Parfum Satori

オランダ便り8 Annindriya Perfume Lounge

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2017年6月10日に、アムステルダムの香水ブティック、「アニンドリアパフュームラウンジ(annindriya perfume lounge)」で、お客様を招いてのイベントを開催していただきました。

ご愛用者様のお話を直接伺えるのは、いつも調香師冥利(みょうり)につきると思うのですが、とりわけ海外まで香水が届き、こうして使って下さっているということが、何より幸せです。

日本からはるばる来たということで、大変歓待していただき、感無量です。関係者の皆様、ご愛用者様に心より感謝申し上げます。


写真の使用許可も頂いたので、遅ればせながらご報告させていただきます。

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昨年は初めてのこともあり、講演会を含めたパフューマーズソワレを開きましたが、今回はカジュアルなギャザリングです。

午後の3時間、オランダ、ベルギーなどから、お客様がつぎつぎとお越しくださいました。


こちらのお客様は昨年からのご愛用者様で、すでにいくつもご購入いただいています。


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今日、お求め戴いた香水の箱に記念のサインをしています。



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こちらのお客様はオランダのジャーナリスト。4年前に日本でパルファンサトリの香水をご購入された後、オランダのウェブマガジンに記事を書いてご紹介くださいました。http://www.mrsanchelon.com/satori-perfume-tokyo/


こちらのお店とのご縁もこの方のおかげ。日本に来るたびにコレクションを増やされ、もちろん、オランダのイベントには毎回来ていただいています。



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6月10日は、また私にとって忘れられない一日になりました。




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こちらのご夫妻とお目にかかるのは初めて。でも、昨年パルファンサトリを知り、会うのをとても楽しみにしていたとのこと。

なんと香水のイメージで、とてもすてきなパフュームブックを作って来てくださいました!




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このページは目次。
ひとつずつの香りのイメージにあう「古い着物の布地」と「香水の写真」をコラージュしてアルバムになっています。

この着物の小切れは、わざわざ日本から取り寄せてくださったとか。こんなに手をかけて作っていただいて胸がいっぱい!!

ブックをよく読む前に、布を見せられて、「このオレンジの麻の葉模様はなんだと思います?」となぞかけ。「ワサンボンでしょう?」というと、嬉しそうに「そうです!ワサンボンです!」とそのページを開いてくれました。

他のお客様も参加して、布地のイメージで香りをあてると、同じ意見が。やっぱり香りをビジュアル化するのは可能なことで、言葉の壁を越えている、と思いました。



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このお客様もいくつもご購入いただいています。こうして直接お礼を言えるのが本当にうれしいです!


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とても興味があって、今日は初めて香りを見にいらしたとのこと。二人とも背がとても高い。



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ショップとサンルームの間にある、ミーティングルームでモニターを使いながら香りをご紹介しています。日本とオランダの交流の歴史や、伝統文化などと、何度も説明しているうちに、どなたに何を話したか混乱してきました!

オランダ語はできないので、英語です(;'∀')。




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並べ方のアレンジなど、ちょっとしたプレゼンの仕方がとてもおしゃれです。

しっかり、発売したばかりのエクラ7月号も置いて下さいました。

渡航中だったので、アマゾンでオランダのショップまで届けてもらいました。
日本のスタッフに送ってもらおうと思っていたのですが、今はネットで注文できて便利ですね。




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日本から緑茶とお干菓子を持っていきました。コンペイトウ、飴、鳩の落雁(らくがん)も、こんな風に飾るとかわいいですね!

今日はそのほかに、ワイン、お寿司、メロンと生ハムなどのスナックも用意されています。


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こちらのお客様は初めて。説明に熱心に耳を傾けてくださいます。後ろには、カナダのお友達に頼まれたという男性のお客様。



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こちらのお客様は、発売当初からのお客様。前回のイベントにもお越しいただきました。
6月3日に発売したばかりの掲載誌、「エクラ(ECRAT)」を一緒にご覧いただいています。




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ショップの方も、お客様が入れ替わり立ち替わり訪れにぎやかです。


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ようやくイベントも終わりに近づき・‥。


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最後はお庭でアニンドリアさんのチームと乾杯です。
「よくやったわ!」と労(ねぎら)っていただきました!

