Parfum Satori

2010年3月アーカイブ

ユキヤナギ 新宿御苑 Thunberg's meadowsweet

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ユキヤナギ。白い小さい花が雪崩れるように咲く。

 

クリスマス・ローズ Hellebores

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またまた新宿御苑の花で恐縮です。

黄色いヒヤシンス Hyacinth

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オルガンの前の、黄色いヒヤシンス。

よのなかを うしとやさしと思えども 飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば/始祖鳥記

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世間(よのなか)を憂(う)しと易(やさ)しと思えども 飛び立ちかねつ鳥にしあらねば   山上憶良  万葉集


 


「この世の中を生きてゆくのはつらく耐えがたく、身もやせるほどで、いっそのこと何もかも捨ててとびさってしまいたいとはつくづく思うけれども、それさえもかなわない。自分の翼で飛び去ることのできる鳥ではないのだから・・・」

 

始祖鳥記 飯嶋和一 小学館文庫


本当はこの本は、時間をかけてゆっくり書きたかったのだ。いっときはそれほど、自分にとって特別な本だった。優れたものは、説明するほどに安っぽくなってしまうのが残念だ。

 

本小説は、実在する人物を元に書かれている。主人公は筒井康隆氏の「空飛ぶ表具師」にも登場する。出生年があいまいではあるが、ライト兄弟が動力で初飛行をした1903年より、少なくとも100年は前の19世紀初頭には、今で言うハンググライダーの様なもので空を飛んだらしい。

 

なぜ彼は空を飛びたかったのだろう。

 

舞台は1756年、江戸時代の備前岡山。鎖国下にある、閉塞感のある時代に生まれた主人公、幸吉は、腕の良い表具師になる。

 

子供の頃から審美眼を持ち、人と違う景色に感応し、飽くことなく遠くを見続けるために、彼は幼くしてすでに孤独である。

 

しかし、胸に秘めた想いと現実の間にある苦しみを、同様に持つ人たちがいることを、その成長の過程で出逢っていく。彼は思う。

 

「人はみな同じものを見、同じものを聞いたとしても、同じ思いを抱くわけではない。いや実は、人それぞれが見たり聞いたりしているものは、すべて異なるものなのだ。

ところが、世の中には、己の見聞きするものと、同じものを感ずる人がいる。(本文より)」

 

もう一人、卓越した画才を持つ青年がいる。貧しさのために、低俗なエセ芸術を気取る金持ち相手に、幇間(たいこもち)の片棒を担がされる。美しいものを知るからこそ、愚劣な人間とは一緒の空気を吸うのも苦痛だと感じている。強烈なしっぺ返しをして江戸を去る彼は、やがて諸国をめぐり、幼い幸吉に出会い、影響を与える。

 

冒頭の山上憶良の反歌は、初めに彼が幸吉に伝えたものだ。そしてその先は全編に繰り返し、鳥になぞらえたエピソードがちりばめられ、その鍵をつなげていくと、「飛ぶこと」に特別な思いを持つ主人公の生涯が浮き上がってくる。

 

さらに、第2章。幕府と豪商の癒着に圧殺される市場経済に、敢然と立ち向かう塩問屋の物語へと移りながら、不屈の信念の物語は場所を変え、幸吉とからみながら続く。


表具師になった幸吉は空を飛ぶことで、幕府のおとがめを受けた。死罪にされたこととして放逐され、廻船の船乗りになり、最後は陸に戻って商いで成功しながらも、どうしても空を飛ぶことに憑かれて諦められない。数奇な運命に翻弄されながらも自分の「生」を貫き通す。


もし、あなたが創ることを生業としているなら・・・より高みを志ざすが故に「完成」というものが、どこまで追っても届かぬことを知っているなら、読んでみるといいかもしれない。

 


