Parfum Satori

2013年12月アーカイブ

2013年ありがとうございました。

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よいち「夕焼けを見ると、なぜかおっかさんを思い出すんで、グスッ」 

さとり「大晦日も暮れていくか。今年も御苦労さんだったね、今日はもう終わりにして国にお帰り。」

よいち「へえ、そんじゃ・・・この正月はのんびりさせてもらいます。さとりさまもどうぞおたっしゃで。餅のくいすぎで太んないで下さいよ、曳く方は大変なんスから。」

さとり「ばかおいい。3日からバリバリ飛ばしてもらうからね、2日の夜行で帰っておいで。」

よいち「ひえぇ、ほ、奉公人は辛い・・・」

 

          ☣        ☣          ☣

 

今年もパルファンサトリの香水をご愛用いただきまして
本当にありがとうございました。


どうぞよいお年をお迎えください。

パルファンサトリ

 

 

2013年12月31日

阿雅佐にて ランブルスコで乾杯 Lambrusco

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この日は12月生まれの同級生と、チームメイトに誕生日を祝ってもらった。
みな家庭のあることとて、私としては異例の6時半スタート。


学生のころは親といるよりも長く、朝から晩まで一緒にいたというのに、卒業してからは会うどころか電話も疎遠な仲間たち。
お互い東京に住んでいても30代、40代はなかなか会えかった。

この年になってようやく頻繁に会うようになったのは、仲間の一人の病気がきっかけだった。

 

顔を見れば一瞬にして学生時代に戻る。


もう「この年になったら大げさなことはやめようね」と互いに言いながらも「生クリームのバースデーケーキは胸焼けするからアップルタルトにして」「歌は無しローソクもなし」と注文をつけまくるのも幼馴染という着易さ。

 

そのうえ可愛いプレゼントまでもらったら、やっぱり嬉しいものだ。

それがふわふわのぬいぐるみなんてサプライズ!
いくつになっても心温まるというもの。

 

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場所はアリスのキンちゃんのお店、六本木アガサ。

キンちゃんは同級生じゃないけど(一応私たちは年下)、「僕からのプレゼント☆」とイタリアのランブルスコ(Lambrusco)を差し入れてくれた。ランブルスコはパリでもイタリアンレストランで普段のみできるカジュアルなワイン。

 

食事も終わりのころ、酔いも回ったところなので、この冷たい微発泡の赤ワインが甘いデザートのようでとっても美味しかった。

ファンタグレープだとか憎まれ口をききながらあっという間に飲んじゃった。

 

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きんちゃんのお店「阿雅佐」はカジュアルに飲める、とっても美味しい六本木の串焼きやさん。

毎年末、後ろの障子を自分で張り替える。そのくらい、お店を大事にしている。
普通は少し遅めの時間なら、ほぼ彼に会える。

 


 

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サザンカ Camellia sasanqua

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サザンカ、白。山の茶の花。

 

木の花というのは、大人の花なのかな。
球根草の派手さもないし、草花のような可憐さとも違うけれど、品があると思う。 

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もう、年が明ければ次はツバキの季節。

 

 

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影 Shadow

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冬が渇いてひび割れて

めくれ上がった表皮の下に

春が隠れているのだもの

見えているのは影法師

 

 

 

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種子(たね)Seeds

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種子(たね)は、自分が何者なのかは知りませんでした。
種はただの、種だったからです。

 

自分が何の花だったかも覚えていません。

かつて落ちたであろう朽ち葉の上に、また幾層もの落ち葉とさまざまな虫の死骸と土が積み重なり、深く沈んでいきました。

日の射さない土の中で長く種子は宿っていたのです。

それは暖かいゆりかごのような、長い長いときではありましたが、
種は時間の目盛を知りませんでしたから、
それが長いのか短いのかもわかりませんでした。

 

あるひ、時が来て種子は目覚め、そしてその胚の一部が盛り上がって、どうしても閉じた世界の中から伸びて行こうとする力を止めることができませんでした。

しかしそれがどこに向かっていくのかも、わからないことだったのです。

閉じようとする心に抗(あらが)いながら、白い双葉は殻を開き土を割り、外を目指して進んでいきました。

 

不思議の国のアリスがキノコを齧(かじ)ったとき、部屋の天井より巨大になるのを止めようがなかったように、種はただ、そうせざるを得なかったから、そうしたのでした。

 

真っ暗な部屋から外界に出たときに、それは何と輝きに満ちた場所だったことでしょう。

しかしそれはもっと危険な場所でもありました。

 

柔らかなそよ風でさえ!