なんだか、小説の一場面に入ったような、自分がここにいてしていることが不思議な気持ちがします。
グラスの向こうに、この仕事を始めてからの道のりが走馬灯のように思い浮かびました。


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アムステルダム国立博物館近く アニンドリアパフュームラウンジ 

☆select Parfum Satori fragrances 
 in Europe at Amsterdam's Annindriya Perfume Lounge

オランダ便り7 アムステルダムからアーネムへ Amsterdam to Arhnem 

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前の日にトラムの乗り方を覚えたので、翌日はドイツ在住の知人に列車に乗って会いに行く。彼はデュッセルドルフに住んでいるので、アムステルダムとのほぼ真ん中の駅で会おうということになった。

目的地は、アムステルダム・アムステル駅から列車で1時間、アーネム(Arnhem)である。10時半にアーネムと言われたときは、これは早く起きなければと覚悟したのだが、遠足の日は早く目が覚めるもの。3時半に寝てきっちり6時半に目が覚めた。


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アムステルダム美術館の前から12番線のトラムに乗って、アムステルダム・アムステル駅へ。列車の乗車賃も、トラムと同じカード(日本のスイカ。パスモみたいなもの)にチャージして使える。アーネムまでの乗車は往復でほぼ5000円くらい。


時刻表や行き先などすべてオランダ語でわかりにくいが、道行く人に尋ねれば、とてもきれいな英語が帰って来る。



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列車は2階建て!もちろん2階に乗った!

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列車の2階はこんな感じ。




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Cannesからモナコは、見えるのは紺碧の海だったけど、オランダの車窓からはのどかな田園風景が広がる。酪農王国だもの。




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運河が列車に並行して延々と続く。光がキラキラしてきれい。


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あとで調べたが、これがなんという運河なのかどうかまだよくわからない。もしかしたらと思う「パネルデン運河」は、なんでもライン川の支流の蛇行を直線化したもので、アーネム近郊にあるというが。


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アーネムの駅は改札がふたつ。どっちで待ち合わせとか決めなかったので迷う・・・。電話が通じて、「僕は青い矢印の方の改札に行った」とか言っているが、両方とも青い矢印だぞ。。。「なんという出口?」と聞くも、彼は英語とドイツ語はできても、オランダ語はあまり読めないらしい。


とりあえず大きな改札に行ってみて、なんとか出合うことができた。




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前日とうって変わって結構さむい。とりあえず食事前にカフェであったかいコーヒーでも。と入ったところであっという間に2時間しゃべり続け、もう1時になってしまう!


彼はケミカルの博士なのだが同時に営業畑にもいた人で、今は自分の会社を経営している。一般的な世間話はあまりしない。互いに興味のあることについてあーでもない、こーでもないと言いあうのである。(これを世間話というのだろうか?)8年前から、アルコール類のミュゲケミカルのことはずっと話題の一つになっている。

場所を変えてランチにいく。


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せっかくアーネムまで来たというのに、月曜日の今日はオランダの祭日で、街のレストランは結構閉まっている。じゃあ、ここにしますかということで入ったレストランはすっごくカントリーな雰囲気。まあ、会って話すっていうのが目的だから...。


しゃべりにしゃべって、あっという間に3時半。4時の列車に乗って帰るので、「じゃあ、また来年ね!」というような感じでアーネムの駅で別れる。

2年半ぶりくらいに会ったのに、久しぶりという感じもなかったので、また次に会うときはこの続きの感じでスタートするんだろうな、と思う。

結局、5時間、何も見ないでただ話しただけ。



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彼はドイツに。おそらく隣のホームのこの列車だった(ような気がする。)



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改札口のほかに、中の機械でもチェックインしないと列車には乗れない。アーネンではここでチェックインするようなのだが...。黄色い列車だから、黄色い方でいいのかな?通りかかった学生さんに使い方を教えてもらう。



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アムステルダム行きは1時間に1本。帰りは16時1分の列車に乗って帰る。ただ乗ってきて帰っただけ、のようなものだが、まだ歩いたことのない土地を踏んでみたい、その一心である。

後で思えば、アーネムから少し先に行ったらもう国境を超えるので、ドイツにも一歩を標(しる)したかった。



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最近の風車はハイカラだね。今度は昔ながらの風車も見に行ってみたい。あとでわかったのだが、アーネムにはゴッホ美術館があり、あまりしられていない作品があるそうだ。



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キヨスクは世界共通語だったんだ!もとはペルシャ語のクシュク(kušk)だって!