「始祖鳥記」 飯嶋和一  小学館文庫 

シダレザクラ 新宿御苑 Cherry Blossom

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「また桜」と言われそうだが、やっぱりこの時期は桜を載せたくなってしまう。
だって、好きなんだもん。何度見に行っても飽きないよー。

 

輪島塗 漆の時計文字盤作品展 銀座天賞堂

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今日は銀座天賞堂で、輪島塗の文字盤展示会のオープニングパーティーと表彰式があり、
すばらしい作品の数々を拝見させていただいた。

新宿御苑 シジュウカラ

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戸外、それも林の中で見る小鳥って本当に可愛い♡

 

OPIUM 1977年 オピウム イブ・サンローラン

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 OPIUM(オピウム)、阿片(アヘン)という名の香水。1977年。

こぶし、新宿御苑 Magnolia

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白く清潔な花、こぶし。

 

桜の開花 新宿御苑 Cherry blossom

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開花宣言があったし、新宿御苑も人がいっぱいだろうな、と思いながら午後でかけてみた。

 

休日読書・愛の妖精

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「愛の妖精」(La Petite Fadette)はフランスの作家、ジョルジュサンドによって書かれた田園小説である。

TABU 1932年 ダナ タブー

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「禁断」という名の香水。1932年。

 

Jicky 1889年 ゲラン ジッキー 

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↑ 4オンス(60ml)のジッキー。初めは男性的な青いボトルだったが、のちに女性用としてこのボトルに変更された。

☆ 香水名      ジッキー(Jicky)

☆ 発売年  1889

☆ タイプ セミ・オリエンタル

☆ パフューマー   エメ・ゲラン(Aime Guerlain)

☆ ブランド      ゲラン (Guerlain)

 

写真はパルファンサトリコレクション所蔵品

香水とオードトワレの違い ④ 発売ライン

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Q.最近はオー・ド・トワレなどが目について、香水(パルファン)があまり売られていないようですが?

A.通常、香水類を発売するときには、先に商品ラインを決めます。

 

PHOTO-GRAPHERS FILE 2010

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フォトグラファー、高崎勉さんの写真には、特別な空気が流れている。

ある日、たまたま手にしたあるジュエリーブランドのカタログ。そこに写っていたのは、それまで見てきた宝飾写真とは違う印象のものだった。

私はその写真に少し感傷的な物語を感じ、「紙系お宝箱」の中にしまったのだった。その写真を撮ったのが高崎さんだと知ったのは、ずっとずっと後のことだ。

 

昨年4月に、パルファンサトリ・ホームページ・リニューアルを計画した時、その正方形の小さい冊子のことを思い出した。何度も眺めたりして、HPのためのいろいろな素材と一緒に、それは「今動いているお仕事ファイル」の中に引っ越した。

 

ちょうどそのころ、「PROGRAM(プログラム)」というブラックカード会員のための雑誌取材があり、アトリエの撮影にいらしたのが高崎さんだった。広告写真でも有名な方だと紹介された。

彼はオルガン台やアンティークの香水瓶などいくつかのカットを撮り、茶壷香水をスタジオへ持って帰られた。

 

6月に出来上がった雑誌、プログラムを見て、「こんなに素敵にとってもらえるなんて!」と私はとても嬉しかった。以前、他の方が撮った重厚な茶壷香水もよかったけれど、この、すがすがしい透明感のある茶壷の写真はとても新鮮だった。

彼のウェブサイトも見た。private works、繊細な色と光に魅入られてしまった。しかしまったく迂闊なのだが、その段階でもまだ、彼とジュエリーの写真とは私の中で結びついていない。

 

途中フランスに行ってたりして、HP制作はゆっくりと進んでいた。おおよそ構造やレイアウト、文章なども決まってきて、あとは写真をどうするかという段階になった。一番大事な部分がまだ決まっていなかったのだ。