生まれたての小さなひょろりとした双葉にはまだ、頬を打たれるほどの痛みを与えるものでした。

 

花の死が、次の命・・・結実の始まりのように、種子の終りにあるのは芽生えです。この苗は若木になれるのでしょうか?、若木はやがて巨木になるのでしょうか?

春夏秋冬、これから幾たびの死と誕生を繰り返していくのでしょう?

 

 

この物語はここで終わりです。なぜならこれは種子の一生だからです。

 

 

種子の前を歩いている人はいませんでした。
そのため、誰かを手本にすることはできなかったのです。

人は誰かと同じになることはできません。
でも自分自身になら、なれるでしょう。

 

どんぐりの種は樫の木に

わたしはわたしに、あなたはあなたに、
なれるでしょう。

 

その素晴らしいあなたになれるかは、努力次第。

 

 

 

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クッキークリスマス! Icing Cookie,Santa,Christmas,

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なんてかわいいアイシングクッキーでしょう !
青山にあるSweet Holicスイートホリックのハンドメイドクッキー。

パルファンサトリでフレグランスデザインを学ぶ千絵美さんは、faire un calin フェール アン カランというブランドを持つ、フラワーアレンジのデザイナー。


今年は素敵な手作りのリースに、このアイシングクッキーをセットしたクリスマスギフトを制作した。

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わけてもらったこのクッキー、あまりにもったいなくてなかなか食べられなかったのだが、クリスマスを過ぎては意味がないと、今日お茶の時間にアトリエのみんなでいただいた。

どこから食べるか迷っちゃった。
顔だけ残るのもカワイソー( ;∀;)

 

歯ごたえのあるクッキー生地と、アイシングの甘さがちょどいい。
食べていてほんわか安心する。


見た目がよくてもお味がいまいち、というお菓子は多いけど、これはとってもおいしかった。

 

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実は子供のころ、お菓子の本を見ながらこのアイシングクッキーに挑戦したことがあるのだが、卵白と砂糖の加減が難しく、ドロドロのままでちっとも固まらなかった経験がある。

絵柄もなにもなく、白一色を平らに載せるだけだったけれど、クッキー台は湿ってしまうしダラダラと流れてしまい・・・。

こんな風に自由に描けたら楽しいだろうな。


クッキーはいろんな記念日に合わせて名前を入れてもらったり、オリジナルのデザインもできるそう。でも、今は予約がいっぱいでだいぶ待たないといけないみたい。

 

 

おしゃれなシュガーとフラワーアレンジのとりあわせや、次々とセンスのいいアイデアを実現する千絵美さん。

もう少し香りの勉強をして、来年はリースとフレグランス・グッズをギフトにしたいという。
上のクラスでは、花のアレンジに合わせた香りのシリーズに挑戦するそうだ。

今から作品集が楽しみである。

 

☆  アイシングクッキーのお店 Sweet Holic スイートホリック

 

 

 

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クリスマス・イブのイブ Noel

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仕事の途中で用事があり、デパ地下に行ったら食品売り場はクリスマス一色、大変な人ごみと熱気である。

今日はシチューの予定で昨日から用意していたにもかかわらず、飾りつけやクリスマスソング、売り場のムードになんとなくウキウキ。ついふらふらと余計なものを買ってしまう。

チキンレッグなんて、生パスタなんて、チーズなんて、フリルレタスなんて、今日は本当はいらなかったのに・・・。冷蔵庫の豆腐はどうしよう?献立の計画がめちゃくちゃになってしまった。

 

どうしたって、年末は贈答品や宴会が多いから、体重が増加傾向にある。

雪のないクリスマス。觔斗雲(きんとうん)ならぬ、雪に乗って移動するサンタクロース。
重くて飛べない。

 

 

 

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香水の非常識 Bad manners

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神宮前のあるカフェで、もとアシスタントのR子ちゃんと食事をした。