オランダの人はおおらかで温かいとよく言う。

オランダは「子供の幸福度が世界一」だという記事を読んだ。子供の頃の幸せが、大人になってからのおおらかな気持ちを育てるのかな、と思う。







☆移転のお知らせ

新住所にお引越しいたします。新しいアトリエでお待ちしております。
7月8日(土)~10日(月)まで休業、オンラインは休まず受注いたします。

 <新住所>
 東京都港区六本木3-6-8 Ours 2F
 パルファンサトリ
 
 新しい場所の地図は7月10日より掲載します。


オランダ便り6 トラム Amsterdam tram

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アムステルダムのトラムに乗ってみる。

トラムって路面電車のことだよね。昔から都電ってとても好きだったけど、今は東京ではほとんどお目にかかれないから、こうして海外でトラムに乗るのはとっても楽しい。

道路の真ん中に、少し盛り上がったTramhalte(トラムハルト)という停留所があるのも都電を思い出させる。小学校の時、乃木坂上から信濃町駅まで都電に乗って通ったっけ。


こんなとき、「自分は昭和世代だなあ...」と思うのだが、元号も新しくなることだし、これからは「私は20世紀の生まれである」と言おう。

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さて前日、カード(スイカ・パスモのようなもの)を買うのに、仕事先の方についてきてもらった。

オランダ人の彼女は、私の日々のフェイスブックを見て、とっても面白がる。
現地の人にとってごく当たり前のことを、私が珍しいものとして写真にアップするのが新鮮なのだそうだ。こんな風に日本人には見えるのかってことが。

カードはスーパーの売店で購入して、機械でチャージする。お店の人は、5年間有効と言っていたので少し多めに入れることにした。




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そして今日はトラムに乗って、アムス在住の方に勧められた中華料理店に行くことにする。

アムスのトラムは初めてなので、アムス駐在の別の知人と一緒に乗って、連れて行ってもらう。

カードを持っていなくてもトラムの中に車掌さんがいる窓口があり、現金で切符を売ってくれる。ワンマン運転のトラムもあるので、路線によって違うのかもしれない。




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なにしろ駅名と発音がオランダ語ではおぼつかないので、アルファベットをほぼ図形で覚えるような状態。車内の電光掲示板を確認しながら、降りる駅を待つ。遠足気分でなんか楽しい。



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降りたい駅の手前で緑のボタンを押す。これは日本のバスと同じ。

トラムを乗るときと降りるときに、この赤いところにカードをタッチする。
日本では、都バスは全路線一律料金なので、カードをタッチするのは乗るときだけだけど、アムステルダムは電車のように距離によって運賃が異なる模様。



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 フラットの最寄駅(corn,schuytstraat)から2番線トラムにのって3つ目(Leidseplein )で降り、少し歩くと運河が見える。この風情(ふぜい)、異国情緒たっぷりである。

この、駅名のストラット(straat)がストリートという意味だとだんだん理解する。



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ここがお勧めのお店。わあ、本格的な中国っぽい。連れの彼女はオランダ語より中国語の方が得意なので、中国語でオーダーしてくれる。

私たちは普通に料理をいくつか注文したのだが、こちらがぱくついている間も、他のテーブルでは、料理なしで延々と飲んでいるという人も多い。

彼らはどうも北京ダックを注文しているらしい。揚げるのに時間がかかるのか。揚げたてのダックなら美味しいに違いない。なんか粋じゃん。。。他の料理も美味しかったが、そういえばここは北京ダックが評判だって教えてもらったのだった。

私たちも「次回はここでダックだけを食べて飲んだあと、また別の店へ梯子しようよ」と話し合うのであった。


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フランスに比べると、オランダの夕食開始時間は割と早め。パリでは9時から食事というのも珍しくなかったが、ここは普通に7時くらいから始まる。

で、食事のあと外へ出ても夏の日は長く、9時過ぎでもまだこの明るさ。アムステルダムの北緯は樺太(からふと)と同じ。もっとも日が長い夏至(げし)の日没は10時7分である。白夜(びゃくや)にはならないが、日の出は朝の4時なので、わずか6時間後にはまた日が昇る。



