編んだものである。
お店はビルに立て替えて縮小しているが、まだあるみたいだ。

こんどまた行ってみようかな・・・。


今回編むのは、すぐに完成しそうなケーブル編のニット帽。
このたびは輪針を使う。4本棒針とどっちにしようか迷ったのだけれど。

この帽子は160目を輪に作ってまっすぐ編んで、途中から減らし目をしていく。
作り目が結構大変だ。
なぜならば、10年前に比べて目が悪くなっているので、途中で何度も数えなおさないといけない。
この、最初のところで数を間違えると、始めから編みなおさなくちゃいけないから。。。

そうそう、本当はマーカーを買って、編みはじめや段ごとにしるしをつけるとよかったっけ。
久しぶりだからすごく忘れてるなあ。
しかたなくピンクの刺繍糸を代わりにする。

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そういえば、この最初の2目ゴム編。52段もあるよ。


延々とゴム編みを繰り返す。
これは結構、退屈なのである。
まるで、修行のようだ。

次の縄(なわ)編み部分は、この交差するところがすごく楽しくて、これは8目8段ひと模様なので変化があるのですごく楽しい。
だんだん模様の出来上がっていくのがすごく楽しい。
それに、上に行くほど編み目が減っていくので早く進んですごく楽しい。

と、ここまでくれば楽しいづくめなのだが。



「あツ!しまった!!」

だんだん目を減らすから、最後は4本棒針でなくちゃだめじゃん!
絞るとき、最後の輪が20目とか小さくなるから、輪針では広がりすぎてしまう。

ああ・・・そういえば、輪針って結構使える場面が限られていたっけ。
つい楽そうなものにフラフラとするのがいかん。
便利なものというのは、あんがい不便なものである。

そんなことも思い出すと同時に、今まで編んだセーターやカーデガンなどが走馬灯のように浮かぶのだった。


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大晦日の晩に編んだところは20段ちょっと。

年が明け、ゆく年くる年も終わったところで初日は終わりにした。
そうだ、外れないようにゴムキャップもあった方がよかったなあ!

やっぱり、2日じゃ無理かしらね。元旦は出かけるし。
さて、この帽子、何日くらいで編めるだろうか。


③につづく






カシミアを編む① ケーブル編のニット帽 Cashmere 100

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編み物がしたくなった。
テレビを見ていたら、そんなシーンがあって、10年ぶりに毛糸だまを触ってみたくなったのだ。

そういや今年はひつじ年だあ!(≧▽≦)b
しかした
だでさえ、やることがたくさんあるというのに...。(*´Д`)

あれも、これも、やらなければならないが、正月くらい仕事のことは考えたくない!!


『正月休みに2日もあれば、帽子くらい編めるはず...。』

ふわふわの毛糸を触りながら、ひと目ずつ編んでいく、

『ああー...:*'(*゚▽゚*)'*:.. ..:*なんて平和で、幸せそうなひととき・・・。』を、思い浮かべると、もうどうにも気持ちを抑えきれず。


たしか、40年ほど前に友達からもらったアラン模様のセーターという本もあったはずだが、と本棚をひっくり返すも、何度かの引っ越しでどこかにいってしまったらしい。

それに、もうずっと編み物などしていなかったので、針からなにから全部買わなくてはならないし。


しかし、このチャンス(気持ちの盛り上がり)を逃すと、また何年もできないに違いない!

そう思いたったら矢も楯もたまらず、こともあろうに大晦日の日に、毛糸と道具一式を、アトリエ近くのデパートに買いに行った。

091016ひつじ3.jpg

ここはやっぱり羊(ウール)じゃなくて、山羊(カシミア)でしょう!

 

だいたいの構想も決まっているし、希望に近い毛糸を選んで、それに近いデザインの本を選んで、指定の編み針を買うだけ。

ちょうどお店の人がいたので、方針を話して相談に乗ってもらう。

 

カシミア100%の糸はここでは1種類しかなかったのだが、その中に幸い好きなマロンカラーがあったのでそれに決める。

が楽しいって、編み物は良い毛糸で編まなくちゃ面白くない。

完成品よりも、むしろ編む経過が楽しいのだから、手触りの気持ちよさが大事だ。

 

ちょうどよく、「まさしくコレ!」というデザインの本を見つけ、たまたまその使用する毛糸が購入したものと一致するという幸先の良さ。

『しかしこれ、中細毛糸なので、2号と4号で編むから、ちょっと目数が多いかも。日で編めるかしら?』とやや不安がよぎるが・・・。

そして、輪針と4本棒針のどちらにするか迷う。
しぶりなので、いろいろ忘れているなあ。。。

「帽子だから、輪針でいいか。こっちのほうが便利そうだしね」
と後で後悔するのも気が付かず、輪針のほうを買う。

 

こういうことって、やり始めてから足りないものに気が付くものだが、正月は店が休みなので、あとから買い足すことができない。

そのため、出来るだけもれなく買おうと、必要そうなものを売り場を練り歩きながら、一生懸命思い出す。

 

『そうだ、編んだ後、糸の始末が結構めんどうだったっけ。やっぱり、かぎ針もいるし、毛糸ばりもいるなあ』


あれこれと買い足す。

 150102毛糸.jpg

こうしてふわふわのカシミアの毛糸だま3つをゲットして、片付けも途中の我が家に戻ったのであった。

 

つづく

 

謹賀新年 2015

150101年賀.jpg

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

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