Parfum Satori

2013年4月アーカイブ

MIDORI Melancholia ミドリ メランコリア

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胸がせつなくなるような詩を透明なヴォイスに載せて奏でる「Midori/Melancholia」(ミドリ・メランコリア-all songs & written by Midori)

 

パルファンサトリの「ワサンボン」のイメージイラストを書いてくださったミドリさんはCDも出す歌手でもあった。

 

 あなたを想う時、胸の中で音がする

 小さな泡が割れて カラダ中を 突き刺している

 まるで指の先まで 心臓があるみたいに

           [収録曲:You're the only one] より一部抜粋

夜のサツキ 皐月 Rhododendron indicum

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サツキ(皐月)は匂いのすくない花だと思い込んでいたが・・・。

夜、駅を降りて家に帰る途中、道の両側にサツキの植え込みが満開である。


日中の空気が冷えて、夜気はしっとりと湿り気を帯びている。
その湿度と一緒になったやわらかなグリーンフローラルが、道の底に沈んでいるのだ。

歩くに連れかきまわされ動き出す匂いの流れ。

新作香水 ワサンボン/WASANBON

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パルファンサトリの新作香水「ワサンボン」が発売されます。

 

キラキラとした微細な輝きに覆われて、口にふくむと淡雪のようにふわりととろける...
そんな極上の砂糖菓子をイメージしました。
ワサンボンは、日本の砂糖、和三盆のことですが、言葉の音からフランス語に似せて、Wa sent bon〈和のいい香り〉という意味もこめています。
いかにも伝統的な和の香りではなく、愛らしい女性の仕草を軽やかに包み込むような、ニュアンスのある香りに仕上げました。

 

キュンと甘酸っぱいレモンのトップノートから、甘いさっくりとしたお菓子の香りがひろがります。近くにいる人まで癒してしまうようなスイートでやわらかな、幸せ感漂う香水です。
高品質なイリスの香料を贅沢に使用しているため、甘さもしつこく感じられません。

 

 

☆5月10日(金)発売開始、母の日に間に合うようにお届けします。
  発売日までラッピングサービス。 ただいまご予約受付中です!


香調などの詳しいお知らせはこちら➤ワサンボンのページ

お買い物のページ

 

☆香りはサロンでご覧いただけます。
  ※連休中の営業は4月27日、30日、5月1日、2日、連休明け7日から

 

またブログご愛読者様におひとりさまひとつ、ワサンボンのサンプルをお送りしています。
(5月8日まで先着100名)➤お申し込みページ

 

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エビネ 海老根 3種 Calanthe discolor

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小さな地味な蘭。エビネ。愛好家も多い。

1970年頃、エビネのブームが起きて高値で売買されたという。
春蘭もであるが、こういうものが投機の対象になるというのだからわからない。

でもまあ、愛好家と投機家は全然違うものだ。
なんでもそうだが、ブームが来ると価格が価値以上に上がってしまい、投機家たちはマーケットを荒らしては去っていくので困りものである。

ジャスミンのつぼみ Jasminum

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道を歩いていてふと気が付くと、赤い点々が木の中に見える。
『やあ、もうジャスミンのつぼみが!』

ここは明治通り沿い。そばによって写真を撮ってみる。
工事現場の近く、急いで写したので見た目あまりよいとは言えないけれど・・・。


アメリカンハンバーガー8oz hamburger

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8オンスのハンバーガー、大きいと覚悟はしていたが、皿が来てみてやっぱり大きかった。
東京アメリカンクラブにて慰労会。

 

このまえに出てきたスープは野菜も肉もたっぷり入ったシチューのようなものだし、コースのサラダと言っても小鉢に入ったような上品なものではなく、プレート一枚分くらい。
ナッツやチキンも入ったチャイニーズ風でかなりのボリュームがある。

おだまき 苧環 Aquilegia

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おだまきの咲く季節になってきた。

紫の色といい、名前といい、和的な花だと思っていたがヨーロッパにも自生しているという。

 

フジ,Wisteria floribunda

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美しく咲く藤の花。

藤はやっぱり日本の花だ。

柳田国男 日本の昔話 tales of old Japan

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日本の昔話。小さい頃、繰り返し読んだおとぎ話。

猿のしっぽがなぜ短いか、とか、クラゲの骨がなぜないか、など、すっかり忘れていた話も、柳田国男氏が歳月をかけて集めた「日本の昔話」集を久しぶりに読んだら あらためて思い出した。

 

若い頃、キャンプの夜、ひろい座敷に大勢の布団をしいて寝転びながら、小さい子供たちに昔話や創作のものがたりをした。

榠樝 (かりん)Chaenomeles sinensis

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かりんという字は、「花梨」をあてるとずっと思っていた。
だって、そのほうが可愛いし、実も梨のようでしょう?