今日は珍しく昼は30度を超えたが、夕方になって(時刻は夜だが)風が冷たくめっきり寒くなった。

しかし、このまま帰るのももったいない気がして、軽くカフェでワインを飲む。沈む前の太陽のきらめきがグラスに反射して、アムステルダムの日が暮れる。



比較的安全なアムスとはいえ、暗くなる前には必ず帰るように言われている。しかも、アムスの日が沈むころ、東京の夜が明けるので、部屋に帰ったら即、ネットで仕事が始まるのであった。





オランダ便り5 フォンデルパークの動物たち Vondelpark Amsterdam

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ここ、フォンデルパークには鳥が多い。初めて見るような鳥もたくさん。この鳥は飛ばないみたい。くちばしのところが赤い。写真で調べたところ、バン(Common Moorhen)という鳥らしい。赤い口元と、黒い体に混ざった白い羽がなかなかおしゃれで人目を惹く。


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この白い大きな鳥はばっさばっさと低空飛行。右下のバンの周りを飛び回り、威嚇しているように思ったが、ただ単に小魚を狙っていただけなのかも。アジサシの仲間のよう。


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こちらはダイサギ。グレーの羽でまるで老人のマントのよう。じっと物思いにふけっている。望遠レンズがあったらなあ。


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この鳥はとってもきれいな白とブルーのツートンカラーで、黒い頭に尾が長い。そっと近づいて撮ろうと思ったのに、飛んで行ってしまった。残念!!オナガかなあ。それにしては青い色がとっても濃かった。


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犬もとても多い。池に飛び込む大きな水音が聞こえたかと思ったら、ワンコがゴムボールを拾いに飛び込んだのだった。すっごい水を散らしながら走っている!



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このワンコは、なんとなく海外児童文学の挿絵にでてくるような感じ。お利口そう。



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動物じゃないけど。。。

今日は、日曜日で子供たちもいっぱいだから、魔女も魔法を教えに来ているんだわ。「さあ、こっちにおいで!呪文を教えるよ!!」

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もう一人の魔女、じゃない美女。こちらは公園のフェスティバル会場でシャウトするきれいなお姉さん。舞台の周囲にはカメラ小僧ならぬおじさんたちががっつり取り巻いている。むしろこっちのギャラリーがアニマルかもねー。








オランダ便り4 フォンデルパーク Vondelpark Amsterdam

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ここ、フォンデルパーク(Vibdekpark)は、アムステルダム最大で、最も有名な市立公園。

私が滞在したフラットからは徒歩3分、アムステルダム国立美術館からもすぐ近く。入り口を入ってすぐ前の大きな噴水を目印に、「ここへ帰ってくればわかるよね~」などと横目にみながらぐるっと周囲をまわることにした。


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何度もしつこいようなのだけど、フォンデルパークはオランダにおける私の新宿公園のような場所に違いない!

と思ってワクワクして来たのだけど...。
行けども行けども、緑と水がたっぷりとした景観で、とにかく広い。

ここは確かに公園だけど、むしろ自然の田園的な感じである。1時間歩いても、ほんのちょっぴりしか踏破してないのではなかろうか。

新宿御苑も広いと思ってたけど、多彩に富んでコンパクトにまとまっている。日本庭園あり、イギリス式、フランス式、里山など、うまく組み合わされてまるで「幕の内弁当」みたい。


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芝生に腰を下ろしてちょっと休憩。今日のおやつは、家で炊いたおにぎりと、メロンとオレンジジュース。

このメロンは、フラットの近くの果物屋さんで買った。オランダでもカットフルーツがあるとは思わなかった。甘くてとってもジューシー。


芝生の間から顔を出しているのは、白い小さな菊。カモミールではない。パリでもカンヌでもよく生えている、ありふれた雑草だけど、可愛い。


みんなゴロゴロしているので、私もリラックス。

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『うわー、シャボン玉だ。゜○。。。』
なんて振り返り振り返り、眺めているうちに奥へと入り込み・・・。



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緑の中にかかる美しい橋。橋の上から流れをみているときは余裕だったのだが、
池や川がたくさんあるので、歩くほどに場所がだんだんわからなくなってくる。


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なんか、さっきもここに来たような気がするが・・・。6時が待ち合わせなので、そろそろ帰ろうと思ったのに方向感覚を失って焦る。