4人掛けのソファ席に2人で座った。店はまだすいている。
席は顔のあたりまでの高さの壁で仕切られていて、私たちが席に着いた時、壁の向こうは誰も座っていなかった。

スパークリングワインを乾杯して前菜を食べ始めた頃、突然、強いニオイが漂ってくる。
二人で顔を見合わせて、「なにこれ・・」と絶句。

ウォータリーなグリーンが、あたかも霧状になって目に見えるかくらいの強さで拡散し、下の方に鋭いアニマリックな臭いが流れ込んでくる。

まるで掃除の行き届かないトイレに、安っぽい芳香剤を撒いて混ざったかのような、本当に耐えがたい悪臭である。

もはや香水をつけすぎた人が発するレベルではない。


『これはなんだ、どこから来るんだろう』
思わずナプキンで鼻と口元を覆う。
連れのR子ちゃんは、
「この店にはよく来ますが、ここのトイレはこんなニオイじゃありませんよ」
という。

見渡すといつの間にか隣のボックスにカップルが座っている。
どうもその男性のほうから臭って来るようである。

私たちは次の皿が来るまで、ヒソヒソとその香りをディスクリプションしながら我慢していたが、ついに堪(たま)らず店の人に頼んで席を変えてもらった。

 

あまりネガティブな話題は書きたくないのだが、本当にひどい目に遭った。
こうゆう人がいるから、「香害(こうがい)」といって問題になったり、香水嫌いの人が出てきたりするのだ、と腹立たしく思う。

寿司屋のカウンターで、香水を過度につけた女性が隣に来た時も非常に不愉快である。

香水が悪いわけではない。
使い方が適正ではない人がいることが問題なのだ。


やれやれと新しい席で食事を続け、最後のデザートを食べる頃になって、またあの香りが通り抜けた。

どうも件の男性が化粧室に行くために前を通り過ぎた模様。
しばらくすると、ニオイを振り撒きながら、やはりあの彼が席に戻っていくのが見えた。

 

同じ匂いを嗅ぎ続けているとだんだん自分では感度が下がり、つけすぎることがある。
一緒にいる彼女は平気なんだろうか?すでに麻痺している?

しかし尋常ではないつけ方であるし、香水としてのバランスが酷(ひど)い。
おそらく、この方は日常的に洋服の上から繰り返し付け直しているのではなかろうか。

香水のトップノート、ミドルノートが消えた後も残る、アニマリックなラストノート(残り香)。
その上にさらに何回も香りがかぶさって、ラストのアニマルノートが凝縮し、不快臭に発展したのではないかと推測する。


仮に肌の上なら入浴のつど洗い流されるので、ラストノート(残香)が濃縮されることはあまりないが、ジャケットはクリーニング回数が少ないだろう。
それに、繊維に残った香りはなかなか取れないものだ。

 

本人は香りに鈍感なっているので、着衣の上からさらにたっぷりと香水を振りかける。

結果、トップノートが盛大に拡散し、着衣に蓄積したアニマルノートとあいまって、バランスの崩れた香りになるのである。

 

ウォータリーなグリーンも、ほどよい強さなら爽やかだし、アニマルも僅かであればセクシーだ。
外見は若い爽やかな好青年であるだけに、間違った香りの使い方にはまったく残念な感じ。

 

がんばって魅力的に見せようとするあまり「逆効果」ということがないように、香水のつけすぎには気を付けたいものだ。

「あれ?いい匂いだけど、もうちょっと近くによって香りを嗅いでみたい」と思うくらいのほうが効果的なのである。

 

 

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アラジンの魔法瓶  Aladdin

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私の遠足のお供、アラジンの魔法瓶。

これはアンティークというより、昭和の思い出、というところだろう。

 

先日行ったお料理屋さんでのこと。

そこは細い路地の奥で店の名前もないところなのだが、お料理の合間、ご亭主が赤いタータンチェックの大きな魔法瓶から何度も急須にお湯をさしてくれる。

見ているうちにふと、「それ、アラジンの魔法瓶ですよね?私の家も小さい頃使っていました」
そう話しかけると、

「そうそ、アラジンの魔法瓶は昔は高級品だったのよ」と笑っておられる。

 

私は遠足に、いつもこのアラジンの小さい魔法瓶を持って行ったものである。
夏のある日、冷たいものを入れて持っていこうと思い、カルピスの原液と、水と、氷をいれて勢いよく振ったところ、ガチャガチャっという音につづいてシャラシャラといいだした。