高崎さんは受けてくれるだろうか?と心配だったのだが、どうしても彼にメインのページを飾ってもらいたくてお願いしたら、忙しいにもかかわらず快く引き受けてくださった。

トップの茶壷香水と、「コレクション」など、大きなイメージショットは彼のお仕事だ。ボトルの底を並べた「PARFUM SATORIについて」は、かなり気に入っている。「FOR HIM」もかっこいい。

 

11月、無事アップして達成感とともにHPを眺めているその時、「そういえば・・・」と、彼を紹介してくれた人の話に、そのジュエリーブランドのキャリアがあったのを思い出した。『もしかしてこの写真、彼のじゃないかしら・・・』

確かめようと思いつつ、ずいぶん時間が経ってしまったのだが、今日、ご本人にそのジュエリーのカタログを見てもらったところ、確かにそうだということが判明し、あらためて感動。

はじめに「願い」があって、「出逢い」があった。人と人は見えない縁でつながっているものだ、と思う。

 

結局、作品とか成果物というものは「人となり」が出てくるのだ。また、そうでなくては人の心を動かすようなものにならない。

香水とオードトワレの違い ③ 処方

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Q. 香水とオードトワレなどは、濃度が違うだけなのですか?香水を薄めればオードトワレになるのでしょうか?

A. 処方そのものが違います。

 

名香を鑑賞するとき

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香水の記事を書く時は、昔の記録を読み、資料や本を開き、過去の記憶が正しいかどうか実際の香りを試して確認する。

Chouwari シュワリ ギモーヴ  ホワイト・デー

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さとり「おーや、シュワリのマシュマロじゃないかー」

与一「さとりさまー、これは進化したマシュマロ、『ギモーヴ』というらしいですよ」

L'HEURE BLEUE 1912 ゲラン ルール・ブルー

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「蒼い時」と言う名の香水。1912年。

白いヒヤシンス Hyacinthus 

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別名の「風信子(フウシンシ)」は、春風に揺られて鳴るベルの花をイメージさせる。

Vent Vert 1945年 ヴァンヴェール バルマン

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ピエールバルマン ヴァンヴェール、「緑の風」という名の香水。 1945年(47年という説も有)

If the Shoe fits  レオナール

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ちょっと微妙な珍品。
高級婦人服(という昔風の表現がぴったり)のレオナールから、こんな香水が出ていた。

巨大ラナンキュラス  (Ranunculus)

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「わぁー、これ何?バラ?」いつものお花屋さんで見つけた。

 

沈丁花(じんちょうげ)2 Winter daphne

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あれー、爽やかないい匂いがする・・。と思ったら、やっぱり沈丁花が咲いていた。

葉隠 はがくれ

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「武士道と云ふは死ぬことと見つけたり」

OMBRE ROSE 1981年  ジャン・シャルル・ブロッソー オンブルローズ

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オンブルローズ、「バラ色の影」と言う名の香水。1981年。

くろもじの花 黒文字

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本当に小さい目立たない花だ。

クレープ・シュゼット(Crêpe Suzette)

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フランスの伝統的菓子クレープシュゼットは、いまでは古典的なデザートだ。

灯りをつけましょ ― 桃の花

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♪ あかりをつけましょぼんぼりに、おはなをあげましょ桃の花

ミモザとアカシアの違い  Mimosa  Acacia

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ええっ?ミモザとアカシアって同じじゃないの?どう違うのかな?

 

ミモザ アカシア Mimosa

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新宿高島屋、ルイ・ヴィトンの前から紀伊国屋書店へ向かおうと歩いていた。ふと見ると、あれれ、ミモザがもう咲いている。

 

パフューマー・大沢さとり

「パルファン サトリ」は、フランス調香師協会会員・SATORI(大沢さとり)の香水ブランドです。コレクションはすべてSATORI自身の処方により調合された特別感のある香り。初めて香水を試される方や、外国の強い香水に疲れた方にもお勧めです。日本の気候と情緒に合う、優しくおだやかな香りをお楽しみください。

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パルファンサトリのオススメ商品や関連ブログ記事などをご紹介いたします。

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