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公園の案内所にいたのは老夫婦。珍しくあんまり英語わからないみたいだし、私も焦っているので、

「あのー、わたし迷子なんです」
「どこに行きたいの?」
「お家へ帰りたい」

と、まるで幼稚園児のような会話になってしまう。

一応、地図上の自分の場所を指し示してもらい、なんとなくわかった気がして出口へ向かうも。。。


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公園の出入口は全部で8つ。

中をうろうろしているうちに道に迷い、どのゲートから入ったのかわからなくなってしまう。ちょっと出ては外の景色を見て、違えば戻り、道に沿って順番に出てみては、と繰り返しているうちに、ようやく見覚えのある噴水が!!


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わーよかった!4つ目でようやく元のゲートに戻ることができた。

やれやれ、この広さ、甘かったわあ。。



オランダ便り3 アムステルダムの街 Amsterdam

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南仏からオランダ、アムステルダムへ移動。約1000kmの距離である。

6月のこの時期、日没(にちぼつ)はカンヌが夜9時だったが、アムステルダムはさらに遅く夜10時、かなり北にあることがわかる。

皆、暗い冬を取り戻すかの様に、夏の光を浴びて長い一日を外で過ごす。

アムステルダムは王宮を中心として、運河が玉ねぎのように幾重にも取り巻いている。東京なら、皇居をお堀が囲んでいるような感じとでもいおうか。



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私が滞在したのは、アムステルダム国立美術館のすぐそば。お取引先の香水店(アニンドリアパフュームラウンジ)からも近い。さらに、徒歩3分のところにはフォンデルパークという(まるで新宿御苑のような)大きな公園の入り口もある。まさに理想的なロケーション。


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街の雰囲気はカンヌ、モナコの底抜けの明るさとももちろん違い、またパリの華やかさとも違う。落ち着いた外観の建物が並ぶ、シックな街並みである。


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それまではフランス、イギリス、ドイツに比べ関心の薄かったオランダだが、一昨年から取引が始まって、歴史本などを読んだりしている。

しかし、歴史、芸術、商業など、にわか勉強ではとても追いつかない。思えば鎖国の時代から日本とはかかわりが深く、友好関係にあったので、もっとよく知りたいと思っている。


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こんなかわいいお屋敷を見ると、童話の世界を思い描いてひとり小芝居などしてしまう。

17世紀、ここは比較的裕福な商人の家。

ファン・ロイスダールは、新しい若い取引相手を午後のお茶に招く。「シャルロッテ、こちらはヴォルフさんだよ。ご挨拶をしなさい」「はじめましてヴォルフ様」「はじめましてシャルロットさん、なんとお美しい・・・。」と差し出された白い手を取り軽く接吻をする。。「お父様、私、ヴォルフ様にピアノを披露いたしますわ」

とかなんとか、本当のところ当時のオランダの風俗や習慣などはまったく不確かであって、歩きながら浮かんだ、単なる妄想である。。


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私は新しい場所に来たら、まず家の周りを歩くことから始める。家に戻ったら、その日歩いた「通り」の写真、地図を一致させる。

そうして今いる位置を確かめつつ、バス、地下鉄、トラム、列車などその地域の公共機関などを使い行動半径を広げていく。

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似たような建物と曲がり角なので、帰り道を迷いそうになる。そんなとき目印となったのがこの赤いバラ。素晴らしい香りがあたりに漂い、家へと導いてくれる。
グーグルマップをを使えば簡単なのだろうけど、いまだにアナログである。


同じアムステルダムでも、郊外に行けばまた異なる雰囲気を持つに違いなく、それはまた少しずつ足を延ばしてみたいと思っている。





【オランダでも売れています!】Annindriya Perfume Lounge

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「ボンジュール」から「グーテンターク!」

オランダ、スキポール空港まで車で迎えに来ていただき、アムステルダムの香水のブティック「ANNINDRIYA PERFUME LOUNGE(アニンドリアパフュームラウンジ)」に到着しました。お取り扱いいただき始めてから約1年半、今回で2度目の訪問になります。



ソファもあるおしゃれなサロンと、ミーティングルーム、中庭に面した明るいサンルームからなる広々とした店内には、プレステージでニッチな香水が並んでいます。


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到着したときに、まさに「ハナヒラク」と「イリスオム」2件の電話注文が入り、お店の方がデリバリーの準備をしてくれています。

こちらのお店はブルーのラッピング。


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どんな方が私の香水を使ってくださるのか、想像するとワクワクしてきます。
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ちょうど渡仏中の6月3日発売の『エクラ』7月号にてご紹介いただきましたので、プロモーションのために南仏やアムステルダムに送ってもらいました!
いまはアマゾンで注文すれば、DHLで届けてくれるのでとても便利ですね!