 

花梨という字はマメ科の別の植物。
写真の、この榠樝(かりん)はバラ科。

 

シャガ 射干、胡蝶花 Iris japonica

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シャガ。胡蝶花というように、蝶々がとまっているようだ。
小さなアヤメの花。

 

つぎつぎと咲く群れた蝶たち。
 

オドリコソウ 踊子草 Lamium album L. var. barbatum

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オドリコソウ。

背丈30センチほど。

つくし スギナの子 horsetail

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つくし、土筆、つくしんぼ。

つくしはいわばスギナの花のようなもの。
ふさふさとした緑のスギナと地下茎でつながっていて、スギナの胞子を飛ばすために伸びた茎である。

山吹の匂い 万葉集 Kerria japonica

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山吹の にほへる妹が はねず色の 赤裳の姿 夢に見えつつ

 

意:山吹のように美しいあの娘のはねず色の赤裳(も)の姿が夢にでてきました。

 

 

花の迷宮 labyrinth

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春の野にわかなつまむと来しものをちりかふ花に道はまどひぬ

 

春の野に若菜を摘もうとやって来たが、花びらがあとからあとから散ってきて道もわからなくなってしまった。
                                          『古今和歌集』巻二 116 紀貫之

鬱金(うこん) 八重桜 Cerasus serrulata 'Grandiflora'

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緑がかった淡い黄色の八重桜、鬱金(うこん)。

数百ある桜の中でも、黄色はこのウコンザクラのみ。

大輪でフリルの花びらが華やかだが、この時期に咲くピンクの八重桜の中では遠目に白く見え、やや地味目。

はないかだ 花筏  HANAIKADA

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毎年春になって桜が咲いて散って・・・。うたかた、花筏は時の流れを感じさせる。

新宿御苑の日本庭園、橋の欄干にもたれ、感傷に浸って眺めていると、水面にいくつもの輪ができている。

 

アラビアコーヒー Coffea arabica

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新宿御苑の温室にあるアラビアコーヒーが赤く色づいている。

この中に二粒の種子をが入っていて、それを焙煎し挽いてコーヒーを淹れる。

 

コーヒーの白い花は一日しか咲かないそうであるから、香りを見るタイミングは難しい。

家の中で観葉植物として育てていれば見れるかもしれない。
赤い実が長く楽しめる。

 /

華道伝授 誓いの証文  ikebana  1916年

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シリーズの続きであるが、私の父方の祖母は華道教授であった。

いまからおよそ100年前、その祖母が華道の免許を受ける際、師に差し出した証文である。


「相伝の秘術については親子兄弟であっても他言しない。

もし誓いを破ったら天罰も、流派の祖の罰も受けます」と誓っている。

証文が残っているということは、契約書のように2通作ったのであろう。 


たかが花を活けると言っても、日本の芸道の厳しさは江戸から続く武道と同じである。

そのように育ったゆえに祖母は強い性格だった。

 

明治、大正になり藩はなくなってもお家が大事。

代々、女系の生まれで、あととりができなければ婿(むこ)をとりかえて、ようやく待望の男子である父が末っ子に生まれた。何番目かの婿である祖父は、曽祖母、祖母の眼鏡にかなうこととなった。しかし父は、養子の祖父よりも大切にされたと言う。


さながら時代劇ドラマのようである。


祖母はお琴の先生でもあった。母は若い頃、父が弾くのも見たことがあるそうだ。

私が生まれる前に祖母は亡くなってしまったが、小さい頃、座敷に紅絹(もみ)に包まれた古い琴があったのを覚えている。

私が琴の包みを開けてみたくなかったはずはないのだが、触ろうとしたら母に叱られて、それきり話題にしてはならぬものとなった。


商家でのんびり育った母は嫁してのち、きつい姑(しゅうとめ)である祖母にずいぶん苦労したようだ。

しかし、姑(祖母)が亡くなってからの母はだんだん家での権力を増し、それまで乳母日傘(おんばひがさ)で育てられた父を圧倒するようになった。


90の母は長寿を得て、いまや大沢家に君臨する女帝である。(笑)

ヤマザクラ 山桜 yamazakura

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ヤマザクラ(山桜)は花の時期が長いので、ソメイヨシノよりも少し遅くまで咲く。

花と葉が一緒に開くところに野趣があってよい。
時に葉の色は臙脂(えんじ)色をしているので華やかというより渋めである。

花びらもやや細くすっきりとして上品である。

 

中学生の頃に読んだ小説に、大実業家の老人が花柳界のひいきの名妓を指して、「おまえは山桜のようだね」と称賛するシーンがあった。染井吉野(ソメイヨシノ)は品がないと彼は云う。

 

私はまだ幼くて、ソメイヨシノよりさらに華やかな、八重桜のようなぽってりと紅い桜が好きだったので、なぜ山桜がよいか理解できなかったが、今はよさがわかる。

何という本だったかも忘れてしまったが、印象に残る言葉だった。
やはりこのような好みは年を取ってからの趣味なのかもしれない。

 