中のガラスの管が割れてしまったのである。中をのぞくと魔法瓶の底に、とがってキラキラした鏡(かがみ)の破片のようなものが溜まっている。

この時代、魔法瓶は高価なものだったらしく、本当に叱られた。

ことあるごとに、これについて「さとりが割ったから、店に持って行って直してもらうのが大変だった」と言っていたところを見ると、中のガラス管は交換できたものらしい。

 

料理屋さんから家に帰って、母に「ねえねえ、昔、アラジンの魔法瓶あったよね、タータンチェックのヤツ」

と聞くと、「まだキッチンにあるわよ」という。

 

び、びっくり。あれは赤坂檜町の家に住んでいた時だから、少なくとも50年は経っていると思う。

しかし、つい最近まで、母が毎朝お茶を飲むときにも使っていた現役だそうだ。

「お湯が一人分でちょうどいいんだ」

 

早速出してもらうと、確かに私の使っていた魔法瓶ではないか!!(最初の写真)
たしかにだいぶクタビレている。

愛着があるなあ。

「持って行っていいわよ」

とは言われたが、母の手元で大事にしてもらったほうがポットも長生きしそう。

 

骨董品とは言えないようなものだが、この家には鵺(ぬえ)のような道具がいろいろある。
道具使いは魔法使い。

ママはうちの骨董品一番!

 

 

 

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鳩の行水 Columba livia Gmelin

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この寒い日に!鳩の行水。

 

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このせせらぎの中に椎(しい)の実が落ちている様子。
地面の上をあらかた食べてしまい、水の中にまで降りてついばんでいる。

冬に向けての大切な栄養源である。

 

今の日本人は恵まれて、この文字通り「ハングリー」精神がないから、何事にもひたむきさがないのである。

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冷たい水に飛び込んででも欲しいものがあるか、ないか。

自分の幸せはどっちにあるのか、それは生き方次第。

 

 

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花の後ろ Narcissus paper white

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そうして、今年もまた水仙が咲く。

花の後ろは無防備で、心を隠すことができない。

 

それなのに、正しく読むことのできる人は少ないのだ。

 

 

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四十七士 討ち入り 47RONIN

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今夜は四十七士討ち入りの12月14日。

今日、若い生徒さんに「赤穂浪士って知ってる?」

と聞いたら、『は、なんですかそれ』というような顔をしていたので

「今の人はしらないんだ!」とびっくりしたけど、30年前も私の母親世代が同じようなこと・・・「若い人は忠臣蔵なんて知らないんだねえ」と言っていたから、やっぱり仇討(あだうち)なんて、いつの時代にも若者には関心がないことなのかもしれない。

 

毎年、年末になると赤穂浪士の時代劇が放映されるのが恒例だから、年中行事のようなものだ。
これを見ないと年が明けない、というような気がする。

 

私は何といっても東映時代劇の「赤穂浪士」が決定版と思っている。
上映は1961年とかなり古いので、ロードショーではなく大きくなってからビデオを借りて見たのだけれど、擦り切れるほど見た。絢爛豪華で綺羅星のごとく大スターが揃ったこの映画は本当に素敵だった。チャンバラあり、花を持ったお嬢さんたちの群舞あり、これぞザ・時代劇である。

清潔感溢れる大川橋蔵が演じる、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)切腹のシーンは紅涙(こうるい)もので、吉良役の月形龍之介は憎々しく盛り上げるし、萬屋錦之助演じる脇坂淡路守(わきさかあわじのかみ)が、赤穂城受取のシーンで、刀の柄(ツカ)を扇子で叩き、大石内蔵助に「暗に仇討を促がす」シーンもぐぐっと来てしまう。。。と知らない人にはどうでもよい見解であるが、同世代の方は「あー、あの場面!」と共感してもらえることだろう。

 

キアヌリーブスが主演の47RONINという映画が上映されている。
キアヌはかっこいいし、CGなどエンタテイメント満載の映画だけど、私は昔ながらの時代劇のほうが見ていて安心できるなあ。

 

お年寄りに水戸黄門が人気があるように、歳を重ねるごとに大いなるマンネリがいいのである。
最近では重さのある役を演じられるスターがいないのが残念だが。

 

絵は母の手慰みで、ちょいちょいと書いて手文庫のそばに飾ってあったもの。
こんなところにアップしたと知ったら「ヤダー、こんなヘタな絵を載せるなんて!」とプンプン怒るだろう。