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店内のほかに、明日のインタビューと明後日のイベントに備えて、中庭に面したサンルームとミーティングルームの2か所に、パルファンサトリの香水を展示しました。

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去年と同じ、お店の前のベンチで記念撮影。

タンポポの種が飛んで行くように、いろいろなところに、こうしてちょっとずつ根を下ろしていきたいと思っています。



アニンドリアパフュームラウンジ➤annindriya perfume lounge


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エクラ 7月号】              
"大人のたしなみ、夏の「品格」フレグランス"(P,139)にパルファン サトリの「紺白‐Kon Shiro-」が掲載されました!

ニース空港からスキポール空港へ NICE to Amsterdam Schiphol

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南仏のニース空港から、オランダ、スキポール空港へ。
まだ南仏のことも書き終えていないのに、もうすでにアステルダムへ来ている。

この日、カンヌを出て車で30分、ニース空港へ。いつも思うけど、シャルルドゴール空港と違って、なんとなくのんびりムード。


距離は近いがフランスからオランダへと国を移動するので、ちょっぴりだけど今回はフランスで購入したものの免税手続きをここでする。

免税の窓口はどこかと探すと、機械があって、お店でもらった免税書類のバーコードをかざすだけ。書類もそのまま持っていてよい。「え?これで終わり?」

最後がシャルルドゴール出発のときは、窓口で並んで職員のハンコをもらって、封筒でポストに入れたりしたのだけど、今回はまったく簡単だった。すべての空港でそうなのか、ここだけなのかよくわからないけど。




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昔は恭(うやうや)しく郵便で航空券が送られてきて、無くさないように大事に持ち歩いたものだけど、最近ではメールで来たEチケットを印刷、今回はチェックインもスマホで出来て搭乗券はなし、あとはQRコードをかざすだけだ。

ほんの1年でもシステムがどんどん進んでいるので、ついていくのが大変だ。



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今回も、予約したときはAF(エアフランス)の便名だったけど、コードシェアで実際はKLM(オランダ航空)の機体だった。

そのせいなのか、搭乗口に並んでいる人たちもとても背が高い。私はまるでガリバーの巨人の国に来たみたい。190センチ当たり前って感じ。




オランダの男性の平均身長は世界一、女性は世界2位だとか。

それなのに、機内の座席は小さいので、みんな足を折りたたむようにして乗っている。
隣の男性に聞くと、やはりオランダ在住だそう。




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降りてから荷物を受け取るところまでが結構遠い。

前回も思ったのだが、ニース空港からスキポールに来ると、いきなり英語が聞き取りやすくなる。そのことをオランダの人にしたら、

「彼らは訛(なま)っているからね!」

オランダ語の駅名や行き先案内とかにはちょっと困るけど、言葉はどこに行っても、かなりのお歳の方でも英語が通じる。話しかけて尋ねると、丁寧に教えてくれるので安心。


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アムステルダムはパリともカンヌとも異なるテイストで、特にフラットのあるこのエリアはシックで落ち着いた雰囲気。おとぎ話の中みたい。


飛行機であっという間に別世界に来ると、まるで映画のシーンをワープしているみたいな気持ちになる。



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フラットのすぐそば、風に乗って、赤いバラから強い香りがする。まだ、夢の続き。。。



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マティス美術館 ニース Henri Matisse

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「ハイ!Satori, 今日はピクニックに行かないか?」

実はこの月曜日はフランスのナショナルホリデー。5月の末から6月にかけては結構、祭日があったりして、思いのほか仕事にならない。出張前に、オランダの祝日は調べてきたのだけど、フランスのはうっかり忘れていた。



毎年、もうちょっと遅く来るのだが、今回はパリのポップアップストアの関係で渡仏を前倒ししたところ、日本で言うゴールデンウィークに重なってしまい、会いたい人は海外へ、あるいは日本にと、入れ違いだったりしている。