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純白やピンク色の差した花びらなど、同じ木に咲く花でも変化がある。

 

オオシマザクラ、琴平など、ヤマザクラ系は匂いの良い系譜である。
神田にあるスルガダイニオイの並木道では、さわやかなグリーン系の香りが降り注ぐように薫る。

 

山桜は花をそばで嗅ぐことができないほど背が高くなるが、この新宿御苑の母子森にあるのはまだ若木で、すぐそばで鑑賞することができる。

 

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 山桜の樹皮はまた模様が面白く、印籠などの表面に使われる。
これもまた、若いころはいいと思わなかったが、ようやく興(おもしろ)みがわかるようになってきた。

樺(かば)細工というが、使われる樹皮は白樺などの樺類ではない。

 

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 きょうは青空もきれいでうららかな天気。

春もまっただ中である。

 

 

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華道 秘伝書 明治三十二年 Ikebana 1899

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江戸、明治、大正と、つづいて書くと言いながら間があいてしまったが、そして引っ越しの際、茶箱(ちゃばこ)の中から古い風呂敷に包まれた書類一式が出て来たところへ戻る。

とりあえず華道関係の本だけを選んで時代別に並べてみたところ、前回の天保14年(1843年)の華道教本からはだいぶ時期があいているが、次の2冊にわたる古書が明治32年(1899年)のものである。


これは宗祖母(近藤松)が師から秘伝を許されたときに拝領したものらしい。
明治32年、一泉は、先生の一文字をとってつけられた華道の名前と思われる。

自分がどうして植物が好きなのか、そのルーツを見た思いである。

 

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正風遠州(?)流水揚傳書と読める。
茶道遠州流は有名であるが、華道にも遠州流があるそうなので、そうかもしれない。

花を長持ちさせるために水揚げを行うが、花ごとに手当が異なるため、この教本にはそれぞれに適した方法が書かれている。

「百合し事」「大手丸(おおてまり?)し事」など、お湯に入れてちょっと切り口をどうとか、これらひとつづつが秘伝だったのであろう。

今であれば、ネットで検索してすぐにノウハウがわかるところだが、この時代コピーもワープロもないわけだから、一冊づつ手で写していくのである。如何に情報に価値があったかである。

また、カルチャーで1時間いくらで支払うのとは違い、師について「道」を学ぶわけで、ますます「伝授」の重さが違うというものだ。

今はなんでも簡単に手に入るし、技術も道具も工夫なしで知ることができるので、便利と言えば便利だが、一方、上辺だけですべてわかったような気になるという弊害も多い。

 

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父の母方の実家は近藤家といった。


宗祖母は松前(今の小樽)の人である。御典医の家は数代にわたって女しか生まれず、松前藩の家中から婿(むこ)取りをして家を継いでいたそうである。

家を継ぐことができる嫡男(長男)以外の男子はスペアであるから、二男、三男は家長にはなれない。
居続けても「冷や飯食い」「居候(いそうろう)」と呼ばれる身分のまま一生を終える。

そのため次男以下は、家付き役付きの娘がいないかと、よい婿入り先を必死に探すのである。しかし婿入りしても男子を産ませられないと、婿は実家に帰されてしまう。

宗祖母の家もまた、婿を返しては別の婿をとったそうで、厳しいものであった。それは通常の嫁取りと同じく、人より家が大事にされた。家の重要性は今では考えられないほど封建的である。

恋愛、結婚、一生。今の世の中は自由で素晴らしい。

一方、初めから自由だから何が幸せなのかわかりにくい時代であるのかもしれない。

 

 

次回は大正時代の華道「お許し状」 の予定

 

 

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桜雨(さくらあめ) SAKURAAME

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夜桜と雨。

帰り道、あんまりきれいだから携帯で撮ってみた。
ちゃんとしたカメラがあったらなあ。。。

 

 桜雨(さくらあめ)という言葉があるのかな、と思ったらこの季節に降る雨を指す季語らしい。

抒情的な言葉。

「大人のヨーロッパ街歩き」フランス グラース BS日テレ 4月2日(火)19:00

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留学提携をしている南仏の香料会社(PARFUM COSMETIC WORLS)が日本のTV取材を受けました。

BS日テレ「大人のヨーロッパ街歩き」フランスグラース
~歴史香る街 香水と花々の香り~
   4月2日(火)19時

という番組で放映されます。

パフューマー・大沢さとり

「パルファン サトリ」は、フランス調香師協会会員・SATORI(大沢さとり)の香水ブランドです。コレクションはすべてSATORI自身の処方により調合された特別感のある香り。初めて香水を試される方や、外国の強い香水に疲れた方にもお勧めです。日本の気候と情緒に合う、優しくおだやかな香りをお楽しみください。

SATORI'S ピックアップ

パルファンサトリのオススメ商品や関連ブログ記事などをご紹介いたします。

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調香を学び、オリジナルの香りを作る講座です

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