 

 

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フェンディの書類カバン Fendi antique

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今から25年前に私の父が亡くなり、形見として私が貰ったフェンディの書類カバン。
父も使っていたものなので、少なくとも35年以上は前のものだと思われる。

カバンは薄手で軽く、大きさもちょうどいい。父を偲んでずっと愛用していたのだが、布地は擦り切れ、革のトリミングや持ち手もだいぶ傷んでしまった。

1年前、ついに持ち手の金具が本体からすっぽり抜けてしまった。
留め具はズッカ柄(フェンディのF)の生地に埋め込むように入っていたので、正面の取り付け部分が裂けてしまっている。

ブランドに持ち込んで修理ができるか見てもらったのだが、「表の布を一度はがし裏を張り直すなど大修理の上、生地がかなり弱くなっているので、はがす途中でどうなるか保障できない」という。

仕方がなくそのまましまっておいたものである。

 

ある日、たまたま知人とその話になり、とても上手なカバンの修理の店があると聞いた。
早速そちらに持ち込んで見てもらった。

お店では壊れたところだけでなく、持ち手やトリミングの皮革の部分も全て取り替える修理を薦められた。

どこまでオリジナルを残すか迷ったのだが、棚に飾るものでなし、これからも使っていきたいと思ったのでフル修理をお願いすることにした。

2か月くらい経ち、もう預けたことも忘れていた頃に電話がかかってきて、このほどやっと手元に戻ってきたのである。

 

表の柄の裂けたところはきちんと修理され、傷はまったくわからなくなっている。
持ち手は埋め込みではなく縫い付ける形式に変え、革はすっかり新しくなり、金具もピカピカになって帰ってきた。

新しいもののようだが、蓋の背の生地が擦り切れているのが年月を物語っていてとてもいい。
内側の革も元のままになっている。

新しいバッグを買ったほうがいいかな、と思うくらい修理代がかかったけど、やはり直してよかった。

大事に使う、そうしたら上手に古くなっていくものだ。まるで育てるようなもの。
35年の歴史を買うことはできない。


 

父が亡くなった3か月後、このカバンから書きかけの遺言状が見つかったことを思い出す。

思い出も買えない。

 

 

 

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1900年以前のブランド香水 antique perfume

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 1900年までのブランド香水はまだシンプルな処方のものが多く、あっさりとしたシトラスタイプや花の香りを再現したシングルフローラルなどが多い。

ガマ、蒲の穂Typha latifolia L.

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蒲(がま)の穂は、割れると中からタンポポの種のような綿毛が出てくる

もう少し寒くなると、これがふわふわと飛んで、あたりの水面から地面から、一面に真っ白い雪のように積もる。

 

たまたま橋のすぐ近くのさわれるところに、綿を噴き出している穂ががあった。
そっと触れてみると、表はかさかさと固く乾いて、麩菓子のようだ。

 

たぶん、他の人もこの蒲の穂にさわってみたかったのだろう。これだけ白い綿が出ている。

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小さい姫ガマはときどき花材でも使われる。

これは背が高くて、水面から計ったらきっと私の背くらいはある。

蒲鉾の由来はこのガマから来ているのだそうだ。
今の蒲鉾のように板に盛りつけるのではなく、竹の棒に丸く付けて焼いて作ったらしい。

 

 

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新宿御苑では毎年繁茂する場所が少しづつ変わって、景観を変えている。
ごく少ない年もあったが今年はまあまあ生えている。

この水辺の景色がなんとも落ち着いて好きだ。

 

 

いいなあ。

 

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リュウノウギク 龍脳菊 Chrysanthemum japonicum

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白い、清楚な小菊が咲いている。
龍脳菊(りゅうのうぎく)という。

去年香りを見たときはもっとお香のような香りに感じたが、今年はウッディに交じって、
なんだかヨモギっぽい青い匂いもする。 

毎年、同じ花を見ても毎回新しい発見がある。
マンネリのようでいて、新鮮。

 

菊、それも一重の白は派手ではないが品がある。
いとしい花のひとつである。 

 

関連記事 2012年12月9日より

リュウノウギク(龍脳菊)は、葉をもむと、東南アジアに分布するリュウノウジュ(龍脳樹)のような匂いがするので、その香りにちなんで名付けられたらしい。

リュウノウギクの花を引き寄せて香りを見たとき、葉が擦れて香ってきたものだろうか。
葉の裏には、香り物質を分泌する腺があるそうだ。
 

Chrysanthemum japonicum

 