逆に、私にとってのホリデーも多く、今回は美術館巡りなどできてうれしい半面も。

Cannesからニースは車でわずか30分ほど。この日はカンヌの友人と、ドライブしながらニースのピカソ美術館へ連れて行ってもらう。




と思ったら、月曜日は休館日。ええー、祭日なのに休館?日本ならそんな時は火曜日が休館になるのに。。。

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とりあえず、ピクニックのお弁当はニースの小さな市場で買う。焼きたてのバゲットと、アンチョビ、小さなタコのマリネ、チェリー。簡単な食材を買ってマティス美術館のある、アレーヌ・ド・シミエ公園(Parc des Arène de Cimiez)に向かう。


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一昨年はシャガール美術館に行った。とてもよかったが、そのときはもうシャガールだけで胸がいっぱい。他のところに行く気がしなかった。


今回のマティス美術館はそのシャガール美術館のすぐ近く、シミエの丘を上がったところである。



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マティス美術館を囲むような、アレーヌ・ド・シミエ公園(Parc des Arène de Cimiez)の駐車場前には、シミエ・フランシスコ修道院がある。


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これがアメリカの「サンフランシスコ」の語源になった、という歴史ある教会なのだが、今回はスルーしてしまいとても残念。中には有名な「ピエタ」がある。



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ここもオリーブの林がある。ルノアールの家のオリーブより小さいけど、密に植わっていて本数も多い。



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先にこっちに来てたら、もっと感動したと思うんだけど。。。ルノアールの庭の木のほうが風格があったから。

古いオリーブって素敵な木だ。




ベンチに座ってお弁当タイム。バゲットとアンチョビマリネが最高においしい!


到着したときは腹ペコだったので、フォービズム(野獣派)と化してランチにありつくのだった。(意味不明)

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公園の中でお弁当をのんびり食べた後、美術館へ向かう。赤く彩色された建物は、昔はホテルだったそう。



ふーん、なんか、イメージとちょっと違うけど。ここがマティス美術館。


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中に入ると手荷物検査があって、わりに厳しい。と思ったら意外にサンパな警備のお人、

「どっから来たんだ、ジャポネか、俺は日本が一番好きだ!」

などとニコニコしながらおっしゃる。
『わー、いいひと~!』

とか思ったら、次に入場する若い女性にも、
「イタリアから来たの?俺はイタリアンが一等好きだぜ!!」

などとこっちを見ながらニヤニヤ。みんなに言っているのね、いっぱい喰ったわ((笑))


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えーと、中の絵は3つくらい素晴らしいと思うものがあった。
私の好きだったのは裸婦のデッサンと、椅子に座る女性のデッサン。


ほんの一本の線が、女性の二の腕の柔らかさを、そして腰から腿にかけての豊かさを、「視覚」である絵なのに、「触覚的」に訴える。

あと、裸婦の彫刻。真っ黒い塊が横たわり、筋肉の強さ、しなやかさを感じさせる。


女性の体の美しさ、とりわけ「脂肪の乗った丸み」がとても魅力的ということを、南仏で再認識する。

美術館自体の作りが広く天井が高く、そして静かで、すぐ近くで見られるということも、作品を鑑賞する環境としてとても心地よい。


部屋は時代、テーマごとに分かれている。

ある部屋では、なんだかスーラにも似てるし、Renoirにも似てる、タッチの違う絵がいっぱいあると思ったら、若いころに有名な作家の作品を模写した時の習作だそう。そういえば、コピーの部屋とか書いてあったっけ。


謙虚に学び、受け入れ、自分のものに消化していく。



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建物の外、公園の中にはローマ時代の円形闘技場や浴場跡の遺跡が残っている。ヨーロッパは石の歴史だなあと思う。



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兵(つわもの)どもの夢のあと、か。


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古いサイプレスの木立を抜ける。カンファーに甘くバルサミックで濃い緑の香りが混ざり合う。


この木の香りを見るたびに思い出す、アガサクリスティの「サッド・サイプレス」という原題を持つ、「杉の柩」は私の好きな小説。ポワロも登場するロマンティックサスペンスである。

若いころから、この小説の中の光景を思い浮かべていたから、欧州に来れたのかな、とか思ってしまう。



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石積みの階段にも、温かな色合いとリズムがある。公園から教会へ続く。


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外へ出ればまた南仏の明るい日差しがいっぱいにさして、祭日のこともあり子供たちのにぎやかな声が響く。

ちょっと走ればもう海。




夢のような南仏の一日が、走馬灯のようにまた過ぎていく。















「ルノワールの家美術館」Cagnes-sur-Mer

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南仏カーニュ・シュル・メール(Cagnes-sur-Mer)の丘の上、「ルノワール(Renoir)の家美術館」に行く。少女趣味的独善による私的な見解を述べてみたい。




特徴的なくちびる、やや扁平な丸い顔、豊かな腰。

なぜ後半のルノアールの作品のモデルの顔が似ているのか、ここにきてようやくわかったような気がする。


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この日は「ルノアールの家」美術館の、たまたま月一回の無料入場日。



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ルノアールが晩年を過ごした家。まず、アプローチから始まる、大きな古いオリーブの林がとても素晴らしい。


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「このまま絵にしたらいいだけ」(もちろんそうじゃないけど)、というような気もしてくるくらい、柔らかく明るい光と色の美しさ。。。


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ここが彼の建てた家。

成功したルノワールは、健康のこともあり南仏に土地を買い、ブルジョワジーの雰囲気を持つこの家を建設した。家自体はまだ100年余りのもので、古いとは言えないが、さらに2013年にリニューアルされた。



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外からみた窓を、中から見たのが下の写真。


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リビングの窓から、遠く海が見える。バラ色の、なんて幸せな空間。生前の家具をできるだけ忠実に再現しておいてあるそうだ。



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1階には彫刻家のリシャール・ギノ、ルイ・モレルとコラボレーションの作品が並ぶ。とても迫力がある。


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作品の特徴の一つ、腰から臀部にかけてのおおらかな線。どっしりとして暖かく、母性的で強い。


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これはRenoirの最後の妻、アリーヌ夫人の胸像。豊かな胸、やや反った唇、ふっくらとした面立ち。



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彫像の多くはこの反った唇を持っている。息子にもそっくり。


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とても美しい建物。白い階段には光が満ち溢れている。


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生前のアトリエも、イーゼルや道具とともに公開されているが、主人公なしでは、(痛ましくて)写真を載せることができない。


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この少女はアリーヌ夫人によく似ていると思う。


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この家は小高い丘の上に建てられており、テラスからはカーニュの街と、向こうに地中海が臨(のぞ)める。海から吹き上げる風もフレッシュで、リウマチを患っていた晩年のルノアールにはよい気候だったに違いない。





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暮らしを垣間見える「ルノワールの家」
このリビングには、愛と幸せがあるように思う。

「私もこんなおうちに住みたい」という少女趣味的独善。

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どの部屋も、明るい淡い色合いの光で満たされている。ルノワールはポスト印象派、とも言われるそうだが、この家全体が印象派だと思う。

研究者でないから、あくまでもイメージによる見解。

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ビーナスのこの唇に、庭でも会った。扁平な顔と、共通にみられる特徴。ルノアールにとって、最後の妻は最愛の人だったのだと、ここへきてひとりロマンチックに思っている。

それまで、ルノアールの柔らかいタッチは好ましいものの、なぜ彼の描く女性が、彫りの深いいわゆる西洋美人タイプではないのか?そしてなぜ、それなのに人気があるのか、がちょっと不思議だった。

でも、この地に来てこの暖かい母性、豊かさ、素朴なゆえの美徳、というものが少し腑に落ちた気がする。顔は、南方の血が入っているのだろうか。息子の写真も飾ってあったが、お母さんにそっくり。




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作り手としては、「作品」を見てもらいたいのであって、その「生活」を死後にあれこれいじられたくないという気持ちがある。


だから作家の作品はみたくても、彼らの日常を覗(のぞ)くのは気が引ける。とはいえ、この暮らしを見たからこそちょっとだけ作品に近づいた気がするのも確かなのである。



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ルノアールの作品の中にもある農家の裏手。中では息子が撮った映画が上映されている。
(記憶ではそうだったと思う。)


名物はその地で味わうべきというが、やはりルノアールにしても、シャガールにしても、(ロゼワインにしても)、南仏の光と空気の中で見るのが最も気持ちに訴えると思う。





ビバ!フランス!









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