 

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大雪(たいせつ)、紅葉 Autumn leaf color

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今日は二十四節気の大雪(たいせつ)。

本来なら「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也(暦便覧)」とあるように、紅葉(こうよう)も終わっているころ。

今年は寒くなるのが遅かったから紅葉も遅れているようで、東京はまだこの週末くらいは楽しめそうだ。

 

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紅葉と言っても、赤だけではだめ。

黄色や黄緑、茶、黒。幾重にも重なって、美しい彩りになる。

 

 

 

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ハナノキ Acer pycnanthum

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ハナノキ、ハナカエデともいう。
先週のハナノキは、紅葉が進んで右側が赤く葉が色づいている。

 

 

131206ハナノキ.jpg

1週間後、すっかり赤く変わったハナノキ。

樹形がこんもりと整っていてきれい。

 

➤ハナノキ カエデ科 学名:Acer pycnanthum

 

ダイサギ 鷺 Ardea alba

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鳥,ダイサギ,Ardea alba

舞う植物 マイハギ Desmodium motorium(Houtt)Merrill

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花としての死が
新しい命の始まりでした。

 

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舞う植物、マイハギ。

気温が35度くらいになると先の方の若い葉が旋回を始める。
音にも反応して、高い声で歌うと動き始めるそうである。

 

➤マイハギ マメ科 学名:Desmodium motorium(Houtt)Merrill

 

 

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▶ やわらかなお香の香り オードパルファン ブラックラベル「satori」

➤ 今月のサンプルプレゼントは「satori」

フジテレビの番組「One hour sense」で紹介されました

パルファンサトリ 夜.jpg

 

フジテレビ 毎週日曜日 21:54~ 

メルセデスベンツ提供の「One hour Sense」にパルファンサトリが紹介されました。

 

ゲストはアーティストのSu」さん(RIP・SLYME)です。
バラの香り作りを
体験していただきました。

 

 

パルファンサトリ サロン.jpg

 

パルファンサトリでは、バラの体験調香教室を不定期に開催しております。

その後スクールにてフレグランスデザインを1年ほど学んでいただければ、お好きな香りを作れるようになります。

 

 

番組のご紹介はこちらで12月1日から1週間ご覧になれます。

http://www.mercedes-benz.jp/topics/one-hour-sense/index.html

http://www.fujitv.co.jp/1HSense/index.html

 

パフューマー・大沢さとり

「パルファン サトリ」は、フランス調香師協会会員・SATORI(大沢さとり)の香水ブランドです。コレクションはすべてSATORI自身の処方により調合された特別感のある香り。初めて香水を試される方や、外国の強い香水に疲れた方にもお勧めです。日本の気候と情緒に合う、優しくおだやかな香りをお楽しみください。

SATORI'S ピックアップ

パルファンサトリのオススメ商品や関連ブログ記事などをご紹介いたします。

本店を移転いたしました!<br/>@六本木ショップ/アトリエ

本店を移転いたしました!
@六本木ショップ/アトリエ

「パルファンサトリは、本店を六本木に移転いたしました!
新しいショップ&アトリエでみなさまのご来店を心からお待ちしております☆

東京都港区六本木3-6-8-2F

Tel 03-5797-7241

オードパルファン<br />SATORI(さとり)

オードパルファン
SATORI(さとり)

同じ重さの黄金より価値のある、最高の沈香木・伽羅の香りを表現したパルファン サトリの代表作品です。

上質なくらしの色と香り<br/>紺白

上質なくらしの色と香り
紺白

光をふくんだリネンのように柔らかく癒されるこの香りは、男女を問わず、お着けいただくことができます。

ギフトに!お試しサイズ<BR/>10本レフィル

ギフトに!お試しサイズ
10本レフィル

ちょっとしたギフトに、10本レフィルA。パルファンサトリの香りを少しづつお試しいただけます。フルボトルをプレゼントする前に、二人で一緒に香りを選びましょう。3240円。

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フレグランスデザイン講座 <br/>パルファンサトリ

フレグランスデザイン講座 
パルファンサトリ

調香を学び、オリジナルの香りを作る講座です

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